
TVアニメ『天は赤い河のほとり』ウセル・ラムセス役:斉藤壮馬さんインタビュー|あれこれ試した最初の収録、アプローチの仕方を変えたディレクションとは?
1995年から連載され、絶大な人気を誇る篠原千絵先生の歴史ファンタジー漫画『天は赤い河のほとり』。2026年7月7日よりTVアニメの放送がスタートし、古代オリエントのヒッタイト帝国を舞台にした壮大な物語が幕を開けました。
そして、ついに第2クールに突入! アニメイトタイムズでは、ウセル・ラムセス役・斉藤壮馬さんにメールインタビューを実施。第2クールで初登場となる、自由奔放なエジプト軍の勇将・ラムセス。深く関わっていくユーリ、そして最大のライバルとなるカイルとの関係性や、第2シーズンの見どころについて語っていただきました。
原作の要素を一つひとつ丁寧に
——『天は赤い河のほとり』は、1995年より連載が始まり、2018年には宝塚歌劇で舞台化、そして令和に待望のアニメ化を果たしました。斉藤さん自身、本作をご存じでしたか? 原作や台本を読まれた際の第一印象を教えてください。
ウセル・ラムセス役・斉藤壮馬さん(以下、斉藤):オーディションを受ける際に初めて知りました。古代オリエント世界を舞台にした壮大な叙事詩でありながら、ユーリ、カイルを中心としたそこで生きる人々のヒューマンドラマでもある……こんなに素敵な作品に今まで触れてこなかったのがもったいない!と素直に感じました。
——少女漫画の金字塔とも言える本作は、古代オリエントという壮大な歴史ロマン、現代から召喚されたユーリの成長物語という複数の魅力ポイントがあります。斉藤さんから見た、本作ならではの魅力を教えてください。
斉藤:もちろんたくさんの魅力がある作品ですが、個人的には自分が世界史履修者だったので、史実とフィクションのバランスが絶妙だなと感じました。それこそ声を担当させていただくラムセスなどは、まさにですよね。現実と虚構が交錯するところに新たな物語は生まれるのだな、と思いました。
——ユーリ、カイルと深く関わるラムセスですが、斉藤さんから見たラムセスはどのような役どころだと感じましたか? また、ラムセスという人物をどのように捉えて演じられましたか?
斉藤:作品を拝読していて、特に好きなキャラクターが何人かいるのですが、ラムセスもその一人です。飄々としているようで野心家でもあり、けれど物事を俯瞰で見ている側面もある。
文字で書くと一見矛盾しているようですが、ラムセスはそういった複合的な要素が絡み合い、それでもどこかカラッとした雰囲気をたたえているのが不思議な人だと思います。
——ラムセスを演じる中で、ユーリとカイルにはそれぞれどのような印象を抱きましたか? ラムセスとユーリ、ラムセスとカイル、それぞれの関係性の魅力についてもお聞かせください。
斉藤:ぼくがどう感じるかというよりは、ラムセスが二人にどんな感情を抱いているのかを大切にできればと考えました。とはいえ、ラムセスはけっこう自分の気持ちを言語化しているんですよね。
それが本当の本心かはともかく、ユーリについては「自分、王の隣にいるに相応しい人物」、カイルについては「一人の人間として彼には負けたくない」というようなニュアンスで言及していて。
まずは原作にある要素を丁寧に拾っていこうと決めていました。



























