
みんなの制服が想像どおりなのに想像を超えてくる衝撃! やっぱり制服回って良いな『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』#72に思わず「かわいい」って言っちゃった話【レビュー】
塀先生が描く、令和の“読むアルコール”こと『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』。チャンピオンクロスで連載中の本作ですが、今回更新の「#72」の可愛さがあまりにもズルいことはみなさんご存知でしょうか。
今日も今日とて映画鑑賞中のぼたん、郡上先輩、アンの3人。ひょんなことから自身がかつて袖を通していた制服を着ることになって、もう大変。
だってあまりにも全員の制服姿が解釈一致なのに想像を超えてくる可愛さをしているんです。こんな瞬間を垣間見ちゃって本当にいいんですか!?
普段から可愛さやエモーショナルもりもりの『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』ですが、今回は体感5割増(筆者調べ)。本稿では「#72」をレビューしますが、まだ本編を読んでいない方は今すぐチャンピオンクロスをチェックだ!
脱法!(作中より引用)
さて制服とは、学校や会社、組織などで定められた在籍者が着る服のこと。基本的には統一されており、組織ごとに特色あるデザインとなっています。
学校、特に日本の高校においては制服を目当てに志望校を決める、なんて瞬間もあったような気がします。筆者の地元にも「有名デザイナーによる県下一の可愛さ」を謳う制服を備える学校があり、いつも倍率が高かった印象です。
何が言いたいかというと、統一感の中にある絶妙な個性が制服の素晴らしさなのです。ブレザーひとつとってもリボンだったりネクタイだったり、濃紺だったり茶色系統だったりと、少しの違いが大きな魅力となるのです。
だからこそアニメや漫画、映画などに登場する制服はキャラクターのアトリビュート的な存在にもなり得るし、読者が言うのはおこがましい言葉ですが「解釈一致」「解釈違い」が出てきてしまう。キャラクター構築における非常に重要な一要素となります。
今回の「#72」を見てみましょう。青春映画の話から制服を着てみることになった大学生(大学院生含む)ぼたん一行。郡上先輩は「何かの罪に問われたりしない?」と不安げですが、ほかの寮生も誘って後日、制服ファッションショーがスタートしました。
参加者はぼたん、郡上先輩、アン、ジンラン、いぶきの5人。見てください、ぐじょせん(郡上先輩)の制服! ワンピースタイプですって! 素敵! 脱法!(作中より引用) えっち!(作中より引用)
『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』は、塀先生による衣装設計も最注目したい作品。単行本の幕間にはキャラクターごとの緻密な設定が記載されており、並々ならぬこだわりを感じます。
そんな塀先生が制服を描いちゃったらこんなに素敵になりますよ。だって見てください、みんなの制服の型を。ぼたんはブレザーですよね、なんでかわかりませんが、ぼたんはブレザーでなければいけないと思っていました。アンはギャルっぽくシャツにリボン、腕まくりスタイル。いぶきとジンランは王道のセーラー服ですが、それぞれの特徴があります。
ジンラン曰く、台湾の大学には制服デーというものがあり、高校の制服を着てくる日があるのだとか。高校を卒業してなお着慣れている雰囲気があるのは制服デー由来なのでしょうか。
そんなジンランを前に、郡上先輩も一言声をかけようとしますが、先手を打ったのはジンラン。「かわいいって言えっ」ですって! そりゃあぐじょせんもあんな顔になります。ちょっと可愛すぎるもんね。
せっかくなのでこのまま映画鑑賞することになった5人。飲み物を取りに行くいぶきとぼたんですが、いぶきもぼたんの制服姿が気になっている様子です。
二人きりになったので、もうぼたんもブレーキをかける必要がありません。いつもどおり無意識に挑発(?)してきたいぶきの耳元に寄って、小声で一言「かわいいって言え」。ごごごご語尾にハートがついてるぜ!? やはり今日もつよつよ強者な上伊那ぼたん……。
最高級でシルキーな可愛さといちゃいちゃが味わえる今回の『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』。連休も終盤ですが、今夜は「#72」とともにちょっとだけ酔ってみるのも良いかもしれません。
【文:西澤駿太郎】




























