
秋アニメ『薬屋のひとりごと』第3期 悠木碧さん×大塚剛央さんインタビュー|舞台は西都へ。難読漢字に「そうは読まんやろ」!?
日向夏先生による同名小説を原作としたTVアニメ『薬屋のひとりごと』。第3期では舞台を後宮から市井へと移し、国全体を襲う蝗害や、謎の仙女・白娘々の登場など、これまでにない規模で物語が動き出します。
今回、猫猫役の悠木碧さんと壬氏役の大塚剛央さんにインタビューを実施。皇弟としての立場が定まった壬氏と、なかなか変わらない猫猫の距離感、そして独特な読みに苦戦するアフレコ現場まで、たっぷりとお話を伺いました。
後宮から西都へ。広がる世界と積み重なる伏線
──第3期は国を襲う大きな災害が描かれるなど、これまで以上にスケールの大きさを感じます。脚本をご覧になったときの印象はいかがでしたか?
悠木:今まではずっと後宮の中や外廷を中心に、猫猫の周りのことが描かれてきましたが、今回はさらに西都まで足を延ばします。国全体の大きな災害に立ち向かう中、楼蘭(子翠)から引き継がれたものも絡んでくる。壮大さもちゃんと加わりながら、これまで築いてきた緻密さも積み重なった上で繰り広げられる第3期として、また新しい『薬屋』を楽しんでいただけそうだなと思っています。
──伏線が繋がっていく感覚もありますね。楼蘭が壬氏に手紙を渡していたところなど。
悠木:そうですね、手紙のところ。今回は今後茘の国を襲うかもしれない蝗害に対策していくというお話が出てくるんですけど、そのきっかけは楼蘭から壬氏が託された手紙で。子翠(楼蘭)虫が好きでとても詳しかったので、そこがちゃんと受け継がれている部分だなと思います。
ほかにも、第3期は今までのキャラクターたちがさらに深掘りされるようなお話も結構あります。積み重ねて見てもらった方には、より楽しんでもらえるんじゃないかなと。これまでのおさらいをしてくれるシーンもたくさんあるので、3期から見るという方も安心してほしいですね。
──大塚さんはいかがでしょう。
大塚:第2期では子の一族の反乱がありましたが、悠木さんがおっしゃるように、基本は後宮や、茘の国の中でのお話でした。それが今度は、「もし隣国との戦争が起きたらどうなるのか」というところまで踏み込んでいくんですね。外交、政治的な部分も含めて、物語の中の世界が、スケールが広がっていく期待感みたいなものがあると思いました。
──壬氏は皇弟であることを明かし、立場も環境も大きく変わりました。第3期で演じるにあたって意識したことはありますか?
大塚:演技プランは、そんなに変わっていないです。引き続き『薬屋のひとりごと』というお話の流れがあるので、壬氏と物語の流れに寄り添って演じています。でも、第2期で壬氏が自分の立場への覚悟を決めたことにより、ひとつ道は定まったとはいえ、今までよりも自由に行動できなくなったことや、皇弟としてやらなければいけないこと、向き合わなきゃいけないことが増えてきました。そこに対しての壬氏の向き合い方の変化、は念頭に置いて演じています。
第3期は、壬氏としてよりは皇弟・月の君としての物言いも多いんですよね。その時々の壬氏の立ち振る舞いを台本から読み取り、皆さんとの掛け合いをしつつ、「いったい、今、壬氏は何を考えているんだろう」と毎回頭を悩ませています。
──悠木さんは、そんな壬氏と猫猫の関係性に変化を感じますか?
悠木:猫猫から見たふたりの距離は特に変わっていないんです。壬氏から勝手に距離を取られたり近寄られたりしているだけだなって(笑)。猫猫はブレないので、仲良くなったかなと思っても、ちょっと距離が離れたかなと思っても、彼女自体は変わっていないというつもりで演じています。
ただ、作品全体として見たとき、壬氏が皇弟を名乗ったことは、その近くにいる猫猫にとっても大きなきっかけになっているんですよね。国規模の災害をはじめとした、より大きい問題を解いていくことになっていってはいるんですが、それでも彼女は道行く先にある新しい薬草や動植物にワクワクしてますよね(笑)。




































