
「ボーボボ じゃんけん占い」は女性層を獲得のため!? 歌ネタには仮歌があった!? アニメ『ボボボーボ・ボーボボ』製作スタッフが当時を振り返る|「ボーボボ展」開催記念インタビュー
「放送して大丈夫かと思ったのは毎回ですよね(笑)」
──放送に関するファンからの質問もいただきました。
(ラリアットさん)
芝田:さっき話したサービスマンの回以外だとなんだろう? 結構ギリギリを狙っていたので、放送直前にやろうとしたネタと近い事件が起こると、テレビ局からの要請で直したりしてはいたんです。列車事故が起こった時は、トロッコで遊んで脱線するような話を作り直したり、どこかで地震が起きたらアニメ内でガタガタするのを弱くしたりとか、放送直前でも対応していました。
だから、自分たちが大丈夫かなと気になった部分は、先回りして調整していたかもしれないですね。
──ギリギリを狙うからこそ、何か起きる前に自衛していったのですね。改めて、皆さんのお気に入りの話数を教えていただけますか? 梶本さんはいかがですか?
梶本:私は『北の国から』みたいに小野坂さんが田中邦衛さん風に話すエピソード、あれは大丈夫なのかなっていつも思っていた覚えがあります(笑)。
──門さんはいかがですか?
門:放送して大丈夫かと思ったのはもう毎回ですよね(笑)。お気に入りの回を一つ選ぶのは難しいんですけど、強いて挙げるなら芝田さんと一緒にやった田ボちゃんの回(第48話 マジカル☆ガール田ボちゃん登場!恋の呪文はガバパビッチ!?)ですかね。
芝田:あの回は放送期間が延長されるかわからなくて止まっていたのが急に動くことになって、3人で手分けしてコンテを描いた回なんです。
門:全然スケジュールがないのに歌ネタをたくさんやって大変だったけど楽しかったです。その後、芝田さんに「色々大変だったから好きなエピソードを選んで演出やっていいよ」と言われて選んだのが「コンバット・ブルース」の回(第57話 地獄のウォータースライダー!敵は!ピチピチマンボウに水着ギャル!?/突撃ラブラブ魚雷先生!ふざけた奴は許さな~い!!)でした。
芝田:手榴弾がウォータースライダーで濡れて爆発しなくて、自分の口で「ドゴーン! ドコーン!」って効果音つけるやつね(笑)。コンバット・ブルースはKING鼻毛役の竹本さん(声優:竹本英史さん)が演じてくれたけど、竹本さんこそ兼役をすごくいっぱいやってくれたかも。
梶本:あと、竹本さんとKING鼻毛さんが、ちょっとビジュアルも似てるんですよね。最初見た時に「そっくり!」と思いました。
門:それ以外で自分が演出したものだと、ボーボボが変なアフロになる回(第25話 誕生!NEWボーボボWITHハンペンお父さんは頑張っているゾ!)も好きです。通常は大体原作2~3話分でアニメ1話に構成するところを、あの回は原作が4話分も入ってるんです。
毛狩り隊Zブロック副隊長のキバハゲ戦で、ドラゴンに変身したボーボボが首領パッチの涙で不死鳥フェニファルコになるくだりで、「マジメな課長がやってきた」という作中劇がありましたが、実は最初のシナリオではカットされていたんです。でも、どうしても私がフェニファルコをやりたかったので、無理やり入れ込んだらあんな感じでぎゅうぎゅうになっちゃった(笑)。
一同:(笑)。
門:実はその回をやるまで、別作品の対応で『ボーボボ』の現場を少し抜けていて、久々の担当回でハジけられて楽しかったです。
芝田:僕はいつも言ってるんですけど、田楽マンが本格的に登場した回(第26話 再び最強の敵!田楽マン!!友だち何人できるかな?)です。田楽マンがハジケリストだと分かって、ボーボボと首領パッチとハジケ合戦をやる回ですね。金田さん(声優:金田朋子さん)は地がすごい人だから、暴走して何かおかしなことになっていて、それでいて作画も結構良い回だったので、見返す度に改めて面白い回だと思っています。
この回も歌が出てくるんですけど、その歌が当時人気だったアイドルの楽曲に似ないように触れないように歌ってもらったりして、その辺りも色々と印象に残っていますね。
──ちなみに皆さんの「好きなキャラクター」もお伺いして良いですか?
梶本:やっぱりところ天の助ですね。喋りが面白いし、歌も上手くて、それでいて哀愁もあるところが好きです。
芝田:僕は田楽マンかな。可愛いんだけど時々狂気になる、あのギャップがすごく好きだった。それと魚雷ガールが2番目くらいに好きかな。
──それこそ魚雷ガールは「ボーボボ展」でもフィーチャーされているので、ハジケリストの皆さんにも見ていただきたいですね。
門:私も田楽マンは好きですね。あとは、メソポタミア文明はトラップに自分で引っかかったりしてすごく可愛いです。
『ボーボボ』のアニメを見ることで、心のガス抜ができる癒しの一瞬になっているのかもしれません
──最後はファンからの素敵な質問で締めさせてください。
(しーさん)
芝田:人生ってずっと真面目に生きていくのは大変ですよね。だからこそ、時々おふざけも入れて気持ちを楽にするというか、『ボーボボ』のアニメを見ることで、心のガス抜ができる癒しの一瞬になっているのかもしれません。笑って力を抜く、そんな感じなのかな。
門:芝田さんも仰ったように、癒しであり、勇気でもある感じがします。視聴者を置いてきぼりにする勇気かもしれないけど(笑)。
梶本:アフレコや製作現場でもクエスチョンがいっぱい浮かんでいましたからね。考える隙を与えないでどんどん進むけど、そうやって流されたあとがちょっと楽しいみたいな雰囲気がある作品だと思います。
──こうしてアニメ『ボーボボ』が再び脚光を浴びていますが、今回の「ボーボボ展」に足を運んでくださるハジケリストの皆さんにメッセージをお願いします。
梶本:放送当時、親から「見ちゃダメ」と言われても見てくださっていた人たちも多いと思うので、何よりもありがたい気持ちでいっぱいです。皆さんの心に残るアニメに携われたことは本当に嬉しいですね。
門:こんなに見てくれていた人がいたことを、20年経って知ることができて本当に嬉しかったです。私は『ボーボボ』のアニメを作っている時に、テンポとリズム感しか考えていなかったんです。私が心地良いと思って作ったものが、視聴者の皆さんにも同じように感じてもらえて良かったです。
芝田:当時は、製作上や放送上の困難とかも色々あって、みんなで楽しみつつも試行錯誤しながら悩み抜いて作っていた作品でした。それが20年という時を経て、こうやってまた盛り上げていただけるのは、この仕事やってきてすごく幸せなことだと思っています。
この先も『ボーボボ』を思い出して漫画を読んだり、配信でアニメを観たりした時には「ハジケ、ハジケ、ハジケ!」と叫んだり、「マンモスラッピー」と言ってもらえると嬉しいです(笑)。
──ありがとうございました!
[インタビュー/鳥谷部宏平 文/アニメイトタイムズ編集部]
「ボボボーボ・ボーボボ展 DIVE INTO THE BO-BOBO WORLD」概要
東京会場
開催期間:2026年9月30日(水)〜10月17日(土)
開催会場:池袋・サンシャインシティ 文化会館2F 展示ホールD
開催時間:11:00~19:00(最終入場18:00)
※最終日10月17日(土)のみ17:00閉場(最終入場:16:00)
主催:「ボボボーボ・ボーボボ展」東京実行委員会
大阪会場
開催期間:2027年1月8日(金)〜1月24日(日)
開催会場:ATC・ITM棟4F 特設会場
主催:「ボボボーボ・ボーボボ展」大阪実行委員会
チケット
特典付きチケット
・前売券:4,800円(税込)
・当日券:5,100円(税込)
※先着順・数量限定。前売券で完売する可能性がございます。
一般チケット
・前売券:2,000円(税込)
・当日券:2,300円(税込)
※小学生以下無料、保護者(中学生以上)の同伴が必要
チケット購入はこちらから
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2668731
特典グッズ詳細
特典バンドル
■ハジケ!アッセンブル!アクリルパネル(全1種)
素材:アクリル
サイズ:約210×148mm (A5サイズ)
入場者プレゼント
■ビジュアルカード(ランダム9種)
素材:紙、PET
サイズ:約91mm×55mm
「東映アニメーションミュージアム」でアニメ設定展示も実施中!
>>詳しくはこちら
作品情報
あらすじ
マルガリータ帝国皇帝ツル・ツルリーナ4 世は己の権力の象徴として
全人類をツルツルボーズ頭にすべく全世界で毛狩り隊による“毛狩り”を開始した。
そんな時代に毛の自由と平和を守るためマルガリータ帝国に立ちむかう1人の男がいた。
その男の名はボボボーボ・ボーボボ!
鼻毛真拳の使い手ボーボボはビュティ、首領パッチらとともに毛の平和のため(?)旅にでる!!!
キャスト
(C)澤井啓夫/集英社・東映アニメーション

































