
秋アニメ『朱色の仮面』木村太飛さん&山本悠有希さんは高校時代に出会っていた!? 浦 和希さんも驚く運命的な縁と、3人の和気あいあいとしたアフレコ現場
読売テレビ・日本テレビ系 全国ネットにて、毎週土曜夕方5時30分よりTVアニメ『朱色の仮面』(原作:那波なばな、Dr.Poro)が放送中です。
本作は、伝説の仮面職人ガストン・ルーの弟子であり、仮面の力で操られ意図せず師匠と仲間を殺めてしまった過去を持つ主人公ペル(ペル・ダレスト)と、リスブランの元王女であるソナ(ソナルエ・メイウッド)、煙の仮面を剥がすことが出来なくなってしまった青年モク(モク・シャリブ)による仮面屋ペル一行を中心とした、仮面バトルファンタジー。「原作が大好きでどうしても自分の手でアニメ化したいと思い、100studioさんに企画をゴリ押しで相談して実現することができました」という渡邉徹明監督のもと、ペルたちの旅がアニメでどのように描かれるのか注目されています。
アニメイトタイムズではメインキャラクターを演じる、木村太飛さん(ペル役)、山本悠有希さん(ソナ役)、浦 和希さん(モク役)にインタビュー。作品やキャラクターのこと、先輩キャストのこと、さらにはお互いの印象などたっぷりお話をうかがいました。木村さんと山本さんの運命を感じるようなエピソードも飛び出しましたので、ぜひご覧ください。
キャラの背景も綿密に描かれた王道作品。演じる上で意識したこととは?
──まずは、原作を読んだときの印象からお聞かせください。
木村太飛さん(以下、木村):オーディションをいただいて原作を読んだのですが、めっちゃ面白くて。「早く続きが読みたい!」「え?あのキャラが!?」と没頭してしまい、ぜひ演じてみたいと思ったのが第一印象でした。登場人物にはそれぞれ役割があって、ペルはまだ戦いに不慣れなのでモクが補ってくれますし、危ないことをしたらソナが止めてくれます。チームとしてうまく組み合っていて、3人だからこそ歩を進めていける物語なのかなと思いました。だから、ペル役に決まったときはとにかく嬉しかったです。
山本悠有希さん(以下、山本):私も「めちゃくちゃ面白い」というのが印象です。仮面が次々と出てくるワクワク感や王道的な面白さもありつつ、ひとりひとりが持っているバックボーンの濃さや物語の厚みが素敵な作品だなと思いました。
浦 和希さん(以下、浦):古くから仮面をモチーフにした作品はあると思いますが、現代では意外と少なく、今だからこそ逆にすごく新しいなと感じました。なおかつ、仮面って世界共通言語だと思うんですよ。それこそ言葉もないような時代から、いろんな国や地域でいろんな仮面が作られてきたじゃないですか。そこにロマンがあるなと思います。だからこそ、『朱色の仮面』というタイトルを見ただけで、全世界の人が「こんな作品なのだろうか?」と想像力やワクワクが掻き立てられる作品だなと思いました。実際に原作を読んでみたら、ふたりが言ったようにキャラクターのバックボーンや王道的な展開がすごく綿密に折り重なっていて、すごく素敵な作品でしたね。
──そんな素敵な作品で、皆さんはメインキャラクターを演じています。演じるにあたって、どのようなことを心がけたのでしょうか?
木村:ペルはすごくつらい過去があり、「誰か僕を赦してくれ……」との思いから旅に出て、ソナやモクと出会います。現実であんなことは起こり得ないですから、僕自身と重なる部分は正直ないのですが、そういう過去があるからペルは“赦し赦される”ことをとても大切にしているんです。なので、“運命や逆境に立ち向かう心”、“折れない心”といった作品のテーマだけでなく、“赦し赦される”ことをもうひとつのテーマとして心に持ちながら演じるようにしました。
山本:ソナはお転婆で明るい子ですけど、すごく芯のある子でもあります。最初にペルと出会うシーンって、ソナがペルの仮面を盗むところから始まるじゃないですか。でも、ソナが実は王族であることを思うと、このシーンって衝撃的だなって。もし自分が王族で、そこから転落した立場だとしたら、ソナのようなことをするのは難しいと思うんです。ソナにもいろんな葛藤はあったかもしれないですけど、それを軽やかにやってのけるソナはすごく強いなと感じます。王族であることをアイデンティティとしておらず、どんな場所であろうと“ソナはソナ”。自分の正義や価値観をしっかり持ち、それに則って行動している子なんです。そういう彼女の芯の部分は意識して演じました。
それと、物語が進んでいくと感じるのですが、ペルとソナは似ていると思うんです。性格は違いますが、同じ種類の魂を持っているといいますか、根底にある性質が似ているなって。ソナがペルについていくということは国を捨てることでもあるので、「なにがあっても絶対にこの人の味方でいよう」と決めたんだろうなと解釈しています。だから、ソナが喋っていないときも、ずっとペルの気持ちに共鳴し、共感しようというのが演じる上での私のテーマ。「太飛くんのお芝居をしっかり聴いて、そこから受け取ったものを出す」。そういうイメージでお芝居をしていました。
浦:ペルもソナも、出生から今に至るまでの物語がすごく重いというか、抱えてしまうものなんですよね。そんななかで、モクは初登場からとんでもなく失礼なことを言ったり、超軽いノリで触れにくいところもいじったりします。普通に考えたらありえないような言動なのですが、この作品でモクが求められている立ち位置はそこにあるんだろうなと思っています。
僕自身の話になりますが、もっともっと新人だった頃にいろんなものを抱えすぎてしまった時期があったんです。主役をやる機会をいただけたときも、「自分がこれを全部やらなきゃ」と自分の器以上のものを背負おうとしていたんですね。それがまさに、ペルやソナに当てはまるなと感じました。僕はありがたいことに声優としては10年目近く経ちました。そんな自分だからこそ言える「ちょっと肩の力を抜きなよ」「それはあなたが背負う必要はないんだよ」って言葉を、まさにモクがこの世界でやる立ち位置なんだろうなと思います。モクが出てくるとギャグやコメディのシーンが増えますし、渡邉監督にも「モクのおかげで、場が明るくなりました」と言っていただきました。だから、できるだけそういった立ち位置を心がけて演じるようにしています。


































