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【今週の『キングダム』の話題】李牧と民の心が通い合うも?「〈891話〉

【今週の『キングダム』の話題は?】頑ななカイネ。李牧と民たちの心が通い合うも?「守られるべきもの」〈891話〉

『キングダム』は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、紀元前中国 戦国時代の大河ロマン。作者は原泰久先生で、今年は連載20周年のメモリアルイヤーとなっています。

ここでは10月22日(木)発売の「週刊ヤングジャンプ(2026.11.5 No.47特大号)」に掲載の、『キングダム』最新891話「守られるべきもの」のあらすじと、SNSの反応を見ていきたいと思います。

 
※本記事には最新話のネタバレが含まれます。コミックス派やアニメ派、映画派の方はブラウザバックをお願いします。また、「ヤングジャンプ」をこれから読むという方も同じくです。

 

カイネの過去回想は続く

現在、物語の現在時間では、秦(しん)vs.趙(ちょう)の戦いが行われています。しかし、前々話(第889話「見捨てられた地」)より、カイネと李牧(りぼく)の過去エピソードに突入。カイネが、捕虜となった河了貂(かりょうてん)に語る形で、カイネと李牧との出会いが語られていきます。

前話は、新司令官 李牧が「匈奴(きょうど)とは戦うな、逃げなさい」と命じる中、カイネが激情まかせに飛び出そうとし、げんこつをくらったのでした。

 

頑ななカイネ

今話はこの続きから。カイネは、牢に閉じ込められただけで済んでいます。格子の向こうから仲間が同情しつつも、自分の父が李牧様に感謝しろと言っていたぞ、と声を掛けます。カイネはこれに答えることなく、匈奴への悔しさと復讐を果たせない自責の言葉を吐きながら、うずくまっています。

一方、新司令官 李牧のもと、雁門(がんもん)の民たちは、”いつもどおりの生活”を営んでいます。匈奴襲来を告げる鐘が鳴ると砦の内側に入る、という新たな行動パターンにも慣れてきたようです。

カイネは牢から解放されるも、民たちと協力するでもなく、ぎゅっと目を閉じて立ち尽くしています。まだ、心の中が荒れているのですね。そんなカイネを、砦の上の李牧が見つめています。

 

李牧のすごさ

場面は一転、秋の収穫祭でしょうか。民たちが集まる中で、今年のヒツジの数が発表されています。

 

李牧と民たちの心が通い合う 

今年は匈奴に一匹も奪われなかったので、ここ30年で最多とのこと。また、人命もひとりも失われていないとのことで、民たちは李牧のすごさに感服します。
しかも李牧は、自分の隊だけで匈奴の地へ偵察に行き、匈奴が雁門にやってくるときに使う道のすべてに、見張り台と狼煙(のろし)を設置しているというのです。

李牧が密かに骨を折っていたことを知った民たちは、ますます李牧を讃えます。中には、「これは雁門の勝利だ」と言う者も。
SNSでは、「これは立派な戦略だよね」「李牧が、得体の知れない者から、信頼できる人に変わった瞬間」「民の心を掴んでまとめられるのも、有能さの証」などの声が上がっていました。

 

「どこが勝利だ」

しかし、カイネは相変わらず。「勝利だ」という声に反発して立ち上がり、「どこが勝利だ」と場を凍り付かせます。そして、「私たちは敵に屈してるだけだっ (中略)こんなものの何が勝利だと言うんだ」と言い放ち、酒宴の場から立ち去るのでした。

賑やかな場を抜けてひとり砦の上へ登ったカイネの顔には涙。そんな彼女の背を追ってきたのは李牧でした。ハンカチを差し出します。そして、作戦の意味を俯瞰から伝え、自身の守る役目としての覚悟を示したのです。しかし、カイネはそれでも納得することができません。

 

ある若者の話

李牧は、そんなカイネに、ひとつの昔話を聞かせます。カイネと同じ目つきの若者の話です。それは、次のような内容でした。

家族を殺された若者は、怒り狂って、上司の命令を無視。同じ境遇の仲間たちを引き連れて、敵の大将首をとりに突き進んでしまいます。結果、若者は首をとることには成功するも、仲間たちは全滅。その時、若者の心にあったのは、恨みを晴らせた喜びではなく、「耐え難い程の失意」だったそうです。

この話を踏まえて、カイネの目をじっと見据え「命は守られるべきものだ」と説く李牧。さすがのカイネも、これには自分の行動を改めざるをえません。

ところで、「若者」って、李牧のことですよね。ここでの会話が、カイネが初めて李牧の心に触れた瞬間だったのではないでしょうか。一方の李牧にとっても、過去の心の内を誰かに話すという行為は、予定外の特別なことだったように思います。

 

李牧が捕らえられる

後日、カイネがひとり丘の上で先の会話の意味を考えていると、「大変なことになったぞ」と戦士仲間のひとりが駆けてきます。彼、風慈(ふうじ)が言うには、

「(李牧が)匈奴相手に戦ってないことが趙王の耳に入り、激怒した王が李牧様を捕らえさせたんだ(中略)李牧様は邯鄲で斬首になるかも知れない」。

「えっ…」と驚くカイネ。

と、今話はここまでとなっています。私たち読者も、「えっ…」ですよね。そもそもせっかく李牧と心が通じ合ったところなのに……。罪状は適切なのでしょうか? 趙の領土を守れているのだから、何の罪もないのでは? 税収だって安定しているはずでは? それとも、李牧に与えられた役目は趙の領地を広げることだったの? などなど、色々と疑問が湧いてきます。

SNSでは、「秦趙戦がどうなっているのか気になるが、雁門編もおもしろい」「李牧の人間性をより理解できる過去回想になっているね」といった声が上がっていました。たしかに、信や政は知らない李牧の内面を、読者は知っている、という構図がはっきりしてきましたね。

また、李牧捕縛ということは、李牧と趙王との微妙な関係がより明らかになるかも!? とも期待してしまいます。次回が楽しみですね。

 

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