
【ポケミク新曲】ryo(supercell)とミクが帰ってきた! 『LEGENDS』『1996』のMVや歌詞に隠れたポケモンネタを考察
ポケモンと初音ミクのコラボプロジェクト「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE」、通称「ポケミク」。
歴代『ポケットモンスター』シリーズのBGMや効果音をサンプリングした初音ミクの楽曲群は、ボカロファンとポケモンファンの間で話題となっています。
2026年10月22日・23日には、2日連続でポケミクの新曲が公開されました。手がけたのは、ryo(supercell)さん。ryoさんが初音ミクの楽曲を発表するのは2016年の『罪の名前』以来、じつに10年ぶりです。
公開されたのは『LEGENDS』と『1996』の2曲。ポケミク公式は、この2曲をポケモン30年の“最新”と“はじまり”を示す楽曲として紹介しています。
【ryo (supercell) 2曲連続公開!!】 ryoさんのアイデアをもとに、2曲連続公開が実現✨✨ ポケモンの30年間を示す…… “最新”の「LEGENDS」と、“はじまり”の「1996」! 2曲つづけて、お楽しみください!🟥🟩 https://t.co/I0KadBdFR8
— ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 公式【ポケミク】 (@PokeMikuVOLTAGE) October 22, 2026
『メルト』を何度も聴き返してきた初音ミクファンの筆者にとっても、この知らせは衝撃でした。本記事では、歌詞やMVに込められたポケモンネタを拾いながら、2曲が描く物語を考察していきます。
目次
- まずはおさらい:ポケミクってどんなプロジェクト?
- 新曲1:ポケモンやミクと“一緒に生きる”世界『LEGENDS』
- 新曲2:あの頃に置いてきた“忘れ物”を取りに行く『1996』
- ryoさんと初音ミク、10年ぶりの再会
- 2曲がつなぐ、ポケモンとミクの物語
- 関連商品情報
まずはおさらい:ポケミクってどんなプロジェクト?
ポケミクは2023年、ポケモンの18のタイプごとに、初音ミクと相棒ポケモンを描いたイラストや楽曲を展開する企画としてスタートしました。
これまでにDECO*27さんの『ボルテッカー』や、ピノキオピーさんの『ポケットのモンスター』など、豪華ボカロPによるオリジナル楽曲が展開されています。それぞれのボカロPの色を出しつつ、ポケモンの世界観もしっかりと味わえる神曲揃いです……!
2024年からは「Project VOLTAGE High↑」として、新たなボカロPを迎えながら楽曲の公開を続けています。Eveさんやkzさん、TAKU INOUEさんなど豪華な顔ぶれに、今回ryoさんが加わりました。
新曲1:ポケモンやミクと“一緒に生きる”世界『LEGENDS』
2026年10月22日に公開されたのが『LEGENDS』です。こちらはポケミク公式が、ポケモンの30年間のうち“最新”を示す曲だとしています。
MVでは初音ミクの音楽ゲームシリーズ「Project DIVA」でおなじみ、3Dモデルのミクが登場! ポケモンとともに、スタジオで収録をする様子が描かれています。
タイトルは「LEGENDS」シリーズへのオマージュ?
『LEGENDS』というタイトルを見て、ピンときたポケモンファンも多いはず。『Pokémon LEGENDS アルセウス』から『Pokémon LEGENDS Z-A』へと続く「LEGENDS」シリーズです。
『アルセウス』は、人とポケモンの関係が築かれる前の時代のヒスイ地方が舞台。ポケモンたちは、私たちにとっての野生動物のように自然のなかで自由に生きている存在でした。対して『Z-A』は、人とポケモンが共存する街を目指して再開発が進むミアレシティが舞台です。
時代は違えど、どちらも「人とポケモンが一緒に生きる」ことが大きなテーマのひとつ。実際、ryoさんは『Z-A』を追加コンテンツ「M次元ラッシュ」まで遊んだときの感動と興奮を、そのまま曲にしたと明かしています。
【ryoさん コメント🗯️】 ━━━━━ ryo (supercell) @ryo_spcl 🟥「LEGENDS」さっき公開! https://t.co/tqVffZDLGM 🟩「1996」あす公開! https://t.co/PkRsryhTdK https://t.co/EsHyGA9UPu
— ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 公式【ポケミク】 (@PokeMikuVOLTAGE) October 22, 2026
MVの舞台が“現実のスタジオ”であることにも注目です。ミキサーの前に座るryoさんと、スタジオで音を奏でるミクとポケモンたち。タブレットにロトムが入り込んだり、別室でコロトックが収録をしたりしています。
人とポケモン、そしてボーカロイドが、画面の向こうではなく同じ世界で音楽をつくっている。これこそ、ポケモンやミクと私たちが一緒に生きている世界線なのではないでしょうか。
さらに注目したいのが、バンドメンバーの顔ぶれ。ストリンダーとゴリランダーは『ソード・シールド』で初登場した、ガラル地方出身の“音楽ポケモン”です。
ストリンダーは、胸の器官をかき鳴らすとエレキギターやベースのような音を響かせるパンクポケモン。ゴリランダーは専用技「ドラムアタック」を持つ、根っからのドラマー。そんなバンドに、ボーカルとして初音ミクが加わった。そう考えると、胸が熱くなりませんか?
MVではミクたちの歌う場所がスタジオ、路上パフォーマンス、ライブハウス、そして大規模なライブ会場へと変化していきます。会場の様子から、2026年3月に開催された「ポケモン feat. 初音ミク VOLTAGE Live!」だと予測できます。
これは初期からボカロシーンを作ってきたryoさんの歩みであり、リアルイベントまで大きなムーブメントになったポケミクの歩みでもあるのかもしれません。
変えるのは世界じゃない。歌詞に込められたポケモン愛
ポケモンのLEGENDSシリーズのうち『Z-A』は、これまでのシリーズとは少し毛色の違う作品です。地方の町から町へと旅をするのではなく、ミアレシティという一つの街の中で物語が進んでいきます。
ryoさん自身が同タイトルを遊んでから作ったという『LEGENDS』には、物語の世界を象徴するような一節が含まれています。
ここだ この胸の中 この心だ
この歌詞は街の中で仲間と出会い、事件に立ち向かっていく『Z-A』の物語に重なるように感じられます。遠くへ行かなくても、冒険はできる。そんなメッセージを受け取ったのは、筆者だけではないはずです。
さらに同楽曲には『ポケモン』を遊んだ人なら思わず懐かしくなってしまうフレーズも散りばめられています。
これはニックネームのことではないでしょうか。バトルが始まると、トレーナーはポケモンの名前を呼びながらモンスターボールを投げます。自分のポケモンに付けたニックネームを呼べるのは、世界で自分だけ。ボールが空に描く放物線まで目に浮かぶようです。
こちらの歌詞は、ポケモンの様々な遊び方を暗示しているのではないでしょうか。ジムリーダーに挑む人、対戦に燃える人、ストーリーを味わう人、図鑑の完成を目指す人。筆者のように、大人になってからゲーム実況でポケモンを楽しんでいる人もいるでしょう。
どんな速さで、どこを目指してもいい。この自由さこそ、ポケモンシリーズが30年にわたって愛される理由のひとつなのかもしれませんね。
ryoさんは、子どもたちにはいま楽しんで聴いてもらい、大人になったときに歌詞から何かを感じ取ってほしい、という想いも語っています。『LEGENDS』は、いまポケモンに夢中な子どもたちに向けた一曲なのです。
では、かつてポケモンに夢中だった“元・子どもたち”には? その答えが、翌日に公開された『1996』でした。
【ポケミク新曲 あと39分】 ━━━━━━━ 本日10/23(金)18:39プレミア公開! ryo (supercell) @ryo_spcl 「1996」https://t.co/PkRsryhTdK ━━━━━━━ それは、ボクらの原点。 https://t.co/lEPDwZIUTa
— ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 公式【ポケミク】 (@PokeMikuVOLTAGE) October 23, 2026



























