
「それぞれ自分なりのゴールや答えを見つけていく」複雑に絡み合う想いの行方ーー『氷の城壁』第2期、氷川小雪役・永瀬アンナさん×安曇美姫役・和泉風花さんインタビュー
「人間って、ひと言では言い表せないものですよね」
ーー第2期で共感したシーンや、印象に残っている場面はありますか?
永瀬:小雪について言うと、五十嵐と再会して、過去のことを話すシーンです。第2期を通して、私が特に好きな場面のひとつです。
時間が経って、当時よりも少し大人になったことで、その頃には見えていなかったお互いの気持ちや、相手がどんな人なのかということがようやくわかってくる。劇中では「呪いが解ける音がした」と表現されていますが、あのシーンでそれまで心に引っかかっていたものがほんの少し解けたんです。
相手ときちんと話をして、寄り添うとまではいかなくてもお互いに少しだけ歩み寄ってみるということは、とても大切なことなのだと改めて感じました。共感とは少し違うかもしれませんが、自分にも似たような経験があったのかもしれないと思いましたし、観ていて心を動かされた場面でした。
和泉:細かい部分では共感できるところはたくさんあります。チョコスティックパンを食べていたり、自分の好きな状態のポテトがあったり(笑)。そういう日常の「あるある」が散りばめられているのも、この作品に親近感が湧く理由のひとつだと思います。
それと、第2期に入ってから登場人物たちのいろいろな表情が見えてきたことにも心を動かされました。「私もこういう経験がある」という共感というより、「人間だもんね、そりゃそういう一面もあるよね」という感覚に近いです。
例えば、小雪はあんなにおとなしい雰囲気なのに、桃香と一対一で喧嘩をするじゃないですか(笑)。「そんなこともできる子だったんだ!」と驚きましたし、意外と引けないところでは引かないタイプなんだなと分かって、すごく好きなシーンです。
第1期のとき「小雪はうだうだしていて苦手だ」と感じていた人も、あのシーンを観たら「なんだ、できるじゃん!」と思うんじゃないかな(笑)。
ーー第2期ではキャラクターたちの意外な一面も出てくるのですね。
和泉:そうなんです。湊についても、悩みすぎた結果、一番間違った選択をしてしまうようなところがありますよね。陽太も湊に対して意外と辛辣な言葉を投げかけたり、美姫は美姫で、悩みすぎてわけがわからなくなったりする。まあ、それはいつもの美姫でもあるのですが(笑)。
人間って、ひと言では言い表せないものですよね。そういった色々な面が見えてきたことで、第2期を通してキャラクターたちのことがさらに好きになりました。
作品を通して自分自身を知ることができる作品
ーーお二人が思う第2期の見どころや、注目してほしいポイントを教えてください。
和泉:注目してほしいのは、登場人物たちが普段は隠しておきたいような柔らかくて繊細な部分や、人に見られたら嫌われてしまうかもしれないと思うような部分までさらけ出しながら、もがいていくところです。そうして、それぞれが少しずついい方向へ進んでいくんです。
皆さんもエンディング映像などを観て今後の展開に期待してくださっていると思いますが、第2期では映像が示すような雪解けに向かって、登場人物たちが着実に歩みを進めていきます。みんなが悩みながらもどこに着地すればいいのかわからない状態だった第1期に対して、第2期ではそれぞれの明確なゴールが見えてくるんです。第2期は恋愛模様がいい方向へと進んでいくところも大きな見どころだと思います。
永瀬:私も、登場人物たちがそれぞれ自分なりのゴールや答えを見つけていくところが、とてもいいなと思っています。
恋に落ちるまでの過程や、相手にどんな感情を抱くようになるのか。そこに至るまでの心の動きが丁寧に積み重ねられているところは、やはり阿賀沢紅茶先生の作品の魅力だと思いますし、見応えのあるポイントだと感じています。
あと、アニメーションが本当にかわいいので注目してほしいですね。第1期でもそうでしたが、デフォルメされたキャラクターたちが表情豊かに動く姿がすごくかわいらしくて。
第2期は恋愛面だけでなく、人間ドラマとしても心に響くところがたくさんあります。登場人物に共感したり、逆に「自分はこの考え方には納得できないな」と感じたりすることもあると思います。そうした反応を通して自分自身の考え方に気づけるところも本作の魅力だと思うので、そうした部分にもぜひ注目して観ていただきたいです。







































