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『楽園追放 心のレゾナンス』完成披露舞台挨拶レポート

『楽園追放 心のレゾナンス』完成披露舞台挨拶レポート|佐倉綾音さん、早見沙織さんら声優陣と水島精二監督、虚淵玄さんが語る12年ぶりの新作への思い

2026年11月13日(金)より全国公開される映画『楽園追放 心のレゾナンス』の完成披露舞台挨拶が、10月31日(土)に新宿バルト9で開催された。

舞台挨拶には、ガブリエル役・佐倉綾音さん、アルマ役・早見沙織さん、ダネル役・青山吉能さん、ラグエル役・天城サリーさん、ぺネム役・諸星すみれさんら声優陣に加え、水島精二監督と脚本家の虚淵玄さん(ニトロプラス)も登壇。その模様をレポートする。

 

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楽園追放 心のレゾナンス
アンジェラバルザックは知ってるよね―?人類が肉体や地球を捨て、電脳世界ディーヴァで暮らすようになった西暦2400年。フロンティアセッターのハッキングを発端に、ディーヴァ捜査官アンジェラバルザックの叛逆が起こる。事件時彼女にハッキングされ、地上に脱走した大勢の保安局のエージェントは、マテリアルボディと共に、パーソナルデータも収納するハードウェアを強奪。その姿・存在を地上に潜め、ディーヴァへの脅威と化した。アンジェラにより、もたらされた”彼ら”の名は、”フォールン”ディーヴァからの捜索命令を受け、ガブリエル達エージェントは、フォールンの正体を追う。未だ地上に遺るナノハザードの影響を乗り超え、彼女達は、フォールン、そして、その謎に辿り着けるのか。『楽園追放』の物語が、今、再び動き出す−。作品名楽園追放心のレゾナンス放送形態劇場版アニメシリーズ楽園追放-ExpelledfromParadise-スケジュール2026年11月13日(金)キャストガブリエル:佐倉綾音アルマ:早見沙織ダネル:青山吉能ラグエル:天城サリーぺネム:諸星すみれスタッフ監督:水島精二脚本:虚淵玄(ニトロプラス)音楽:NARASAKI演出:荒川航 櫻木優平 志賀健太郎(モンスターズエッグ) 黒...

 

プレスコから本アフレコまで、時間をかけて作り上げた『楽園追放 心のレゾナンス』

映画を観終えたばかりの観客に司会者が「いかがでしたか?」と聞くと、大きな拍手が起こる。劇場を埋めた観客は、約12年ぶりとなる新作に、大きな満足感を覚えているようだった。

今回の舞台挨拶の直前に映画を完成させた水島精二監督は、本当にギリギリまで作業をしていたそうで、まだふわふわした感覚だと素直に打ち明ける。そして脚本を担当した虚淵玄さんは、最初のプロット段階では不安だったのだと語る。「今回こそ、女の子のかわいさを押し出していくような話にしたかったんです。それで思いついたのが今回の物語で、どう考えても、女の子がわーきゃーする話にならなかったんですね。だからプロットを見せて、“面白いと思いますか?”という問いかけから入ったんです。でも、その不安を払拭する画の演出と、皆さんの演技、画面を覆い尽くすおしりの数が素晴らしくて、助かりました」と、最後はユーモアを交えて完成の喜びを語る。前作『楽園追放 -Expelled from Paradise-』(2014年)で、主人公のアンジェラ・バルザックのタイトなボディスーツは見どころのひとつになっていたが、今作もその伝統はしっかりと引き継がれている。それは、PVを観てもわかるところだろう。

キャスト陣からは、まずは佐倉さんが、映像ができる前の仮アフレコ(プレスコ)から、映像がある程度できたあとの本アフレコまで、実質4回ほど収録をしていたことが明かされる。プレスコだけで10時間ほど、そこから本アフレコになっても、ひとり10時間以上をかけて丁寧に作り上げていったのだという。「そうやって長い時間をかけて向き合ってきた作品なので、無事に皆さんの元に届いたことはキャストとしても感無量です」と言う。

アルマ役の早見さんは「(プレスコを経て)映像を観たら、また違う表現が自分から生まれてくる。その面白さは、時間をかけて録ったからこそ味わえるものでした」と語り、ダネル役の青山さんは、一度観ただけでは内容をつかみきれない方もいるかもしれないので、何度でも観てほしいと呼びかけていた。

ラグエル役の天城さんは、前作から観ているひとりとして、オーディションに受かったことを喜んだそう。だが、そのあとに大きなプレッシャーを感じたそうで、身が引き締まる思いだったと振り返る。ペネム役の諸星さんは「ガブリエルの心に残り続ける大事な役だったので、ガブリエルがどんなにかわいがっている子なのか、ペネムがどれだけガブリエルを先輩として慕っていたのかが伝わったらいいなと思って演じていました」と話していた。

 

「隙あらばおしりというのが良かった」!? 声優陣が語るお気に入りシーン

上映後のトークショーということもあり、トークテーマは、それぞれのお気に入りのシーンへと移っていく。ここでは、物語の根幹に関わる大きなネタバレは避けつつ、挙げられたシーンを紹介していきたい。

まず水島監督は「映画冒頭にある、東映の三角マークの波ざぶーん」と話し、自分の作品で流れるのが初めてだったので感無量だったと答える。それだと本編に関係がないので、本編からだと「縦穴でのリビルダーのアクションシーン」を挙げていた。PVでも少し観ることができるが、スライム形状のリビルダーの動きからのアクションシーンは、中盤の大きな見どころと言えるだろう。

虚淵さんは「アクションシーンの派手な絵面が多いからこそ静かなシーンが沁みる」と、会話劇のシーンに言及。会話劇の見せ方も、作品の大きな見どころと言っていいだろう。そして佐倉さんは前作とのつながりを感じるシーンを挙げ、早見さんは完成した画面の色使いが刺さりまくっていたと話していた。

青山さんは、先程の虚淵さんの発言に乗っかり「おしり」を挙げ、「おしりが綺麗すぎて! 3DCGアニメーションだけど、キャラクターの丸みだったり、柔らかさだったりが映像に落とし込まれていた」と驚く。「質感がとても良いシーンがたくさん出てきたし、隙あらばおしりというのが良かった」と絶賛。これに対して水島監督は、前作でそういったシーンが話題になっていたため、スタッフ間で共通認識があったと説明。脚本から絵コンテにする段階でそうしたシーンを多く盛り込み、アニメーターが頑張って映像化した結果だと解説した。

天城さんは、ラグエルがギターを弾いているシーンを挙げる。「実際に私がギターを弾かせていただいて、それを全方面から撮っていただいたんです。それがどうやって作品に入るんだろうと思っていたんですけど、観てみたら本当にラグエルがそこで弾いているような映像だったので感動しました」と、裏話を話してくれた。諸星さんは、まさにそこでのラグエルの言葉が印象的だったと話していた。

それぞれのお気に入りシーンを聞いたあと、水島監督は「12年の月日を経て、色んな方のお力添えをいただいて、スタッフ一丸となって挑んだ作品です。12年前に影響を受けて加わってくれた若いスタッフ、継続して一緒にやってくれているメンバー、そして物語を書き上げてくれた虚淵さん、多くのスタッフと共に作り上げた作品なので、楽しんでいただければいいなと思います。なので、全編見どころです!!」と力強くこのコーナーを締めくくった。

 

「作品を愛していただけたら」水島精二監督が語る新作への思いと観客へのメッセージ

最後の挨拶では、キャストを代表して佐倉さんが「日常を生きる人間たちの思想だったり、AI、デジタルへの向き合い方みたいなものが、この12年で一気に変わっていったと感じています。そして今作は、その変化も取り入れた制作になっていると思っています。人間を人間たらしめるもの、AIをAI、機械を機械たらしめるものは何なのか。その境目は一体どうなっていくのかみたいなところに、ひとつ希望的な答えを打ち出してくれる本作になっていると思うので、技術的な進歩なども含めて、前作と『心のレゾナンス』を皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思っています。難しい作品でもあると思いますので、新しい何かを見つけに、また映画館に足を運んでください」と語る。

そして水島監督からは「佐倉さんが素敵な挨拶をしてくれたので、僕としてはスタッフの代表として。総力を上げて、数日前までドタバタしておりました。その我々の努力を、頭を空っぽにして楽しんでいただければと思います。そのあと時間を置いていろいろ考えていただくと、先ほど佐倉さんが言っていたようなテーマも浮き彫りになってくると思いますので、前作同様、作品を愛していただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました!」と締めくくった。

[文&撮影・塚越淳一]

 

作品情報

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楽園追放 心のレゾナンス

楽園追放 心のレゾナンス

あらすじ

アンジェラ バルザックは 知ってるよね―?

人類が肉体や地球を捨て、電脳世界ディーヴァで暮らすようになった西暦2400年。フロンティアセッターのハッキングを発端に、ディーヴァ捜査官アンジェラ バルザックの叛逆が起こる。事件時彼女にハッキングされ、地上に脱走した大勢の保安局のエージェントは、マテリアルボディと共に、パーソナルデータも収納するハードウェアを強奪。その姿・存在を地上に潜め、ディーヴァへの脅威と化した。

アンジェラにより、もたらされた”彼ら”の名は、
”フォールン”

ディーヴァからの捜索命令を受け、ガブリエル達エージェントは、フォールンの正体を追う。未だ地上に遺るナノハザードの影響を乗り超え、彼女達は、フォールン、そして、その謎に辿り着けるのか。

『楽園追放』の物語が、今、再び動き出す−。

キャスト

ガブリエル:佐倉綾音
アルマ:早見沙織
ダネル:青山吉能
ラグエル:天城サリー
ぺネム:諸星すみれ

(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ2

 

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