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劇場版プロジェクト始動に会場が沸いた「テニフェス2016」

テニプリソングのソロ部門&総合1位を発表! サプライズの連発にも沸いた「テニプリフェスタ 2016~合戦~」梅(Vai)の回レポート

 2001年に放送がスタートして以降、圧倒的人気でファンの心を掴み続けているアニメシリーズ『テニスの王子様』。その豪華声優陣によるイベント「テニプリフェスタ」が、3年ぶりに日本武道館に帰還! 2016年10月15日(土)、16日(日)の2日間、「テニプリフェスタ 2016~合戦~」が行われました。

 キャストが歌いたい曲に加え、ファンが聴きたい曲にも光を当てた今回の「テニフェス」。約800曲にも及ぶキャラクターソングの人気ランキングを発表する「テニプリソング1/800(はっぴゃくぶんのオンリーワン)!」の実施など、話題性にも富んだ内容となりました。ここでは、16日(日)夜に行われた梅(Vai)の回をレポートします。

 
【青春学園中等部】
皆川純子さん(越前リョーマ役)、置鮎龍太郎さん(手塚国光役)、甲斐田ゆきさん(不二周助役)、津田健次郎さん(乾 貞治役)、高橋広樹さん(菊丸英二役)、川本 成さん(河村 隆役)、小野坂昌也さん(桃城 武役)

サプライズ出演:近藤孝行さん(大石秀一郎役)

【氷帝学園中等部】
諏訪部順一さん(跡部景吾役)、木内秀信さん(忍足侑士役)、楠田敏之さん(宍戸 亮役)、保志総一朗さん(向日岳人役)、鶴岡 聡さん(樺地崇弘役)、岩崎征実さん(日吉 若役)

【立海大附属中学校】
永井幸子さん(幸村精市役)、楠 大典さん(真田弦一郎役)、竹本英史さん(柳 蓮二役)、増田裕生さん(仁王雅治役)、津田英佑さん(柳生比呂士役)、高橋直純さん(丸井ブン太役)、檜山修之さん(ジャッカル桑原役)

映像出演:森久保祥太郎さん(切原赤也役)

【比嘉中学校】
新垣樽助さん(木手永四郎役)、中村太亮さん(甲斐裕次郎役)、吉野裕行さん(平古場 凛役)、末吉司弥さん(知念 寛役)、上田燿司さん(田仁志 慧役)

【四天宝寺中学校】
杉本ゆうさん(遠山金太郎役)、大須賀 純さん(千歳千里役)、内藤 玲さん(金色小春役)、熊渕 卓さん(一氏ユウジ役)、荒木宏文さん(財前 光役)

サプライズ出演:細谷佳正さん(白石蔵ノ介役)

【U-17(アンダーセブンティーン)】
安元洋貴さん(平等院鳳凰役)、川上貴史さん(越知月光役)、野島健児さん(毛利寿三郎役)、遠藤大智さん(鬼 十次郎役)

※以下、役名で記載します。

「歌いたい曲」が次々と! U-17の見せ場にも注目が集まった前半戦
 開演前から熱気が立ち込める場内。客席が埋まり、期待値がどんどん高まっていくなか、ついに幕開け! ステージ背面の巨大スクリーンに青学・リョーマから順に映し出されると、観客は総立ちで「リョーマーー!!」「てづかーー!!」と声援を送りました。もちろん、青学は青、氷帝は水色と、学校ごとにペンライトの色を変える“演出”も。観客も一緒になって、テニフェスならではの雰囲気を作り上げていきます。

 1曲目は、『テニプリ✮パラダイス』。リョーマ、各校の部長(四天宝寺は金太郎)、U-17(アンダーセブンティーン)の10人が、決め台詞を放ちながら歌唱。途中から全員がステージに勢揃いし、賑やかなオープニングとなりました。さらに、歌が終わり、リョーマが「おまたせ♪」と言えば、客席から特大の歓声が! 3年ぶりに再会できた喜びをみんなで分かち合います。

 
 その後は「俺たちのオンリーワン」と題したライブコーナー。キャストが立て続けに登場し、持ち歌のなかから「今歌いたい曲」を披露していきました。ステージの端から端まで駆け回り歌いあげた、河村の『グロリアス』にはじまり、パニエ姿のダンサーをしたがえ終始キュートに魅せた小春の『空は小春晴れ♥』、しっとり聴かせた後でこの場に居ない大石に思いを馳せた菊丸の『タカラモノ』、ヒールを体現する激しいロックナンバーで圧倒した木手の『AWAY』などなど、曲調も表現もさまざまに魅了しました。

 
 また、中盤にはU-17(アンダーセブンティーン)の独壇場も。切り込み隊長・鬼が登場すると、客席は赤いペンライト一色に。この色が、重厚感ある『WELCOME TO HELL』を一層盛り立て、『勝利への花道』(越知&毛利)、『Pirates of the World』(平等院)まで続くリレーに華を添えました。さらに、平等院が「世界を獲るぞ、小童ども!」と吠えてシメると、これに呼応して観客からもアツい雄叫びが。高校生の凄味を見せつけます。

 そして終盤は、柳生比呂士の『LASER⚡BEAM』、宍戸亮の『愛してるぜ!』など、コールアンドレスポンスも楽しいキラーチューンに熱狂したところで、大トリ曲『Party Time』へ。リョーマ、不二、河村、忍足(侑)、向日、幸村、真田、千歳、平等院という、この日限りのスペシャルユニットで披露されました。「いくよー!!」という合図で、シンガロングが巻き起こる、まさにハッピーなパーティー空間♪ その場にいる全員で特別感に浸りました。

 
歌唱メンバーを仲間が支える! 各校の“チーム力”が試された中盤戦
 アフレココーナー「ハロウィン合戦 梅の回の乱」は、スクリーンいっぱいに登場した青学&立海の面々に大興奮! さらに、ハロウィンにちなんで、キャストが客席でお菓子を配るといったサプライズもあり、存分にふれあいを楽しみました。その後は、「俺たちのオンリーワン」第2部へ。ブン太、金太郎、甲斐、桃城、日吉と、各校の代表が持ち歌を歌唱します。

 
 第1部と異なるのは、チームメイトも一緒にステージに立ったこと。各校のチーム力も大きな見どころとなりました。丸井ブン太 with 立海大附属中として披露された『MAKE A CAKE』は、曲名そのままにステージ上でケーキ作り。ブン太が歌う側で、パティシエ姿の幸村たちがスポンジケーキのデコレーションをしていきました。

 映像出演で曲振りを担当した赤也は、曲中も画面上で応援し続けます♪ 完成したケーキには、「RIKKAI SPECIAL」の文字。終始ワイワイした雰囲気で、彼らの仲の良さを見せてくれました。

 続く、遠山金太郎 with 四天宝寺中は、『セイギノミカタ(仮)』で勝負! 学ラン姿の金太郎が、教室を模したステージで歌詞にある授業風景を再現。情感豊かに歌い上げました。他のメンバーは、2階席に登場! 最後にはステージに勢揃いし、マントを翻して“セイギノミカタ”になりきりました。作り込んだ世界観と遊び心で楽しませた四天宝寺中。このエンターテインメント性は、大阪ならではなのかも?

 甲斐裕次郎 with 比嘉中は『手紙』。こちらもまた地域性を活かし、三線などの楽器を生演奏。ここに甲斐の伸びやかな歌声が重なり、観客を沖縄へと誘ってくれました。これも、チームだからこそできた形。温かな雰囲気に、観客からの拍手も一層大きく響きました。歌い終えたあとのあいさつで、甲斐は「最後に“あの人”が泣くまで泣かない!」と涙をこらえながらひと言。感極まってしまうのもムリはないかもしれません。

 お次は桃城 武 with 青春学園中。『無敵なピーチタイム』の曲中、「桃太郎」の劇を披露。赤鬼と青鬼(手塚と乾)にさらわれた町娘(リョーマ)を救うべく、犬、猿、キジ(菊丸、河村、不二)とピーチキャッスルタケシ(桃城)が立ち上がるといったストーリーで展開され、他校とはまた違った盛り上がりを見せていました。ゴムパッチンで鬼退治する場面では、当然ながら悲鳴にも似た歓声が! しっかりと爪痕を残します。

 
 コーナーのラストは日吉 若 with 氷帝学園中の『やれ!Do it!!』。ひたすら筋肉を追い求めるストイックでアップテンポな楽曲を、日吉と宍戸がノリノリで歌いました。また、全員がステージに現れてからは、跡部の「これが跡部式王国(キングダム)トレーニングだ! 結果にコミットしろ!」との号令もあり、さらに士気が上がる!

 全員でトレーニングという名のダンスを踊り、観客を煽っての「Do it!!」コールでシメ。他にはマネできない結束の固さで場内の熱まで上げてくれました。5校それぞれに“自分たちらしい見せ方”をしたステージ。各校の新たな魅力を感じられる時間にもなりました。

テニプリソングの頂点に輝いた曲は……!? やはりあの学校は強かった!
 各校にフィーチャーしたあとは、今回のテニフェスの目玉「テニプリソング1/800!」発表へ。梅の回ではソロ部門の上位5曲がステージ上で披露されました。5位『Decide』(手塚国光)は、観客の前で歌うのがはじめてというレアな楽曲。ミラーボールが回るなかで、力強く歌われました。また、4位の『チャームポイントは泣きボクロ』(跡部景吾)は、氷帝メンバーがコーラスでサポート。「(氷帝は)チームワーク完璧なんです」と、満足げに語りました。

 そして3位は『LASER⚡BEAM』(柳生比呂士)。「俺たちのオンリーワン」第1部でも大盛り上がりだった楽曲で、ふたたび熱狂しました。「武道館で歌いたいという想いで作った」と言うこの曲。ファンからも「聴きたい」と望まれていたと分かり、改めて喜びに浸っていました。

 そして気になるトップ2。2位は『go on』(白石蔵ノ介)、1位は『恋風』(大石秀一郎)と明かされました。どちらの歌唱者もこの日は出演していなかったのですが……曲が流れ始めると本人がステージにサプライズで登場!! 会場は歓喜の渦に包まれました。

 
 とくに、歌唱後に大石が告げた「英二! 間に合ったぞ!」には、ひときわ大きな歓声が。『タカラモノ』披露時「あれ、大石? 見間違えかあ?」と言い残していたほど、大石を待ち望んでいた菊丸。これに応えた大石の言葉が、“ゴールデンペア”の健在ぶりを証明してくれました。

 
 さらに“総合ランキング”の上位3曲も発表! 3位『恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!』(by断ち切り隊)、2位『恋風』(大石秀一郎)、1位『ここで僕らは出会ってしまった』(不二周助&手塚国光)の順で発表と歌唱が行われました。青学の楽曲がワンツーフィニッシュを飾った「テニプリソング1/800曲!」。これを受けて、「今までも、そしてこれからも、油断せずに行こう!」と鼓舞した手塚。そんな高い意識でいるからこそ、今回の結果に繋がったのかもしれません!

 
 こうして、出演者全員での『Love Festival』で本編を終え、アンコール。各校の部長とU-17(アンダーセブンティーン)全員によるあいさつを終えると、青学・リョーマにバトンタッチ。リョーマは、青学ジャージを着た海堂(CV:喜安浩平さん)の写真を見せて、「海堂から送られてきたんです。全員揃いました!」と伝えました。またも青学の絆を再確認できるひととき。観客からも思い思いの声援が送られ、感動的な空気が増幅していきます。

 しかもここで、原作者・許斐 剛先生が姿を見せ、特大サプライズ! 「劇場版プロジェクト始動!」を発表しました(既報)。この日、幾度となく場内に轟いた大歓声ですが、ここで聞かれたそれは一層大きなものに。ずっと待ち望んでいた新展開に、その場に居た誰もが震えました。

 感動と驚きが包む場内。グランドフィナーレは、許斐先生の曲振りではじまった『テニプリ✮パラダイス』のパラダイスネーム全員バージョン! 観客も一緒になり「声が枯れるまで!」といった勢いで歌い、8分強ものパラダイスを楽しみました。

「俺、ほんとにみんなのことが大好きです」と最後に告げたリョーマと、終演後も声援を送り続けた観客――。そこにあったのは、双方の深いテニプリ愛。この日の公演は、長いテニプリの歴史にしっかりと刻まれることでしょう。

 

「テニプリフェスタ 2016~合戦~」梅(Vai)の回セットリスト
01.『テニプリ✮パラダイス~オープニングバージョン~』全員

俺たちのオンリーワン 1
02.『グロリアス』河村隆
03.『異邦人~エトランゼ~』向日岳人
04.『Not ended yet』柳 蓮二
05.『リベンジ×××(ペケペケ)大作戦』田仁志 慧
06.『GARURU!!!』ジャッカル桑原
07.『空は小春晴れ♥』金色小春
08.『虹』手塚国光
09.『COPY COMPLETE』樺地崇弘
10.『未完成』仁王雅治
11.『Genius』忍足侑士
12.『恋だなう』千歳千里
13.『No Surrender』真田弦一郎
14.『STYLE』平古場 凛
15.『Invisible Bandage』乾 貞治
16.『タカラモノ』菊丸英二
17.『道しるべ』知念 寛
18.『笑顔クエスト』一氏ユウジ
19.『ICHIGAN』越前リョーマ
20.『WELCOME TO HELL』鬼 十次郎
21.『勝利への花道』越知月光&毛利寿三郎
22.『Pirates of the World』平等院鳳凰
23.『理由』跡部景吾
24.『SHADOW GAME』不二周助
25.『夢の続きⅡ』幸村精市
26.『AWAY』木手永四郎
27.『Get Sparks』財前 光
28.『LASER⚡BEAM』柳生比呂士
29.『愛してるぜ!』宍戸 亮
30.『Party Time ~テニフェス2016 EDIT~』リョーマ、不二、河村、忍足(侑)、向日、幸村、真田、千歳、平等院

アフレココーナー「ハロウィン合戦の回の乱」

俺たちのオンリーワン 2
31.『MAKE A CAKE~RIKKAIスペシャル編~』丸井ブン太 with 立海大附属中
32.『セイギノミカタ(仮)』遠山金太郎 with 四天宝寺中
33.『手紙』甲斐裕次郎 with 比嘉中
34.『無敵なピーチタイム』桃城 武 with 青春学園中
35.『やれ! Do it!!』日吉 若 with 氷帝学園中

テニプリソング1/800曲!「ソロ部門」
36.5位『Decide』手塚国光
37.4位『チャームポイントは泣きボクロ』跡部景吾
38.3位『LASER⚡BEAM』柳生比呂士
39.2位『go on』白石蔵ノ介
40.1位『恋風』大石秀一郎

テニプリソング1/800曲!「総合ランキング」
41.3位『恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!』by断ち切り隊(不二、宍戸、白石、千歳)
42.2位『恋風』大石秀一郎
43.1位『ここで僕らは出会ってしまった』不二周助&手塚国光

エンディング
44.『Love Festival』全員

アンコール
45.『テニプリ✮パラダイス~パラダイスネーム全員バージョン~』全員

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