「デ・ジ・キャラット＆アクエリアンエイジ　感謝祭」イベントレポート。10周年を記念した合同ライブイベントでは、新曲お披露目や新情報満載！

　2009年5月17日、東京・新宿FACEにて、「デ・ジ・キャラット＆アクエリアンエイジ　感謝祭」が行われた。

　「デ・ジ・キャラット（通称でじこ）」とは、1998年、キャラクターグッズ企画＆制作を行うブロッコリーとその直営販売店ゲーマーズのマスコットキャラクターとして誕生した、猫耳帽子にメイド服姿の女の子キャラ。

　翌年1999年には公募オーディションで、でじこ役に真田アサミさん、妹分のプチ・キャラット（通称ぷちこ）役に沢城みゆきさんが決定、アニメ、ドラマCD、ラジオ等、様々なメディアで活躍。2008年には、2代目でじこ役として明坂聡美さんも正式発表された。

　一方の「アクエリアンエイジ」とは、1999年７月30日、ブロッコリーから発売された国産オリジナルのトレーディングカードゲーム。カードの絵柄は、有名作家が描き下ろす美少女イラストという特色を持ち、全国大会等のイベントだけでなく、こちらもコミック、実写映画等、様々なメディアで展開してきた。

　今回、この2大コンテンツが、誕生から10周年を迎えた事を記念し、出演声優＆歌手による合同ライブイベントが行われたのだ。会場では、ブロッコリーのエターナル広報・中田さんと、『ギャラクシーエンジェルII』リリィ・シャーベット役の中山恵里奈さんの司会で進行し、榎本温子さん、榊原ゆいさん、明坂聡美さん、みなかみ菜緒さん、矢澤りえかさんが出演。

　明坂さんは「1年前にこの場でデ・ジ・キャラット役を演じると発表させていただき、そして３人でこの場に帰ってこれた事がすごく嬉しかったです。ずっと応援してくれた皆さん、ありがとうございました」と笑顔でコメント。

　この日は、新曲初お披露目や、作品の新展開情報等も盛り込まれた大イベントとなった。今回は、そんなその大賑わいのイベント模様を、以下に大紹介しちゃおう！

●イベント第1部は『アクエリアンエイジ』からスタート

　司会の中山恵理奈さんから、トレーディングカードゲーム『アクエリアンエイジ』の10年の軌跡が紹介されていく。

　1999年に美少女イラストをふんだんに使用したトレカとして誕生し、以後はゲームとしてだけでなく、コミック、ドラマCD等様々なメディアに展開。そんな中、ラジオ『温子と隼人のアクエリ放送局』も誕生し、今年放送5年目を迎えている。今回は、なんと新OPテーマ「It's　all right！」の初お披露目も行われた。

　歌うはパーソナリティでもある榎本温子さん。ドラマチックな楽曲と元気な歌声を響かせてくれた。「すごくカッコイイ歌で、制作の段階からやりとりさせていただいたんです。『アクエリ』のラジオも5年ぐらいやってきて、すごい大好きなお仕事なんですよ」と笑う榎本さん。「アクエリ」大好きな榎本さんは、勿論カードバトルにも精通していて、イベント「アクエリ温泉合宿」では、一般参加者の卓に混じってプレイしていたという。

　なおこの曲は、6月26日発売のアルバム「アクエリアンエイジ ミュージックベスト」に収録されているので、要チェックだ。

　そして「アクエリ」は、今年3月には携帯ゲーム機用アドベンチャーゲームとしても発表されており、その主題歌が、この日初披露された。

　タイトルは「混沌のオラトリオ」で、榊原ゆいさんが歌っている。舞台に登場した榊原さんは、情熱的な歌声を響かせ、観客もノリノリ。「『アクエリ』は壮大なイメージがあって、Elements Gardenの皆さんが作る宇宙系イメージの楽曲は、宇宙一のデキです。格好良すぎて、負けられないなって思い、どうやって歌おうか考えてましたね（笑）。主題歌って大事なので、みんなが振り向いてもらえてくれるようなドラマをつくっていきました」とコメントしてくれた。


●続いて第２部は『デ・ジ・キャラット』コーナー！

　会場が暗転し、「未来旋風☆センセーション」が流れ、舞台には明坂聡美さん(デ・ジ・キャラット役)、みなかみ菜緒さん（プチ・キャラット役）、矢澤りえか（ラ・ビ・アン・ローズ役）さんが登場。明るく元気な歌声が、会場のテンションを上げていく。また3人はソロで、キャラクターソングもそれぞれ歌ってくれた。

　明坂聡美さんが、にょにょにょにょと「元気！勇気！ノンキだにょ！」を披露。みなかみ菜緒さんは、キュートなぷちこを歌った「ゴキゲンぷっぷぷい♪」を紡ぎ、矢澤りえかさんが、弾けるパワー全開で「呼んだ!? ラ・ビ・アン・ローズ」を熱唱してくれた。

　ここで司会の中山さんによる、3人とのトークタイム！昨年、同会場の公開オーディションで選出された、みなかみさんと矢澤さん。同じく会場で、でじこ役を発表した明坂さん。3人はこの1年で、どんな3人になったのだろうか？

　みなかみさんは「去年、ぷちこ役に選んでいただいて、また同じステージで、みんなもいて、当時のことが思い出されて感慨深いです。1年色々ありましたよねえ」とコメント。

　矢澤さんも「私も一緒のオーディションでここに来たんですが、ドキドキしていたその時と違う気持ちで、役も頂いて、ステージに立ててるのはすごく嬉しいですし、ありがたいことですね」と話してくれた。

　そんなしっかりしたメンバーのリーダー格でもある明坂さんは「リハーサルや本番で、歌詞を間違えたりした時に、2人が頑張れ頑張れって応援してくれるので心が助かります（照笑）」と話してくれた。何やら微笑ましいトリオが出来上がっている模様。

　そして次のコーナーでは、この春に終了したWebラジオ『でじこラジオ』がSPバージョンとして復活。

　パーソナリティの明坂さん達3人は、TV『クイズ＄ミリオネア』よろしく「でじこ達の運命を変えるかもしれないクイズでじこねあ」に挑戦。司会のあけもんた（＝明坂さん）、応援席の殿（＝矢澤さん）、解答者の家臣（＝みなかみさん）として配置につきスタート。全５問を正解すれば、ゲーマーズポイント10ポイントを獲得。失敗すれば家臣は切腹というデンジャラスなゲームだ。

　1問1問、救済措置のライフラインを駆使して、観客に答えを求めたり、榊原ゆいさんに電話で助けを求めたりして、正解を導き出していく。そして最後の問題は、「この夏スタートする、期待のラジオ番組は？」であった。みなかみさんの答えは「デ・ジ・キャラットのラジオ」で大正解。見事10ポイントゲットしたのだった。……そう、でじこの公開録音（「タイトル未定」）が6月28日より再始動するのだ。

　今回のラジオは公開録音形式で、会場は秋葉原ゲーマーズ本店イベントスペース。参加チケットは、5月30日より秋葉原本店で、ゲーマーズポイント30ポイントで引き替え。詳細はブロッコリー公式HPをチェックだ。

　他にも、出演者全員が集合して、観客76名にレア賞品が当たるジャンケン大会を開催したり、この日のイベント開催をお祝いするビデオレターも上映された。

贈ってくれたのは、『G.A.II』メンバーの稲村優奈さんと花村怜美さん、作曲家・坂本裕介さん、作曲家・上松範康さん（Elements Garden）、でじこ達の生みの親である漫画家・こげどんぼさん。

　両作品に関わりの深い人達からの映像が次々とスクリーンに流れる中、おっとノイズが走り、「B」の文字が映りだした。これはいったい？ここでMCの中田さんが一通の書状を読み上げたぞ。「予告状　でじこお姉ちゃんへ　そろそろブラックゲマゲマ団の活動を再開しますよ。今、色々準備をしているぴょん。詳しくはネットで。楽しみにしてるがいいぴょん」なんと、悪の軍団・ブラックゲマゲマ団も復活するというのか！今後の動向はブロッコリーのHPで追いかけよう！

　最後のコーナーでは、再びライブを開催。矢澤さんの「100万＄スマイル」、みなかみさんの「Never　give　up」、明坂さんの「Waiting」が熱唱された後は、初めて3人で歌った曲という「君は僕のエナジー」を歌ってくれた。更に「Welcome2009　イベントver．」へと続き、ラストはノリノリのまま「PARTY☆NIGHT」を大熱唱してくれた。

　しかし、熱気冷めやらぬ観客からはアンコールがかかり、再び出演者が全員集合してご挨拶。最後の最後は、「２つの作品と、皆さんにキラキラな明日が待ってる様にという想いを込めて、最後はこの歌です」と明坂さん。「未来旋風☆センセーション」が再び3人によって歌われた。アップテンポに唸る楽曲、弾ける3人の歌声、力強い観客のコール、最後まで大盛況なイベントであった。


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