
Kalafina10月28日リリースの最新シングル「progressive」発売記念インタビュー――12月27日には横浜BLITZ公演も決定で輝きを増す歌姫たちが今の心境を語った!
梶浦由記さんプロデュースで、『空の境界』の全主題歌や『黒執事』のED曲などを歌うKalafinaが「progressive」を10月28日にリリースする。
今年から本格的なライブ活動を展開してきたKalafinaらしく、ライブ感を意識した攻撃的なボーカルワークとサウンドはインパクト大。作品のテーマ曲でなく、彼女達のために書かれた歌詞は誰もが共感できるリアルな人間像が浮かび、ミステリアスなイメージがあった彼女達の素顔が垣間見られる意欲作だ。
限定盤に付属のDVDには「progressive」のPVのほか、5月に行われたオプレミアムライブの模様、音楽ドキュメンタリー番組『うたたね』を収録。Kalafinaファンにはマストアイテムになるはず。
12月27日には横浜BLITZにてライブも決定! 昨年は同地で梶浦さんのライブのOPアクトを務めたが、1年でたどりついたステージで彼女達は何を表現するのか。2009年の総決算と今後の行方を占うライブは見逃せない!
●「progressive」は前向きでリアルな気持ちを描いた曲
――今回のシングル「progressive」はどんな曲なのでしょうか?
Wakanaさん:誰でもふと考えたり、過去を振り返ったりしますが、そんな時のリアルな女の子の気持ちが描かれているんですよね。それでいて、タイトルの“前進”、“前向きに”という意味のようにポジティブな気持ちになれて。
Hikaruさん:人は人と接することで前に進むことができるという内容になっていて、初めて聴いた時は歌い手としても一人の人間としてもグッときました。
Keikoさん:私達もKalafinaらしさを追求しながらも、いろいろな曲や人などと触れ合うことで常に新しく進化していきたいというスタンスで取り組んできたので、書かれている歌詞そのものでピッタリの曲だと思います。今回、タイアップ曲ではありませんが、私達のテーマ曲みたいな。
●スピード感のあるアッパーなサウンドと独特な“梶浦語”のMIXが新鮮
――サウンドもかなり攻撃的ですね。
Keikoさん:今年から本格的にライブ活動を始めて、アップテンポな曲を歌った時、お客さんと一体になれる醍醐味を感じました。でもシングルでは「sprinter」しかなかったのでライブ映えする曲が欲しいねと話していました。そんな流れでできたので、スピード感があり、盛り上がれる曲になっています。
Wakanaさん:リアルな歌詞と、攻撃的でスピード感のあるサウンド、Kalafinaの特徴ともいえる梶浦語のコーラスの組み合わせは新鮮に聴こえると思います。
Keikoさん:私達の曲は梶浦語が聴きどころの一つになっていますが今回、弦がメインのところでバックで“梶浦語”を歌っているのも新鮮です。私とHikaru、WakanaとHikaruと、ユニゾンで歌うパートも結構多いのも珍しいですね。
Hikaruさん:この曲は意志の強い歌詞とメロディになっていますが、曲の勢いと迫力が出せたんじゃないかと思います。
●PVはギャップのある映像と女性らしい強さを意識
――PVもシンプルなセットで歌うライブを感じさせる映像になっていますね。
Hikaruさん:ライブ感を意識した曲なので、お客さんが前にいるようなつもりで撮影でも歌いました。衣装も髪型も2パターンあるけど、特に無機質な表情の私達の姿はインパクトを受けるかも。
Keikoさん:エモーショナルに歌う3人と、人形のように冷静に歌う3人の映像で構成されています。静的な感じは、ギャップも大きいほうがいいし、自分達で用意した衣装のイメージだと、まったく動かないで歌ったほうがいいかなと思って、現場で監督に相談しました。
Wakanaさん:間奏でちょうど切り替わるのがいいんですよね。梶浦語が流れている雰囲気とも合っていて。
――アップの映像が多いのも珍しいですね。すごく迫力がありました。
Keikoさん:目力です(笑)。攻撃的な強い意志を表現したくて。強い女性には色気があると思っているのでそこも意識しました。また新しいKalafina像をお見せできた気がします。
●“梶浦語”がないのに“梶浦ワールド”全開の不思議な曲「うつくしさ」
――カップリングの「うつくしさ」はダークファンタジーのような妖しさや童話的な雰囲気があって、「progressive」とはまったく対照的で驚きました。
Keikoさん:怖いと思いました(笑)。でもミステリアスな感じはKalafinaらしいかなって。世界観も作品のテーマ曲のように大きいところも。“黎明”や“春雷”など日本語らしいきれいな響きの言葉が使われていて、日本語の美しさを再確認できた気がします。世界観にどっぷりつかって聴いてほしいですね。
Wakanaさん:言いたいことは、人間はずっと美しさを求める生き物なのかなと。闇があるから光があり、終わりがあるから始まりがある、そんな希望も見えてくる歌詞になっていると思います。また梶浦語はまったく入ってないのに、梶浦ワールドは全開なのも不思議です。
――静かな曲でアレンジもシンプルなので3人の歌声が際立ちます。
Hikaruさん:シンプルがゆえに、私達の歌声や音色がより味わいやすくなっているかもしれないですね。バックにノイズがのったりしてるけど、演奏はピアノやストリングスなどの楽器を使っているのでクラシックなテイストがあり、そこにKalafinaらしい、ファンタジックさが重なっています。このKalafinaサウンドを存分に堪能してください。
●PV、ライブ、音楽特番など豪華映像が詰まったDVD付き限定盤
――さて初回限定盤にはDVDが付きますがかなり豪華な内容になってますね。
Keikoさん:「progressive」のPVのほか、5月に行われたプレミアムライブの模様を収録しています。リアルなKalafinaを知ってもらう意味もあるし、「progressive」はこれまでライブを重ねてきたことで生まれた曲でもあるので、ぜひライブを見てほしいと思っていました。
Hikaruさん:春に出したアルバムの限定盤には昨年のライブ映像が収録されていましたが、今年はたくさんステージを経験してきたので、成長も感じていただけるかなと思います。
Wakanaさん:初のワンマンでしたがお客さんの盛り上がりもすごくて。アップテンポの曲ばかり集めたので参加された方も参加できなかった方も臨場感いっぱいの映像を楽しんでください。そして『うたたね』という音楽ドキュメンタリー番組で特集していただいたんですが、その映像も完全収録されています。
Keikoさん:梶浦さんの証言を含め、デビューから現在までのヒストリーや原点、私達の素顔が見られるので、Kalafinaを知ってもらえて、ファンの方にとっても永久保存版だと思うのでぜひ限定盤をゲットしてください!
●12月27日は“グループ感”と“グルーヴ感”あふれるライブにしたい
――そして12月27日には横浜BLITZでライブがあります。
Hikaruさん:ちょうど1年前の12月27日、同じ横浜BLITZで梶浦さんのライブのオープニングアクトを務めましたが、そこで自分達がワンマンでやれることは感慨深いです。会場もやるごとに大きくなっていき、来てくれるお客さんも増えてきて。ここまで来られたのは支えてくださった皆さんのおかげなので、感謝の気持ちを込めた全力でKalafinaらしいライブを見せたいです。
Wakanaさん:今年は初のワンマンライブなど、たくさんのステージに立ち、期待される私達らしさと、ステージごとに前回よりも進化や挑戦を心がけてきました。今回も皆さんを驚かせつつ、楽しんでいただけるライブにします。トークも含めて(笑)。ライブでしか見られない生のKalafinaを感じてください。
Keikoさん:3人でステージを重ねることで段々とグループ感が増していきました。今回はグループ感を前面に出したつつ、会場が一体となったグルーヴ感もあるステージにしたいです。ライブタイトルの通り、前向きで攻撃的なライブをしますので、みんなで楽しんで笑顔で2009年を締めくくりましょう!
「progressive」/Kalafina
10月28日発売
DVD付き初回限定盤1,835円(税込)
通常盤1,223円(税込)
発売:SMEレコーズ
『Kalafina LIVE 2009“progressive”』
12月27日(日)神奈川・横浜BLITZ
17時開場 18時開演
スタンディング5,000円(税込・ドリンク代別)
11月14日よりチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて一般発売開始
問い合わせ:オデッセー03-5444-6966(平日11~18時)
>>Kalafina公式サイト
「progressive」初回盤
こちらは通常盤
















































