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【TAF2010】『マルドゥック・スクランブル』製作発表会見開催

【TAF2010】日本SF界の輝く金字塔・『マルドゥック・スクランブル』が、ついに、ついにの劇場公開決定で製作発表会見が開催!冲方氏&林原さん&Conischが思いを語った!

 最新作「天地明察」が「第31回吉川英治文学新人賞」を受賞し、ライトノベル界のみならず文学界からも熱い注目を集めている稀代の小説家、冲方丁(うぶかた・とう)。彼の名を一躍有名にしながらも、映像化不可能とまで言われていた第24界日本SF大賞受賞のSF小説『マルドゥック・スクランブル』の劇場アニメ化が遂に決定。製作発表が『東京国際アニメフェア2010』内で行われた。

 原作・脚本を勤めた冲方丁氏、主役のルーン=バロット役の林原めぐみさん、音楽のConisch(コーニッシュ)さんが壇上に登場した。

 物語は賭博師シェルの陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った少女娼婦バロットと、その相棒となるどんな物体にも自在に姿を変えられる“万能道具存在(ユニバーサル・アイテム)”のウフコック(その姿はなんと金色のネズミ)が、かつてのウフコックの相棒だった男達と戦いながら、“本当の強さ”に気付き、それを勝ち得ていくための道を歩む事を決意するまでを描いた重厚なハード・アクションSFだ。

 冒頭、本邦初公開となる約2分のPVが流されると、会場のファンは水を打ったように静まり返り、1カットも見逃すまいとモニターに傾注していた。しかし、“映像化不可能”原因の一端ともと言われていた劇中のショッキングなキャラ達が原作どおりの姿で画面に映る度に、ファンの間からは歓喜とも驚愕ともつかない息を飲む声が聞こえてきた。

 5年前に映像化の企画が立ち上がった際、「バロットに呼ばれた」と感じながらも、企画が頓挫してしまったときの林原さんの思い切った行動が披露されたりするなど、アットホームな雰囲気の中、ファン達は久しぶりのイベント登場となる林原さんの軽快なトークや、冲方氏の理知的ながらもこの作品への並々ならぬ決意の滲み出るトークに真剣に耳を傾けていた。


Conischさん:映画が公開される前に私の作った曲でイメージを膨らませて、頭の中でルーン=バロットを動かしていただけたらなと思います。

林原さん:5年前に出会っていたとはいえ、私にとっては久々の新キャラということになるので、色々と事情もあって仕事をセーブさせていただいている昨今ですが、出てきたからには全力でバロットと向き合うつもりでいるので出来上がりを楽しみにしていてください。

冲方氏:一スタッフとして、本当に全力を尽くして作っております。ここからスタートとなりますので、この大きなプロジェクトを是非お楽しみください。宜しくお願いいたします。


 そしてイベントの最後にはなんと冒頭とはまた別の画が使われたもう一つのPVも公開され、ファン達は興奮のままイベント会場を後にした。
<取材・文 渡辺 佑>

>>『マルドゥック・スクランブル』公式
>>冲方丁氏公式ブログ
>>東京国際アニメフェア2010


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