好評放送中のTVアニメ『会長はメイド様！』ついにお披露目された新EDテーマ「∞ループ」を歌うheidi.にインタビュー――注目新ED、そして目前に迫るライブへの意気込みを語った！

　『会長はメイド様！』のEDテーマ「予感」に続き、7月15日放送分からheidi.が歌う新EDテーマ「∞ループ」が流れ始めました。7月18日には、赤坂BLITZでのワンマンも控えているheidi.。

　「∞ループ」は、8月25日にシングルとして発売が決定。来月もheidi.のインタビューをお届けしますが、まずは『会長はメイド様！』の新エンディング映像を中心に、メンバーのコースケ(B)と桐(Dr)にいろいろ語ってもらいました――

heidi.

＜プロフィール＞
2006年結成。メンバーは義彦(ボーカル)、ナオ(ギター、リーダー)、コースケ(ベース)、桐(ドラム)。渋谷C.C.Lemonホールを始め全国各地で精力的にライブ活動を行い、hide memorial summitやV-ROCK FESTIVALなどの大規模イベントの常連。2010年5月26日、「予感」でジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントよりメジャーデビュー

●「話の流れ次第で、同じ曲でも聞こえ方が違う」のは、嬉しい発見でした。

――4月からスタートした『会長はメイド様！』。heidi.の歌ったEDテーマ「予感」への反響は、どんな感じでした！？

桐：メンバーそれぞれBlog／mixi／twitterなどを通し、いろいろ想いを発信しているんですけど。それらを通すことで、ファンのみんなとも距離が近くなったし。リアクションも、かなり来ているのは嬉しいですね。

コースケ：俺はtwitterをやっているんで、よく『会長はメイド様！』を観ながら、「今週のタイトルは何々だった」など、番組を観ながらの感想を毎週リアルタイムで書き込んでるんですけど。番組放送中にも、たくさんリクションの書き込みが返ってくるし。俺も、書き込みに対して返事も返しています。
　twitterを通した書き込みを観ていると、『会長はメイド様！』を観てheidi.の存在を知ってもらった人も多いんです。「『予感』を買いました」という書き込みはもちろん、「今までに出した音源も買いたいんですけど、どれがオススメですか？！」と聴かれたり。だから俺は、「どういう曲調が好きなんですか？！」と返信。そこでの書き込みを通して、「だったら、この作品を試しに聴いてみたら？！」とアドバイスを送ったりもしています。

――コミュニケーション取ってますねぇ。

コースケ：これまでは、Blogで一方的に書くことくらいしか出来なかったけど。twitterは、そういうやり取りが出来るんで、俺は活用しています。

――アーティスト側が積極的に書き込みに絡んでくれるって、ファンたちにとっては嬉しいことですからね。

コースケ：今はtwitterをやっているアーティストの方も多いけど。「距離感が近すぎるから」と、あまり絡まない人もいらっしゃると思います。でもtwitterって、「身近な距離感が魅力」なわけじゃない。俺は、一方通行の会話はしたくないので、出来る限りですけど、返せる返事は返していこうと思っています。

――twitterを通したコミュニケーションの面白さって、そこにありますからね。

コースケ：そう。俺がこうやって毎週のように、『会長はメイド様！』を観ながら好きでtwitterに書き込んでいると、『会長はメイド様！』ファンの人たちからも、「そこまで『会長はメイド様！』ファンでいてくれるのが嬉しいです」「曲を担当したから終わりじゃなくて、本当に作品のことを好きでいてくれてるんですね」というメッセージを、よくもらうんですよ。
　関わったきっかけは、『会長はメイド様！』のエンディングテーマをheidi.が担当することになったからだけど、普通に観ていて面白いアニメじゃないですか。「仕事だから」じゃなく、本当に一ファンとして書き込みをしているからこそ、『会長はメイド様！』を通して、いろんな人たちのことを身近に感じれるのって嬉しいんです。

桐：僕が書いてるのは、主にmixiなんですけど。やっぱし僕も、好きで毎週『会長はメイド様！』は観ています。

コースケ：番組って、シリアスに終わる回もあれば、ギャグ風に終わることもあるんだけど。その終わり方次第で、エンディングで流れる「予感」が、異なる捉え方で聴こえてくるんですよ。「話の流れ次第で、同じ曲でも聞こえ方が違うんだ」というのは、嬉しい発見でしたね。

●「∞ループ」につづった心境は、碓氷くんの心境や新しいエンディング映像にバッチリはまってた

――7月15日の放送から、heidi.の手がけた新エンディングテーマ曲「∞ループ」が、新エンディング映像と共に流れ始めました。先に、完成したエンディング映像を観たそうですけど。ぜひ、感想の声を聴かせてください

コースケ：今回も、碓氷くん推しだったね。

桐：先週まで流れていた「予感」は、碓氷拓海くんの心情的な面を歌詞に絡めていた歌。エンディングの映像でも、碓氷くんの心情的な部分をリンクさせた形になっていました。

コースケ：「予感」には、碓氷くんが美咲ちゃんに持つ、"僕が君を守ってあげるから"みたいな心境を描いていたんだけど。今週より流れ始めた「∞ループ」は、一人の男が心の中に抱えている悩みだったり、影として隠し持っている面を、歌詞に投影した内容。それが碓氷くんの心境や、彼をメインにした新しいエンディング映像にバッチリ重なっていたんで、ぜひ、そこに注目して観て欲しいんですよ。

――heidi.の場合、人の心情を巧みに描き出した歌を得意としていません？！

コースケ：heidi.の作り出す音楽の根っこにあるのは、「人間らしい感情の出し方」や「哀愁感」。しかもその内容は、誰しもが思うことだったりするんだけど。今回の「∞ループ」にも、そこはしっかり描き出せたと思っています。

桐：「∞ループ」は四つ打ちのリズムを打ち出した楽曲。heidi.の中でも、ここまで四つ打ちを押し出した曲はなかったので、新しい試みを見せた作品にもなったし。何よりも、メロディがすごくいいんですよ。この「∞ループ」、ライブで演るとかなり映えていくんじゃないかな?!
　7月18日の赤坂BLITZ公演は、『会長はメイド様！』を通し、初めてheidi.のファンになった人たちにも、バンドの魅力を存分に届けられるライブになっていくと思います。

――ライブと言えば、7月18日に赤坂BLITZを舞台に、「予感」ツアーのファイナル公演が行われます

桐：heidi.のメジャーデビュー後一発目のツアーということ。そして、シングルの「予感」を通し、heidi.のことを好きになってくれた人たちも多かったことから。今回のツアーでは、「自分らの思うheidi.らしさ」を詰め込んだライブを展開していきました。18日は、そのファイナルとなる舞台。『会長はメイド様！』を通し、初めてheidi.のファンになった人たちにも、バンドの魅力を存分に届けられるライブをしていくつもりです。

コースケ：「∞ループ」も、出来れば聴かせたいよね。

桐：僕らも、この日、初披露できるように頑張ります。

＜TEXT：長澤智典＞

>>heidi.　official website
>>TBSアニメーション・『会長はメイド様！』公式ホームページ