豪華アーティストの共演に会場は熱狂と興奮で満たされた！『DK ANIME COMPLEX FES 2011』レポート！

　『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』『そらのおとしもの』『ストライクウィッチーズ』。角川グループがメディアミックス展開している人気アニメ作品のテーマ曲を歌うアーティストたち川田まみ/黒崎真音/ELISA/IKU/blue drops（吉田仁美、早見沙織）/石田燿子/門脇舞以/大橋歩夕が、1月23日のZEPP TOKYOへ大集結!!豪華なイベントを開催しました。その模様を、お伝えします。

●熱狂呼び起こした川田まみのステージ！

　この日のイベント、まずは『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』を彩った楽曲たちを歌うアーティストたちのステージから幕を開けた。
　冒頭を飾ったのは、川田まみ。1曲目に奏でた「No buts!」の時点ですでに、ハードエッジなパワーが大炸裂。会場中に咲き誇った色とりどりなサイリウムの光を大きく縦に揺らせながら、会場中へ熱気の風をガンガン吹かせていった。
　そのパワフルなステージングは、演奏が進むごと、ますます加速度を上げていく。デジタルハードな音の上で浪々と歌いあげた「PSi-missing」。ジワジワと高揚度を上げ、サビで一気に開放的な歌に炸裂した「See visionS」は、現在放送中の「とある魔術の禁書目録Ⅱ」の新OP曲。ライブでは、この日が初披露。もちろん、フル・バージョンで届けたのも、この日が初めて。2月16日シングル発売だけに、ひと足先に全貌を味わえたのも、このイベントだからこそ。川田まみコーナーの最後も、感情をガンガン揺さぶる激烈ナンバー「masterpiece」を通し、会場中へ熱い拳の花を咲かせていった。


●華麗ながらも激しく会場を揺さぶった黒崎真音!!

　熱狂を引き継ぐ形で登場したのが、黒崎真音。彼女は、2人のダンサーを引き連れ、歌メロ始まりの「Magic∞world」を歌いながら、場内中へ熱風を巻き起こしていった。激しくもダンサブル。どこか影を秘めたキュートさに、気持ちもKO気分。
　突き上がる拳と絶叫の嵐の中、激しくも華麗な華を、「ANSWER」を歌いながら、会場中へ咲かせていった黒崎真音。可憐ながらも、凛とした華やかさや逞しさを見せてゆく面に、思いきり心も身体も引き込まれてしまう。
　誰かの存在や言葉によって自分が強くなれる。その想いを綴った、3月2日発売の最新ナンバー「メモリーズ・ラスト」を、最後に披露。哀愁味を抱きながらも、激しい演奏を炸裂させてゆくこの歌。胸に響きながら、でも、身体は思いきり躍動してゆく。哀愁/激動2つの表情を自由に操ってゆく黒崎真音の魅力に、思いきり夢中になれた気分だ。


●優しい温もり抱かせる風を吹かせたIKU！

　これまでの激しさから一転、会場中へ優しい温もり抱かせる風を届けてくれたのがIKU。「Rimless～フチナシノセカイ～」に描き出したハートフルな、人の心の本質を言葉にしたメッセージも含んだ歌が、胸にスーッと溶け込んでいった。IKUも、最新作で挿入歌を担当。その放送も楽しみだが。この日のステージでは、最後に「誓い言～スコシだけもう一度～」を演奏。優しくフワフワとした暖かい歌や演奏を通し、会場中の人たちの心を、穏やかに、軽やかに癒していった。

●優しい熱狂生み出す女神、それがELISA！！

　『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』コーナーの最後を彩ったのは、ELISA。青空へスーッと溶け込んでゆくような透き通った美しい歌声と演奏を通し、ELISAは「Dear My Friend-まだ見ぬ未来へ-」を場内へ響かせていった。彼女も、どんなイベントだろうと、舞台に上がり歌い始めた瞬間、スッと、その場を自分色に変えてゆく存在感とオーラを放つ人だ。
　華麗/壮麗ながらも美しい躍動性を持った「Special"ONE"」では、2人のダンサーをしたがえ、ELISAは、心地良い盛り上がりの風景を描き出した。ラストは、壮麗ながらも躍動感満載な「Real Force」を通し、会場中へ熱気と絶叫の空間を描き上げていった。

　 全体的に激しく躍動的な楽曲の多かった『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』パート。続いてバトンは、 『ストライクウィッチーズ』『そらのおとしもの』チームへと手渡された。

●門脇舞以・大橋歩夕の声優チームが、ステージを胸キュンに彩った!!

　『ストライクウィッチーズ』チームの冒頭を飾ったのは，門脇舞以と大橋歩夕の声優コンビ。2人はまず、 『ストライクウィッチーズ』の映画化の報告や「501」メンバーが集まるイベントも計画していることを報告。そのままステージは、2人のデュエット・コーナーへ。
　最初に届けたのが、『ストライクウィッチーズ 2』第6話の挿入歌「Sweet Duet(New Version)」。互いに顔を見合わせながら、歌をスタート。お互い交代で歌ったり、一緒に手を繋ぎながらハモッたりと、ピュアでスウィートな楽曲にピッタリの歌声や姿を通し、「Sweet Duet(New Version)」の持つ世界観を可憐に彩っていった。2人の声と心のハーモニーに、思いきりキュンと浸れた気分。
　一転「Endless Chat～アルヨルノオハナシ～」では、思いきり明るく弾んだポップ・ビートに載せ、客席花道へ一緒に走り出したり。舞台上で飛び跳ねながら、会場の中へ熱狂の空気を描き出していた。ともに同じ振りをしたり、さりげなく手を握りあっていたりと、2人の親密な関係も、舞台上からしっかり伝わってきた。
　最後も、疾走感を持って弾け飛んだ「Over Sky」を通し、場内中へ熱狂の風を運んでいった門脇舞以/大橋歩夕チーム。アニメ同様ステージ上でも、息ピッタリなコンビネーションを見せてくれていたのが嬉しいじゃない。


●多彩な歌の万華鏡描き出したblue　drops！！

　美しいハーモニーから幕を開けたのは、『そらのおとしもの』チームより、吉田仁美/早見沙織コンビによるblue drops。Aメロ以降から一気にポップコーンのように弾け飛んだ「Ring My Bell」の演奏に乗せ、2人は明るく弾んだ歌声を、思いきり会場中へ響かせ始めた。もちろん観客たちも、2人のめちゃめちゃポジティブな勢いに負けじと、熱いエールを舞台上の2人に送ってゆく。この熱狂のやり取りが素敵じゃない!!
　美しいバラード歌「そばにいられるだけで」は、吉田仁美がメイン・ヴォーカルを担当。早見沙織が、優しくハーモニーを寄り添えてゆく。観客たちも、穏やかに、優しく流れる歌声の調べへ、ゆったり心地好くその身を揺らしていった。
　3曲目に演奏した「COSMOS」では、早見沙織がメイン・ヴォーカルを担当。ミラーボールへ反射した光の波に照らされながら、心へジンッと染み入る「COSMOS」を、穏やかに、ジンワリと歌いあげてゆく2人。その美しいハーモニーに、誰もが心引き寄せられ、癒されていた。
　ここからは、一気に盛り上がりのコーナーへ。「ハートの確率」では、観客たちも2人の歌のやり取りに熱いコールを重ねていく。この一体化した空気こそ、ライブならではと実感。
　ここで、劇場版『そらのおとしもの』の制作が始まったニュースを報告。blue dropsのステージの最後は、2人の美しいハーモニーをたっぷり味わえる「帰るから(Guiter Version)」。2人は、しっとり優しい表情を伝えながら、幕を閉じていった。


●石田燿子が作り上げた、最高の風景!!

　ふたたび舞台は『ストライクウィッチーズ』コーナーへ。登場したのが、テーマ曲を歌い続けてきた石田燿子。気持ちをウキウキ弾ませる、青空な風景似合う「STRIKE WITCHES 2～笑顔の魔法～」の演奏が始まったとたん、会場中にオレンジ色のサイリウムの花が一斉に咲きだした。舞台上を左右に動きながら、爽やかな曲調ながらも、ノリ良い楽曲を通し、熱い風を運んでいく石田燿子さん。会場中へ、一気に熱狂のストームが巻き起こり始めてゆく…。
　「private wing」の演奏が始まると同時に、会場中の熱気流は一気に急上昇。爽快さ抱きながらもパワフルに弾け飛んでゆく石田燿子のステージング。もちろん観客たちも、絶叫と熱狂という形で、想いを舞台上へ返してゆく。この一体化した空気が、メチャメチャ気持ちいいじゃない！その熱狂は、「STRIKE WITCHES～わたしにできること～」を通し，さらにパワーを増していった。
　最後は、門脇舞以と大橋歩夕を呼び入れ、3人で「ブックマーク ア・ヘッド」を歌唱。嬉しいくらい気持ち弾ませる楽曲を、3人が楽しく合唱。キュートでパワフルな3人の歌声のハーモニーに、たっぷり笑顔のエナジーをチャージされた気分だった。


●まさか、まさかの、嬉しいサプライズ・ステージ!!!!!

　アンコールでは、サプライズな組み合わせが登場。舞台上に現れたのは、吉田仁美と黒崎真音。2人が届けたのは、なんと『涼宮ハルヒの憂鬱』から「God Knows…」。2人のパワフルな掛け合いに会場中の人たちも大粗熱狂/絶叫/興奮!!

　最初から最後まで、パワフルな熱気と熱狂を描きあげた『DK ANIME COMPLEX FES 2011』。ぜひ、新しいイベントの開催にも期待したい。


>>『DK ANIME COMPLEX FES 2011』オフィシャルサイト