『戦国BAND 伊達政宗編』ASKさんにロングインタビュー

動画サイトで人気の歌い手<ASK、けったろ、赤飯、ぽこた、みーちゃん>と戦国武将たちが夢のコラボレーション! 『戦国BAND 伊達政宗編』に参加のASKさんにロングインタビュー!!

 某動画サイトで人気の「歌い手」と、近年の歴史ブームで"歴女"という言葉が生まれるほど女性人気が高まっている「戦国武将」をコラボレーションさせた夢のような新企画「戦国BAND」が、いよいよ本格始動します!

 「戦国BAND」は、戦国武将の心情や逸話をもとにした楽曲を歌い手たちが歌いあげるというアニメイトTV発のオリジナル企画で、4月27日に第一弾のCDがリリース予定です。記念すべき第一弾は、独眼竜の異名を持つ有名武将・伊達政宗をフィーチャーした、その名も『戦国BAND 伊達政宗編』!ASKさん、けったろさん、赤飯さん、ぽこたさん、みーちゃんさんといった歌い手が参加し、某動画サイトで活躍中の通称"ボカロP"&有名アーティストに楽曲を提供している作曲家が手掛けた10曲にも及ぶ楽曲を歌っているんです!

 そんな『戦国BAND 伊達政宗編』に参加するASKさんにロングインタビュー。レコーディングを終えての感想や歌った楽曲については勿論、"伊達政宗"についてや今後の野望など色々とお聞きしました!

●順調に進んだレコーディング。でも、まさかの曲に…!?

――まずはレコーディングを終えての感想をお願いします。

ASKさん:僕、毎回、レコーディングでは結構時間を取ってしまっていて、特に今回は1日に2曲収録するということで終わるかな…と不安だったんですが、思ったよりもサクサク終える事が出来て安心しました。先に「心の月」を収録して、そちらが早く終わったので、余裕を持って「まさむねこのうた」を頑張りました。

――今回、ASKさんが歌った「心の月」「まさむねこのうた」。2曲共に、初めて曲を聞いた時はどう思われましたか?

ASKさん:「心の月」を先に聞いたんですけど、曲調的に時代掛ったというか、凄くカッコいい曲調でありつつ切なさもあって。歌詞を見つつ聞いたら、戦国時代を感じさせる雰囲気があって、いいなと思いました。聞き終わってから「そうだ、もう1曲あるんだ」と思って、「まさむねこのうた」の歌詞を見たんですが、正直「お!スゲーの来たぞ!これ、俺が歌うの!?」って思いました(笑)。曲を聞いたら意外と普通かもしれないと思ったら、曲が思ったよりもカッコよくて。「このメロディにこの歌詞か…どう処理しよう…」と思いました。はっちゃけっぷりを楽しんで頂けたらいいなと思います(笑)

――「まさむねこのうた」には、ちょっとした台詞もあるんですよね?

ASKさん:実は声優さんが好きでして、「歌ってみた」の動画内では、時々曲中に台詞を入れて遊んだりもしているので、台詞を言うこと自体には、あんまり抵抗はないんですよ。むしろ「ここは変に照れたを見せる方が逆に恥ずかしい!」と思って、全力で曲に入り込んで歌いました(笑)。

――ちなみに、どの声優さんが好きなんですか?

ASKさん:僕、どちらかというと男性声優さんの方が好きなんですけど、石田彰さんとか子安武人さんとか一昔前の、今は大御所になっていらっしゃる方が好きですね。アニメも好きで…最近はあまり見ないんですけど、中学~高校時代はよく見てましたね(笑)。
夕方6時台のアニメをよく見ていて、今でも印象に残っているのは『スレイヤーズNEXT』。林原めぐみさんが大活躍していらっしゃった時代です。6時台には、林原さんが主役、若しくは主題歌でほぼ必ず参加しているという時代でしたね!石田さんを知ったのも『スレイヤーズNEXT』がきっかけなんですよ。


●切なさ全開で歌った「心の月」

――懐かしい話を聞かせ頂き、ありがとうございます(笑)。では、本題に戻り…「心の月」「まさむねこのうた」それぞれの楽曲についてお聞きします。まず「心の月」についてですが、カッコいい曲調でありつつ切なさを感じる曲ということでした。実際に歌ってみていかがでしたか?

ASKさん:僕の好みの曲調でしたので、曲が割とすんなりと頭に入って、また、今回の企画である「戦国時代をテーマに…」という設定自体にもすんなりと入りこめたと思うので、歌いにくかったということはないんですが、サビの部分の語尾をどう処理しようかなと試行錯誤しました。どうも思った通りにいかないなと思って。
だから1回、全部歌い終わった後、サビだけ全部リテイクしたんですよ(笑)。Bメロの最後の部分ではスタッカートを強めに、サビに向けて盛り上がるように歌ったので、それに上手く繋がるよう、リテイク後のサビは勢い強めで歌いました。

――切なく艶っぽい曲だなと感じたのですが、どのような気持ちで、どういうことを考えながら歌いましたか?

ASKさん:基本的に歌詞のイメージに合わせて歌うようにしているのですが、「心の月」は曲調も歌詞も切ない感じなので、その雰囲気を上手く活かせるよう頑張りました。例えば「掌に染みついた 血の匂い消えずとも」という所などは、聴いていてその情景が浮かぶよう、しっかりと感情を込めて歌ったりしました。

――「心の月」で一番、気に入った歌詞や印象的な部分というのは?

ASKさん:「おぼろの月は 桜に揺れて」から始まるCメロの部分や、サビの「行くは修羅の道か 九十九折り」という言葉の使い方が面白いなと思いました。古い言い回しというか、難しい言い回しが多いので、僕の歌詞カードにはルビがいっぱい振ってあります(笑)。
文章的に難しいものがあるかもしれないですけど、何となく風景が浮かびやすい歌詞だなと思います。月をモチーフにしていますし、大サビの「月よ 天高く在る月よ」という部分なんて、情景が浮かんでいいと思いますし、一番好きなフレーズですね。

●可愛く、楽しく…をモットーにした「まさむねこのうた」

――続いて「まさむねこのうた」についてお聞きしますが、こちらはいかがでしたか?

ASKさん:最初、歌詞のイメージに合わせて、可愛さを前に出した歌い方をしたんです。次に、曲調に合わせてロックな感じというか、暴れる感じで歌ってみてもらえますか?と言われて、そのように歌いました。
そしたら、「2つの歌い方の真ん中くらいがベストかもしれない」と言われまして、自分の中で微調整しつつ歌いました。全般的には可愛い感じの歌い回しになっていると思うんですけど、所々のニュアンスとして、カッコいいというか熱い要素がちらりとエッセンスとして入っているかもしれません。

――歌ってみて大変だったと感じる部分はありましたか?

ASKさん:サビのキーがちょうど出しやすい高さだったので、そんなに苦労することはなかったんですけど、この曲は意外とハモリが多くて。ハモリ部分も録ったんですけど、ハモリのパートでメロディ的に難しいラインがあったのでそれに苦労しました。あとは、テンションを最後まで保つのが大変でした(笑)。

――「まさむねこのうた」は、歌詞を見た時にちびキャラのイメージがパッと浮かびました。

ASKさん:そうですよね、SDキャラが浮かびますよね(笑)。最初「何で俺がこの歌を歌うんだろう…どうしよう…」って思ったんですけど、もうこうなったら出たとこ勝負!という事で、がむしゃらに頑張りました(笑)。歌っていて本当に楽しかったので、皆さんにも楽しみながら聴いて頂ければ嬉しいです。

――お気に入りの歌詞は?

ASKさん:「おまえら魚が食いたいか 尾頭つきで宴会だ」という歌詞の辺りは、まさに宴会をしているであろう、楽しげな雰囲気を出せるように結構頑張ったので、その辺りが好きですね。

――2曲共、雰囲気の異なる曲ですが、一番、聞いてもらいたいという聞き所を教えて下さい。

ASKさん:「心の月」は、サビが2回構成になっていて、大サビも同じ構成なんです。その大サビの1回目の所で、曲が静かになる中、切々と歌いあげる感じになっています。そこから、大サビ~後半への盛り上がりを出しつつ、歌詞の切なさを歌に出せるように歌ったので、その辺りを聴いて頂ければ嬉しいな、と。
「まさむねこのうた」については、全体的に「あ、ASK頑張ってるな」って思ってもらえれば(笑)。それだけでもう大満足です。


●「いつか、ゲームやアニメの主題歌を歌いたい」

――今回、「伊達政宗」をイメージして作られた楽曲を歌ったわけですが、ASKさんは「伊達政宗」という人物について、どのような印象をお持ちですか?

ASKさん:正直、伊達政宗と言われてパッと思い浮かぶのが眼帯と兜という程度の浅い知識で申し訳ないんですが(苦笑)。あとは、戦国時代において、凄く野心の強い人だったのかなと思います。何かさっきから浅い発言ばかりで、ファンの方に怒られてしまいそうなんですが(笑)。
僕は歴史上の、というよりも、どちらかと言えば、ゲームの伊達政宗が浮かぶんですよね。戦国武将が沢山出てくる某ゲームのイメージが強いですね。だから、本当の伊達政宗ファンの方から見ると、この作品はどうなのかなという不安はあります。また、伊達政宗をモチーフによくこれだけの曲を作られたな、凄いなと思います。

――さて。話は変わりますが、ASKさんは動画サイトから始まり、CDやライブなど様々な活動をされています。今後の目標や野望というのはありますか?

ASKさん:僕はゲームとかアニメが好きなので、いつかゲームやアニメの主題歌を歌う機会があったらいいなと淡い夢を見ております(笑)。ただ、そればかりに固執して活動しても、自分の遊べる幅が狭くなってしまうので、今後も自分のスタンスを崩さないようにマイペースでやっていこうと思っています。その結果、もしそういうことに携わる事が出来れば万々歳、という感じで(笑)。

――CDやライブなどに出演される機会も増えていると思いますが、ご自身や周りの環境に変化というのはありましたか?

ASKさん:そんなに変化はないと思うんですが、敢えて言うとしたら、今まで関わった事のない、色々な業界の方と知り合う機会が増えた事でしょうか。あと、人前に出る機会が増えたなと思います。僕、基本引きこもりなのであまり外に出ないんですけど、ライブやイベントなどで人前に出させてもらう機会が本当に増えました。それこそ、以前の自分から見たら考えられないぐらい(笑)。

――ありがとうございました。では、最後にCDを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

ASKさん:まず、伊達政宗ファンの皆さん、ごめんなさい。「まさむねこのうた」とか、本当にすみませんでした(苦笑)。申し訳ない気持ちでいっぱいですけれども、豪華な歌い手が揃っていますし、曲を作って頂いている作曲家の方も、本当に豪華な顔ぶれが揃っていますので、是非聴いて、楽しんで頂けたら嬉しいです。
歌も曲も本気(ガチ)です。ある意味、本気で悪ふざけと馬鹿をしているような感じなので、凄く面白いと思います。もし、たくさんの方に聴いて頂く事が出来れば、次はまた違う武将が犠牲になるかもしれませんが(笑)。そんな戦国BANDですが、皆さんどうぞ最後までゆっくり聴いていってね!

<取材・文:奥村寿代>

『戦国BAND 伊達政宗編』
2011年4月27日発売予定
価格:2,625円(税込)
【参加歌い手】
ASK、けったろ、赤飯、ぽこた、みーちゃん
アニメイト特典:カラオケCD(全10曲のカラオケバージョンを収録)
期間限定特典:6月4日開催ライブの先行抽選販売案内
発売元・販売元:フロンティアワークス

>>『戦国BAND』公式サイト
>>アニメイトTV:『戦国BAND』プロモーション配信ページ

<b>『戦国BAND 伊達政宗編』</b><br>2011年4月27日発売予定<br>価格:2625円(税込)<br>発売元・販売元:フロンティアワークス

『戦国BAND 伊達政宗編』
2011年4月27日発売予定
価格:2625円(税込)
発売元・販売元:フロンティアワークス

(C)フロンティアワークス
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