
宮野真守が『MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2011 ~STANDING!~』公演は超大物ゲストも登場してファン思わず号泣!?――ライブレポで誌上再現!
2011年7月30日、渋谷C.C.Lemonホールにて宮野真守のライブツアー"MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2011 ~STANDING!~ supported by JOYSOUND"の初日公演が開催された。
●会場はとろけそうなムードに……?!
この日の天気はあいにくの雨。だがそんな憂鬱な天候を吹き飛ばしてしまうほどの熱気が、ライブ開始前から会場を包み込んでいた。サイリウムを手に持ち、ワクワクした面持ちでステージを見守るオーディエンスの目は輝いており、宮野の登場を今か今かと待ち受けているようだった。
そしていよいよライブがスタートすると、マーチングバンドを模した演出と共に宮野が登場!バトンを使ったダンスで会場を大きく盛り上げると、勢い良く1曲目「STAND UP SOUL」へ突入。ギターをかき鳴らしながらエキサイティングなステージを見せる宮野の姿に、ファンからは常に「キャー!」と大歓声が沸き起こっていた。フロアはサイリウムを振りかざし、そのボルテージもどんどん上昇していく。その勢いを保ったまま疾走感溢れる「白昼夢」、腕を振りかざしジャンプしながら元気一杯に歌う姿が印象的だった「Discovery」を立て続けにパフォーム。
ここで宮野は一度舞台の裏へ。のっけから大興奮状態のオーディエンスはざわつきながら、ステージをじっと見つめていた。そして舞台上方に星空のようなキラキラしたライトが点灯すると、衣装チェンジをした宮野が再び登場!ロマンチックな雰囲気の中、キレの良いダンスを交えながら「ヒカリ、ヒカル」、サビ部分で大合唱が起こった「J☆S」を披露し、会場を沸かせていた。
ライブはここから女子のときめきタイムへ!腰に来るグルーヴィーなビートとキャッチーなダンスがフロアをぐんとアツくした「Break a Road -REMIX-」、アダルトなムードとセクシーな歌声にファンも骨抜き状態だった「DISCOTIQUE09」、そして照明を落としファンタジックな世界観の中で歌い上げた「MOONLIGHT」をパフォーマンスすると、会場はもはやとろけそうな雰囲気に。胸に響く甘い歌声が会場を覆いつくし、そこにいる者すべてを音の世界に酔わせてくれた。
●あのキャラクターと夢の共演も?!
ライブ中盤戦は、宮野自身が「素敵な夜の曲」と評する「nocturne」からスタート。星空を思わせるステージ背景には地球が浮かび上がり、まるで宇宙空間のような幻想的な雰囲気に。しっとりとした空気の中、歌詞の一つ一つを届けるかのように力を込めた美声を震わせていた。
MCパートでは自身が初めて作詞/作曲を担当した「STAND UP SOUL」の制作秘話を明かし、楽曲への思い入れなどをバンドメンバーと共に語るとファンからは大きな拍手が。ほんわかとしたハッピームードに包まれたと思いきや、10曲目「ぼくのキセキ」ではフロアのボルテージも再び急上昇!ワルツ調のダンサブルな曲調に合わせ、宮野はステージを目いっぱいに使いエネルギッシュにパフォーマンス。オーディエンスもサイリウムを左右に降り、熱狂的な盛り上がりを見せていた。
そして恒例のコントでは、なんと宮野がサラリーマン姿で登場。会場には爆笑の渦が沸き起こり、中には涙を流して笑うファンの姿も。……すると、中盤からなんと自身が演じるウルトラマンゼロが舞台に登場し、コントはヒーローショー状態に!そのまま11曲目「Kiss×Kiss」をゼロと共にパフォーム。夢の共演にオーディエンスも爆発的に沸きあがっていた。
ゼロがステージを後にすると、ライブは後半戦へ。再び衣装をチェンジした宮野は先日リリースした6thシングル「オルフェ」、エキサイティングなダンスパフォーマンスでファンの胸をアツく焦がしてくれた「BODY ROCK」を熱唱。14曲目「Steal!!」では曲中オーディエンスに向かって投げKISSをするシーンも見られ、その度にはちきれんばかりの黄色い歓声が巻き起こっていた。
「お気づきの通り最後の曲です……信じられないでしょ?」と語り、次の曲がラストであることを明かすと会場からは「えー!」と声が。「皆と一緒に歌いたい、幸せな気持ちなってほしい曲です!思い残すことなく、皆で楽しみましょう!」と言う言葉と共に始まったのは「WONDER LOVE」。曲中では振り付けを交えながらもコール&レスポンスでオーディエンスと一体となった盛り上がりを見せ、サビは全員で大合唱。満面の笑みを浮かべながらパフォーマンスを繰り広げる宮野のステージは、フロアに溢れんばかりのポジティヴなヴァイヴを生み出していた。
もちろん、ライブはここで終わらない。会場が揺れるほどのアンコールと共に再びステージに登場した宮野は、「蒼ノ翼」を熱唱。オーディエンスは嬉々とした表情で音に身を委ね、そのエネルギーを受けた宮野はさらにアグレッシヴなステージを見せていく。「ここまで皆さんと一緒に突っ走ってこれて幸せでした!ありがとう!」とファンにお礼を述べると、ラストの楽曲「Not Alone」に突入。フロアは歌って踊ってタオルを振りかざし、大きくジャンプしながら曲をエンジョイ!そこにはまるで、ライブの楽しさを凝縮したかのような時間が流れていた。そして宮野の合図と共に大きなジャンプで曲を締めると、おびただしいほどの拍手と歓声が会場を包み込み、大盛況の中でライブは幕を閉じた。
とことんエンターテインメントを追求した、バラエティ豊かなステージでオーディエンスを魅了した宮野真守。まだライブに参加したことのない人は、いつまでもドキドキやワクワクを感じることができるような最高のパフォーマンスを、その体と心で味わってみて欲しい。(取材・文 杉山 玲菜)
>>宮野真守 OFFICIAL WEB SITE

























































