声優
『あかやあかしやあやかしの』ドラマCDキャストインタビュー第1弾

人気ゲーム『あかやあかしやあやかしの』の初の音声収録によるドラマCDが3月21日発売! 出演キャスト全員インタビュー企画第1弾は立花慎之介さんなど8人が登場!!

 人とあやかしの交流を描いた人気ファンタジーADV『あかやあかしやあやかしの』のドラマCD『「あかやあかしやあやかしの」アンソロジードラマCD1』が3月21日発売! このドラマCDが同作初めての音声収録です!

 内容は主人公の由が相棒の黒狐を探して回る空環(うつわ)神社での出来事を描いた「かくれんぼ」と、二人の少年・灯吾と秋良が登場する「おにごっこ」の2本立てとなっています。

 当サイトでは出演キャスト全員連続インタビュー企画を敢行! 第1弾は収録を終えたばかりの立花慎之介さん、水島大宙さん、真堂圭さん、堀内賢雄さん、矢島晶子さん、長妻樹里さん、三宅麻理恵さん、高森奈津美さんにお話を伺いました。

手前左から、真堂圭さん、立花慎之介さん、水島大宙さん、堀内賢雄さん。奥左から、矢島晶子さん、高森奈津美さん、長妻樹里さん、三宅麻理恵さん。

手前左から、真堂圭さん、立花慎之介さん、水島大宙さん、堀内賢雄さん。奥左から、矢島晶子さん、高森奈津美さん、長妻樹里さん、三宅麻理恵さん。

――収録を終えての感想、作品について印象をお聞かせください。

由役・立花慎之介さん(以下、立花):和風な妖怪や心霊ものは好きで、絵のタッチもノスタルジックな感じも好きになりました。ただ、いただいた資料で由のところを見てもよくわからなくて。“とらえどころがないふわふわ感”と書いてあって、どうキャラを作っていこうかなと思ったし、精神的には7歳だけど姿は17歳という部分もどこを基軸にして、声にして表そうかと悩みました。でも現場でディスカッションした上で由のイメージが掴めてきたので、僕が考える由はある程度出せたかなと思います。不思議な世界観の中、不思議なキャラが多いので、独特の空気感のあるドラマCDになったのではないかなと思います。スタッフさんがまさか狐面を作ってくるとは思ってなかったので(笑)、そんなところにも意気込みを改めて感じました。

椿灯吾役・水島大宙さん(以下、水島):灯吾を演じるのは初めてであり、登場がお話の序盤ということで、人間関係や状況を理解するのは難しくて。繊細な距離感を保てればと自分なりに心を込めて演じさせていただきました。作品自体も不思議な世界観で、食す側の物の怪と食される側という難しい立ち位置など、これからより作品に触れていくことで、もっと理解を深められたらいいなと思っています。

黒狐役・真堂圭さん(以下、真堂):まさか男の子役ができると思っていなかったので、うれしかったです。あと資料を読ませていただいたら雰囲気が独特で不思議で、すごく入り込みたくなるような世界観で、どうお芝居しようか、想像するのが楽しかったです。もっと知りたくなって、OP映像を見たらさらに好きになって収録が待ち遠しくて。実際に収録したら皆さんのお芝居が想像以上で、『あかあか』の世界がすっと自分の中に入ってきて、楽しい収録でした。

狭塔さん役・堀内賢雄さん(以下、堀内):不思議な世界観の作品で、その中で「狭塔はどんな立ち位置なんだろう?」と考えたりしましたが、演じ終わって「いい感じですよ」と言われて、ホッと胸をなで下ろしています。この作品にはせつなさやナイーブさも感じて、共感できました。

もみじ役・矢島晶子さん(以下、矢島):役名を見た時、“もみじ てるてる坊主”と書いてあったので二役かなと思ったら、てるてる坊主の形をしたキャラでした(笑)。セリフがかたことな感じだったので、「どう話そうか?」と考えたりしましたが、かわいいだけでなく、ちょっと怖いのかもというニュアンスもセリフの中に出そうと思いながら演じました。絵からかもし出される幻想的な世界も好きなので、CDドラマでは絵がなくてもイメージして頂けるように心がけました。

金魚・玉露役・長妻樹里さん(以下、長妻):収録前におうちで体験版をプレイさせていただきましたが、絵がきれいで金魚達のビジュアルもとてもかわいいし、音楽にもひかれました。ドラマCDになることでもっと「あかあか」の世界を想像しやすくなるんじゃないかと思うので早く聴いていただきたい気持ちでいっぱいです。

金魚・水仙役・三宅麻理恵さん(以下、三宅):金魚役と告げられた時、「名前なのかな?」と思ったら、空を飛んでる金魚だったのでびっくりしました。ドラマCDでもずっと金魚のままなので、そんな金魚感を感じてもらえたら(笑)。作品ファンの方も今回、声が付いたことでイメージしやすくなると思うので、一緒にそんな喜びを共有していけたらいいなと思っています。

金魚・祁門(きーむん)役・高森奈津美さん(以下、高森):台本を読んで、ビジュアルを見た時、和風のファンタジー作品だなと思いました。同じ世界でつながっているのに、違う世界のお話で、仲間に入りたいような、でも入るのはちょっと怖いな、みたいな(笑)。また役名を聞いた時、私も「えっ、金魚?」って驚きました(笑)。金魚を演じさせていただくにあたっては、3匹のバランスを大事にしました。由や狭塔さんの周りをちょろちょろ飛び回ってる子供みたいな印象で受け取ってもらえたらいいなと思います。


――ご自身が演じるキャラクターのご紹介とご自身のキャラの聴きどころをお願いします。

立花:由は主人公ということで、いろいろな人、いろいろな妖怪と関わっていく中で、それぞれ立ち振る舞いが違う子と聞いたので、人と合わせる八方美人的なところもあるのかなと。友達同士や人間と遊んでいる時の楽しさ、妖怪と会ってる時の違いも今後、うまく出せればもっとおもしろいのかなと思いました。

水島:灯吾は母親の失踪や物の怪達に襲われていた過去を考えたら、屈折した性格になっていてもおかしくないのに「クールだな」程度に収まっているのは根はいい奴なんだと思います。誰にでも親しくするタイプではないけど、実は面倒見が良かったりして。特に妹の灯奈への愛情は強い気がするので、そんなシーンも今後演じられたらいいなと期待してます。

真堂:周りがふわふわとしたゆるやかなボケが多いので、黒狐は結構、突っ込んだり、わあわあ、わめいたりするポジションです。演じる前は由と主従関係なのかなと思ってましたが、意外に兄弟っぽくて、兄貴分だったことに驚きました。「じゃあ、偉そうにしてればいいかな」と遠慮なく由君に突っ込めるのが楽しかったです。あと黒狐の頭にぶら下がっているお札の謎はのちのち触れられるそうなので、私も楽しみにしてます。

堀内:狭塔を演じる前に、原作の先生に「優しさを前面に出してもらえれば」と言われたので、それを重点的に、説得力のある大人を意識して演じました。出番は多くないけど、「狭塔ってこんな感じなんだ」とわかっていただければいいかなと思っています。

矢島:もみじの絵にしっぽみたいなものが見えたのは食べたものだと今日知りました。やっぱり肉食なんですね。私も肉食ですが、もみじみたいに何でもは食べません(笑)。頑張って肉食的な部分を出したいです。あと祁門さんは意外にライバルかもと思いました。かわいいだけでなく、秘めてるものがあるところとかおっしゃっていたので負けるものかと(笑)。

長妻:玉露は3匹の金魚の中では一番しっかりしていて、冷静で落ち着いてます。周りがキャッキャしているので、自分ではまとめているつもりだけど、ほかのキャラから見たら「金魚3匹がまた何かやってるよ」というような雰囲気が出せるように演じさせて頂きました。

三宅:水仙は3人の中では一番元気で、中華っぽいのがモチーフと資料に書かれていたので、まず作風からは浮かないように意識して、そこから少しずつらしさを出してみました。今後はもっと金魚らしさ、水仙らしさを出せればいいなと思います。

高森:祁門は3匹の中で一番気が弱くて、泣き虫な性格なんですけど、3匹一緒だと楽しくて、由さんをからかったり、嵐昼さんと遊んでもらったりした時、ついついはしゃいでしまいました(笑)。一番気になったのは祁門の設定にヤンデレとあって、今後演じる機会がある時はヤンデレな部分も演じたいです(笑)。金魚はかわいく見えて、残酷な部分も秘めているのでそんなところも出していけたらいいなと思います。

立花慎之介さん(由役)

立花慎之介さん(由役)

水島大宙さん(椿灯吾役)

水島大宙さん(椿灯吾役)

真堂圭さん(黒狐役)

真堂圭さん(黒狐役)

堀内賢雄さん(狭塔さん役)

堀内賢雄さん(狭塔さん役)

――印象的なシーンやセリフを挙げてください。

立花:普段の日常会話の楽しさが根底にある中で、並行してぞっとするようなことが同じ時空間で起こっていて、そんなギャップが共存しているのがおもしろくて。例えば妖の食事は人間には見えてないところとか、ドラマCDだけど絵を想像するとすごく怖くて。あと家で台本を読んでいてずっと思っていたのが、嵐昼という名前を見るたびに「だいちゅう」が浮かんできて。この作品にも一緒に出てますけど、それが僕的にはおもしろかったです(笑)。

水島:もみじさんはどうやって生きているのか、どう捕食しているのか、気になりました(笑)。物語が核心に迫った状況を僕も体験したいと思わせる、深い世界観が魅力かなと思います。

真堂:狭塔さんに絶対逆らえない感じが空気で伝わってきて、「これが狭塔さんなんだ」と獣のようにちょっと震え上がりました(笑)。黒狐的にはいろいろなキャラに突っ込むのが楽しかったです。

堀内:作品に初めて声が入るということで、演じるのは難しいだろうなって思ってました。特に由君はほわ~んとした眠っている感じは難しかったと思うけど、演者としてはむしろ幸せなんじゃないかなと。今回は全体的にキャラ見せみたいな部分があったけど、皆さん、いい感じで演じられていたのでうれしかったです。聴きどころはキャラ達のそれぞれの存在感が一番じゃないかと思います。個人的には狭塔と金魚達の絡みかな。先生とお話しした時、狭塔にとって金魚はペットだけど、金魚にとっては愛すべき人で。ただペットというニュアンスをどう出せばいいのかなと考えたけど、僕も亀やイグアナを飼っているので、従属関係じゃないけど上から目線っていう部分が出ればいいかなと思って演じました。

矢島:気に入っているのはもみじの「ちっ」と言うセリフ。あと賢雄さんは普段わりといい加減なことをポンポン言っていますが、物語の中では金魚達に「お前達、いい加減なことを言ってると!」と叱っているのを聴いて、つい笑ってしまいました(笑)。

長妻:「かくれんぼ」編の、最後のもみじさんの雰囲気が独特で、「こういう世界観なんだ」と改めて感じさせてくれる締めくくり方でした。もみじさんのキャラが好きです。

三宅:由が歩きながら寝ているのがうらやましかったです。寝ながら歩く由を、立花さんが演じているのを見て、「こんな感じか、いいな。私もマネしてみたい」と思いました。

高森:冒頭の由の夢のシーンは絵的にきれいだなと。絵をドラマCDで表現するのは難しいと思うんですけど、風車が回る音とか、立花さんの夢の中の不思議なお芝居のシーンとか、すごくいいなと思って。早く完成版が聴きたいと思ったシーンでした。


――今回のドラマCDには「かくれんぼ」、「おにごっこ」の2編が収録されていますが、「かくれんぼ」や「おにごっこ」にまつわる思い出に残るエピソードがあれば教えてください。

立花:小学校の頃、よくカン蹴りとかケイドロを遊んでました。今、大人のおにごっこをやりたいです。自主ユニットで大人の本気のケイドロはやったので、おにごっこやかくれんぼを大人の規模でやったらおもしろそうな気がします。

水島:僕はカン蹴りをよくやってましたが、カンを蹴るほうではなくて、隠れて見ているほうでした。でも見つけられなさ過ぎてもおもしろくないと感じて、鬼を確認しながら隠れ場所を移動してました。そんなズル賢いタイプでした(笑)。

真堂:おにごっこをする時はかなりの確率で逃げるほうにまわることが多かったんですけど、追われるのが嫌で、すぐに捕まっちゃうような子でした。でも鬼になれた時は今までの恨みをはらすかのごとく、人を捕まえまくる、肉食系なおにごっこを展開してました(笑)。

堀内:かくれんぼは小学生の時はよくやってました。神社で隠れてたらそのまま眠ってしまって、夜中になって泣きながら帰ったこともありました。おにごっこは鬼自体が怖かったので明るいイメージはありませんね。明るいイメージになるのは節分の時くらいで(笑)。

矢島:かくれんぼもおにごっこも好きじゃありませんでした。普通に隠れるとすぐに見つかるだろうと思って、死角を狙って天井に近いハリのところにへばりついたりして。それでも結局、すぐに見つかるし。皆と一緒になって遊ぶのが苦手でした。

長妻:かくれんぼがすごく好きで、私、三人姉妹なんですけど、よく家でかくれんぼをしていました。私が必死に隠れていると、いい加減な姉妹なのですぐにかくれんぼしてたことを忘れて、次のことをし始めて、私は隠れたまま寝てしまって、気が付いたら夕方ということがよくありました。

三宅:小学生の時、近所の友達とかくれんぼをしてましたが、公園の中だけという条件なのに、公園外の道路や民家に隠れたりして。私がそんなことばかりしてたら、みんな隠れたつもりが何人か帰ってしまったことがあって、ルールはちゃんと守ろうと思いました(笑)。

高森:小さい頃、おばあちゃんに見つかりたくなくて、外に絶対見つからない秘密基地を作っていました。でも、毎回、場所を変えているのに夕方5時になるとおばあちゃんが迎えに来ることが私には恐怖で。今考えるとおばあちゃんは妖だったのかも(笑)。


――最後に皆さんへのメッセージをお願いします。

立花:作品の雰囲気が独特なので、まずそこを楽しんでください。明かされていない事実や隠されているものが多そうで、まだゲームやドラマCDに触れられていない部分を想像したり、期待したりしつつ、今後の展開を待っていてください。そして、『あかあか』にハマった方は、「こんなおもしろい作品があるんだよ」とほかの方に広めていただければ、皆さんの応援でいろいろな展開ができると思います。これからもよろしくお願いします。

水島:ゲームをプレイされた方が抱いていた灯吾のイメージってどうだったのかな? というのは気になりつつ、合っていればいいなと思いながら演じました。次回違うエピソードを演じた時、また違った面が見られるのかなという楽しみもあります。初めて『あかあか』を知った方はゲームをプレイすることでキャラや世界観をより深く知ることができると思うし、灯吾がどれくらいフィットしているのかも確認できると思います(笑)。『あかあか』はあなたをお待ちしてます。

真堂:知ってる方も知らない方もすごく気になるタイトルだと思います。また、作品の人物相関図を見るだけでも複雑で、ゲームでもドラマCDでも、もっともっと深く知りたくなる作品なので、いろいろな観点から楽しんでください。収録もいい雰囲気でやらせていただきました。皆さんが思い描くキャラ達になれたらと思います。

堀内:人気作品であり、初めて声が入るということで、ファンの方の期待に応えられればいいなと思うし、僕らも頑張りましたので期待に応えられるんじゃないかなと思ってます。このドラマCDが第1弾ということで、第2弾、第3弾と続けられる作品になる気がするし、今後いろいろなところで展開していければうれしいです。ぜひ応援してください。

矢島:声が入るとゲームとは、また違う世界、新鮮なものに出会えると思うので、ぜひこのドラマCDも聴いて頂きたいですね。楽しみ方が広がると思います。

長妻:今までゲームをプレイされた方も、ドラマCDから初めて入る方も、世界観や雰囲気を感じ取っていただける内容になっているので、ぜひドラマCDを聴いて、ゲームもプレイして頂いて、『あかあか』の世界を堪能していただけたらと思います。

三宅:このCDではキャラ達の関係性ができ上がっているものが多いので、「この子達ってどんな関係性やつながりがあるのかな?」と興味が湧いたらゲームもプレイして頂き、どんどんこの作品にのめり込んでいただけるとうれしいです。

高森:ドラマCDから入られた方は、キャラの名前ひとつとっても、黒狐やもみじなど「ん?」と思うものが結構あると思います。そこからゲームに入ってもらえば、「金魚って本当に金魚なのかよ!」という楽しみもあるので(笑)、両方並行して楽しんでください。


◆『「あかやあかしやあやかしの」アンソロジードラマCD1』
発売日:2012年3月21日発売
価格:2,100円(税込)
発売:フロンティアワークス

【キャスト】
由:立花慎之介
椿灯吾:水島大宙 
遠近秋良:櫻井孝宏 
嵯峨野:鳥海浩輔
黒狐:真堂圭 
狭塔さん:堀内賢雄 
ミコトの主:沢城みゆき 
嵐昼:鈴村健一
足部さん達:石田彰 
金魚・玉露:長妻樹里
金魚・水仙:三宅麻理恵
金魚・祁門(きーむん):高森奈津美 
もみじ:矢島晶子


★★アニメイトTV内にて『「あかやあかしやあやかしの」アンソロジードラマCD1』新着プロモーション配信中!★★

>>「あかやあかしやあやかしの」アンソロジードラマCD1 アニメイトTV内プロモ配信ページ
>>『あかやあかしやあやかしの』ゲーム公式サイト

矢島晶子さん(もみじ役)

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長妻樹里さん(金魚・玉露役)

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三宅麻理恵さん(金魚・水仙役)

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高森奈津美さん(金魚・祁門(きーむん)役)

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