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音楽活動10周年のRitaさんが記念アルバム『MemoRia』を3月21日にリリース! 新曲7曲入りCDと2月のライブ音源CDの強力盤についてRitaさんが熱く語る
さまざまなゲームソングを歌い、声優としても活動中のRitaさんの音楽生活10周年を記念したアルバム『MemoRia』が3月21日発売!
オリジナル新曲7曲プラス、『アガレスト戦記2』と『ワンド オブ フォーチューン2~時空に沈む黙示録~』のOP&ED曲、デビュー曲「きっと、ずっと」の12曲入り。更に同梱されるCDには2月に行われたライブ『Rita’s Hour 18』から6曲を収録したファン必携の愛蔵版! 4月には10周年記念ライブも控えたRitaさんにお話をうかがいました。
Ritaさん
●10周年記念盤は“記憶”がテーマ
――まず10周年を迎えた感想をお聞かせください。
Ritaさん(以下、Rita):あっという間でした。ただ好きなことをやるために必死に頑張ってきたら10年経ってました。
――メモリアルイヤーとして、いろいろな企画が進行していますが、そのひとつとして10周年記念アルバム『MemoRia』が3月21日にリリースされます。どんなコンセプトやテーマで制作されたんですか?
Rita:音楽にまつわる記憶を呼び起こす意味と、10年をいかに振り返るかも含めて、タイトルにもあるようにトータルのキーワードを「記憶」にしました。また私がこれまで歌い手として学んできたこと、例えば声の出し方や技術的なアプローチは楽曲によって変化しているので、今回、収録されたいろいろなタイプの曲の中で感じていただけたらいいなって。
――今回オリジナル曲が7曲収録されていますが、収録曲はどのように決まっていったんですか?
Rita:基本的にはディレクターさんに候補曲の発注はお任せしました。そしてラフ音源が上がってきた中で、「どの曲を歌ってみたいですか?」と問いかけがあって、私が直感的に選んでいった曲を改めて練り直していただきました。自分が選んだラフ音源を聴いていたら、昔に聴いていた曲で使われていたのと同じシンセサイザーが使われている曲が偶然あったりして、そこも自分の記憶につながっている気がしました。
●音楽人生を振り返るようなタイトルチューン
――1曲目の「タイトルチューン」はRitaさんの音楽人生を振り返っているような歌詞ですね。
Rita:こだまさおりさんが作詞、ぺさまさんが作曲してくださったんですが、お二人は私が大好きなアニソンを手がけるゴールデンコンビでもあって、「お二人に作っていただけるならうれしいです」とお話ししました。こだまさんから歌詞が上がってきたら、まるで私に向けて書いてくださったような素敵な詞でした。私自身のことはほとんどお伝えしていないのに……。「いろいろなことがあったから今がある」ということを感じ取ってくださったみたいで、こだまさんからの思わぬプレゼントに涙が出ました。そして歌った曲を聴いてこだまさおりさんが「ここまで入れ込んで歌ってくれたなら作詞家として本望です」というメッセージをいただいて「本当にありがたいなぁ」と思いました。
――サウンドもバイオリン、ビオラ、チェロのストリングスを使った豪華さで。しかも始まりを告げる、さわやかで突き抜けた感じの曲ですね。
Rita:ジャケットやミュージッククリップともつながりがあるんですよ。Ritaの音楽ショーの幕開けを告げるようでもあり、10年を回想しながらも後ろを振り返るより前を見て進んでいるイメージですね。今回、初めてストリングスの方のレコーディング風景を拝見させていただいたら、すごく胸に迫るものがありました。皆さんが演奏していたスタジオのすぐ後ろにボーカルブースが設置してあって、先ほどまで皆さんが演奏していた熱気のこもった姿が頭の中でよみがえって、さらに感情が盛り上がって歌えました。そんな効果を狙ってこの順番で収録を組まれたのか、粋なお取り計らいをしてくださってディレクター様には感謝でいっぱいです。本当に、宝物のような曲になりました。
●チャレンジと新たな魅力が詰まったオリジナル曲
――ほかのオリジナル曲ですが、3曲目の「桜の風」と4曲目の「さがしにいこうよ」は、タイプは違いますが春っぽい曲ですね。
Rita:せっかく春にアルバムを出すので、春らしい明るさもあるといいなと。「桜の風」はお別れの歌詞ですが、希望に向けて旅立つ人へ「また、いつか会おうね」と伝えている前向きなお別れなのでこの季節にピッタリです。「さがしにいこうよ」はポジティブな気分で何かを探しに行く、ウキウキした様子が浮かんできます。春という季節にも、「もっと向こうのその先に歩いていきたい」という私自身の気持ちにもマッチしてますね。
――続いて、5曲目に『アガレスト戦記2』のED曲「変わらない奇跡」、6曲目に『ワンド オブ フォーチューン2』のED曲「Every My Dear」と、ゲームのED曲が並びますが、2曲共ED曲なのにまったく対照的なのがおもしろいですね。
Rita:そうですね。「変わらない奇跡」はED曲らしいミディアム調のしっとりした曲で、「Every My Dear」はED曲だけど、あえて疾走感があって前向きな感じが演出されています。「この曲を聴いて元気になりました」といってくださる方も多くて、全てが終わるというより次に向かっていく感じが私も大好きです。
――7曲目の「ミニシアター」と8曲目の「id+air ~イデア~」は独特な雰囲気ですね。「ミニシアター」はドラマチックなストーリーのある曲で、「id+air ~イデア~」は浮遊感のある不思議なサウンドになっていて。
Rita:この2曲は私にとってもチャレンジでした。6曲目の「Every My Dear」でアルバムの第1幕が終了して、第2幕のスタートとなるようなイメージの7曲目には何が始まるのか、ドキドキさせたいという狙いもありました。特に「ミニシアター」は等身大のラブロマンスのショートムービーのシーンが浮かぶ、おもしろい曲に仕上がっていると思います。
――終盤の「I will」はバラードで歌い上げていて、心に響くものがありました。
Rita:私の歌は、元気さや明るさみたいなイメージが比較的強いと言っていただけるのですが、こういう雄大でなおかつ思いを心に秘めているようなバラード曲も好きなので、歌わせていただけてよかったです。
アルバムの中では前に録ったほうの曲なんですが、改めて聴くとその時を思い出したりして。歌詞も深いですし、考えさせられる部分があって今収録できてよかったと思えた曲です。
『MemoRia』/Rita
発売日:2012年3月21日
価格:2枚組CD 3300円(税込)
発売元:ランティス
●歌手生活がスタートした「きっと、ずっと」、未来へ向けた「風の吹くほうへ」
――本編ラストの「風の吹くほうへ」はRitaさんご自身の作詞で、これから進んでいく道や想いが詰まった内容になっていますね。
Rita:「MemoRia」を書いていただいたことで充足感があって、なかなか詞を書けなくて(笑)。しほりさんの曲を聴いているうちに「風の吹くほうへ」と聴こえた気がしたんです。しかもそのフレーズが冒頭にすんなりハマったので、そこから、自分が歩みたい方向や気持ちみたいなものを、しほりさんの曲に導かれるように書いていきました。
――回想から、以前に歌った曲、ここまで歌ってきたからこそ今歌える曲、そして未来への希望を歌った曲と通して聴くとコンセプトがしっかりしたアルバムだなと思いました。
Rita:ありがとうございます。曲順の妙ですよね。もちろんそれは皆さんのおかげで。まず新曲の発注から、ブックレットのデザイン、ミュージッククリップに至るまで、いろいろな人の力をお借りしてできたアルバムだと思います。私がセルフプロデュースしていたら、こういうアルバムになっていなかったと思うし、これほどの挑戦や楽しいこともやらせていただけなかったでしょうね。私にとっても記憶に残る、記念になるアルバムです。
――ラストにボーナストラックとしてデビュー曲の「きっと、ずっと」(『とらかぷっ!』ED曲)が当時のボーカルで入っているのもまさに記念盤ならではです。ここまでの曲が成熟したシンガーらしいので、初々しい声とのギャップに成長の跡もうかがえました。
Rita:恥ずかしながら(笑)。この曲を歌った時は「歌の収録の何たるか」も何もわかりませんでした。知らないことばかりで勉強不足でもありました。でも、この10年の間にいろいろな曲を歌わせていただくことで、徐々に歌い手として必要なことを学んでいって、歌った曲数分の自分の個性を生かす武器や想いを重ねていけた気がしています。そういう意味でも「きっと、ずっと」は原点を思い返す曲で、目を背けてはいけないだろうと。アルバムをリピートで聴いて2周目になって「MemoRia」に戻ったら、「おっ」と新鮮な驚きや気づきを感じて、また聴いてもらえたら嬉しいです。
●同梱ディスクには2月のプレミアムライブを速攻パッケージ!
――さらに驚きなのは同梱のディスクには2月に行われたライブ音源を収録していることです!
Rita:タイトなスケジュールでやっていただきました(笑)。『Rita’s Hour 18』というライブは普段の元気なパフォーマンスではなく、アコースティック風の、生音の演奏にこだわったステージでした。デジタルだった音も生音に落とし込んだり、より私の歌声も身近に感じていただけるのではないでしょうか。
――英語詞の「Sweet Outbreak」はジャジーで、「ta eschata」はボサノバっぽかったり、装い新たなRitaさんがいます。
Rita:ありがとうございます! 「Sweet Outbreak」は元々、原曲もジャズっぽかったけど生音の演奏によってよりジャジーなテイストが深まった演奏になっています。私の歌声と生音との相性の良さや、新しい魅力を味わってもらえたらいいですね。
――終盤に入るとライブが盛り上がっていった様子もわかりました。
Rita:感情が高まって声が上ずっちゃったり、お客さんに声をかけてたり(笑)。ライブの曲順を崩さずに曲を抜粋して収録しているので、テンションが上がっていく様子やライブ感は伝わりますよね。このディスクを聴いて是非実際にライブに行きたいなと思っていただけたらいいですね。
――アルバムジャケットはRitaさんがドールに扮したファンシーでかわいいビジュアルで、特設ページで公開されているミュージッククリップも連動していて、これもまた10周年記念のお祭りらしいです。
Rita:ミュージッククリップでは私が人形を操っているんですけど、私が人形のボディだけを用意して、あとは皆さんで手作りしました。オリジナルの人形なんです。人形の頭が重くて、吊るのも操作するのも汗だくになりながら撮影しました。歌っていたり、ピアノを弾いているように見えたらいいな。あとミュージッククリップがショートサイズなのは、この映像の続きはあくまでアルバムで楽しんでいただいて、皆さんの頭の中で想像してくださっても面白いかもしれませんね。
●4月に10周年記念ライブを開催! 故郷での初ワンマンライブも
――4月にはアルバム発売&10周年記念ライブが東京と大阪で行われます。
Rita:ディスク2に収録されたライブを踏まえて、また違ったテイストのライブをやるんだなと思っていただける内容を組んでみました。東京は昼がBeat SIDE、夜がHeat SIDEの2部構成になっています。大阪は本格的なワンマンライブでは初で、私の地元ですし、10年旅をしてやっと帰ってこれたみたいな。関西の皆さんに会いに行けるのを楽しみにしてます。
――皆さんへメッセージをお願いします。
Rita:ライブやワークスベストの制作など詰まったスケジュールの中で作ったアルバムで、これほど音楽に集中した時間はなかったんじゃないかと思うくらいの密度です。その分、経験値も上がって、私の今後の音楽人生にも糧になっていると思います。
今までのコンピレーションアルバムやワークスベストとはまた違う側面からのアプローチでオリジナル曲も多く、チャレンジもたくさんしているアルバムで、しかも生音の良さが体感できるライブも収録されているのでぜひお聴きくださいね。10周年は特別な一年としてしっかりやっていこうと思っていますので、メモリアルイヤーを皆さんもご一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
◆Rita『MemoRia』
2012年3月21日発売
2枚組CD 3,300円(税込)
発売:ランティス
◆『Rita 10th Anniversary Live-way to TO-DAY-』
2012年4月15日(日)東京・渋谷duo MUSICEXCHANGE
Beat SIDE 14:00開演
Heat SIDE 19:30開演
2012年4月22日(日)大阪・OSAKA MUSE 心斎橋
17:30開演
各公演共 オールスタンディング4,500円(税込・ドリンク代別)
>>Ritaオフィシャルブログ「超りある。」
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