STUDIO MUSIX放送10回目のゲスト・KOTOKOに迫る

『STUDIO MUSIX』放送10回目のゲスト・KOTOKOさんに迫る!

 毎月豪華アーティスト迎えアニメ・ミュージックのすばらしさを視聴者に伝える、アニマックスならではの音楽番組『STUDIO MUSIX』が記念すべき放送10回目(4/1放送分)を迎える。今回のゲストは歌姫・KOTOKOさん。

 4月スタートのテレビアニメ『アクセル・ワールド』では『STUDIO MUSIX』のMCを務めるMay'nさんがオープニング・テーマを、KOTOKOさんがエンディング・テーマ(なんと作曲はfripSideのsat氏!)を歌っており、今回はその楽曲を2人が披露。『アクセル・ワールド』の話はもちろん、プライベートについても語ったというプレミアムトーク・コーナーも含め見逃せない内容に仕上がっている。

 アニメイトTVでは番組に出演するKOTOKOさんに取材を敢行。番組の魅力からKOTOKOさんの近況までたっぷりと語ってもらった。

KOTOKOさん

KOTOKOさん

●「歌っているときはありのままの自分でいられるんです」(KOTOKO)

――『STUDIO MUSIX』には2回目の出演となりますが、前回の出演はいかがでしたか?

KOTOKOさん(以下、KOTOKO):ほぼ初めてのテレビ出演だったので「テレビってこんな感じなんだなぁ」って勉強させてもらった感じでした(笑)。今までゲスト出演みたいな形はあったんですけど長時間のトークやスタジオライブは初めての経験だったので、現場の雰囲気に圧倒されてしまって。だからあっという間に終わってしまったイメージですね。

――May'nさんとのプレミアムトーク・コーナーはいかがでした?

KOTOKO:前回出演したときはMay'nちゃんとあまり面識がなかったんです。「歌い手同士対等に話してください」ってスタッフさんから言われてたんですけど「いやいや相手はMay'nさんだし……」と恐縮してしまってちょっと堅い雰囲気のまま終わってしまったんですけど、そのあとMay'nちゃんとご一緒させていただく機会が何回かあって少しずつ仲良くなってきて。だから今回の収録は前回とは違う気持ちで挑めました。余裕というか、「May'nちゃんと一緒だから大丈夫!」という安心感がありますね(笑)。

――番組のメインコーナーとなっているスタジオライブの収録はいかがでしたか。

KOTOKO:ライブに関してもあっという間で「えっ、もう終わっちゃったんですか?」って感じだったんですよ(笑)。「いつも通りで良いですよ」って言われたんですけど、どこに目線を持っていくのが正しいのかすら分からない状態で(苦笑)。最終的に「普段の私らしく歌うしかないな」って思って収録に挑みましたね。初めてのことばかりでしたけど、すごく良い経験をさせていただきました。

――前回出演した時、周りの反響はやはり大きかったですか?

KOTOKO:大きかったです。ファンの皆さんはすごく楽しみにしてくれていたし、「初めてKOTOKOが歌っている姿を見た!」っていう方も多くて。なかには「ライブに行ってみたくなった」って意見もあって出演して良かったなぁって。

――ご自身でも放送はご覧になりましたか?

KOTOKO:はい。観ましたし、録画もしました(笑)。トークのシーンはちょっと恥ずかしかったです……。反省ビデオとして観ました(笑)。

――いやいや、KOTOKOさんトークお上手じゃないですか。KOTOKOさんの人柄が表れたMCにいつも癒されます(笑)。

KOTOKO:いやいやいや! 実はトークに関してまったく自信がないんです。元々話し上手じゃないんですよ(苦笑)。だからもっと成長しなくちゃって常に思っているんですけど……。

――歌うことと喋ることって同じことのようでいて、実は全然違うベクトルのことですもんね。

KOTOKO:そうなんです。私はもともと喋り下手だったから文章を書きはじめたんです。それがきっかけで歌詞を書くようになって、音楽で自分を表現するようになって……。だから歌っているときはありのままの自分でいられるんです。結局、私は歌っている時間が一番幸せなんでしょうね(笑)。

――それはすごく伝わってきます。歌っているときのKOTOKOさんの姿ってとっても輝いていて。見ている側も笑顔にさせてしまうようなパワーがありますよね。

KOTOKO:そう言ってもらえると嬉しいですね。ひとの笑顔って見ているだけで幸せな気分になれると思うんです。もしそういう方がいてくれるなら、それだけでも自分が歌っていることには意味があるって思いますし……そこから笑顔の連鎖が広がっていくと良いなって思います。

――笑顔は感染しますもんね。

KOTOKO:そうですね。あと私は笑い声に特徴があるみたいで、私が笑っている声を聴いているだけで楽しい気分になるって言ってもらうことが多々あるんです(笑)。話し下手ではあるんですけど……会話のなかに笑い声が挟まることで「楽しい」って思って下さるかたがいるなら、それもひとつの存在意義だなって思うし、皆さんに幸せを感じてもらえているなら本当に嬉しいです。……でも、もっとトークは頑張ります(笑)!

●「アニメ・ミュージックの良さを伝えたいっていう番組側の熱意が伝わってきた」(KOTOKO)

――前回が「ほぼ初めてのテレビ出演だった」とおっしゃってましたが、今までテレビ出演を控えていたKOTOKOさんがこの番組のオファーを受けた理由はなんだったんでしょうか。

KOTOKO:やっぱり……アニマックスの皆さんの熱意が伝わってきたっていうのが一番大きかったです。アニメ・ミュージックを心から愛していて、その良さを伝えたいっていう番組側の熱意がすごく伝わってきたんです。そういうスタッフの皆さんが作る番組だったら出てみたいなって純粋に思いました。

――笑顔の連鎖の話もそうですけど、熱意や誠意が伝わってくると「頑張ろう」って気持ちになりますもんね。

KOTOKO:まさにそうですね。皆さんすごく親切にしてくださって、私も頑張らなきゃって。だから収録もすごく楽しいんです。……緊張はしますけど(笑)。

――今日は今から歌の収録とのことですが、どんな現場になりそうですか?

KOTOKO:まだ2回目のスタジオの演奏なので……やっぱり緊張しちゃうと思います(笑)。前回のシングル「Light My Fire」(2011年11月16日リリース)を歌わせてもらったときもそうだったんですけど、まだできたてほやほやの曲なので身体に馴染んでない段階なんです。そういう部分が難しいなって。しかも、今回の楽曲は人前で歌うこと自体初めてなので緊張しますね。

――今日披露される新曲(『アクセル・ワールド』エンディング・テーマ)について詳しく教えていただけますか?

KOTOKO:すごく良い曲になりました。作曲のsatさん(fripSide)とはプライベートでも仲良くさせていただいているので「いつか一緒にやりたいですね」なんて話をよくしていたんですよ。タイミングがなかなか合わなくて実現していなかったんですが、今回やっと良いめぐり合わせがあって、しかもそれが『アクセル・ワールド』のエンディング・テーマになるということで運命を感じました。satさんのデジタルなサウンドとアニメの雰囲気がピッタリだから絶対に良いモノになるんだろうなと思っていたんですけど、予想以上に素晴らしい楽曲をいただいて……。

 そんな曲を表現することに対してプレッシャーもありましたけど、それ以上にsatさんが書いた曲を歌えるという喜びと『アクセル・ワールド』のエンディングが歌えるということの嬉しさのほうが大きかったので頑張りました。実は原作を読んで以来すっかり『アクセル・ワールド』にハマってしまっていて(笑)、もういちファンなんですよ。だからその喜びを曲にぶつけたいなって。

――じゃあ原作を読んで感じたことを歌詞に書こうと?

KOTOKO:そうですね。『アクセル・ワールド』はゲームの世界のお話ですけど人間らしさに溢れた作品で、登場人物たちがコンプレックスを克服しながら成長していく過程にすごく心を惹かれました。だからそういう部分を書けたら良いなって。事前にスタッフの方からも「心情に焦点を当てて欲しい」っていうリクエストを頂いたんですが、リクエストを頂いてなくても多分そうしていたと思います。あと「疾走感プラス切なさ」みたいなモノが出せれば良いなと思っていたんですがSatさんの曲はキャッチーなメロディーのなかに切なさが入っているので、歌詞の世界観とピッタリ合いました。

――KOTOKOさんとsatさんが組むって、本当に夢のタッグですよね。

KOTOKO:そうですね。この化学変化を待っていてくれている人がいっぱいいると思うので……私もやっと皆さんにこの曲を聴いてもらえるんだなって思うと、今からワクワクします。

――では最後に5月から始まるアジアツアー"KOTOKO ASIA TOUR 2012"についてメッセージをいただければ。

KOTOKO:番組内でもお話したのですが、アニメ・ミュージックというのはいろいろなモノの架け橋になれると思うんです。今回は初めてツアーという形でアジアを回るのでアジアの皆さんに日本の良さ、アニメ・ミュージックの良さ、音楽の楽しさ……こういったモノを伝えられるように精一杯頑張っていきたいと思いますので、もし興味のある方はぜひ遊びにきてほしいなって思います。



>> STUDIO MUSIX - アニマックス
>>KOTOKO Official web site Mutant Dwarf

[インタビュー&文・ 逆井マリ]

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