榊原ゆい「Happy★LOVE×Live2012」レポ

榊原ゆい「Happy★LOVE×Live2012」レポート!

 2012年10月13日。この日は榊原ゆいさんの誕生日。そのバースデー当日に彼女は、お馴染み中野サンプラザを舞台に、最新アルバム『Fractal』のリリース記念も兼ねた毎年恒例のライブ「Happy★LOVE×Live」を開催。その日の模様を、ここにお伝えします。

 今年で通算8回目の開催。でも誕生日当日にバースデー・ライブを演ったのは、今回が初!! MCでも「何時もは先にバースデーをみんなに祝ってもらい、誕生日当日は脱け殻になってるんだけど。今回はバースデー当日だからテンションも上がりまくり」と言ってたように、この日も榊原ゆいさんのテンションは、冒頭から超スパークしっぱなしだった。

 和太鼓のドーンと響く音を合図にスタートした、今回のステージ。今年は、"和要素"を軸に描いた最新アルバム『Fractal』を中心にしたライブということもあって、ステージ全体的に和太鼓などのパーカッション類とドラムの2ビート。さらに2本のギターにベースとマニピュレーターによる、迫力満載な音が場内へと響き渡る、まさに感情を上げてゆくバンド編成で望んでいった榊原ゆいさん。

 冒頭を飾った『Fractal』や、続く『剣の舞』の時点から場内は、気持ち昂らせゆく激しくも和な演奏による構成と榊原ゆいさんの凛々しくも激しく攻めていく歌声との熱狂的なミックスにより、誰もが拳やサイリウム振り上げ熱狂の渦へと積極的に飛び込んでいた。

 この日は、ブロックごとに色を描きながら構成。序盤のブロックへは、妖艶さ抱いた『光』やダークホラー・ナンバー『黒い花』、幻想デジビートが炸裂した『SINCLAIR』に、心を明るく開放していった『真夏のCielo』と、まるでプリズムの光彩のよう多彩な曲調を通し、榊原ゆいの持つ音楽性の表現の豊かさを提示。

 お馴染み『Happy Birthday!』を唄うコーナーでは、振り付け講座に、榊原ゆいが声優として参加したゲーム『ラブ☆トレ~Sweet~』の伊波茉莉花が巨大なスクリーンへ登場。ダンサーたちをしたがえ、振りをアドバイス。もちろん本番では、会場中の人たちが一体化し踊っていたわけだが。その楽しさを描き出すうえで、参加作品のキャラクターを用いて先に親しみ感を作ってゆく、その遊び心満載な手腕が嬉しい。事務所のマスコットキャラクター、ラブトラちゃんのコスプレに着替え客席から登場し、ファンを沸かせた。

 しかも続く『ラブ☆トレ~Sweet~』伊波茉莉花のキャラクターソング『BE MYSELF』では、榊原ゆいが踊ったモーションキャプチャー映像で構築した伊波茉莉花のダンスを背景に流しながら、その前で榊原ゆいさんが唄い踊るという、二次元/三次元のコラボレートも実施。こういう凝った演出は、観ていてホント心の喜びポイントを刺激してくれる嬉しさだ。

 さらに同ブロックには、胸をキュンキュン弾ませゆくポップに弾けた歌『秘密仕掛けのapple』と『ラブこんぷ!』を導入。続くブロックでは、萌えな電波ソングが感情を熱く燃えさせた『pipipi☆STRILE!』『れっつごー!Modulation』を組み込んでと、キュートでラブリーでコミカルな榊原ゆいの魅力をたっぷりと見せてくれた。

 次のブロックでは、榊原ゆいも声優として参加。PCゲーム『あっぱれ!天下御免』の舞台となっている大江戸学園での騒動を描いた小芝居を実施。これも、同作品に絡んだ歌『大江戸小町』『煌めき一閃』がミュージカル仕立てになっており、和要素満載な楽曲をドラマチックに描き出すための小粋な演出。ゲームストーリーの「目安箱」で吉音がファンのお悩みを解決していくという、ファンにはたまらない演出も。中の人によるヒロインのコスプレ姿には、かなーり眼も心も惹かれた気分。

 後半からは、熱狂描き出すに相応しい怒濤のアッパー・ナンバーのオンパレード!! 心を一気にスパークさせた『恋愛0キロメートル』の解放感。本人の気持ちを歌ったオリジナルバラード『Sun shwer』初お披露目となる変拍子が心地良い『無重力アリア』、カラフルな表情に胸がキュンキュン弾み続けた『evolution』。人気曲『Scarlet』、本編最期に歌った『愛のGUSH!』では、舞台上から無数の炎が吹き出す中、会場中の人たちが声振り絞り熱狂の声援をあげながら感情を熱く熱く燃え上がらせていた。

 アンコール冒頭では、ラブトラちゃんの着ぐるみ姿になった榊原ゆいさんが、ラブトラちゃんテーマソングであるムード歌謡『男と女とトラと愛』を唄うという遊び心たっぷりの微笑ましい演出も見せれば、男声で攻撃的に歌い上げる『Jubilus』、ファンと一体となって叫んだ『LOVE☆FIRE!』、人気の高い『そして僕は…』、最期の最期に会場中の人たち全員で燃え盛った『ONENESS!』まで、アンコールではふたたび熱狂の舞台劇を描き出していきました。

 アンコールを含め、小芝居や映像を通したコミュニケーションや着ぐるみ姿でのパフォーマンスなど、終始観てる人たちを熱中・熱狂させながら、ズーッと笑顔を作り続けていったこの日の榊原ゆいさん。気がついたら3時間半近くの時間が経過。だけど、その時間が一瞬……とは言わないが、アッと言う間に"楽しさと共に感覚がワープしていった"くらいに、火照った心も身体も幸せに満ち満ちた ライブになっていたのは間違いない。と言うことは、来年も一緒に集って、熱狂しなきゃ!

[取材&文・長澤智典]

>>榊原ゆいOfficialWebsite「LOVE×TRAX」

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