アリス十番・立花あんな VS スチームガールズ・小柳朋恵

アリス十番・立花あんな VS スチームガールズ・小柳朋恵 ~新センター対談!! 2013年の顔は、どっちが目立つ!?~

 2013年より、アリス十番のセンターが立花あんなに。スチームガールズのセンターが小柳朋恵にチェンジ。この2人が、それぞれのユニットの顔として引っ張り出した。そんな新センターに顔を並べてもらい、今の素直な心境を聴いてきました。

左から、アリス十番・立花あんな、スチームガールズ・小柳朋恵。

左から、アリス十番・立花あんな、スチームガールズ・小柳朋恵。

■ 今度こそちゃんとアリス十番のセンターして認めてもらえるように引っ張っていかないと、と思いました

――それぞれ、新しいセンターとして活動を始めました。やはりプレッシャーを感じることもありますか?!

小柳:むっちゃあります!!もう今は、プレッシャーしか感じてない。

立花:わたし、もともとアリス十番のセンターになる前に、『負けないで』の曲だけセンターをやらせてもらってたんですよ。そのときは嬉しいよりも、すっごい不安が大きかったし、いろいろとあって外されてしまったんですけど。今回アリス十番のセンターをと言われたときは、ようやく戻ってこれた場所なので、今回は不安とかじゃなくて、今度こそちゃんとアリス十番のセンターして認めてもらえるように引っ張っていかなきゃと思いました。

――以前からセンターへの憧れはありました??

立花:アリス十番の前のセンターだった麻美さんは、私たちにとって絶対的なエースだったので、センターへの憧れはありましたけど。「絶対になってやる!!」みたいな気持ちはなかったです。

――アリス十番のセンターは、そのままアリスプロジェクトの中心的な顔だからね。

立花:そうなんです。それを、ズーッと大先輩の麻美さんがやってくれてたわけですから。そう考えたらプレッシャーも(笑)。

――その点スチームガールズは誕生間もないユニットですからね。しかもこれまでは、経験値の高い亀田怜央奈さんがセンターとして活動。それが、急にセンター・チェンジでしょ。

小柳:そうなんですよぉ。でもわたしはあんなさんとは違って、ユニットを始める前から「やるならセンターを目指してがんばろう」と思っていたので、今はすごいプレッシャーも感じるんですけど、嬉しいです。

――シメシメって感じ?!

小柳:いや、それは…。わたし芸歴も浅いし、スチームガールズでは最年少だし、なんか「めちゃがんばらなきゃ」って意識に変わっていきました。

――朋恵ちゃんは、短期間で一気に成長。確か、最初はOZの研究生だったよね。

小柳:はい。OZが結成されたとき、ダンスがすっごい下手くそでメンバーにすらなれなくて、研究生からのスタートでした。それからようやくOZのメンバーに上がれたと思ったら、スチームガールズのメンバーになって、センターにならせていただいて…。

立花:すごーい!!わたし、OZのときから小柳ちゃんのことを見てきたし、ダンスも教えてたんです。でもあの頃から、教えたらすぐに上手くなってたから、あのときから「小柳ちゃんは絶対に伸びるよ」って裏で話をしてたんですよ。そしたら、ほんとにポーンと伸びてきたから、すごーく嬉しいんです。

――朋恵ちゃん、センターの話を聴いたときは、どんな心境でした?!

小柳:そのときって、あんなさんもその場にいたんですけど…。

立花:ちょうどライブ前のミーティングをしてるときで。小柳ちゃって、いっつも強気なキャラじゃないですか。それが、「センター」って言われた瞬間、もう困った顔。不安そうで、今にも泣きそうな顔をしてたんです。あんな顔初めて見たよ。

小柳:ちょうどアリス十番のメンバーもみんないる中、いきなり言われたんですけど。そんなこと想像もしていなかったからビックリでした。

――それじゃあ、プレッシャーも感じるよね。

小柳:メチャメチャあります。

■ そんな、キャラ潰しやめてください、もう怖いっ!!

――センターとして舞台上から見える景色って、どうですか?!

立花:ぜんぜん違います。

小柳:わたしもあんなさんも、それまで同じポジションにいたんですけど。ちょっと前へズレただけで、ぜんぜん景色が違います。

立花:お互い二列目のセンターに近い位置がポジションだったから、センターの人が視界に入るんだよね。でも今は前に誰もいないから、自分を信じるしかないんです。振り付けとかもね。

小柳:自分で合ってるのか違ってるのかもわかんないです。

立花:もう、自分を信じるのみなんですよ。

小柳:だからこそ、絶対に間違っちゃいけない。

立花:疲れたって表情も絶対にしないです。とくにアリス十番のステージのセンターは、ボートに乗ったりもするじゃないですか。そのボートに乗って客席からステージへ戻ってくると、スチームガールズやOZのメンバーも出てきてと、アリスプロジェクトのメンバー全員がステージ上に乗っかってフィナーレを迎えてくんですね。その真ん中にわたしがいるわけなので、やっぱし、責任はおっきいです。

小柳:でもわたし、麻美さん以外なら、やっぱしセンターはあんなさんだなと思ってた。

立花:エッー、初めて聴いた。ホントに?!それ、嬉しいね。

――朋恵ちゃんから見たアリス十番の存在って、どうなの?!

小柳:私たちスチームガールズのメンバーって、今はアリス十番と動員争いなど対立をしてるけど、もともとアリス十番に入りたいメンバーが多かったから、今でもアリス十番は憧れの存在です。

立花:フフフフフッ。小柳ちゃん、昔から自己主張は強かったもんね。

小柳:まぁ確かに(笑)。

立花:番組で一緒になると、よくつっこんできてくれるんですよ。それ、ぜんぜん嬉しいことなんですけど。わたし、よくネットでエゴサーチをするんですね。そこでよく目にするのが、「小柳ちゃんってキャラではあんなずうずうしいけど、対応はすごく神だよ」っていうのを見たことがあって。やっぱ内心はすごくいい子なんだとわかったし。実際に、すごくいい子なんですよ。

小柳:ヘファッハハハッ。

――普段の強気な態度は照れ隠しなの??

小柳:そんなことはないです。

立花:照れ隠しです(笑)。

小柳:そんな、キャラ潰しやめてください、もう怖いっ!!

立花:ハハハッ。

小柳:でも、普段から強気でいたいなとは思います。

<b>立花 あんな(アリス十番)</b><br>1992/02/29/156cm

立花 あんな(アリス十番)
1992/02/29/156cm

■ だって、小柳ちゃんを見てるとウィンクしたくなるんですよ

――朋恵ちゃんって、普段から先輩後輩なんて関係ねぇぜって性格なの?!

小柳:いや、メチャメチャ関係ありますよ。ステージとか番組ではキャラを出すようにしてるんけど、物販ではけっこう素が出てしまうかも知れないです。

――お互いにこれからユニットを引っ張っていく顔となるわけですが。お互いの存在を、どんな風に見ています?!

立花:アリス十番が活動を始めてから1年半以上ですかね?!そんな中出てきたスチームガールズのステージを初めて観たときに、すごい鳥肌が立ったんですよ。しかも、どんどんステージを重ねるごとに動員も追いつかれちゃって、正直アリス十番のメンバーは焦ってるんですけど。スチームガールズが出来たことでアリス十番のメンバーの意識がすごく変わってきたし。メンバー内でも気持ちが高まって切磋琢磨していけるようになってきたので、スチームガールズのことをライバル視はしてますけど、ホントに出来て良かったユニットだなと思ってます。

 とにかく今のスチームガールズの勢いはすごいです。しかも若いし(笑)。たまに動員面で負けるたびに、「次は絶対に勝つ」ってみんな気持ちが高まるから、ホント切磋琢磨しあっていける関係だと思います。

小柳:あんなさんも言ったよう、アリス十番の人たちはポンッと出てきたスチームガールズに負けたくないってなるのは当然だと思う。スチームガールズも、早くアリス十番に追いつかなきゃという気持ちで切磋琢磨しあってるように、お互いいい存在になってるのかなと思います。ただ、あんなさんは、いっつもウィンクしてくるので、それが怖いです。

立花:だって、小柳ちゃんを見てるとウィンクしたくなるんですよ。それに、ホントしっかりとした子なんですよ。だって15歳でポーンと一人東京に出てきて、絶対に弱いところを見せないし。きっとこういう子が一番我慢してることが多いんじゃないかな?!と思ってしまうから、心配でたまらなくなります。

<b>小柳 朋恵(スチームガールズ)</b><br>1996/04/26/158cm

小柳 朋恵(スチームガールズ)
1996/04/26/158cm

■ 身体を張ってるんだったら、アリス十番だって負けませんよ!

――お互い、自分がセンターとして、どうそれぞれのユニットを牽引していこうとしているのか?!そこも教えてください。

立花:スチームガールズという若い存在が出てきたこともあるし、メンバーの年齢も高くなってきているように、今年のアリス十番は勝負の年だと思っています。わたしはまだアリス十番の中では後輩のほうなんですけど、でも、センターに選ばれたからにはちゃんと引っ張っていきながら、みんなで目指してきた上に…メジャー・デビューという夢も成功させていきたいなと思っています。もちろん、立花あんながセンターのアリス十番として。

 そのためにも、もっともっと個人的にも動員面をがんばらなきゃいけないですし。いろんな面で磨きをかけかなきゃいけないと思っています。アリス十番の一番の魅力はステージングなわけですけど。今は毎日ライブをやっているように、いかにファンの人たちを飽きさせずにライブに足を運んでもらえるか。どれだけ、新規のファンの人たちにどんどんハマってもらえるかを、わたしが中心になって考えていかなきゃとも思っています。

――どんどん気持ちが強くなっていくよね。

立花:むしろ、弱気になんてなっていられないです!

――スチームガールズはどうですか??

小柳:わたしの中で、最初のセンターだった怜央奈さんって、すごいパフォーマンスの高い人で、ズッと怜央奈さんみたいになりたいって思ってたんですけど。ファンの人に「小柳朋恵らしいセンターを作ればいいんだよ」と言われてからは、「あっ、それでいいんだ!!」と思えるようになったんです。きっとスチームガールズは、これからどんどん注目されていくと思います。だからこそ自分らしいセンターを作りながら、今のスチームガールズの特徴を活かしつつ、もっともっとスチームガールズのことをいろんな人に知ってもらいたいなと思ってます。

――でも怜央奈さんは、「センターの位置は、たまたま預けてるだけ」と言ってたけどね。

小柳:オッ!!いや、譲りません。どきませんから、ここから!!

立花:わたしも、センターをいただいたからにはやり通したいです。

――この2人が、これからのアリス十番やスチームガールズ、アリスプロジェクトの顔を作っていく存在になるように、そこは楽しみにしています。

立花:前とは同じことをしても意味がないので、立花あんならしく、そして小柳朋恵らしく変えていけたらなと思っています。

――では最後に、トークで互いにバトろうか。

立花:スチームガールズは若い子が多いんで、夜遅いライブには出れないんですよ。その点アリス十番は、オールナイトでライブが出来ちゃう強みがあります。

小柳:スチームガールズにも一部ちょっとおばさんがいるんですけど、全体的に若いし。ジェイソンマスクよりもガスマスクのほうが断然に高いんで。

立花:えっ、値段で勝負?!うちらだってリッチな仮面をかぶってさ…。

小柳:えっ、ジェイソンマスクっておいくら万円なんですか??みなさんが使ってる武器って、おいくらン十万円なんですか??

立花:う?ん。でもアリス十番の武器も、最近では一部新しくなって格好よくなったんで。

小柳:こっちの武器は本格的なんです。スチームガンも取り扱いが危険だから、こっちは毎回命懸けなんですよ。この間も腕をやけどしたりと、メンバーみんな火傷をしながらと、身体を張りながらも毎回噴射しているように、そんなオモチャみたいな武器の集団には負けられません!!

立花:身体を張ってるだったら、アリス十番だって負けませんよ。遠征先からお風呂に入る暇もないまま夏場にライブをやったりしてたくらいだから。

小柳:えーっ、それは汚い!!

立花:とにかく、アリス十番の体力はすごいんですから。

PHOTO:植田信/TEXT:長澤智典

【アリス十番 & スチームガールズ大特集】
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