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『フォトカノ』OPを歌うhayatokaoriさんインタビュー

『フォトカノ』のOPテーマ『恋するレンズ』を歌うアーティストhayatokaoriさんインタビュー。──“撮る側”と“撮られる側”まさに『フォトカノ』の世界観にピッタリの曲になりました

 本日25時58分よりTBSにてアニメ放送がスタートする『フォトカノ』。PSP版ゲームの発売後高い人気を獲得し、現在も、コミカライズやノベライズ化などが行われている今最も勢いのある作品のひとつだ。今回、そんな待望のアニメ化を迎えた『フォトカノ』のOPテーマ『恋するレンズ』が、4月24日にシングル発売決定。そのOPテーマを歌うアーティストhayatokaoriさんに、アニメ『フォトカノ』や、主題歌『恋するレンズ』の魅力をいろいろと伺いました。

 ちなみに、hayatokaoriさんご本人も『フォトカノ』のキーワードである「写真」が大好きとのこと。撮影することの楽しさや、撮る側と撮られる側の違いなど、興味深いお話もタップリ飛び出しましたので、ぜひご覧いただきたい。

【hayatokaoriさんプロフィール】
ブラジル/日本のハーフのシンガー。両国の文化を融合させた独自の世界観で2008年、ビクターエンタテインメントより1stアルバム「プルーマ」を発表。その後、ブラジル・リオにて現地の大物ミュージシャンらと作った2ndアルバム「リンダス」を発表。また、「フォトカノ」音楽の窪田ミナのファーストアルバム「モーメント」に収録された「ウンディーネ」(「ARIA The ANIMATION」OPテーマ)ポルトガル語版セルフカバーでヴォーカルを担当している。その他、音楽活動の垣根を越え、CM、執筆活動、フォトグラファー等としてもその多才ぶりを発揮。
現在、福岡LOVE FMにて「隼人加織のEscola De Bossa」(毎週土曜 22:00~)のDJを務める。

■本当にカメラと仲良くなれたとき、撮ることが楽しくなって、撮影するのに夢中になってました

──アニメ『フォトカノ』は、高校2年生の男の子・前田一也が父親から一眼レフのデジタルカメラを譲り受けたことから物語が始まります。kaoriさんも、普段からよくカメラで撮影しているそうですね。
hayatokaori(以下kaori):はい、撮ってます。きっかけはエッセイを書くうえで写真も必要ということからだったんですけど。いつの間にか撮影にハマってしまい、気づいたら、撮影のお仕事もいただけるようになってました(笑)。

──かなり、本格的じゃないですか!
kaori:自分ではスナップ感覚程度です。実際に使っているカメラもSIGMA DP1というコンパクトサイズのカメラなんですけど。このカメラがちょっと癖のある、でも、独特な絵を撮れる機種なんです。
 使い始めた頃は、扱うのが難しすぎて、なかなか愛着が沸かなかったんですけど。でも1回慣れちゃうと、その癖がすっごい楽しくなるんですよね。何でもそうかも知れないですけど、ひと癖あったほうが、わたしは夢中になってしまう性格です。

──その癖をどう克服するか。それが、扱ううえでの醍醐味のひとつですもんね。
kaori:その感覚ってありますよね。それが楽しいというか。わたしの場合、扱い慣れるまで苦労したせいか、最初の何ヵ月かは、カメラに触るのも億劫に感じていた時期もありました。でも、本当にカメラと仲良くなれたとき、撮ることが楽しくなって、もう撮影することへ夢中になっていた自分がいたんです(笑)。

──その一線を超えたときに見えてくるものがあると。
kaori:その通りです。何事もそうですけど、目の前に壁があるから、それを越える楽しさがあるんですよね。トラブルを乗り越えたときに自分も成長していたり。それは、歌の活動でも日々感じていることなんです。

■『フォトカノ』の主題歌『恋するレンズ』は、躍動性の強い楽曲。特徴的なのが、心地好い疾走感の中へ、こっそりサンバのリズムが活用されていることです

──kaoriさんの音楽遍歴も、教えていただけますか?
kaori:最初に人前に立って唄い始めたときには、メロウなロックが中心だったんです。一度、自分のルーツに立ち返ったことが、一つの大きな転機になりました。
 わたしはブラジル人と日本人のハーフなんですけど。そのルーツを辿り始めていく中、ブラジルの音楽が大好きになりました。わたし、基本的にジャンルにこだわりはないんですけど、みずから表現するうえでは、自分のルーツであるブラジルをどこかに感じる作品を好んで作るようになりました。

──ブラジルの音楽と言えば、サンバなど躍動的な印象を強く持ちがちですが。kaoriさんの場合、ボサノバなど、どこか落ち着いた雰囲気や、抑揚を持った歌を得意としているように感じました。
kaori:ありがとうございます。「フォトカノ」の主題歌『恋するレンズ』は、開放的な表情を持った躍動性の強い楽曲になっています。
特徴的なのが、心地好い疾走感の中へ、こっそりサンバのリズムが活用されていたこと。それに気づいたとき、私自身にリンクする部分を感じてと ても感動しました。

──話題に上った『フォトカノ』ですが、kaoriさんはPSPソフトの頃から接してましたか?
kaori:ゲームは本当に最近接したばかりで、レコーディングへ臨むに当たっては、先にいくつか上がっていた脚本や、登場人物たちの絵を見せてもらったり、自分なりに作品の魅力をあれこれ調べたうえで、『フォトカノ』に対するイマジネーションを掻き立てていきました。その成果を形にした一つが、わたしが作詞を担当しC/Wへ収録した、『Dear my shooting star』です。

──脚本を読んだとき、どんな感想を持ちました?
kaori:とても人間味のある物語が展開していくから、先の展開が気になりました。あと、出てくる女の子たちが可愛いので、一人一人の魅力をもっと知りたい好奇心が芽生えてました。

■ファインダー越しに見ることで、より深く、その人や、その風景の魅力を知れることにもなると、わたしは感じています

──『フォトカノ』の主人公・前田一也くんは、父親から譲り受けた一眼レフのカメラを手にしたことから新しい世界が広がっていきます。kaoriさんも、カメラを撮る立場として、一也くんと同じような意識を感じているのでしょうか?
kaori:『フォトカノ』の面白さの一つが、一也くんが、女の子たちの写真を撮ることで、彼女たちと繋がりを深めていくところにあると思うんです。わたしも、彼の気持ちがわかるんですよ。印象的だったのが、「自分の人生は何も変わらないと思っていたけど、カメラを持ってから僕は変わった。それは、すべてが被写体に見えること」というセリフなんです。その言葉を読んだとき、「あっ、すごいわかる!!」と思いました。
 わたし、"いい景色"や"いい瞬間"に出逢うと「撮りたい」という意識になり、そのときにカメラが無かったとしても、頭の中で写真を撮っている感覚になれるときがあるんです。だから、主人公の一也くんの気持ちに強く共感したんだと思います。

──kaoriさんの場合、"ファインダー越しに被写体を捉える方"であり、"ファインダー越しに被写体として撮られる立場"でもあるわけじゃないですか。先に、「ファインダー越しに見える風景」について教えてください。
kaori:ファインダー越しに覗く世界は特別と言いますか。普通に見てると気づかないことも、ファインダーを通し、ちょっと角度を変えて見たり捉えることで、それまで見えていなかった、その人の魅力を発見できることが多いんです。つまり、ファインダー越しに見ることで、より深く、その人や、その風景の魅力を知れることにもなるとわたしは感じています。

──撮られる側になったときは、どうです?
kaori:撮られ始めの頃は、「上手く撮られよう」「綺麗に撮られたい」ということから逆に身体に力が入っちゃうことが多かったんです。恰好つけようと思えば思うほど。可愛く撮られようと思えば思うほど駄目になっていくことに気づいてからは、自然体なままでいるようになりました。最近は、極力カメラを意識しないようにしています。そのほうが、いい表情になるんですよね。


■もし自分が撮られる立場のキャラクターになれるんだったら、舞衣ちゃんになって、「得意の新体操を使ったいろんな動きで撮影してもらいたいなぁ」と思えました

──『フォトカノ』の主人公の一也くんは、ファインダー越しにいろんな女性たちと接し、それぞれの子たちとの心の距離感を縮めていきます。
kaori:女の子と接するうえで、苦悩したり、戸惑ったり、焦ったりしていた彼が、カメラを撮ることで、彼女たちとちょっとずつ関係を深めたり、絆を作り上げていくんですけど。何もとっかかりがないと、なかなか互いの距離って縮められないけど。何か一つ共通の話題を共有できると、互いの関係ってグッと近づきますよね。それが一也くんにとってはカメラだった。面白いのが、女の子たちも、撮られることを通して、どんどん彼のことを信頼していく。だから、その子たちと一也くんがどんな風に関係を発展させていくのか?!その展開が、すごく楽しみなんです。

──『フォトカノ』には、たくさんの女の子が登場します。kaoriさん、どの子がお気に入りですか?
kaori:わたしは、ツインテールにしてる早倉舞衣ちゃんです。あのツインテールの可愛さ。しかも彼女は新体操をやっているんですね。もし自分が撮られる立場としてキャラクターになれるんだったら、舞衣ちゃんになって、「得意の新体操を使ったいろんな動きで撮影してもらいたいなぁ」と思えました。
 でも、みんなキャラクターが様々じゃないですか。だからアニメを観る方それぞれに、きっと自分の好みの女の子がいると思いますよ。

■"撮る側"と"撮られる側"両方の気持ちを記した、まさに『フォトカノ』の世界観にピッタリの歌詞を、大森祥子さんに書いていただきました

──『フォトカノ』の主題歌『恋するレンズ』を手がけたのは、作品の劇伴も手がけている窪田ミナさんです。kaoriさんは、以前にも窪田さんとはご一緒しているんですよね。
kaori:窪田ミナさんのアルバムで、『ウンディーネ』(「ARIA The ANIMATION」OPテーマ)をポルトガル語で歌わせていただいたご縁以来、久しぶりに共演させていただきました。
 窪田ミナさんは、本当に心を込めて。全身全霊で作曲をされる方なので歌っていて幸せです。しかも『恋するレンズ』は、さりげなくサンバのリズムが入ってたり、13人という大所帯での生のストリングス演奏も入れてるように、そこも聞きどころになっています。

──『恋するレンズ』の歌詞も、『フォトカノ』の世界観とリンクしてますからね。
kaori:"撮る側"と"撮られる側"両方の気持ちを記した、まさに『フォトカノ』の世界観にピッタリの歌詞を、大森祥子さんに書いていただきました。

──C/Wに収録した『Dear my shooting star』は、kaoriさんみずから作詞を担当しています。
kaori:『フォトカノ』も高校を舞台にしているように、思春期の頃の子たちって、「自分はこれから何処へ向かうんだろう?!」「どう進めばいいんだろう?!」と、いろんな不安を抱えたり、自分に自信を持てなかったもする時期だと思うんです。そんな中、「何か一つでいい、目的や目標を持とう。それが恋でも、夢でもいい。それを定め、自分の想いを信じて実現していこう」という気持ちを、わたしはこの歌に詰め込みました。
 shooting starって流れ星のこと。流れ星って「願いを叶えてくれる」イメージがあると思うんですけど、実際には、燃え尽きた星じゃないですか。だからわたしはこの歌の中へ、「キラキラと光って燃え尽きるまで一生懸命にやる姿が美しいし意味がある」。つまり、「目標を追いかけてく姿」と流れ星とを掛け合わせて書きました。『フォトカノ』に登場してくる高校生たちも、それぞれに夢を追いかけてる。その子たちの気持ちにも、『Dear my shooting star』が寄り添えてゆく歌になれたらいいですよね。

■主人公や登場する女の子たちの青春を、毎週しっかり心の印画紙に焼き付けたいなと思います

──完成した『恋するレンズ』、kaoriさんにとって、どんな1枚になりましたか?
kaori:疾走感のある『恋するレンズ』と、しっとりとした『Dear my shooting star』。異なる2つの表情を楽しんで欲しいなと思っています。もちろん2曲とも、アニメ『フォトカノ』を観た人たちが、気持ちよくお話の中へ入っていけるようにという想いを込めて歌っています。それと、楽しみなのが、『恋するレンズ』と『フォトカノ』のオープニングの映像がどんな風にリンクしていくのか?!歌と映像が重なりあい一つの作品になっていくわけですから、完成がすごく楽しみだし。わたし自身も、みなさんと同じよう、1話ごとにどんな風に物語が展開していくのかを楽しみながら観ていきたいなと思っています。

──では最後に、改めて『フォトカノ』と『恋するレンズ』の魅力をお願いします。
kaori:『フォトカノ』は、カメラを中心にお話が進んでくわけですけど、わたしはこの作品の中に描かれた「人と人との触れ合い」にすごく惹かれました。だから、主人公や登場する女の子たちの青春を、毎週しっかり心の印画紙に焼き付けたいなと思っています。
 『恋するレンズ』は、すごくワクワク気持ち弾んでく音作りをした楽曲に仕上がりました。サウンド面の細かいこだわりも聴いて欲しいですし。わたし自身、本当に心を込めて歌ったので、ぜひ耳を傾け、聴いてください。

【TEXT:長澤智典】

【CD情報】
『恋するレンズ』 / hayatokaori
発売日:4月24日(水)
価格:¥1,250(税込)
品番:PCCG70175
発売元:ポニーキャニオン

<収録楽曲>
1.恋するレンズ テレビアニメ「フォトカノ」オープニングテーマ
作詞:大森祥子 作曲/編曲:窪田ミナ
2.Dear my shooting star
作詞:hayatokaori 作曲/編曲:窪田ミナ
3.恋するレンズ (Instrumental)
4.Dear my shooting star (Instrumental)

【アニメ放映情報】
2013年4月TBS、BS-TBS他にて放送開始!

TBSにて4月4日(木)深夜1時58分~ 放送予定
MBSにて4月8日(月) 深夜2時55分から放送予定
CBCにて4月11日(木) 深夜3時13分から放送予定
BS-TBSにて4月13日(土) 深夜1時30分から放送予定

<ストーリー>
主人公前田一也(まえだかずや)は、光河(こうが)学園に通う高校2年生。
特に心が沸き立つこともなく、平凡に夏休みが終わろうとしている。
そんな、夏休み最後の夜。主人公は父親からデジタル一眼レフカメラを譲り受けた。
これまで、デジカメには特に興味がなかった主人公だが、いざ手にしてみると、そのずっしりとした手応えと、機能美に魅了された。もともと、いわゆるデジモノが好きなのだ。

『とりあえず、明日、学校へ持って行って、何か撮ってみるか』
代わり映えのしない毎日に、変化が生まれた瞬間だった……。

>>フォトカノ公式HP

(C)ENTERBRAIN,INC. Developed by DINGO Inc./フォトカノ製作委員会
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