
杉田智和さんや近藤佳奈子さんをはじめ、数多くのゲストを迎えた「アークシステムワークス」の一大イベント「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」イベントをレポート
2013年5月19日(日)、東京・横浜の大型イベントホール、パシフィコ横浜 国立大ホールにおいて、アークシステムワークスの単独イベント「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」が行われ、その中で、格闘ゲーム全国大会「ARC REVOLUTION CUP」、およびWebラジオ「ぶるらじH(はいぱー)」の公開録音「ぶるらじH(はいぱー)inパシフィコ横浜 あーくふぇすだよ!公開録音すぺしゃる!!」などが実施された。
「ぶるらじH(はいぱー)」は、同社がリリースしている2D対戦格闘ゲーム『BLAZBLUE』シリーズのWebラジオ番組だ。「ぶるらじ」は毎回ニコニコ動画で公開されており、ラジオ番組としては非常に珍しく、毎回ちびキャラによるアニメーション(イメージ映像)が用意されている。
公開録音には、『BLAZBLUE』シリーズの主人公「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」役の杉田智和さんや、「ツバキ=ヤヨイ」役の今井麻美さん、「ノエル=ヴァーミリオン」役の近藤佳奈子さんといった「ぶるらじ」メンバーをはじめとして、「ジン=キサラギ」役の柿原徹也さん、「ハザマ」役の中村悠一さんなど、シリーズ登場キャラクターのキャスト陣が多数登場。本記事ではそんな公開録音の様子を中心に、「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」全体の様子をレポートする。
◯出演者 ※敬称略
「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」役:杉田智和
「ツバキ=ヤヨイ」役:今井麻美
「ジン=キサラギ」役:柿原徹也
「タオカカ」役:斎藤千和
「ノエル=ヴァーミリオン」役:近藤佳奈子
「ココノエ」役:松浦チエ
「ハザマ」役:中村悠一
「レイチェル=アルカード」役:植田佳奈
「マコト=ナナヤ」役:磯村知美
「アズラエル」役:安元洋貴
「バレット」役:行成とあ
『BLAZBLUE』シリーズプロデューサー:森利道
●全国ナンバーワンの栄誉は誰の手に? 「ARC REVOLUTION CUP」開幕!
イベントの前半は「ARC REVOLUTION CUP」を中心として進められた。大会を構成するのは、『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』(以下『BB CP』)、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』(以下『P4U』)、『GUILTY GEAR XX ΛCORE PLUS R』(以下『GGXX ACR』)の3タイトル。各タイトルごとに全国予選を勝ち抜いてきた64名を迎えて決勝トーナメントを行い、それぞれの作品ごとの“全国ナンバーワン”を決定するのだ。
ベスト8以上を決める試合からは、声優の近藤佳奈子さん、磯村知美さん、行成とあさんなどがゲスト実況席に登場。さらに、作品ごとに専用の実況と解説が用意され、壇上の戦いを盛り上げる。「壇上プレイヤー」と呼ばれる選手たちの戦いは非常にハイレベルで、そのプレイによって歓声が湧き上がることも多かった。磯村さんと行成さんが「手に汗を握りすぎて、手の温度が奪われっぱなしです!」と、揃ってコメントするほどだ。
決勝トーナメントの合間には、『BLAZBLUE』シリーズや『GUILTY GEAR』シリーズの楽曲が演奏される「BLAZBLUE & GUILTY GEAR MUSIC LIVE」も開催。その際には、アニソン歌手としても知られる飛蘭さんも登場し、家庭用『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT EXTEND』のテーマソング「蒼穹の光」や、今年10月24日に発売予定の新作である『BB CP』家庭用のテーマソング「Blue Sanction」も初披露してくれた。
ちなみに、今回の大会で行われた対戦の映像はすべて録画されており、後に公開を予定しているとのこと。実際の大会を見ることが出来なかったファンはその機会を待って、激闘の様子を確認しよう。
この後には、『BLAZBLUE』のアニメ『BLAZBLUE Alter Memory』や、家庭用『BB CP』、同社の新作タイトル『XBLAZE CODE:EMBRYO』に関する情報やPVなどが発表された。アニメ版に関する情報は、別途速報記事を掲載しているので、そちらを参考にしていただきたい。
●新たなキャラクター人気ランキングが明かされる! 「ぶるらじH(はいぱー)」公開録音!
続けては、少しの休憩を挟んで「ぶるらじH(はいぱー)」の公開録音「ぶるらじH(はいぱー)inパシフィコ横浜 あーくふぇすだよ!公開録音すぺしゃる!!」コーナーが開始された。
「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」こと杉田智和さんが、色々なことを罵倒しつつラジオの開幕を告げるという、Webラジオ第1回放送からの伝統あるコーナー「罵倒って! ラグナ君」で、思春期独特のお母さんへのやきもきした感情を吐き出しつつ、ラジオ収録がスタート。簡単な挨拶を交えつつ、ゲストが呼び込まれた。
公開録音などのイベントでは、かなり多数のゲストが登場することでお馴染みの「ぶるらじH」だが、今回もその例に漏れない。いつものメインメンバーである杉田智和さん、今井麻美さん、近藤佳奈子さんの3名を除いたゲストだけでも、柿原徹也さんや中村悠一さんなど、合計8名もの声優陣が登場したのだ。
ゲストが集まった後に行われたのは、公式サイトで行われていた人気投票の結果発表コーナー「ランキング島 はいぱー」だ。イベントでは毎回恒例の行事となりつつあるコーナーだが、シリーズを重ねてキャラクターが増えてきた現在では、以前とはまた違った結果が見えてくる。
ランキング公開の中で最も大きな反応があったのは、主人公とその敵役である「ラグナ」と「ジン」のランキングが、それぞれ4位と5位だったこと。そして、そのふたり共通の“真の敵役”とも言うべきキャラクター「ハザマ」が、主人公たちを抑えて3位にランクインしていたことだ。
その際、劇中で「ハザマ」に色々と酷い目に遭わされている「ツバキ」演じる今井さんは「ええ!? こんな性格の悪いヤツのどこがいいの!?」と叫んでいた。当の「ハザマ」役の中村さんも「僕も、こんなヤツいたら嫌だな、って気持ちで演じてるので分からないです(笑)」とのこと。性格が悪いを通り越して、「ヒャァーッハハハ!」と甲高く叫びながら敵を切り刻む、残虐非道なハザマの姿に惚れ込んだファンは少なくないようだ。
そして、最終的に第1位の栄冠を手にしたのは、今井麻美さん演じる「ツバキ=ヤヨイ」だ。しかし、以前のラジオで「ツバキに投票てください(ニュアンス的には「しろ」or「しなさい」)」といったご命令……。もとい、お願いがあった事実が確認されている。この結果は、『BLAZBLUE』ファンの“優しさ”のような何かがもたらした結果といえるかもしれない。
●中村さんの「ホモォ」が聞けるのはぶるらじだけ!
続いては、提示されたお題イラストに台詞を入れる「もしもの1コマブレイブルー」が実施された。毎回収録が行われる度に、「ぶるらじ」スタッフの描き下ろしキャラクターたちを見られる貴重なコーナーかつ、フリップを介すことで一部の出演者の皆さんのフリーダムっぷりが加速するコーナーでもある。
ひとつめのお題「何かに“ひどい!”と反応しているノエル」における、斎藤千和さんが提示した第1発目の答えから「アニメでキャスト変更ニャス!」というフリーダムっぷりを発揮。無意味にキャスト陣を震え上がらせ、心のバリアゲージを大幅に削ることに成功。(注釈:アニメ『BLAZBLUE Alter Memory』におけるキャストの変更はありません)。
さらに、ふたつ目の「何かに“許しません!”と反応するイザヨイ(ツバキ)」というお題における、中村さんの回答は「┌(┌ ^o^)┐{……」。もはや持ちネタと言っても過言ではないかもしれないが、ツバキは果たして何を想像して「許しません!」と叫んだのだろうか。ちなみに、中村さん演じる「ホモォ」の声はちょっと甲高かった。
そして最後のコーナーは、イベント限定のシルエットクイズ「闇に喰われたのなーんだ?」。なんとこのコーナーのラストでは、森プロデューサー・橘監督・水島助監督の3人組がシルエットとして登場! シルエットの中で見事なエグザイルダンスを踊り、キャスト陣を翻弄した。
今回の収録内容に関しては、後ほどスタッフが見事な編集を施しつつ、映像化して公開されることになる。今回は、某カッコイイ熱血忍者殿(今井さんいわく「あの方」)が登場しないこともあり、伏字が必要なシーンはだいぶ少なめだったので、公後に開された映像でも会場にいた時と同じように楽しめるはずだ。
●イベント終幕と『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』のサプライズ発表
最後のコーナーが終わり、「ぶるらじH(はいぱー)」の公開録音が終了すると、ステージ上にキャスト陣や森プロデューサー、石渡太輔ディレクターを含む出演者全員が集合し、簡単な挨拶をもってイベントは終幕となった。……と思ったその時、会場が暗転して謎のPVが流れ出す。そして、同社の看板タイトルである『GUILTY GEAR』シリーズの最新作『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』が発表されたのだ。
『BLAZBLUE』と『GUILTY GEAR』両タイトルにおいて、ファンが目を見開くようなサプライズを用意してイベントは終了した。今年秋よりアニメ版がスタートする『BLAZBLUE』シリーズ、そして新作が控える『GUILTY GEAR』シリーズ、いずれのファンも満足してイベントを終えられたことだろう。パシフィコ横浜という大きな会場でのイベントを成功に導いたアークシステムワークス、そして看板タイトルである両タイトルの今後に期待したい。
>>「アークフェス」公式サイト
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