メガネを愛しているなら見なきゃ損!!　赤羽根さん、木村さんを始めとする新キャストが発表となったテレビアニメ『メガネブ！』製作発表お披露目会詳細レポート

　2013年10月放送スタート予定の新作テレビアニメ『メガネブ！』の製作を記念した「製作発表お披露目会」が開催された。

　『メガネブ！』はメガネの男子高校生5人が、異常なまでの情熱をメガネにかける姿を描く青春グラフィティ。キャラクターの設定よりも先にメガネの設定画像が公開となるほどのメガネ愛を発揮している作品となっている。

　その熱の入り具合を表すが如く、お披露目会は全員メガネを着用して行われたほど。報道関係者用にメガネの貸し出しを行うほどの徹底ぶりには、同じメガネ好きの筆者としても驚きを隠せなかった。しかも、会場のメガネ人口100％の夢のような製作発表披露会が実現された背景には、メガネの聖地として有名な福井県鯖江市の強力なバックアップを得ているからだとか。

　そんなメガネ好きによるメガネ好きのための、はたまたこれからメガネを好きになる方々のための製作発表お披露目会の詳細なレポートを本稿にてお届けしていこう。なお、お披露目会の司会進行はアニメイベントでお馴染のニッポン放送アナウンサー吉田尚記さんが担当し、彼自身もレア(？)なメガネ姿でお披露目会に臨んでいた。

●メガネに全てを懸けたアニメ、ついにキャスト発表！

　お披露目会のスタートは、秘密のベールに包まれた主要キャストの発表、そして完成したPV映像によって飾られた。発表となったキャストは、赤羽根健治さん(相馬鏡役)、宮田幸季さん(鎌谷光希役)、田丸篤志さん(鉢嶺拓磨役)、諏訪部順一さん(三鍋友紀也役)、木村良平さん(木全隼人役)の5名。



　PVにてキャスト名が告知されると、メガネOFF状態の赤羽根さん、宮田さん、田丸さん、諏訪部さん、木村さんがステージに登壇した。本イベントのドレスコードはメガネ着用必須であるはずなのに、メガネOFF状態で登壇したのは、メガネ萌えにはオイシイ部分とされるメガネをかけるところをバッチリと堪能してもらうためだとか。さすがメガネアニメ、侮れない！

　それぞれの担当するキャラクターと同じデザインのメガネを装着し準備が整うと、キャスト陣によって本作に対する意気込みや印象が語られた。メガネを題材とした本アニメの企画を聞いたときの印象は、メガネはイメージできるけど部活には直結できなかったと、キャストたちの当初の作品イメージはモヤモヤとしていたとのこと。視力が良いおかげでメガネのお世話になったことがない宮田さんに関しては、「メガネをテーマにしているアニメで、メガネをかけていない自分が演じていいものかと悩みましたね(笑)」と、視力が良い方ならではの葛藤もあったとか。

　一方、中学2年生からメガネをかけていたという諏訪部さんは「待ちに待った作品がついに出てきました。自分が中学生の頃は、メガネをかけているだけでその人のアイデンティティーが確立できる時代でした。でも今は、キャラクターが全員メガネでも作品が成立するようになったんだなと……まさにメガネジェネレーション！」と、時の流れとともに訪れたメガネの時代への想いを語った。

●大事なことなので3回言います！　ポイントはメガネです!!

　ここで、より『メガネブ！』について知ってもらうためにアニメの5大ポイントが紹介された。5大ポイントと言いつつ、大事なポイントは3度宣言する徹底ぶりを見せた。

＜紹介された5大ポイントはコレ！＞
・その1「メガネ！」
本作はタイトル通り、メガネを愛し、メガネをかけていることに誇りを持っているメガネ部メンバーが汗を流し、笑い、泣き、時に爆発してメガネに情熱を注ぐ青春グラフィティ。

・その2「メガネ!!」
メガネ部に所属するキャラクターが、全員メガネであることは周知の事実だが、なんと東宝調べによるアニメのキャラクターメガネ率が98％！　メガネをかけていない方が珍しい、めくるめくメガネワールドが展開される。

・その3「メガネ!!!」
キャラクターの着用するメガネの形や、視力など、メガネの周辺設定も細かく作りこまれている。プロデューサー曰く、メガネのネジまで作画したいという熱意で溢れているそうだ。

・その4「若き才能」
監督を務める山本蒼美さんは、なんと平成生まれ！　ビビッドな色づかいや既存の枠には囚われない演出技法で、ただのメガネアニメではすまないビジュアルワークで『メガネブ！』をおおくりする。

・その5「ギャップ」
一見すると男前なキャラクターたちは、見た目とは裏腹にちょっと残念な部分を持っている。そんなギャップを楽しめるアニメになっている。さらに、その残念なところが逆に魅力的になってくる、もうひとギャップも用意されている。


　5大ポイント紹介後はキャラクターにズームイン。詳細プロフィールの公開とともに、それぞれの残念な部分と、キャラクターの名前に隠されたあるこだわりについても触れられた。なんと、メガネ部メンバーの名前をよく見てみると、木全隼人以外は全員名前に「金」偏がついており、鏡に関しては、苗字の「相馬」に含まれる「目」と名前の「鏡」を組み合わせて「目鏡（眼鏡）」と読めるようにと名付けられたそうだ。加えて、木全隼人はなぜ「金」偏ではなく「全」なのかというと、キャラクター設定にもある通り、彼が伊達メガネであるからだという細かい設定が明かされた。

▲相馬鏡（そうま あきら）
メガネ部の発起人で部長。熱い漢であるが、実はムシ恐怖症。全人類を「メガネ」か「メガネじゃない人」、「おねーさん(女)」で認識している。コンタクト使用者には「軟弱者め!!」と喝を入れて回っている。

▲鉢嶺拓磨（はちみね たくま）
スイーツ大好き、ほんわかメガネ。メガネ部内でもとくに何もしていない。あらゆるセンスがないせいか、私服がダサく、自分で料理をすると黒くてドロドロしてものになってしまう。自分自身より、友達のことを大事にする一面も。

●アニメだけにとどまらない！　日本をすべてメガネにします！

　一通りのトークを終えると、今後の展開としてキャンペーンやコミカライズ情報が発表された。中でも、日本をメガネ一色にする『メガネブ！』の野望・「日本総メガネ化計画」第1弾には要注目！

　アニメイト大阪日本橋の移転リニューアルに合わせて、アニメ「メガネブ!」のPRをするために相馬鏡役の赤羽根健治さんが大阪に上陸し、「1日宣伝隊長」としてオープニングセレモニーのMCや館内放送など、移転リニューアルに関する5つのミッションに挑んだ。見事クリアすると、前代未聞のイベント「メガネかけさせ会」が実施され、赤羽根さんから「メガネブ！」特製メガネをかけさせてもらえるというものだ。
　そして、製作発表お披露目会の最後はキャスト陣によるコメントで締めくくられた。本稿の締めとしてコメントを紹介していこう。また、コミカライズ作品の詳細も掲載しているので、そちらも逃さずチェックしていただきたい。

■赤羽根健治さん
僕たちもまだ内容を知らされていない『メガネブ！』ですが、製作発表お披露目会の段階でかなりシナリオの予想話が膨らんでしまいました(笑)。ここまでメガネにこだわる作品は初めてでしょうし、メガネアニメのパイオニアのようになってくれたら素晴らしいと思います。公式のお言葉を借りるならば、みなさんのおメガネにかなうことを願って、頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。

■宮田幸季さん
設定がぶっ飛んでいてキャラクターも個性的で、絶対面白いものになると思います。応援よろしくお願いします！

■田丸篤志さん
ここまでメガネに情熱を注いだ作品は前例がないものだと思います。我々もまだストーリーだったり、キャラクターたちが分かっていないところがありまして、皆さんと一緒に作品を楽しみにしていきたいです。それまでもう少し時間がありますが、心待ちにしていただければと思います。

■諏訪部順一さん
この秋からスタート予定の『メガネブ！』。楽しい作品になりそうで非常に胸躍っておりますので、皆さんも心のメガネが曇らないように磨きまくってお待ちいただければと思います。よろしくお願いいたします！

■木村良平さん
『メガネブ！』がどんな作品になっていくか、皆さん気になっていると思いますが、実は僕らも同じくらい気になっています。スタッフさん方や、いただいた資料からもすごく面白い作品になりそうな気持がこみ上がってきています。ぜひ、期待してお待ちください！

＜コミカライズ情報はコチラ＞
■本編コミック
タイトル：「メガネブ！」（仮）
著者：茂木完田
原作：メガネブ！プロジェクト／メガネブ！製作委員会
「ゼロサムオンライン」（一迅社刊）から本編コミック連載決定
詳細は、7月27日（土）発売の「月刊コミックゼロサム」９月号で発表！

■スピンオフコミック
タイトル：「メガネブ！ -サブタイトル-」（仮）
著者：神咲ネム
原作：メガネブ！プロジェクト／メガネブ！製作委員会
電子少女漫画誌「ミルフィ」（富士見書房刊）からスピンオフコミック連載決定
詳細は８月上旬０号刊行予定の「ミルフィ」にて発表！


◆テレビアニメーション『メガネブ』作品概要
2013年10月よりテレビアニメ放送開始！

＜STAFF＞
監督：山本蒼美
キャラクターデザイン原案：中嶋敦子
シリーズ構成：赤尾でこ
アニメーション制作：スタジオディーン

＜CAST＞
赤羽根健治（相馬鏡役）
宮田幸季（鎌谷光希役）
田丸篤志（鉢嶺拓磨役）
諏訪部順一（三鍋友紀也役）
木村良平（木全隼人役）


>>『メガネブ！』公式サイト
>>『メガネブ』公式Twitter（@mgnb_tv）
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