鋼鉄少女アイドル・アーマーガールズに迫る!

新たな"仮面女子"アイドルは鋼鉄少女! アーマーガールズに迫る!

■ アリスプロジェクトの新ユニット"アーマーガールズ"が熱い決意をここに宣言!!

 秋葉原はパセラの7階にあるアリスプロジェクトの常設劇場P.A.R.M.S。ここでは、連日"アリスプロジェクト"のメンバーたちが熱いライブを繰り広げている。そのP.A.R.M.Sを世の中へ広めるために、昨年,一つのユニットが誕生した。その名は"パー研"。

 当初は4名からスタートしたこのユニットも、何時しか6名にまでメンバーが増加。アリスプロジェクト内でも、次世代を担うユニットに成長しそう?!と高い期待をかけられていた。そのパー研が、昨年12月27日に、みずから宣伝し続けてきたP.A.R.M.Sの舞台でワンマン・ライブを行い、短かった活動の幕を閉じてしまった。

 でも、パー研の活動終了は、あくまでもメンバーだった6人が進化/成長していくための脱皮にしか過ぎなかった。長く這いつくばった日々を送ってきた芋虫が、みずからの身体を蛹(サナギ)化し、やがて美しい蝶々として世の中へ羽ばたいてゆくように、パー研の6人もまた、2013年最後の日となった12月31日という年の瀬に、甲冑を身にまとった新たな姿として華麗なる復活劇を果たした。彼女たちの名は"アーマーガールズ(ARMER GIRLS)"。メンバーは、天木じゅん、黒木ひなこ、小野寺なほ、伊藤みう、星野愛実、窪田美沙の6人。

 ジェイソンマスク姿のアリス十番。ガスマスク集団のスチームガールズ。そして新たに"仮面女子"軍団に加わった、甲冑マスクを身につけた鋼鉄少女たちことアーマーガールズ。「森ロック」を合言葉に、アイリッシュ音楽をベースにした楽曲を唄うアーマーガールズ。その魅力を、何処よりも先にじっくりお伝えしよう。

▲天木じゅん<br>生年月日:1995年10月16日<br>身長:150cm

▲天木じゅん
生年月日:1995年10月16日
身長:150cm

 

▲伊藤みう<br>生年月日:1996年8月12日<br>身長:162cm

▲伊藤みう
生年月日:1996年8月12日
身長:162cm


■ アーマーガールズへの道のりを振り返る!

――メンバーみなさん、昨年はズッとパー研!のメンバーとして活動。まさかアーマーガールズに進化するとは、マジに驚きでした。みなさんも、パー研!→アーマーガールズへの進化は、予想だにしなかった展開でした??

黒木ひなこ(以下、黒木):アーマーガールズという姿は驚きでしたけど。「何時かは仮面をかぶるから」とは、以前からズッと聞かされていたことだったので…。

――新しい仮面ユニット結成の話は、パー研!が誕生した頃からあったということ??

黒木:そうです。

天木じゅん(以下、天木):アリスプロジェクトで活動していく中、一つのゴールとしてあるのが"仮面ユニット"なんです。

黒木:だからパー研!も、ズッとそうなることを目標にやってきました。

――ただ、何時その姿になるのかは聞かされることはなく??

全員:そうなんです。

――黒木さんと天木さんは、パー研!の中でも一番古株に当たるメンバーでしたよね。

黒木:パー研!が出来た3月1日から2人は、まず候補生として活動してきました。

伊藤みう(以下、伊藤):その後、2人(伊藤&小野寺)が4月14日に入りました。

天木:パー研!としてのステージ・デビューは、5月25日でした。

黒木:それまでの間ズッとチェキの撮影係をやったり、先輩方のステージをP.A.R.M.Sで毎日見学させていただいてました。

――パー研!の結成からデビューまでの期間も、今振り返るとけっこう短期間だったんですね。改めて、当時パー研!としてステージに立ったときの気持ちも聞かせてください。

黒木:結成から実際のステージに立つまでの時間は、それでもけっこう期間が空いてたと思うくらい、毎日毎日先輩方の立っているステージを観ながら、「舞台上に立つって凄いことなんだ」とズッと感じていたから、初めてパー研!としてステージの上に立ったときは感動でいっぱいでした。

――同時に、心の中には「絶対に先輩方たちを抜いてやるぞ!!」という闘志もメラメラと??

天木:もちろん、「何時かは絶対に抜いてやる」という気持ちはありました。

――窪田さんと星野さんがパー研!に入ったのは、何時頃??

窪田美沙(以下、窪田):わたしは10月27日にパー研!へ入らせていただきました。わたしは、もともとスライムガールズというユニットで活動していたので、そこからの昇格という形になりました。

――スライムガールズって、P.A.R.M.S以外での活動を中心にやっているユニットだよね。

窪田:外部ライブがけっこう多いユニットなんです。でも、月に一度だけP.A.R.M.Sのステージに立たせていただくんですけど。やっぱし、P.A.R.M.Sのような大きなステージに立って唄うと、普段のライブとはぜんぜん違うんですよ。

 スライムガールズは、今でもAKIBAドラッグ&カフェさんで毎日ライブを演ってるんですけど。やっぱし、P.A.R.M.Sのステージに上がると緊張感がものすごくて。でも、「何時か、毎日ここでライブをしたい」という気持ちをズッと持ってスライムガールズとして頑張って来ていたので、パー研!に昇格できたときは、「毎日ここ(P.A.R.M.S)で唄えるんだ」というのがホントに感動でした。

――その頃から、パー研!以降の展開は見えてました??

窪田:わたし、そういうのあまりよくわからずにパー研!へ入りました。だから、わたしの場合は「パー研!として頑張ろう」とズッと思って演っていたから、こうやってアーマーガールズになったことにビックリしました。でも、嬉しかったです。

星野愛実(以下、星野):わたしがパー研!に入ったのは、11月の半ばか後半頃でした。

天木:そこ、覚えてないの?!(笑)。

星野:だからわたしの場合、ほぼ1ヶ月くらいでアーマーガールズになりました。わたしも、AJ→スライムガールズ→パー研!→アーマーガールズという形で昇格して来たんですけど。スライムガールズのときも、パー研!のときも、歌と振り付けを覚えてと、スライムガールズもパー研!も毎日覚えることだらけですごく大変だった記憶しかありません。


■ そして、アーマーガールズへと心も武裝

――みなさん「アーマーガールズに進化する」という話を聞いたとき、どんな気持ちでした??

天木:わたし、「新しい仮面ユニットのメンバーを選ぶオーディションをする」って話を聞いたときには不安しかなくて。しかも、始めるときに言われたのが「6人中2人は落ちて、そのままパー研!を続ける。そのうちの一人はパー研!のセンターになってもらいます」ということでした。この6人で競うことを考えたら、「わたし、ダイエットという目標をまだ達成できてないから絶対に落ちるじゃん」と思ったんですよ。そんな不安しかない中でテストが始まって…。結果発表もすぐだったんですけど。4人目までわたしの名前は呼ばれなくて。「これで落ちた…」とガクッとしていたら、5人目の名前まで呼ばれて、「わたしがパー研!のセンターとして残るんだ」と愕然としてたんです。そしたら最後にわたしの名前も呼ばれて。結果、6人全員合格できて、やっと今、ここに辿り着いたんですけど…。アーマーガールズとして活動を始めた今(取材時点では1月6日本番前)でも、アリス十番さんやスチームガールズさんと比べたら仮面ユニットとしての技術のレベルが追いついてなくて。まだまだ、「仮面女子」という名前に今の私たちは成りきれていないんで。だけど、せっかくここまで来たのならかならず劇場のトリを飾って、そしてアイドル界のてっぺんを目指すためにも、もっともっとメンバーどうしでいろいろ高めあっていきたいです!!

個人的には、アーマーガールズの振り付けを担当させていただいてるんですけど。自分のやりたい振りを入れられてるし、それをみんなが踊ってくれることが何よりも幸せです。

小野寺なほ(以下、小野寺):わたしもオーディションの話を聞いたときは、すごく不安しかなくて。わたし、パー研!のときにも一度、正規メンバー・テストに落とされてるんです。そのときに言われたのが「お前の歌題はダンスだ」ということ。今回もダンス・テストがあったから、わたし今でもダンスは上手くないし、あの頃からぜんぜん成長出来ていなかったから、「どうしよう…」と、ホント不安しかなかったんです。だからオーディションを受けたあとに、自分の名前を呼ばれた瞬間、「えっ、ホントにわたしなのかな?!」と一瞬考えちゃったくらいビックリ状態。それまでは不安しかなかったから、昇格出来たときは本当に嬉しかったです。

星野:わたし、アーマーガールズという言葉を初めて聞いたときに、まず始めに「アーマーって何だろう?!」と思ったんですよ。アーマーって、すごく未知な世界じゃないですか。だから最初は、その言葉を聞いてもピンッと来なくって。だけど、社長さんがtwitterを通して徐々に、徐々に、衣装の一部分をアップしていってたんですよ。それを観ながら、自分の中でいろんな妄想が膨らんでいき、だんだんイメージも沸いてきて。「この衣装を着たい!」「こういう仮面をかぶりたい!!」という気持ちがどんどん強くなっていって…。

オーディションのときは、わたしもダンスはあまり得意ではないんですけど。とにかく自信を持って、ドヤ顔でダンス・テストを踊ったし、「これで駄目だったらいいや」と思えるくらいまでやりきった気持ちでいました。だから「合格」と言われたときにはすごく嬉しかったし、これから頑張ろう!!という気持ちになりました。

――だって愛実さんは、「アリスプロジェクトの秘密兵器」ですからね。

星野:いやいやいやいやいや、それすっごいおこがましい発言なんですけど。それに、"自称・アリスプロジェクトの秘密兵器"と言ってるように、あくまでも"自称"ですから(笑)。

――けど、それくらい自信があるってことだ。

星野:つねに自信は満々です。

――じゃあ、「わたしがアーマーガールズをひっぱっていく!!」気持ちも強く持っていたりも??

星野:そう?!……ですねぇ………自信満々ということにしときます(笑)。

黒木:わたしがアリスプロジェクトに入ったのは、アリス十番さんのライブを観て「すごい衝撃を受けたこと」がきっかけだったんですけど。わたし、もともとフリフリの衣装を着たアイドルになりたかったんですよ。なのに、アリス十番さんのヘドバンしている姿が格好良くって、アリス十番のメンバーになりたくてアリスプロジェクトに入ったんです。だからパー研!のお話をいただいたとき、最初に「パー研!のメンバーはアリス十番やスチームガールズのメンバーにはなれない」と聞かされてショックでした。でもそのあとに、「パー研!は何時か、アリス十番やスチームガールズとは別の路線で仮面ユニットにする予定だから」と聞かされ、そこへ「未知なる世界が待ってて楽しみ!!」と思えたし。パー研!に入ること自体が新しい仮面をかぶるのを目標に活動していけることだったから、ワクワクした気持ちを持ってパー研!のメンバーになったし。実際に、アーマーガールズのメンバーとして新しい仮面女子メンバーになって、ホントにワクワクしか最初はなかったんです。でも、実際にアーマーガールズとして活動を始めたら、すごいプレッシャーを感じてしまうことも多いのが正直な気持ちです。けど、始まる前までは、すごい期待感と楽しみでいっぱいでした。

窪田:わたしもアーマーガールズのお話を聞いたときって、パー研!のメンバーになって2ヶ月ほどしか経ってない時期。テストに合格したときはホントに嬉しかったんですけど。でも同時に、「このままアーマーガールズのメンバーになっちゃっていいのかな?!」「わたしで良いのかな?!」という不安もありました。それでも仮面をかぶることにはすごく憧れを持っていたから、いざアーマーガールズの一員として仮面をかぶってステージに立ったときには、「あっ、わたしも仮面をかぶるようになったんだな」という実感がすごく沸いてきて、ホントに嬉しかったです。

――でも、仮面女子の一員というプレッシャーはやはり…。

窪田:今でも、すごく大きいです。

伊藤:わたしはパー研!のメンバーとして7ヶ月ちょっと演ってきたんですけど。パー研!は衣装もフワッとした雰囲気で、どっちかと言うと「可愛い」感じが強いように、アイドルの王道スタイルじゃないですか。でも仮面女子の一つであるアーマーガールズは、すごく格好良さを求められるというか。パー研!とアーマーガールズでのパフォーマンスの違いにすごく戸惑う自分がいて、「どうやったら格好良く見せられるんだろう??」「仮面をかぶっているときに、どう自分を見せたらいいんだろう?!」という悩みが今でもすごくあるんですけど。パー研!のメンバー全員がアーマーガールズのメンバーになれたように、「このメンバーなら絶対にアイドル界の天下を取れる!!」と思えたし。その気持ちは今でも変わってないので、2014年も、このままの勢いで突き進んでいきたいなと思ってます。

▲天木じゅん

▲天木じゅん

▲伊藤みう

▲伊藤みう


■ 最初の目標は、トリを飾ること!!

――先にも話が出ていましたけど、アーマーガールズは仮面女子第三のユニット。そのプレッシャーを感じることも多いのでしょうか?!

窪田:正直、プレッシャーはすごく大きいです。

黒木:アーマーガールズに進化するに当たって、「今までの意識では駄目だ」ってスタッフさんにも言われれば、自分たち自身も、そこに気付いたんです。
これまでパー研!として活動をしていた頃は、アリス十番さんやスチームガールズさんのファンの方々も「パー研!可愛いね」みたいな感じで観てくれていたんですけど。アーマーガールズになったとたん、「これまでのようアリスプロジェクトの仲間なんだけど、でもライバルなんだ」という意識がすっごく上がったと思います。

――確かに「仮面女子第三のユニット」という看板を背負うわけだもんなぁ。最初から、高いハードルを敷かれているわけだもんね。

伊藤:でも、ようやくスタートラインに立った感じもしています。

――アリス十番がジェイソンマスク、スチームガールズがガスマスク。そしてアーマーガールズは甲冑…。甲冑っていうのが凄いよね。

黒木:最初に「甲冑」という言葉を聞いたときには、鉄の鎧という言葉を最初に思い出したよう、「重い??踊れるのかな??」って思ったんです。

星野:みんな灰色の衣装のユニットなのかな?!って…。

黒木:そうしたら、みんな衣装もマスクもカラフルだったんです。

――アリス十番やスチームガールズ以上に、豪華じゃない??

星野:スタッフさんいわく、「一人一人の姿が車一台買えるくらいの値段がかかっている」そうなんです。

天木:なので、ステージ上には、車6台分の値段を背負った私たちがいます(笑)。

黒木:その変わり、一個一個一着一着すべてオーダーメイドなので替えがないんですよ。そうでなくても、衣装はすごく大事にするものなんですけど。この衣装を着ているときは、より緊張感があります。

星野:今の状態は、楽曲も衣装も素晴らしいんだけど、本人たちがそこに追いついていけてないので、まだまだギャップはあるか?!とは思います。

天木:まわりの方々の期待感はすごく感じますし。アリス十番さんやスチームガールズさんが培ってきたものを、私たちも継いでいくわけですから、そこでの緊張感もすごくあるように、いろんな意味で緊張感を持って、今は活動しています。

星野:だけど、仮面女子さんの『妄想日記』がすごく波に乗っている時期にアーマーガールズとして登場出来たように、タイミング的にはすこくいいわけだから、アーマーガールズも上手く波にのっかっていきたいよね。

小野寺:ナイス・タイミングですよ。

星野:あとは、何処までその波にノッていけるか…。

――スチームガールズの場合、それまで断トツ人気だったアリス十番の看板の座を、短期間で一気に抜き去った現実がありました。アーマーガールズも、スチームガールズやアリス十番の存在を一気に抜いてく存在になりそう??

天木:わたしたちがアーマーガールズを始めるとき、一つ目標として決めたことがあるんです。それが、2月の最初の週までにはトリを飾る位置にいようってこと。だけど、今の時点ではきっと実力的に無理なんですよ。

星野:この間、(黒木)ひなこさんが全体の個人動員で第3位だったんです。なので、わたしたちがひなこさんの足を引っ張らないようにしていけば、絶対に上へ行けます…よね?!

天木:そのためにも、アーマーガールズとしての全体レベルを上げなきゃいけないし、個人個人だって、もっともっと上がっていかなきゃ駄目なんです。

▲▼天木じゅん

▲▼天木じゅん

 

▲▼伊藤みう

▲▼伊藤みう


■ あの銃から放つ光は、大地から吸収したエネルギーを発射した輝き!!

――アーマーガールズのステージは、始まりの時点からして、他のユニットたちとは異なる空気を描き出していきます。

天木:アーマーガールズの登場SEは、マジに鳥肌が立つくらいの格好良さなんです。私たちが掲げているのは、アイリッシュな要素を入れた「森ロック」というジャンルなんですけど。ホントに森の奥から私たちがひそみ出てくるような登場の仕方をしていくんです。なので、SEの時点からみんな成りきっちゃってます。

――アイリッシュという要素も、かなり斬新じゃない??

黒木: そう言われるまで、わたしたちアイリッシュというジャンルがあることを知らなくって。だから最初に「アイリッシュ音楽ベースにした森ロック」と言われても、「何のこと??」となっていたんですけど。いろいろ調べてくうちに、民族音楽の中でもすごい世界観を持っているスタイルで。「これをわたしたちが表現するんだ」「このスタイルを世の中へ広めていくんだ」と思ったら、すごく楽しくなってきて…。同時に、「表現するのが難しそう」って気持ちもありました。

星野:曲中の振り付けにも、アイリッシュのダンスの要素がいろいろと入っているんです。

天木:正直、わたしも「アイリッシュ」とか「森ロック」と言われてもぜんぜんわかんなかったから、すぐにアイリッシュのダンスなどを動画サイトなどを使って調べ始めたし。アイリッシュだけじゃなく、フラメンコとかヨーロッパ各地のいろんなダンスを調べたんですね。そうしたら、足を使う振りが多くって。でもわたしたちの場合、客席からだとそこまで足の動きは見えないから、「どう表現しよう?!」と考え直しました。そこで見つけたのが、「手でカノンをしていく動き」。カノンって、みんなで同じ動きを少しずつずらしながらやることで、その動きが波のように見えるスタイルなんですね。実際『ココロイド』の最後には、アイリッシュの振りをだいぶ参考にした踊りを入れてます。

でも、アイリッシュや森ロックというコンセプトをいただけたおかげで、音楽やダンスの表現の視野が一気に広がったので、とても勉強になっています。

――ちなみに、みなさんが手にしているあの巨大なレーザー銃?!アーマー銃(ガン)??あれは、正式にはなんて言うんですか??

黒木:あの武器、なんて言うんだろう?????

天木:せっかくだから、「可愛格好いい」名前を付けたいよね。

黒木:光るし、レーザーも出るし。

天木:あの銃には、二個のボタンが付いてるんですよ。

黒木:えっ?!ボタンとかないよ。あの光は全部、私たちのエネルギーだから。

星野:そうなんです。大地のエネルギーを吸収して、それを光に変えて発射しているんです。だから、ライブが始まる前には、みんなで大地のパワーを感じてます。

伊藤:そう。森の風景をね、みんなで想像しながら引き寄せてね。

天木:そっ、そう!!みんなで円陣を組んで声を上げる前に、まずみんな掌を通して大地からパワーを吸収しているんです。

窪田:P.A.R.M.Sの場合、7階までその力を引き寄せなきゃいけないから。

――そうか、あの光は、みなさんが大地から集めたエネルギーの輝きだったんですね。

窪田:そうなんです。

小野寺:なんてったって、森ロックですから。

伊藤:森ですから…。

天木:あっ、ひなちゃん、森に住んでるリスに見えてきたよ…。

黒木:…あっ、はいっ??!!

星野:それ、メッチャ絡みづらいんだけど(笑)。ちなみに、みんなの頭に付けてるフワフワは、戦士の羽根のイメージらしいです。

伊藤:それを付けることで、闘いへ挑むんだよね。

黒木:登場SEも、「これから闘いに行くぞ」って闘志を燃やす感じだからね。

天木:わたしだけ、何故か羽根が赤いんですけど(笑)。

▲▼天木じゅん

▲▼天木じゅん

 

▲▼伊藤みう

▲▼伊藤みう


■ 目指すは、キャンプファイヤーのようなライブ

――みなさん、アーマーガールズになるとすごく凛々しい姿に変貌しますよね。

小野寺:なんかもう、「やってやるぞ!!」って気持ちになります。

伊藤:あの名言は??

小野寺:「闘いに行くぞ!!

全員:凡!!

黒木:でも、仮面の中はドヤ顔状態なんだよね。

小野寺:そう。じつは仮面の中ではドヤ顔してます。

天木:みんな最初に、ステージ上から客席を見下ろすポーズをするんですね。そこでみんな客席を睨み付けるんですけど、意外とお客さんと目が合ったりするんですよ。それがなんか気まずくって。つい「睨んでてごめんね」って気持ちになっちゃいます。

――でも、あのマスクから覗く目の部分ってけっこう小さいから、客席側からは、さすがに奥の表情まではわからないんじゃない??

小野寺:わたしの仮面、めっちゃ空いてるんですよ。しかも下目線で睨んでるから、「なんで睨んでるの??」みたいなことを言われます。

黒木:でも、仮面をかぶり、闘いを挑むわけだから、そこはそれでいいんだよ。

天木:仮面をかぶったら??

小野寺:闘いに行くぞ!!

天木:これで大地のパワーを武器にできたら、もぅねっ!!

――でも、現状ではまだまだそこが足りてないと。

伊藤:まだまだ足りてないですね。まだ1%くらいです。

天木:大地と私たちが、もっともっと手を組まなきゃいけないんです。

――その力をもっと吸収するようになれば…。

天木:もっとレーザーの光が増していきます。

小野寺:ぜんぜん出ますよね。

――だけど、あの銃を振りまわすのは、意外と大変じゃない??

黒木:けっこう重いんですよぉ。

天木:初めて銃を手に持って練習した次の日は、右手が筋肉痛でした。

小野寺:まだまだ、大地のパワーが足りてないんだよ。

窪田:そう。大地のパワーをとれだけ吸収していけるか次第で、アーマーガールズは進化していきますから。

黒木:私たち自身も、まだまだ足りてないところは良くわかってて。そのぶん、まだまだ成長していけるってことだから、ホント、これからだと思います。

天木:アーマーガールズは、アリス十番さんやスチームガールズさんとは世界観が違うっていうか、コンセプト自体がひと味変わってるからね。それもあるせいか、まだファンの人たちも、どうノリに付いていけば良いのかわからずに戸惑ってる面があるみたいだけど。でも、私たちの曲をマスターしていただけたら。目標は、ステージと客席の間にあるキャンプファイヤーの火を囲んで、みんなでお祭り騒ぎしていくみたいなイメージのライブにすることなんです。

小野寺:そのためにも、大地のパワーをもらわないとね。

――そうか、みんなで一体化したステージを作りあげれば…。

窪田:会場にキャンプファイヤーの炎が燃えるんですよ。

天木:でも、今はまだ一体感がちょっと霞んでます。

黒木:アリス十番さんやスチームガールズ、他のアイドルさんの場合は、MIXを入れて燃え上がる感じなんですけど。アーマーガールズは「お祭り騒ぎすること」が目標なので、自分たちから煽っていって、それに付いて来てくださいってなるようにしたいんです。

――現在、アーマーガールズは3曲の持ち歌があります。それぞれの楽曲の魅力も教えてください。

天木:もともとパー研!として歌っていた『アナタトナLOVER』と『ココロイド』は、アーマーガールズで唄うためにアイリッシュ・バージョン「森ロック」なスタイルに生まれ変わりました。『アナタトナLOVER』をドラえもんで例えますと、のび太くんの机の中と入ってワープしていくときの、あのワープしていく空間の中で私たちが踊っている感じのイメージです。

伊藤:それは、神秘的な感じってこと??

天木:ちょっと宇宙へトリップしてグルグルまわっちゃってる感じ。『ココロイド』は…。

黒木:民族音楽みたいな要素の強い曲だよね。

窪田:元気に…。

黒木:ピョンピョン飛び跳ねる感じ。

天木:林檎とかをいっぱい売っている中世時代の市場で、私たちが踊り歩きながら街中を進んでる感じです。

窪田:それならわかります。でも、宇宙はちょっとわかんなかったです。

黒木:新曲の『鋼鉄少女』は、アーマーガールズのテーマソングです。

天木:『鋼鉄少女』のイメージはですね、大きな森がありまして、森の真ん中に広場があって、まわりに散らばっていたメンバーたちが、その広場にワーッと全員で駆け寄りハイタッチしながら始まる感じです。

黒木:そこへ、いろんな動物が出てきて、みんなで楽しくなっちゃうみたいな。

天木:テンション上がってきて、リスとハイタッチしちゃうとかね。

黒木:えっ?!あっ、はいはいはい…。

全員:ハハハッ!!

――それだけ、いろんな風景の見えてくる楽曲ばかりということだ。

天木:はい。まずは、自分たち自身でイメージできるくらいでなきゃ駄目だと思います!


■ アイドル界のてっぺんを取るためにアーマーガールズが闘いを挑んでいく!!

――6人の情熱が一つに固まりさえすれば、一気に頭角を表していきそうだね。

伊藤:もちろん!!

天木:私たちも、じきに先輩たちに加わり仮面女子のユニットに入る予定になっていますし。5月3日にZEPP TOKYOで行う仮面女子のワンマン・ライブの中に、私たちも参加していたいですから。

黒木:今はもうユニット対決にも加わり、トリ争いを始めているので…。パー研!の頃は、動員対決を蚊帳の外で観ていたけど、やっと私たちも他のユニットさんたちと闘える立場になったから、メッチャ気合いが入ってるよね。

――アーマーガールズは、闘うためのユニットですしね。

全員:はい!!

――仮面女子ユニットの中でも、一番若い存在だし。

窪田:そっ、そうですね…そうです!!

星野:この中では、窪田さんが年齢的には一番上なので。

窪田:わたしが最年長で、今、19歳なんです。

天木:私たちのユニットにはまだ20代がいないから、今のうちに何か記録を作らないとだよね。

窪田:わたし、3月25日が誕生日なので、もうすぐなんです。

黒木:動員対決でトリを飾るのは2月の目標だから…どうする??

天木:全員10代メンバーのうちに、アーマーガールズが仮面女子さんの中心になって、ロゴの並びの真ん中を私たちにする!

窪田:仮面女子のフォーメーションでも、最前にアーマーガールズの誰かが入る!!

天木:目標はデカいくらいのほうが、やり甲斐があるからね!! 

――話を聞いてると、アーマーガールズの半年後の姿が楽しみになってきました。

星野:半年後と言わず、数週間後には生まれ変わっていたいです。

黒木:2014年はアーマーガールズにとっても、このアリスプロジェクトにとっても勝負の年だと思っています。だからこそ…。

伊藤:2014年は、アリスプロジェクトのてっぺんだけじゃなく、アイドル界のてっぺんを取るつもりで…

小野寺:闘いに挑んでくぞっ!!

▲▼天木じゅん

▲▼天木じゅん

 

▲▼伊藤みう

▲▼伊藤みう


■ 星野愛実が語るアーマーガールズのメンバーのキャラクター!!

――このコーナーでは、愛実さんが各メンバーのキャラクターを紹介してくれるんですよね。

星野:ミーシャン(窪田美沙)さんはポンコツキャラなんですよ。まず、日本語が通じない。英語のスペルを書かせても絶対に書けないですし、日本語も書けないですし。お話してるときも、宇宙人と会話してるような気持ちになります。

窪田:宇宙人って……。

星野:MC中も、わからない言葉が多いみたいで、よく「今のどういう意味?!」って聞いてくる人です。(黒木)ひなこさんは、ホントに"ザ・アイドル"って感じ。自分にも、他人にも厳しいから、まさにリーダーって器の人です。メンバーをまとめるのも上手だし、スタッフさんからも、私たちからの信頼も熱いように、本当に信頼できるリーダーです。

黒木:こんなに褒めてもらってありがとう。

星野:(天木)じゅんさんは、ハイパーテンションの持ち主で、楽屋でも何時もうるさいんですけど。ダンスのことになるとメチャクチャ熱くって。それにダンスには人一倍こだわりがあるみたいで、パフォーマンス面"では"かなり尊敬できる人です。

天木:「では」って何??「では」って(笑)。

星野:あと、じゅんさんは胸も大きいので、そこもどんどん強調していけばいいんじゃないか?!って、わたしは勝手に思っています。小野寺なほさんですけど…ノーコメントで終わらせていいですか?!

小野寺:えっ?!ちょっと,それは待ってください!!

星野:っていうのは冗談で(笑)。なほさんはあまり空気が読めない人で、とにかくすべてが平凡なんですよ。だけど、その凡なところがキャラクターとしてメチャクチャ面白くって。。

小野寺:わたし、よく「凡」と言われるんです。だから「凡の中の凡」なんですよ。

星野:…今の言葉で察していただければ(笑)。とにかく、いじりがいのある面白い先輩ですから。

小野寺:先輩なのに、こんなにいじられちゃうところが、また凡なんですよ。まぁ愛嬌を持って許してやってください。

黒木:何を言ってるんだか(笑)。

星野:(伊藤)みうさんは、"うっかりもの姫"とファンの方に言われるくらいのうっかり屋さんで、すごいボーッとしてることが多いんですよ。基本、「何を考えてるんですかね??」ってことが多いし、何処か抜けてる人なんです。そういう"うっかりもの"なんですけど、アイドルのことに関してはストイックで、芯を持っている人。自分で決めたことはやり通すように、まさにセンターの器を持った人だとわたしは思ってます。

天木:みうは、センターの器だよ。

伊藤:うひゅっ、なんかやめてくださいぃー!!

星野:そしてわたしは、正直、歌もダンスもそんなに上手くないので、トーク面でどんどん引っ張っていけるくらいのトーク術を身につけられたらいいなと思ってて。だから、家ではよくバラエティ番組を観るようにしています。

天木:パー研!のときから、私たちにとっての毎回の歌題がMCだったんです。パー研!のときは、わたしがメインMCだったんですけど、ぜんぜん上手くいかなくって。そこへ愛実ちゃんが入ってきたおかげで、MCに対してのスキルが一気に上がっていったんですよ。

黒木:愛実ちゃんの加入によって、MCがいかに大事かっていうのを勉強できたからね。

星野:わたし的には、ダンスの振り付けを一ヶ所間違えること以上に、トークのミスをすることのほうが自分的には許せないので、トークに関しては熱い一面を持ってますね。

天木:そんな、いいバランスを持った人たちの集まりがアーマーガールズです。

PHOTO:永澤真奈/TEXT:長澤智典

>>アーマーガールズ HP

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