やなぎなぎさん「エウアル」アンコールツアーファイナル！　Z会と新海誠監督によるコラボアニメの歌唱担当を発表！

　2月22日、東京国際フォーラムCホールにて、やなぎなぎさんのワンマンライブ「エウアル」アンコールツアーのファイナル公演が行われた。

▲やなぎなぎさん

　これは2013年に発売された1stアルバム「エウアル」のライブツアーでの好評を受けて追加実施されたツアー公演で、2014年1月25日の札幌を皮切りに東京・大阪・名古屋・福岡の全国5か所と規模を拡大して開催された。

　大いに盛り上がるなか、なんと新海誠監督の新作アニメの楽曲を担当することが発表された。今回、当日の模様を記した公式レポートが到着したので、紹介していこう！

　満員となった会場には早くから大勢の男女が詰めかけ、エントランスに設置された巨大なセットの前で撮影を楽しむようすが見られる。これは2月19日に発売となったテレビアニメ『凪のあすから』の新EDテーマ『三つ葉の結びめ』のMVで実際に本人がイラストを描いたもの。ファンにとってはライブを楽しめるだけなく、アーティストを近くに感じられる貴重な機会になったことだろう。

▲MVセット

　ライブは冒頭からキャンバスにやなぎなぎ直筆の文字でアルバム『エウアル』の曲順を逆になぞり、1曲目の『嘘』からラストの『本当』へと繋ぐ道筋を示す。スクリーンには歌詞の文字をあしらったタイポグラフィから切り絵、ミュージックビデオまで映し出す効果的な映像演出と協奏する。彼女の幻想的で揺らぎを含む歌声は特徴的で、各曲彩り豊かに表現した。

　また、『アクアテラリウム』の楽曲提供を受けた石川智晶さんの『アンインストール』を含むカバー曲を披露するコーナーのほか、自身の朗読から『euaru』に繋げる演出で世界観を包み込む。
　一方で中盤とアンコールではロックテイストで会場を一体とする。コール・アンド・レスポンスが繰り返される『You can count on me』でのファンの熱いリアクションと、満足そうにじっくりと聞き入る両面を見せる会場の空気が印象的で、新曲「三つ葉の結びめ」を含む全20曲が披露された。

◆やなぎなぎさんからコメント！
　ライブを終えたやなぎなぎさんは
「昨年から行ってきた『エウアル』のツアーが東京にはじまり、そして今日、東京で終わりをむかえました。『エウアル』という作品を深く知って頂くため、前回は1曲目の『本当』から14曲目の『嘘』へと、今回は14曲目の『嘘』から1曲目の『本当』へと、道案内をするような気持ちでライブにのぞみました。音だけでなく視界からもこの『エウアル』という世界を感じられるツアーになったと思います。終わったばかりですが、また別の世界へむけて頑張りたい気持ちでいっぱいです!!!」と語る。

◆新海誠監督の新作に参加！
　また、この公演ではアニメーション作品「クロスロード」の楽曲をやなぎなぎさんが歌唱することが発表された。これは、通信添削学習で知られるＺ会が受験生を応援するために制作オリジナルアニメ。

　『言の葉の庭』や『秒速５センチメートル』で知られる新海誠さんを監督に迎え、「とらドラ！」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のキャラクターデザインで知られる田中将賀さんがキャラクターデザイン・作画監督を担当した注目の一作だ。この作品は2月25日より特設サイト上とTVCMで公開された。

　ステージのスクリーンで特別にいち早く「クロスロード」の映像が上映されると、会場は大きな拍手に包まれた。楽曲「クロスロード」は、本アニメーション作品のために新海誠監督が作詞した楽曲で、ツアーファイナルを終えたやなぎなぎに早くも次なる活動の期待が高まる一日となった。

★「クロスロード」特設サイト：http://www.zkai.co.jp/home/crossroad/
※「クロスロード」の映像が公開中！

＜セットリスト＞
～オープニング曲～　　　　　　　
1.嘘
2.ビードロ模様
3.トランスルーセント
4.クオリア
5.ストレンジアトラクター
6.ラテラリティ
7.zoetrope
---カバーコーナー---
8.Agape
9.アンインストール
10.カゼノトオリミチ
----------------------
～朗読～
11.euaru
12.Ambivalentidea
13.helvetica
14.concent
15.青のパレード
16.ユキトキ
～本当～
====EC=====
17.三つ葉の結びめ
18.You can count on me
19.mnemonic
20.深遠

>>やなぎなぎオフィシャルサイト