石井マークさん、嶋村侑さん、佐藤拓也さん、そして富野由悠季監督が登壇『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』の公開記念舞台挨拶をレポート！

　2014年10月からテレビ放送が開始される、ガンダムシリーズ最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』。この作品は1999年に放送された『∀ガンダム』以来15年ぶりに、富野由悠季さんが総監督を務めた事でも話題となっている。

　現在、劇場では本作の1話～3話の内容をまとめた特別先行版の上映が行われている。今回は2014年8月24日（日）に新宿ピカデリーで行われた『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』の公開記念舞台挨拶の模様をレポートしていこう。

■富野監督が掲げるのは“子供の為のアニメ”
　まずはキャストである石井マークさん（ベルリ・ゼナム役）、嶋村侑さん（アイーダ・スルガン役）、佐藤拓也さん（ルイン・リー役）、そして富野由悠季監督（原作・脚本・総監督）がステージに登壇。

　最初の挨拶では、大人の為の物になってしまったアニメを子供の為の物に戻したいという思いから、企画が始まったと語った富野監督。本作は10歳～17歳くらいまでの子供をターゲットにしているのだが、今の大人達に対して「たまにはこんな物も観てみたら？」という投げ掛けも本作にはあると語っていた。

　本作の見所については、石井さん、嶋村さん共に第二話の“あるシーン”を挙げていた。そして佐藤さんは「自分が子供の頃に観ていたアニメのような、懐かしさを感じられる作品」とコメントしていた。

　また、収録現場でのエピソードについて聞かれた石井さんは、富野監督から受けた演技指導の話を語り「体当たりで富野監督について行きたい」とコメントしたのだが、富野監督は「現場の事は一切覚えておりません」と話し、笑いが起こる一幕も。嶋村さんは、監督から頂いたアドバイスについて、「そっと道を示して頂いた」と話し、とても感謝している様子だった。佐藤さんはキャスト陣の平均年齢が若いと話し、「とてもエネルギッシュな監督に負けてられない」と力強いコメントを残した。

　そして、本作の今後の展開に対する意気込みを聞かれた富野監督は、現在の制作現場の状況を語り、「スタッフがパンク寸前で、将来の展望はまだ見えていません！　でも頑張ります！」と笑いまじりに話していた。最後はキャスト陣と監督から、来場者へコメントが送られ、終始和やかなムードで行われた記念舞台挨拶は幕を閉じた。

■作品情報
『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』

【上映期間】2014年8月23日(土) ～ 9月5日(金) ※2週間限定
【上映館】全国１３館（新宿ピカデリーほか）
>>詳しくはコチラから

【総監督】富野由悠季
【キャラクターデザイン】吉田健一
【メカニカルデザイン】安田 朗、形部一平、山根公利
【デザインワークス】コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美
【色彩設計】水田信子
【美術】岡田有章
【音楽】菅野祐悟
【音響監督】木村絵理子
【企画・製作】サンライズ

【キャスト】
ベルリ・ゼナム：石井マーク
アイーダ・スルガン：嶋村 侑
ノレド・ナグ：寿美菜子
クリム・ニック：逢坂良太
ルイン・リー：佐藤拓也
マニィ・アンバサダ：高垣彩陽
ラライヤ・マンディ：福井裕佳梨

>>『ガンダム Gのレコンギスタ』公式サイト