観た人に「真田幸村ってカッコイイよね」って言ってもらえるように！　舞台「戦国無双」関ヶ原の章真田幸村役に挑む、安西慎太郎さんインタビュー【後編】

　5月2日からシアター1010にて上演中の舞台「戦国無双」関ヶ原の章に、真田幸村役で出演する安西慎太郎さんをクローズアップ！　前後編でお届けしている安西慎太郎さんのインタビュー後編では、本番直前の舞台「戦国無双」関ヶ原の章についてたっぷり語っていただきました。安西さん自身も『戦国無双』ファンということで気合いっぱいです。

>>インタビュー【前編】はこちらから！

●アクションの美しさも魅力のひとつ！

――主人公・真田幸村に決まった時はどんなお気持ちでしたか？

安西慎太郎さん(以下、安西)：『戦国無双』のゲームは友達の家でよく遊んでいたんですよ。プレイするとかなりスカッとしますよね。僕はゲームしながら声が出ちゃうんですけど、戦いながら「イテッ！」なんて言っちゃって、キャラクターに感情移入していました。無双技するとテンション上がるし、アクションが魅力的な作品なので、舞台ではそれをいかに迫力あるリアルに表現できるかがキモだと思うんですよね。


――どのキャラクターもアクションが美しいのも魅力ですよね。

安西：美しいんです。あと、キャラクターが使う武器がそれぞれ違って、それぞれのアクションの違いも楽しいんです。真田幸村でもプレイしていたんですけど、強い！　槍カッコイイなって思っていましたが、まさか自分がやることになるとは。そしてこんなに難しいとは思わなかったですね(笑)。真田幸村に失礼になるので、相当頑張らないと！

――真田幸村という人物にはどんな魅力を感じていますか？

安西：ゲームをプレイしてアニメも観て、ここまで真っ直ぐ自分の信念を貫く主人公っていいなって感じました。僕自身も、我が道を行くというか自分の信念を貫き通す方だと思っているのでとても共感できるんです。ただ、信念を貫くことだけを考えて演じるだけでは、真田幸村のすべての魅力を出せないと思うんですよね。安西慎太郎はともかく、観た人に「真田幸村ってカッコイイよね」って言ってもらえるような芝居ができたら最高ですね。


――共演する方も魅力ですが、まずは兄・真田信之役の小沼将太さんの印象は？

安西：将太くんは『テニミュ』で共演していまして、現場でもよく話をします。将太くんも槍なんですけど、2人で「練習だね」と(笑)。「でも悪い意味で煮詰まるのはやめよう、先に進まないからね」と話しながら一緒に練習しています。


――そして義トリオのメンバー、石田三成役の植田圭輔さんと直江兼続役の五十嵐麻朝さんの印象は？

安西：おふたりは去年末の舞台『聖☆明治座・るの祭典～あんまりカブると怒られちゃうよ～』でご一緒させてもらいましたが、ものすごい人数が出演していたので挨拶くらいしかしていなく、今作がほぼ初めての共演です。なので、これは僕の勝手な思い込みなんですけど、きっと芝居に対してのプライドが高く、一緒にお芝居を作るうえで僕が思う大事なものを持っている人たちだと思っています。

　三成は難しいキャラクターですよね。ゲームやアニメで表現できるものは舞台ではどう表現するんだろう。特に三成のような静かな闘志を燃やすキャラクターは難しいんじゃないかな。無愛想なんだけど、カッコイイ。(植田)圭輔くんがどう表現するのか楽しみです。兼続は(五十嵐)麻朝くんがピッタリだと思いました。兼続が持っている魅力に、麻朝くんの持っている良さが乗っかれば、新しい兼続が生まれそうな予感があるんです。

――安西さんご自身は、舞台になった『戦国無双』にどんな期待をしていますか？

安西：僕はもちろんお客さんもそうだと思うんですけど、アクションですね！　一番の見どころだと思います。僕もゲームをしていたので、あのキャラクターたちがどんなアクションをするか楽しみなんです。


――衣裳も楽しみです。真田幸村の衣裳はご自身で着てみていかがでしたか？

安西：まあカッコイイ！　素敵です。正直、ニコニコしちゃって(笑)。これまで演じるまでは期待と不安が半分ずつだったんですけど、今回はワクワクしています。真田幸村には、僕が必要な部分を持っている気がして、彼を演じることでそれを得ることができるんじゃないでしょうか。


●全編みどころ！　特に真田兄弟の関係性は要注目!!

――真田幸村が持っている、安西さんに必要なものとは？

安西：何かのために生きて、何かのために散っていく。自分の信念のためにまずは行動を起こすまっすぐな部分は勉強になります。


――見どころシーンは？

安西：全部だな～！　選べないですけど、幸村と信之との関係は『戦国無双』いちファンとして楽しみにしています。感情移入してしまいますね。兄弟って友達とも恋人とも違う特別な関係ですよね。２人ともまっすぐだけど求めるものが違っていておもしろい。物語の始まりと終わりで変化していく真田兄弟の関係性はぜひ観てもらいたいですね。

――安西さんはご兄弟は？

安西：姉が2人います。僕は末っ子ということも甘えん坊なところがあって、かまってもらいたいタイプ(笑)。お兄ちゃんは憧れますね。僕が悪いことしたら怒ってもらいたい。お姉ちゃんに怒られても「いや、俺こう思ってるし」ってなっちゃうけど、もしかしてお兄ちゃんだったら素直に聞き入れてしまうかも(笑)。


――最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いします。

安西：『戦国無双』はゲーム・アニメ共に大人気ですし、僕自身大好きな作品です。その気持ちが舞台上でエネルギーとなってお見せできたらと思っています。カンパニー一丸となって、「『戦国無双』っていいね」、「続編やらないかな」と評判になるような作品を作っていきたいです。みなさん、ぜひ劇場までお越しください。お待ちしています。


[取材＆文・磯貝綾子]

＜舞台「戦国無双」関ヶ原の章＞
◆日程：2015年5月2日(土)～5月7日(木)
◆劇場：東京・シアター1010 （東京・足立区）
◆脚本・演出：吉谷光太郎
◆原作：「戦国無双」シリーズ(コーエーテクモゲームス)

◆出演：
真田幸村役：安西慎太郎 真田信之役：小沼将太 石田三成役：植田圭輔／直江兼続役：五十嵐麻朝 藤堂高虎役：秋元龍太朗 大谷吉継役：和田雅成／伊達政宗役：安川純平 片倉小十郎役：鮎川太陽／加藤清正役：小野一貴 福島正則役：早乙女じょうじ 島左近役：山沖勇輝 稲姫役：紗綾／雑賀孫市
役：金子昇／

声の特別出演 松方弘樹

アンサンブル：平野勇樹 反橋宗一郎 Kan ユーキ 阿部直生 橋本顕 山田諒
仲田祥司 池田謙信 名取隆晃 浅井雄一 金森啓斗 白柏寿大 真嶋真紀人

◆主催：舞台「戦国無双」製作委員会
（ポリゴンマジック／マーベラス／テレビ朝日ミュージック／サンライズプロモーション大阪）

◆タイムテーブル
2(土)　18:30
3(日)　12:30 18:30
4(月・祝)　12:30 18:30
5(火・祝)　12:30 18:30
6(水・祝)　12:30 18:30
7(木)　14:00

◆チケット価格：一般席 6,500円（税込）
◆チケット取扱い：イープラス／ローソンチケット／ＣＮプレイガイド／チケットぴあ
◆チケット発売： 絶賛発売中
◆チケットに関するお問合せ：公演事務局 0570-200-889(10時～18時)
◆公演に関するお問合せ：ポリゴンマジック 03-6447-4186 (平日10時～17時)

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