増田俊樹さん、市来光弘さんによる生アフレコもあった『刀剣乱舞-ONLINE-』ニコニコ超会議2015 ステージレポート

　2015年4月26日(日)、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2015」にて『刀剣乱舞-ONLINE-』のステージイベントが行われた。本作のエグゼクティブプロデューサーを務める花澤雄太さん、原作プロデューサー・ニトロプラスのでじたろうさん、加州清光役の増田俊樹さん、大和守安定役の市来光弘さんが出演したステージの模様をお伝えしていこう。

　
●キャスト陣が攻めに攻めて盛り上げたステージ前半

　早速ステージに出演者が揃うと、まずは挨拶やゲームの近況といったトークが展開していった。サービス開始から半月で50万人以上のユーザーを獲得した人気タイトルなだけあって、新規登録が制限された状況も発生し、増田さんと市来さんも最近始められたばかりだという。

　増田さんが「すぐにプレイできなかったので、我々のボイス数を増やしてもらうとか……」と花澤プロデューサーにプレッシャーをかけると、市来さんも「正直喋り足りないですよ！」と追撃。でじたろうさんに「頑張ってシナリオを書きます！」と言わせるなど、二人の攻めの姿勢には会場から笑いや拍手が起こることも。

　冒頭からそんな盛り上がりを見せていたが、この日のステージに向けては「公開生アフレコ」「生鍛刀をやってみたい」「最新情報をお伝えしたい」など、花澤プロデューサーが実現したいことが用意されていた。

　最初に行われた作品紹介の後には、本作において注目の刀剣男士についても触れられた。最初に選べる五振りの刀剣男士の一振りである加州清光を演じる増田さんは、印象に残ったセリフについて聞かれると「つーかーれーたー」をチョイス。伸ばし棒をこういう風に使う芝居は今までなく「ドキドキしながら収録しました」と当時の心境を語る。また、当初は完成した人間に思えたが、セリフを見ていくと幼さが残るところもあると感じたこともあると話す。

　次に市来さんが演じた大和守安定の紹介も行われたのだが、画面にその姿が映ると生放送にて「かわいい」と同じぐらい、大和守安定の戦闘時のセリフ「首落ちて」のコメントが殺到した。それを見たキャスト陣は「首落ちて？」「しねー！」というコールが出来そうだと談笑。そのまま試しにやってみる流れとなり、知らない人が見たら危なく思われそうなコール＆レスポンスで会場は一時大盛り上がりとなった。

　最近実装されたばかりの長曽祢虎徹と浦島虎徹の紹介では、出演者も来場者もコメントでも「でない」という意見で一致。2倍キャンペーンを実施しても中々でないことから、花澤プロデューサーが「まだ足りないみたいなので、近々考えてみます」と、さらなる施策に向けて前向きな姿勢を見せていた。

※このイベント２日後に「ニコニコ超会議 応援ありがとうキャンペーン」ドロップ10倍キャンペーン を実施

　続いては、ゲーム内で刀剣男士を生み出す「鍛刀」をステージで実演してみる「生“鍛刀”」のコーナー。先に挑戦する増田さんは、4種類の資材を全て500ずつに揃えて実行し、大倶利伽羅を生み出すも「持ってる！」と残念な様子。市来さんは全資材を最大の999、上位の刀剣の入手確率を上げる絵馬も富士を使い、ステージのために用意されたアカウントだからと豪勢な鍛刀に挑むも、出てきたのは同田貫正国で、これまた「持ってる！」と会場の笑いを誘う結果となった。

　この後は公開生アフレコの時間となり、ゲーム中で見られるイベントが増田さんと市来さんによってステージ上で再現された。ここで演じられたのは、沖田の使いにくい剣というイベントと、手合わせで発生するイベントの2つだ。音声収録の際は別々で行われているため、掛け合いでイベントのセリフを聞けるのはこうしたイベントのみ。生で披露された清光と安定のやり取りに、客席から大きな歓声が響き渡った。

　
●新たな刀剣男士のチラ見せや期待の「大包平」に関する続報が

　この後はねんどろいどの公開や最新情報の告知など、発表関連が続いた。ねんどろいどは、今年8月に発売予定の三日月宗近と、4月28日から予約がスタートしている加州清光の現物が公開され、製作中のためまだ世界にひとつしかない2体に大きな注目が集まっていた。

　最新情報のコーナーでは、次に実装される新たな刀剣男士・明石国行(あかしくにゆき)の全貌が公開された。明石国行は同じ来派の愛染国俊と蛍丸の保護者的存在だが、「自分、やる気ないのが売りですからな。なんも期待したらあきまへん」といった無気力さもあるようだ。また、この日は新たなサンプルボイスとして「さてさて、肩の力抜いて気楽にやりましょ」というセリフも公開されていた。

　さらに今後実装予定の刀剣男士として、発表当初の明石国行と同じように一部を写した画像が公開された。一振り目は赤いフレームのメガネをかけており、九州男児がヒントになるという。二振り目は日本と書かれた酒壷を持ち、無精ひげであるところが特徴的だ。この二振りの実装はまだまだ先のようだが、今後は公式Twitterなどで続報を公開していくとのこと。

　さらに、多くの人が待ちかねている大包平(おおかねひら)については、来年に向けて準備中との発表があった。こちらも実装はまだ先になってしまうが、ついに進展が見られたので、楽しみにしておこう。

　最後には出演者からのコメントが寄せられたので、それを紹介しよう。


□増田さん コメント
始まったばかりの『刀剣乱舞』ですが、みなさんの熱い声があり、こうしてイベントができれ嬉しいです。今回は花澤さんのやりたいことだったので、また機会があれば、そのときは僕らがやりたいことをやらせてもらうステージもいいですね(笑)。加州清光“風”の衣装を着てきましたが、次はニトロプラスさんが本気で作る衣装も着てみたいですね。

□市来さん コメント
僕もちょっとだけ、色だけですが大和守安定を意識したんですよ！　次があるなら模造刀を買って準備しておきますので(笑)。あとはもっと安定として喋っていきたいですし、『刀剣乱舞』の今後にも期待していますので、みなさんも応援よろしくお願いします。

□でじたろうさん コメント
我々は原作ということでキャラクター・シナリオを担当していますが、急ピッチで刀剣男士を増やしていこうと作っています。ゲームへの実装もDMMさんが頑張って進めて下さっているので、お待たせしてしまい申し訳ございませんがもう少しお時間を頂ければ嬉しいです。想定を超える人気でなかなか追いつかないところもありますが、皆さんが喜んでいただけるものを作っていきたいと思いますので今後もよろしくお願いします。

□花澤プロデューサー コメント
昨日も近くのファミレスでご飯を食べていたら『刀剣乱舞』のお話が聞こえてきてうずうずしていました。拙い運営ではありますが、みなさんにはたくさん愛していただいて嬉しく思っています。またこうしたイベントや、ゲームのほうも盛り上げていける仕掛けを作っていきたいと思っていますので、今後ともよろしくおねがいします！


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