『鷹の爪団』が全国の“辛いもの好き”を集めた『とんがらし団』を結成！　“辛いもの好きマイスター”ことお笑いトリオ・グランジの五明拓弥さんへインタビュー

　日本全国津々浦々、老若男女の“辛いもの好き”に朗報です！　結成10年目にして“鷹の爪”が“唐辛子”の一種であるという常識中の常識にやっと気づいた『鷹の爪団』。「唐辛子かよ……」と落ち込んだのは一瞬、「辛いもの好きな人たちって、なんかエネルギッシュじゃねっ？」との発想の転換によって、全国の“辛いもの好き”を集めた『とんがらし団』の結成を宣言！

　しかし、“辛いもの好き”という漠然とした募集要項に入団を思い悩む、生真面目な“辛いもの好き”もいる事でしょう。そんな迷える“子カラ羊”のために立ち上がったのが、お笑いトリオ・グランジのメンバーで“辛いもの好きマイスター”との異名を持つ五明拓弥さん。そんなマイスターに「辛いって何だろう？」「辛さって何だろう？」「生きるって何だろう？」などなど、生きとし生けるすべてのものへの疑問に答える“辛いもの好きの極意”を聞いてきました。目を皿にし、耳をかっぽじって、なんとな～く読むべし！

＜辛いもの好きの極意その1.　「辛さ」とは「世界平和」なり＞
　私にとって辛いものとは、世界平和です。もしもこの世から辛さが無くなったらどうでしょうか？　想像してください。人と人は辛さを奪い争い、罪のない人達が犠牲になります。そんな世界は辛（つら）くありませんか？　辛（から）いだけに。うん、バシッと決まりましたね。これが10年オーバーの芸歴の力です。

＜辛いもの好きの極意その2.　甘みがあってこその旨辛だ！＞
　ただただ辛いだけの料理は、私は好きではありません。辛さの中に旨みがある、もっと言うと甘みを感じられる辛さが理想形ではないでしょうか。辛（から）いと辛（つら）いは同じ字です。辛（から）い料理をそのまま出されて食べても辛（つら）いだけ。作り手が「辛」さに「一」杯の愛情を加える事により「幸」な辛（から）さとなるのです。

＜辛いもの好きの極意その3.　キミはカプサイシンマジックを知ってるか!?＞
　男性の私からすると、大量の汗をかき、「ハフハフ」しながら辛い料理を食べる女性は普段の1.5倍綺麗に見えます。ゲレンデマジックならぬカプサイシンマジックは確実に存在します。辛いものが苦手な方は無理をせず、やや辛からスタートしていきましょう。食べている時はスポーツジムレベルに汗をかくし、辛いものは太りません（たぶん）。最高のダイエット食でもあるのです（たぶん）。

＜辛いもの好きの極意その4.　辛いものフォーマルは情熱の赤＞
　私は辛いラーメンをよく食べます。その経験からいうと、絶対に白は避けてください。いくら注意をしていても必ず赤いスープは飛んできます。お店によっては紙エプロンを用意してくれるところもありますが、エプロン外を狙って飛んできます。ですので唐辛子と同色の赤をお勧めします。念には念を、ズボンも赤の方が無難です。ただし、金髪の方は気をつけてください。メイ●ル超合金のカ●レーザさんになってしまいますから。

＜辛いもの好きの極意その5.　ふざけて対峙するべからず！＞
　以前、私が通う辛旨ラーメン店で見かけたのですが、大学生の集団が悪ノリでその店にある一番辛いラーメンを頼んでいました。その中で一番お調子者の前にラーメンが運ばれ、彼は勢いよくラーメンを口に吸い込みました。私も未だにどうしてあんな事になったのかわからないですが、お調子者は麺を啜り、顔を上げるとあまりの辛さでなのか顔がグニャリとひん曲がってたのです。ケ●シロウに秘孔を突かれたザコレベルに顔面がひん曲がってたのです。ですから絶対にぶざけないでください。

＜マイスターから、未来の「とんがらし団」団員へ＞
　辛いものの話をしていたり、辛い料理の写真を見ていたとき、舌の奥からヨダレが出たらあなたは立派な辛いもの好きです。私レベルになると赤い色を見るだけでヨダレが出てきます。辛いものが好きな方はもちろん、辛いものが苦手だと思ってる方もぜひ私のアドバイスを元に辛いもの好きになって団員になって欲しいです。……違います。ごめんなさい、嘘つきました。もう遠慮するのはやめます。日本国民全員が「とんがらし団」団員になってほしいです！

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