映画
『ペンギン・ハイウェイ』制作発表会をレポート

映画『ペンギン・ハイウェイ』に北香那さん&蒼井優さんが出演! 石田祐康監督、原作・森見登美彦氏も登壇した制作発表会をレポート

『夜は短し歩けよ乙女』など多くの代表作を持ち、数多の文学賞を受賞している今最も注目の作家、森見登美彦氏。森見氏の最高傑作との呼び声高い小説『ペンギン・ハイウェイ』のアニメーション映画の公開が、2018年8月より始まります。

本作の主人公・アオヤマ君を演じるのは声優初挑戦にして初主演を務める北香那さん。そのアオヤマ君の初恋相手でミステリアスな歯科助手のお姉さん役を、今年のキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した女優・蒼井優さんが務めます。

監督は、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した、弱冠29歳の新鋭・石田祐康氏。業界大注目のクリエイターが本作で待望の長編デビューを果たします。そんな『ペンギン・ハイウェイ』制作発表会が、3月1日に有楽町にて行われました。

ステージには北香那さん、蒼井優さん、石田祐康監督、森見登美彦氏が登壇。映画の見どころや印象的なシーンはもちろん、脚本を読んだ際の感想や作品にかける意気込み、アフレコ時のエピソードなどが語られました。内容盛りだくさんな製作発表会見の模様についてレポートします。

▲左から石田祐康監督、北香那さん、蒼井優さん、森見登美彦氏

▲左から石田祐康監督、北香那さん、蒼井優さん、森見登美彦氏


 

作品の完成度の高さに、原作者・森見氏も太鼓判

まっすぐな目で未来を見つめる少し生意気な小学4年生・アオヤマ君のひと夏の“すこし・ふしぎ”な体験を瑞々しく描く本作。

声優の仕事が夢でもあったという北さんは、オーディションを受けた時の緊張を今でも覚えているといいます。「現場でどうしゃべろうかを、家の中でものすごく考えていて。それをオーディションでは出せたんじゃないかと思います」。さらに、オーディション合格を聞いたときは、感極まって泣いてしまったというエピソードも打ち明けてくれました。

そのアオヤマ君の初恋相手のお姉さん役を演じるのは、蒼井さん。自身のキャラクターを理解するために、なかなかの苦労があったと話します。「アオヤマ君に影響を与えるお姉さんの役なんですけど、今までに小さい子を引っ張っていく役をやっていたことがなかったんです。新しいチャレンジをさせていただけて、いい勉強になりました」。

原作者である森見さんは、『ペンギン・ハイウェイ』が特別な作品であったと振り返ります。「子供の頃を舞台にした作品を作るというのは、自分の中の一番の根っこを出していくことになるんです」。

また、森見さんは『ペンギンハイウェイ』が映像化されるという話を聞いたとき、若干の抵抗があったと続けます。「特別な作品だったので、若干心配になりながら送り出したんです。監督と話をして、絵コンテをいただいたり。ずっと見ているうちに大丈夫だろうと思い、安心しました」。原作者からの太鼓判をもらい、石田監督はほっとしたような笑顔を見せました。
 

石田監督が2人の女優の演技を絶賛

製作発表会見では、本作のPVも公開されました。


 
映像に合わせてしゃべるという作業が難しく、改めて今いる声優の技術の高さに驚いたと語る北さん。それでも自分なりに工夫した点があると続けます。「私にはアオヤマ君と同年代の妹がいるんですけど、授業参観の日に私が学校に行って、小学4年生の男の子の観察しに行きました(笑)。大人っぽくふるまっているけど子供っぽさが残っているような、そんなしゃべり方を加えてみましたね」。

石田監督は、そんな北さんと蒼井さんの演技を絶賛。「PVを改めて観ても、お二人の声がハマっているなと感じました。作っている僕としても思いつかなかった面も見えたりして」。さらに「映画を作っている身として、気持ちがアオヤマ君に入り込みすぎて、蒼井さんがお姉さんにしか見えないんです(笑)。(後ろを)ついて行きたい感じもしますね」と続けると、会場からは大きな笑いが起こりました。

PVを見た感想について、森見さんは今は作品に“なじもう”としている段階だという。「僕は小説を書く人間なので、音映と映像をかなりあいまいに感じているんです。それがだんだん映像になっていくというのは、これまで作品がアニメになっていくときに経験したことなんですけど。毎回少しずつ慣れていくんですね」。


 

今年の夏は『ペンギン・ハイウェイ』が盛り上げる!

北さんは収録が終わった感想について聞かれると、「でき上がって全て見た時に、ちゃんとアオヤマ君でいられるのかという不安やドキドキがあります」とコメント。まだ収録が続いている蒼井さんは、「本当に楽しい夏の映画になるように、あと半分全力で頑張ろうと思います」と、意気込みを語ってくれました。

今回の映画化は、自分にとってはチャンスに感じているという森見さん。「本作が出た時に、ちょうど『四畳半神話大系』というアニメが放送されていて、タイミングが微妙だったんですね。2つの作品はあまりにもイメージが違うので、『ペンギン・ハイウェイ』に気づかずに本を通り過ぎた人がいたかもしれない。だいぶ時間は経ちましたけど、この映画をきっかけに本がさらに売れてくれれば大変助かりますし、出版社の方も大変お喜びになるのではないかと(笑)」。

最後に石田監督から「やれるだけやろうという気持ちでいます。この作品を今まで以上に多くの方に観ていただけることになると思いますので、1日でも早く届けられるようにしたいなと思っています」とコメントがあり、制作発表会は終了の時間を迎えました。

『ペンギン・ハイウェイ』は8月より全国ロードショーとなります。

[取材・写真/島中一郎]

ティザービジュアルも合わせて公開!

作品情報

■出演:北 香那、蒼井優
■原作:森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川文庫刊)
■監督:石田祐康
■キャラクターデザイン:新井陽次郎
■脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
■音楽:阿部海太郎
■制作:スタジオコロリド

公式サイト

(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
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