『デジモンアドベンチャーtri. 第4章「喪失」』にまつわる裏話が次々と飛び出す！第4章～第6章上映会イベントレポート

2018年4月20日、『デジモンアドベンチャーtri. 第4章「喪失」』、『第5章「共存」』、そして5月5日から劇場上映・先行配信などが開始される『第6章「ぼくらの未来」』までの3作を上映イベントが新宿バルト9にて行われました。

イベントには元永慶太郎監督、デジモンシリーズのキャラクターデザインを務める渡辺けんじさん、制作の上田慎一郎さん、プロデューサーの木下陽介さんが登壇。『第4章「喪失」』を観ながらの生コメンタリーを実施。集まったファンを前に制作秘話などを明かしました。

本稿では、このイベントの模様をレポートしていきます！

冒頭の子供の頃の西島大吾のシーンでは、西島の横に映るゴーグルが、あるキャラクターと同じデザインだったことが明かされ、これに元永監督は「誰も気がついてくれなくて悲しかった」と当時を振り返ります。また第4章の冒頭には、第6章の伏線もあるということで「第6章を見終わった後に、もう一度第4章を観てほしい」という事も話していました。

また、石田ヤマトのシーンになると、「『tri.』ではヤマトを結構イジってしまった」と切り出した元永監督。その理由のひとつに、声を演じたのが監督と古くから付き合いがあった細谷佳正さんだったからというのもあったそうな。

▲元永慶太郎監督

渡辺さんからはキャラクターにまつわる裏話が話され、メイコのデジヴァイスはもっと複雑なデザイン案があったことや、メイクーモンは監督が飼っているネコが元となっていて、テイルモンとは対になるイメージでデザインされたことをコメント。ハックモン（CV：武内駿輔）が登場したシーンでは、ハックモンのデザインは犬型のドラゴンをイメージして制作したことも明かされました。

▲渡辺けんじさん

木下さんからは武内さんのあまりの良い声に、キャストの方々が“ハックモン選手権”なる遊びが行われていたことも。上田さんからはハックモンの究極体であるジエスモンのデザインの細かさから、「ハックモンは進化すればするほど現場が苦しくなる」と話して、会場の笑いを誘う一幕もありました。ちなみに、上田さんは全6章の中で一番大変だったのも、第5章の町中でジエスモンが出てくるシーンだったそう。

▲上田慎一郎さん

その後も、選ばれし子供たちが散り散りになるシーンでの、キャラクターとパートナーデジモンの組み合わせは「一番以外な組み合わせを選んだ」（元永監督）と解説されたり、武之内空（CV：三森すずこ）がムゲンドラモンの手に掴まったまま壁に打ち付けられるシーンでは、空の頑丈さにスタッフ自らツッコミを入れたり、客席からも度々笑いが起こるほど和やかな雰囲気でイベントは進行。

最後は観客へ向けてメッセージが送られ、イベントは幕と閉じました。


作品情報
デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」



3週間限定劇場上映／劇場限定版Blu-ray 先行発売／先行有料配信
2018年5月5日（土）同時スタート！

【上映館】
札幌シネマフロンティア
MOVIX 仙台
新宿バルト９
渋谷TOEI
Ｔ・ジョイPRINCE 品川
TOHO シネマズ 上野
横浜ブルク13
MOVIX さいたま
Ｔ・ジョイ蘇我
シネシティザート
TOHO シネマズ 浜松
109シネマズ名古屋
梅田ブルク７
Ｔ・ジョイ京都
広島バルト11
Ｔ・ジョイ博多
鹿児島ミッテ10

【CAST】
花江夏樹 坂本千夏 ほか

【STAFF】
監督：元永慶太郎
シリーズ構成：柿原優子
キャラクターデザイン：宇木敦哉

※一般販売版 Blu-ray＆DVD
2018年6月2日（土）発売！

『デジモンアドベンチャーtri.』公式サイト