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『ダリフラ』TVアニメ第18話 PlayBack

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』TVアニメ第18話 Play Back:結婚式からの記憶の改ざん、ミツル×ココロの未来は

2018年1月より放送中のTRIGGER×A-1 Pictures 共同制作によるオリジナル TV アニメーション『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(ダリフラ)。本稿では、ミツルとココロの結婚式からの再教育プログラムによる記憶の改ざん、明るいシーンから一転、暗雲が立ち込めてきた第18話「桜の花が咲く頃に」本編の内容を筆者が感じた印象と共に振り返っていきます。

 
ついに気持ちを言葉にしたイクノ
突然、ハチからミストルティンを放棄するように命じられたイチゴ。部屋の感じから、これまで監視されていたことを悟り不信感を募らせる。そして、熱を出しているゴローやミク。この体の異変は何の予兆なのだろうか……。

そろそろ生活するのも限界になってきたミストルティンを出る前に、ミツルとココロの結婚式を開くことを提案するヒロ。そこで牧師役を買って出るフトシ。どこまでも良い奴なフトシは、いつか幸せになってほしい。

急ピッチで準備をすすめるコドモたち。物語の最初から男の子たちがサッカーをやっている描写があったが、卓越したボールコントロールで、とにかく上手い! ヒロ、ゾロメ、フトシと、全員サッカー上手なことについて、裏設定などがあれば、ぜひどこかで伺いたい。

男子がノーテンキにサッカーをしているところ、イクノはついにイチゴに好きだという想いを伝えてしまう。前半から匂わせていたのだが、はっきりと口に出したのはおそらく初めて。前半からたくさんのシーンでイクノがイチゴに視線を送っているので、もう一度見直すときはそこに注目して見るのも面白いかもしれない。

そして告白されたあと「めんどくさくたっていい。私たちみんなめんどくさいんだよ。でもさ、それでいいかなって最近思い始めてきてるんだ。もしかしたら、こういうのの積み重ねが生きているっていうことなんじゃないかなって気がして」とイクノに告げるイチゴ。つまり、嫉妬したり、誰かを好きになったり、ずっと諦められなかったり……こういうめんどくさい感情に悩み苦しみ続けることが生きているということなのだと言うのである。

だがそれは叫竜と死ぬまで戦う、オトナを守るために戦うと教えられていたパラサイトの考えとはまったく違うものだろう。だからこれは、イチゴはオトナたちの洗脳のような支配から逃れているような発言であり、イクノに共感はすれど、受け入れはしないという意志も含んだ重要な言葉だったのかなと感じた。こういうややこしい感情のやり取りは青春群像劇ならではなので、ロボットアニメだということを忘れて、思わず見入ってしまうシーンだった。


13部隊のコドモたちの反抗
そして、過去犠牲にしてきたステイメンの亡霊にうなされるゼロツー。実はゼロツーとヒロの物語の際、多くの人がゼロツーに同情にも似た感情を抱いていた中、個人的に「でも彼女ってステイメンを結構たくさん殺してるよね」と思ってたりしたので、このシーンを入れてくれたのは良かった。やはり、今は幸せだけど、それまでに結構な犠牲を払っているということは忘れてはいけないことだと思う。

桜の中を歩くゼロツーとヒロは1話の冒頭にもあったシーン。まさかここだったとは!という驚きはあったが、ココロとミツルの結婚式が始まる。

何故か鍋をかぶっているフトシもなかなか面白い。そしてパパの命令を受けた9’sが再び襲来。

「収容施設の再教育プログラムに割り込ませるつもりか? 13部隊は除外されているはずだ」というハチの問いに、「全員じゃない2人だけ」と答える9’α。このやり取りで、博士の影響力がかなり高いものだとわかる。再教育を除外され続けた結果が今や危険分子となった13部隊なわけだ。それにしても愛するココロちゃんが他の男とキスをするところを間近で見届けたり、兵士に襲われた際、2人の前に立ち守ろうとしたフトシ。彼には幸せになってほしい(2度目)。

そしてどこかに連れて行かれたココロとミツル。ボロボロになった13部隊のコドモたちは収容施設に戻ることになる。

ここではハチとナナの物語も展開。短いシーンだったが、ナナも感受性が豊かな子であった過去が描かれる。おそらくパートナーの死を忘れるような再教育プログラムを受けたのではないかと思うが、どこまでも残酷な仕打ちである。ただ、ハチの感情にわずかな変化が見られるところが気になっていて、彼が13部隊側についたりする未来もあったりするのかなと、ワクワクしてしまう。

最後は何十日も待機させられた13部隊に戻ってきたココロとミツルのシーン。お互いの記憶を操作されてしまったラスト。「僕らはもう限界だ」というヒロの言葉が重かった。それにしても16話以降の新エンディングテーマ「Escape」の不穏なイントロの入り方が、物語にマッチしすぎていて恐ろしい。ただエンディング最後の学生服で5人の背中を映したカットは、これから何かに立ち向かうような意志も感じられて、不穏ではあるけれど、彼女たちの反抗を見てみたい気もする。

物語の密度が濃すぎて、ほぼ状況を追った感想になってしまったが、絵コンテは「男の子×女の子」を担当した岡村天斎さんが再び!という感じ。前回の話数に比べるとかなりシリアスだが、そこはしっかりと物語に没入できるような感じにしてくれていて、素晴らしいとしか言いようがない。そして次回は絶大な力を持つ博士の過去に迫る回。世界の謎がだいぶここで解けるはずだ。



[文/塚越淳一]

(C)ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
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