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【アニサマ2018】2日目レポート

【アニサマ2018】2日目レポート! 悠木碧さん&竹達彩奈さんのpetit miladyが『ポプテピピック』で大暴れ!?

さいたまスーパーアリーナで毎年夏に開催されているアニソンの祭典『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』。2018年8月25日(二日目)は、総勢17組のアーティストが集結し、27,000人のファンを熱狂させるライブを繰り広げた。

●1日目のレポートはこちら!
【アニサマ2018】1日目レポート

アニサマならではのスペシャルコラボ、内田真礼と水瀬いのりからスタート

アニサマ2日目のトップバッターは、内田真礼と水瀬いのりのスペシャルコラボから! 

『ご注文はうさぎですか?』などでガッツリ共演している2人だが、そこからそれぞれソロデビューをして着実にステップアップしてきているという点でも共通している。しかもカヴァー曲ではなく、お互いの曲を一緒に歌い合うという胸熱な展開に会場も大興奮。

「ギミー!レボリューション」で声が重なるところを2人で歌い合うのも良かったし、「アイマイモコ」では〈素直に好きって言えるかな〉という歌詞で水瀬いのりが内田真礼を見つめながら歌って照れるという一幕もかわいらしかった。


アニサマだからこそ実現したスペシャルなステージのあとは“アニサマダービー”の始まり。会場をウマ娘の15人が半周走るという、このタイトルらしい演出! しかも藤井ゆきよの実況付きだ。


レースは後方のスペシャルウィークの和氣あず未が、驚異的な末脚を見せ一気にまくる展開。

そしてメインステージに戻ってきた15人は『ウマ娘 プリティーダービー』のテーマソング「うまぴょい伝説」からOPテーマ「Make debut!」、そしてEDテーマ「グロウアップ・シャイン!」と、元気に息の合ったダンスをしながら歌う。それにしても総勢15人のステージは圧巻だった。



竹達彩奈は、自身もヒロインを演じた『だがしかし2』のOPテーマ「OH MY シュガーフィーリング!!」から。するといつの間にかたくさんのダンサーが登場! ちなみにこのダンサーは「TKT29(Taketatsu29)」と言って、29歳(肉)で「パーフェクト29YEAR」開催中の竹達が結成したダンサーとのこと。

圧倒的な物量で押し寄せる賑やかなステージだったが、1曲では終われないとばかりに、人気曲「Hey!カロリーQueen」をセンターステージでステッキを器用に振りながら披露。「TKT29」もステージのあらゆるところに散らばってライブを盛り上げていた。


その雰囲気をガラッと変えたのは竹達と同じユニット・petit miladyでも活躍する悠木碧。まず羊のツノのようなものを付けたコスチュームにも驚いたが、最新曲「帰る場所があるということ」というバラードからライブをスタートする。

TVアニメ『ピアノの森』のEDテーマなので、イントロでピアニスト菊池亮太による演奏をたっぷり挟んでいたのが素晴らしかった。メインスクリーンに森を映し出し、そこにグランドピアノでの演奏を重ね合わせる見せ方も作品に寄り添っていた。

続く「永遠ラビリンス」では、悠木碧自身が猫になりきるというMVを流しながらの歌唱。この後この2人がアニサマを舞台に暴れまくるとは、このとき誰も予想もしていなかっただろう……。

続く山崎はるかは、2人のダンサーを引き連れて、『魔法少女サイト』のEDテーマ「ゼンゼントモダチ」を一曲入魂で歌い上げる。クールでカッコいいステージに、今後の彼女のソロとしての活躍を期待するばかりだった。


殺陣も披露したスタァライト九九組、大橋彩香とfhánaは、デビュー曲を歌う

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』から飛び出したユニット、スタァライト九九組のステージも圧巻で、まるでミュージカルのようだった。

1曲目の「Star Divine」では、途中、彼女らが実際にやっている演劇と同じような殺陣も披露。それぞれの武器を振りながら戦い、歌を歌っていく。

すでに9人での舞台を何度も経験しているからか、チームワークも抜群で、MCでしっかりと繋いで三森すずこを待ってから、TVアニメのOPテーマ「星のダイアローグ」まで歌い切ると、「もう1曲歌っていいですか?」と言ってカヴァーしたのは「檄!帝国華撃団」。

ミュージカルというところで連想する人も多かったタイトルなのだが、そこをあえてつくというのがアニサマらしい! 会場も盛り上がって、途中の口上も愛城華恋(CV.小山百代)がしっかりと勤め上げ、会場をスタァライトしちゃっていた。

そんな赤一色が青一色に瞬時に変わる。水瀬いのりの登場だ。真っ白なドレスを着ての「Million Futures」。かわいらしいルックスだし、演じている役も可愛い役が多いのだが、ソロでのボーカルは実に力強い!

そんな彼女のカッコよさが凝縮されている1曲なので、会場も「Million Futures」と叫んで盛り上げていた。さらにシリアスな「Starry Wish」では、星空に包まれながら静かに強く歌い上げる。どこまでも突き抜けていく美しい歌声だった。


ポップアップで、ものすごい高いジャンプで飛び出したのは、チアのボンボンを持った大橋彩香。毎年素晴らしいライブを見せてくれる彼女だが、今年もツカミはOKだ。

「NOISY LOVE POWER☆」で会場をピンクにすると、次はデビュー曲の「YES!!」。久しぶりに『さばげぶっ!』のOP映像を見たが、ここから始まったと思うと感慨深い。


前日はPoppin’Partyでドラムを叩き、そしてウマ娘では会場を走ってと大車輪の活躍だった彼女だが、MCも少なめで歌に全部込めるというのも本当に彼女らしくてカッコいい!

佐藤純一のピアノが響きわたり、『メルヘン・メドヘン』のOPテーマ「わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~」からスタートしたfhána。大量のシャボン玉に包まれながらのパフォーマンスもメルヘンだった。

そしてアニソンへの熱い思いを語ったあとにデビュー曲の「ケセラセラ」を歌う。5年前となるとかなり懐かしさもあるのだが、MVをスクリーンに映しながらの歌唱。そのMVを見た当時、また面白いバンドが出てきたと思ったのを覚えている。そこからの彼らの活躍は知っての通りだ。

「みんな踊ってください!」というtowanaの合図で、次が「青空のラプソディ」だと察した観客が一気に盛り上がる。

メイド服のダンサーがたくさん登場して踊りまくる中、竹達彩奈もお客さんとして店に迷い込んでお肉やコーラを黙々と飲み食いするカロリーQueenぶりを発揮。いつか踊るのだろうと見せかけて、最後の最後まで肉を食い続けるというオチまで付けて、fhánaのステージを終えた。

サイレンが鳴り響き登場したのはアニサマ4度目の出場となるTrySail。最高の笑顔で「WANTED GIRL」を歌い、会場をクラップさせてググッと盛り上げていく。さらにTVアニメ『BEATLESS』のOPテーマで疾走感溢れる「Truth.」を歌う。

アニサマに出ないと夏を終われない! と語る3人。TrySailのライブは意外と暴れるよと言って、水分補給をすると、「アドレナリン出す準備はOK?」という振りから大人気曲「adrenaline!!!」をセンターステージで思いっきり煽りながら歌って、アニサマ2日目の前半のトリを笑顔で終えた。

『ポプテピピック』がアニサマに! petit miladyの衝撃!

休憩を挟んでのアニサマ後半は、TVアニメ『幼女戦記』の悠木碧(ターニャ・デグレチャフ)の演説から。これには会場の『幼女戦記』ファンも大喜び。ひと通り観客を罵倒すると、そのまま壇上でEDテーマ『Los! Los! Los!』を歌い上げるという衝撃のスタートを切る。


センターステージに、可愛らしい黄色い衣装で登場したのは内田真礼。ラスマス・フェイバーの「aventure bleu」を4人のダンサーとゆらゆらふわふわと歌う。〈透明な青に〉などの歌詞に合わせ会場も青に染まり、水の中にいるような感覚に。

フリフリの可愛い衣装なんですと自分で言ったあと、観客に「可愛い」を3回言わせるというやり取りのあと、「私の曲で今年のアニサマのテーマである“OK”をいっぱい言う曲があるから」と、田淵智也作曲のロックチューン「Smiling Spiral」を歌う。

途中でバットを持ってノックをしたり、彼女のソロライブの雰囲気も盛り込んで会場を盛り上げまくっていた。

GRANRODEOのe-ZUKAがギタリストとして登場。彼はアニサマにずっと出ている皆勤賞アーティストなのだが、今年もしっかりと記録を更新し、アニサマ14回目の出場となった。

13回目の出場となるMinamiのステージは「One Unit」から。いつまでも力強い歌声を届けてくれる彼女。だがMCではまったりとしたゆる~い空気になるのが面白い。でも、しっかりと彼女なりのメッセージをファンに届けていた。

今回はデビュー曲を歌うアーティストが多いが、アニソンシンガーになって15年のMinamiも、自分をアニソンシンガーにしてくれた曲と言ってTVアニメ『君が望む永遠』のOPテーマ「Precious Memories」を歌い上げた。


会場を真っ赤にし、自身も真っ赤なドレスに身を包んで登場した茅原実里。歌ったのはTVアニメ『フルメタル・パニック!Invisible Victory』スペシャルEDテーマ「Remained dream」。MVでも印象的だった雨をメインスクリーンに映し出し、その悲壮感を演出する。

ステージに立てる喜びを伝えたあとは、TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のED主題歌「みちしるべ」を、1番はピアノの伴奏と共に、そして2番からはバンド演奏をバックにしっとりと優しく歌う。感動的なアニメの物語がフラッシュバックするような感覚のステージだった。


そして美しいピアノが曲と曲を繋ぎ、ステージには白い衣装を着たTRUEが現れる。同じく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』からOP主題歌「Sincerely」を。多くの言葉を紡いできた彼女が、辿り着くべくして辿り着いた1曲を大切に歌い上げる。

2曲バラードが続き、少ししっとりしたところで、今度は彼女の圧倒的な声量を見せつけるステージに。「UNISONIA」から、TVアニメ『響け!ユーフォニアム』のOPテーマ「DREAM SOLISTER」と、ダンサーとホーン隊と共にステージで熱唱。歌で思いを届けていた。


そして、本日のサプライズとして登場したのはpetit milady。ソロでそれぞれが出ていたので、ちょっとサプライズでもないかも? と思うかもしれないが、そこはアニサマ。いや、これこそアニサマというステージだった。

まずはトロッコでスピーディーに会場を一周しながら、疾走感抜群のTVアニメ『七星のスバル』のOPテーマ「360°星のオーケストラ」を歌うと、何やら正気ではないMCが……。

2人があらかじめ収録した声に合わせて、ステージの2人が動くというものだったので、何なんだ? と思ったのだが、それはこのあと「世界中が恋をする夜」で、ひと通り盛り上がったあとに判明する。

ポプテピピックの大川ぶくぶ先生描き下ろしのpetit miladyのイラストが映し出され、さっきとまったく同じ会話を、悠木碧(CV:古川登志夫)と竹達彩奈(CV:千葉繁)で繰り広げたのだ。

まさに『ポプテピピック』の世界観! アニメ第2話を想起させる壮大なコラボに会場は大喜び。最後は「♪おねんねコンちゃん」で、ヘドバンをして壮絶なステージを終えた。

アニサマ2日間全通アーティスト三森すずこと茅原実里のコラボが実現! 2人共黒を貴重にしたシルエットが美しい衣装を着てTVアニメ『灼眼のシャナII』のOPテーマ「JOINT」を歌い上げる。


ここまで来て気づいたが、実はここまで全部が女性ボーカルのアーティストだったということ。ダンサーも女性だったので、ものすごい人数になったと思うのだが、その最後を締めくくるにふさわしい、歌姫2人のステージだった。


〈とても素敵な 歌がここにあるよ〉テーマ曲の冒頭の歌詞を実感した2日目

アニサマも終盤戦。ここからは男性陣となる。まずはアイドルマスター SideMから総勢10人のキャストが登場。数々のライブを経て、パフォーマンスも洗練されてきた彼らの輝くステージ!

「Reason!!」では横一列に並んで踊りながら歌うと、2曲目の「GLORIOUS RO@D」はセンターステージで輪になって歌を届ける。ユニゾンするところと、ひとりひとりの歌声でアピールするところの両方が楽しめ、彼らの魅力が存分に楽しめる1曲だった。

3曲目の「DRIVE A LIVE」は「みんなのところに行くからね!」と2つに分かれてトロッコに乗り込み会場を移動。最後は会場のど真ん中で10人の歌声を響かせた。

とてつもなくクールに、そしてカッコよく登場したのは宮野真守。これまでトップランナーとして道を切り拓いてきたアーティストの出現に会場がどよめく。

まずは劇場アニメ『亜人 -衝戟-』の主題歌「The Birth」を、その体すべてを使って表現する。地面を這いつくばるように歌ったかと思えば、最後は観客を煽って盛り上げる。その完成されたパフォーマンスに思わずため息が出てしまう。

同性をも酔いしれるようなステージの2曲目は「SHOUT!」。3年ぶりのアニサマ、音楽活動10周年を全力で盛り上げるために、チームマモ全員でやってきたということで、会場全体でコールの練習をする。

そこは盛り上げ上手の宮野真守。ユーモア溢れる演技も交えながら客を煽りまくる。めちゃくちゃ声を出して会場をひとつにすると、最後はセンターステージで「シャイン」。ダイナミックなダンスとセクシーなボーカル。

これ以上ないほどの一体感と盛り上がりでトリのGRANRODEOに繋げる。最後に「またねアニサマ!」と言ってくれたことも嬉しい。

炎が立ち上がる中、TVアニメ『バキ』のOPテーマ「BEASTFUL」からライブを始めたGRANRODEO。センターステージから登場し、マイクスタンドを担ぎながらメインステージに移動する、そんなKISHOWもカッコいい!

続いて「Deadly Drive」と、激しいロックンロールをぶちかまし続ける。真っ赤に染まる会場の中、どこまでも伸びる声を響かせ、e-ZUKAの超絶ギタープレイが炸裂する。アニサマは11度目の出演というGR。

今度はスケールの大きなロックンロール「少年の果て」を朗々と歌い上げる。「もうひと盛り上がりしませんか?」と言って、今日もたくさん活躍したFIRE HORNSを呼び込み、最後に歌ったのは「Punky Funky Love」! ファンキーに、そして陽気に盛り上げ、会場をゴキゲンなパーティー会場にして締めくくった。


最後は恒例、出演アーティスト全員でのテーマソングの歌唱。音楽への感謝を込めた「Stand by...MUSIC!!!」だが、作詞をしたTRUEこと唐沢美帆がいるということで、最初の歌詞〈とても素敵な 歌がここにあるよ〉はTRUEが歌う。

水瀬いのりと内田真礼が一緒に歌っていたり、大橋彩香と山崎はるかが一緒に歌っていたり、最後の最後まで個人的に胸が熱くなるシーンもあり、2日目のアニサマも名シーンが満載だった。

[取材・文/塚越淳一]

アニサマ2018 2日目セットリスト

1.内田真礼×水瀬いのり/ギミー!レボリューション
 内田真礼×水瀬いのり/アイマイモコ
2.ウマ娘 プリティーダービー/うまぴょい伝説
 ウマ娘 プリティーダービー/Make debut!
3.ウマ娘 プリティーダービー/グロウアップ・シャイン!
4.竹達彩奈/OH MY シュガーフィーリング!!
5.竹達彩奈/Hey!カロリーQueen
6.悠木碧/帰る場所があるということ
7.悠木碧/永遠ラビリンス
8.山崎はるか/ゼンゼントモダチ
9.スタァライト九九組/Star Divine
10.スタァライト九九組/星のダイアローグ
11.スタァライト九九組/檄!帝国華撃団
12.水瀬いのり/Million Futures
13.水瀬いのり/Starry Wish
14.大橋彩香/NOISY LOVE POWER☆
15.大橋彩香/YES!!
16.fhána/わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~
17.fhána/ケセラセラ
18.fhána/青空のラプソディ
19.TrySail/WANTED GIRL
20.TrySail/Truth.
21.TrySail/adrenaline!!!
22.悠木碧(ターニャ・デグレチャフ)/Los! Los! Los!
23.内田真礼/aventure bleu
24.内田真礼/Smiling Spiral
25.Minami/One Unit
26.Minami/Precious Memories
27.茅原実里/Remained dream
28.茅原実里/みちしるべ
29.TRUE/Sincerely
30.TRUE/UNISONIA
31.TRUE/DREAM SOLISTER
32.petit milady/360°星のオーケストラ
33.petit milady/世界中が恋をする夜
34.petit milady/おねんねコンちゃん
35.Mimorin×Minorin(三森すずこ✕茅原実里)/JOINT
36.アイドルマスター SideM/Reason!!
37.アイドルマスター SideM/GLORIOUS RO@D
38.アイドルマスター SideM/DRIVE A LIVE
39.宮野真守/The Birth
40.宮野真守/SHOUT!
41.宮野真守/シャイン
42.GRANRODEO/BEASTFUL
43.GRANRODEO/Deadly Drive
44.GRANRODEO/少年の果て
45.GRANRODEO/Punky Funky Love
46.アニサマ2018出演アーティストStand by...MUSIC!!!

イベント概要

名称:AnimeloSummer Live 2018 “OK!”
日時:8月24日(金)、25日(土)、26日(日)各日14:00開場、16:00開演
会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
料金:全席指定/前売9,200(税込・各日)
主催:MAGES./文化放送/BSフジ協賛:ANiUTa/グッドスマイルカンパニー/LIVE DAM STADIUM

公式WEBサイト(PC・モバイル共通)
公式Twitter(@anisama)
公式Facebookページ

(C)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
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