怒涛の展示内容を河森正治監督の解説と共に紹介！ 富野由悠季監督との幻の企画も!?「河森正治EXPO」関係者内覧会レポート

本EXPOのために用意された驚きの展示も

最後のブースとなるのが、河森監督のこれからの一部を伺いしることができるフューチャーパビリオン。

初の原作付き作品である『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』や、メカデザインを担当したニンテンドースイッチ向けソフト『Deus Ex Machina』、『マクロスΔ』の完全新作劇場版に加え、現在はまだ公開されていない、未発表の作品と思わしき余白が複数存在していました。

これらについては、開催期間中に順次発表が行われていく予定のだとか。

必見なのが、今回のEXPOのためにレゴブロックで作られた、河森監督がデザインした変形可能な未来のバイクで、現代の技術でも実際に変形ができることを前提にデザインしたのだとか。

とくにレゴビルダーの協力で制作したという実物大のスケールのものは、遠目には本物のバイクにしか見えないクオリティで、かなりのインパクトがあります。こちらは現状ではまだ変形の機能がついていないようですが、今後機会があれば変形機構を組み込むことも想定しているようです。

とにかくその圧倒的な物量に圧倒されっぱなしとなっていた、「河森正治EXPO」。

河森監督にとって、それぞれの作品は「国」のようなもので、世界各地を旅行しているような感覚に近く、子供の頃に大阪万博での思い出が原体験になっているのだとか。

そんな河森さんの軌跡とこれからを伺い知ることができる「河森正治EXPO」は、2019年6月23日まで開催中。

河森監督・中村悠一さん・東山奈央さんによる音声案内を聞ける音声ガイドを利用できたり（料金800円）、数時間程度ではまず見きれないくらいの密度の展示が用意されているので、たっぷりと時間の余裕を確保して来場されることをオススメします。

▲会場の出口では、オリジナルグッズなどの販売を行うショップコーナーも

[取材・写真・文／米澤崇史]

「河森正治EXPO」開催概要

■催事：河森正治EXPO (英：SHOJI KAWAMORI EXPO)
■開催日：2019年5月31日(金)～6月23日(日)
■開催時間：10:00～20:00 (最終入場19:30)
※期間中毎週月曜10:00～19:00 (最終入場18:30)
※5月31日(金)は13:00開場。
■会場：東京ドームシティ　Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)
■入場券：2019年3月23日(土)より販売開始
【券種】
一般入場券：前売1,800円／当日2,000円
K-40シアター付き入場券：前売2,200円／当日2,400円
※「K-40シアター」は、新作映像を含む河森正治EXPO限定の特別映像を上映します。
■協力：株式会社　SANKYO
■主催：株式会社サテライト

河森正治EXPO公式サイト
河森正治EXPO公式ツイッター（＠kawamoriexpo）