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河森正治監督の解説つき!「河森正治EXPO」関係者内覧会レポート

怒涛の展示内容を河森正治監督の解説と共に紹介! 富野由悠季監督との幻の企画も!?「河森正治EXPO」関係者内覧会レポート

『超時空要塞マクロス』シリーズ、『創聖のアクエリオン』シリーズなどで知られる河森正治監督のプロデビュー40周年を記念した展覧会「河森正治EXPO」。2019年5月31日~6月23日にかけて東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催中です。

その開催初日となる31日には、関係者向け内覧会が行われ、河森正治監督と喜屋武ちあきさんによる展示解説も行われていました。ここではその内容を盛り込みながら、内覧会の模様をレポートしていきます。

メインパビリオンでは、多数の巨大な立体物が展示

まず展示会の目玉といえるのが、本EXPOのために作られた、全天周映像シアターである「K-40ドームシアター」。

これは河森監督が30年ほど前からずっとやりたいと考えていた企画で、通常のスクリーンではサイズの問題からどうしても画面を見ている感覚を脱することができないため、アニメの世界の中に入りこんだ、一度ではすべてを見きれない情報量をもった映像体験を作りたかったのだとか。

約4分という短い時間ながら、『マクロスF』や『マクロスΔ』、『重神機パンドーラ』に『創聖のアクエリオン』といった、河森監督がこれまで手がけてきた作品のキャラクターやメカニックが一堂に会する、ファンにとってはたまらない映像作品となっています。

多数の立体展示物が飾られているメインパビリオンで真っ先に目につくのが、『アクエリオンEVOL』のアクエリオンEVOL、『交響詩篇エウレカセブン』のニルヴァーシュ、『ノブナガ・ザ・フール』のザ・フール、『劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~』のYF-29デュランダルといった、歴代の河森作品の主人公メカの巨大立像。

河森監督がデザインしたロボットが、迫力のスケールで並ぶ姿はまさに壮観です。

映像の中では見る機会の少ない、足元や後ろ側のデザインもあますことなく見ることができるようになっているのもポイントが高く、いかに細かい部分までこだわりぬいてデザインが行われているかを再認識させられます。

▲数えきれないほどの大勢のヒロインたちのフィギュアの展示も。

▲数えきれないほどの大勢のヒロインたちのフィギュアの展示も。

そして河森監督がデザインを担当した作品は、ロボットアニメだけではありません。初の武器デザインのみを担当した「デビルメイクライ5」のデビルブレイカーや、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のマシンの展示も。

とくに「デビルメイクライ5」については、主人公の一人であるネロの等身大フィギュアも展示され、薬莢をモチーフとしたデビルブレイカーの金属感は、実物ならではの存在感。オシャレな背景も含めてまさに「DMC」らしい世界観が再現されています。

▲サイバーフォーミュラは、コーナリングの際に飛び散る火花のエフェクトも用意されており、撮影にピッタリ。アニメのワンシーンのようなカットが簡単に撮影できるようになっています。

▲サイバーフォーミュラは、コーナリングの際に飛び散る火花のエフェクトも用意されており、撮影にピッタリ。アニメのワンシーンのようなカットが簡単に撮影できるようになっています。

メインパビリオンでの筆者イチオシの展示は、大きなスペースを割いて展示されているVF-1Jバルキリーのフィギュア。

これはファイター形態からガウォーク、バトロイドに至る、バルキリーの特徴ともいえる3段階の変形プロセスのアニメーションを再現したもので、最初のバルキリーであるVF-1の時点で、いかに無駄のない洗練されたデザインが出来上がっていたかが伺い知れます。

初代『超時空要塞マクロス』のOPワンカットを彷彿とさせる構図にもなっており、筆者の脳内ではあの「マクロス」の主題歌が鳴り響いていました。

▲歴代のバルキリーがずらりと展示されているコーナーも。VF-4のようなちょっとマニアックな機体もしっかりと網羅しています。

▲歴代のバルキリーがずらりと展示されているコーナーも。VF-4のようなちょっとマニアックな機体もしっかりと網羅しています。

様々な展示物の中でも一際異彩を放っているのが、『アクエリオン』シリーズおなじみの必殺技である「無限拳(パンチ)」をプラモの空き箱で再現した「破常識拳」。

もともと、河森監督は無限拳を再現した展示をやりたいと考えていたものの、予算の問題から企画が難航。

そこで会社にあった大量のプラモデルの箱を材料にすれば、インパクトを与えつつ予算も抑えることができるという、まさに常識外れの発想のもとに作られたものだったのだそうです。

▲『アクエリオンEVOL』の大人気コンビ、ジンとユノハのフォトパネルも。

▲『アクエリオンEVOL』の大人気コンビ、ジンとユノハのフォトパネルも。

▲設置されたモニターから流れる映像では、河森監督自身が撮影したという貴重な実写のパートなども。

▲設置されたモニターから流れる映像では、河森監督自身が撮影したという貴重な実写のパートなども。

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