音楽
石谷春貴さん出演『オトクロ』一寸法師 収録レポ&インタビュー

石谷春貴さん「みんなと友達になりたい!」キャラクターの世界観を分析|おとぎ話×音楽がコンセプトの『音戯の譜~CHRONICLE~』一寸法師収録レポ&インタビュー

閉じこもった世界観だからこそ、収録の合間には共演者と「話したい!」

――今回、石谷さんとゲストの橋本さん以外は、作品に初めて触れるキャストさんだったと思いますが、皆さんで待っている間などはどんな話をされていたんですか?

石谷:「朝からすごい(内容だ)ね」という話からパーソナルな話とか、TVアニメ『小公女セーラ』の話もしていました(笑)。

今回、話の流れ的に一寸が虐げられていたので、ある方が「『小公女セーラ』を見た時と同じ気分になっている……」とおっしゃったんですよ。そこから、学院の院長先生の嫌がらせや“あしながおじさん”的支援者の話になって、「でも、まだ(この作品には、あしながおじさんが)出てきていないですよね!」という話とか。

それぞれのキャラクターがわりと濃い役だったので、作品についてだったり、一寸の視点が子どもに向いていることや内面の話だったり、意外とみんなで和気あいあいとやらせていただきました。

スタッフ:一寸には、子どもの頃にいじめられたトラウマ的なものがあるので、今は子どもに向いているかもしれませんが、今後どんどん力をつけていくにつれて……。

石谷:なるほど。一寸の譜人の力が、どれ程の影響力があるのかも気になります。

スタッフ:そこはまだ、明確にされていないですね。「一寸法師 DRAMA TRACK 02」を聴いていただければ分かりますが、一寸的にも何か「違うな」と思って旅を続けてきたけれども、ノノに出会ってしまって……という展開があるので。

石谷:そういうところが純粋ですよね!

そこでいい出会いが……「Momotroop」のみんなと出会っていれば、きっと「それは違うよ!」と言ってもらえたのにと。環境って大事だなと思いましたね! 

スタッフ:第1弾シングル「Momotroop」で描かれていたように、最初に出会っていたのがノノじゃなくて、サルハシとだったら仲良くなれたのかもしれないですね……。

あの時、一寸的にはサルハシとお友達になりたかったんですけど、サルハシを心配して他のメンバーが来ちゃったから、一寸が引いちゃったんですよね。なので、可哀想だな、サルハシが一人でいる所に出会えていたら一番良かったのかなと思います。

石谷:タイミングですよね。あの時、一緒にご飯を食べて、おいしいと言ってくれるサルハシと、たぶん純粋同士で惹かれているんだろうなというのは、すごく感じました。

あと、親のように包み込んでくれる優しさを持っている人がいたら、一寸のことを面倒見てくれるんだろうなと思いながら、両親の一寸に対する態度は「親御さんもツラかったんだろうね」と、皆さんと話していました。

スタッフ:そうですね。ディレクションしながら、両親も厳しすぎないように、優しすぎないようにと、難しいバランスだなというのは考えていました。

石谷:それまでは何の変哲もない環境に、一寸のような少し特殊な存在が登場することで、普通の感覚で生活していた人たちにとっては、すごく受け入れがたい状況だろうなというような話もしていました。

収録中は、一寸として一人の世界に入っちゃうことが多いので、このままだとずっと暗い世界にこもっちゃうと思って、せめてその合間の時間は「今のうちに他の人と話をしたい!」「友達を!」と(笑)。

周りの方々も柔らかく受け入れてくださったので、みんなを巻き込みながら、楽しく話せて収録を進められたと思いますね。

(C)SAN-X / NIPPON COLUMBIA
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