徳留慎乃佑さん、永塚拓馬さん、寺島惇太さん、駒田航さんの「抜け出せなくなる」狂気の世界観｜おとぎ話×音楽がコンセプトの『音戯の譜～CHRONICLE～』Alice×Toxic（アリストキシック）収録レポ＆インタビュー

多彩な音楽、かわいいミュートキャラ……キャストを魅了するユニット＆キャラは？

――改めて、本コンテンツのコンセプトを最初に聞いた時の感想はいかがでしたか？

寺島：面白いなと思いましたね。わりとキャラクターデザインのクセが強いというか、一度見たら忘れないというか（笑）。

登場するおとぎ話とか、歌とか、ユニットの方向性も全部特徴的で、さらに“対盤（ライブバトル）”をして、という設定がありそうでなかった感じだなと。

普通のバンドモノとは違うし、ミュート化したらかわいいし、オイシイところがいっぱいあるなと思いましたね（笑）。

徳留：ある意味、おとぎ話ごとのレギュラー陣がたくさん出てくるみたいな。かなり面白いなと思いますよね。

駒田：昨今、音楽関係とキャラクターでいろいろな展開を見せていくのが、すごく急激な時代だと思うんですけど。

その中でも、世界観がこんなにある中で、曲を作るところからのストーリーも含めて、おとぎ話がバンドという形になっているのが面白いと思います。

永塚：この作品は、楽曲のカラーがとても濃いというか、そのユニット感が他の作品とは全然違うくらい、濃ゆいなというのは感じていて。

だから、聴いていて飽きないし、もっと聴きたくなる作品だなと思います。

あと、おとぎ話の作品だからキラキラした作品なのかなと思っていたら、意外とダークなところが多くて（笑）。でも、そのダークであるからこそ、惹かれるみたいなことは、演じていてすごく感じますね。

駒田：それに、ミュート姿も最初から全員分あって、ちゃんと全員かわいくて。ムゥムゥのミュートが、めちゃめちゃかわいいんですよ（笑）。

永塚：あと、戦いっていいですよね（笑）。「俺たちが一番だ！」みたいな。男としては、少年マンガ的で燃えるなと思うし、たぶん女性もけっこう燃えるところなんじゃないかなと思いますね。

譜（うた）で戦っていくという……それで生まれる仲間との友情もあると思いますし。

寺島：生まれるのかな友情……（笑）。スニックスニッカは、アリスティア以外、本当に興味ないから。

永塚：そんなこと言ったら、みんなアリスティアにしか興味ない。

徳留：アリスティアは結構いろいろな人に興味を（笑）。特にネコさん！

永塚：でも、たぶんアリスティアはかわいいものにしか興味がないから……ある意味みんなに興味ないよね（笑）。

徳留：そうかも……。台本の話に戻っちゃいますけど、興味があることに「なんで？」と聞いていて、「なんで普通じゃないといけないの？」と、読んでいて自分に刺さるものがあって。これは純粋に演じなきゃみたいに思っていました。

――確かに。「Alice×Toxic　DRAMA TRACK 01」では深い話を、「Alice×Toxic　DRAMA TRACK 02」では、比較的『音戯の譜』という世界観を知らない初心者でも、一緒に作品を知ることができて入りやすいストーリーなのかなと感じました。

永塚：でも、バギィが解説役になるということは、本当にヤバいユニットなんだなと感じましたけどね（笑）。

――今回のドラマには、「Bremüsik」のカッツェがゲストで、徳留さんは第1弾シングル「セツダン倶楽部」に出演されていますが、気になるユニットやキャラクターはいますか？

永塚：僕は「無色の空と嗤う糸」ですね。家で聴いて、ノノの声真似して歌ってました（笑）。ラスボス感がすごいし、他も結構カラーが濃いけど、「無色」だけ本当に色がなくて、「こいつらなんなんだ」みたいな。

目的も、他のみんなは結構自分の願望を叶えたいのに、一人だけ「静寂がほしいから」と異質な思いがあって。「無色」だけ壊そうとしていて、夢を叶えたいとかじゃないんですよね。

徳留：僕はやっぱり、「セツダン倶楽部」の夜雀先輩ですかね。あの衝撃の過去を目の前で聴いていたので、余計に「夜雀いいな」と思いますし、楽曲もカッコよくてダウンロードして聴いています。

あと、「一寸法師」。一人なので、他がユニットの中では気になりますよね。

駒田：いやもう、「一寸法師」ですよ（笑）。一人きりの時点で気になるし、一寸はちょっと独特でシュールでいいなと。

あと、巻物がディスクジョッキー状態になるというのも発想が面白いなと思ったし、それを春くん（石谷春貴さんの愛称）が演じているのがね。結構、激しいとか、強くて熱い印象がある春くんなので、EDMとか、ダブステップの“ザ・電子音”の曲で、独特な感じの歌を表現しているという意味では、いち友達としてかなり気になります。

寺島：ミュート姿の「Momotroop」が全員かわいいです（笑）。

駒田：深町（寿成）くんの（演じる）ディースバッハ男爵のミュートもかわいくて好き。

永塚：サンエックスさん感がすごい（笑）。

寺島：「Momotroop」はバンド的なことでも、ある意味一番スタンダードなのかなと。おとぎ話も王道だし。

徳留：“ザ・バンド”という感じですよね。

寺島：僕は結構バンド系の音楽が好きなので、これくらい王道な感じはやっぱり良いなと思います。“爆走ミクスチャーロック”という楽曲的に、広い世代にウケそうですよね。

――他の楽曲は結構コアですからね。

寺島：「Alice×Toxic」は、局所的に狙っていくみたいな。本当に、局所麻酔みたいな（笑）。

永塚：（バギィの声で）局所麻酔！　今回「Bremüsik」のカッツェがね……（笑）。

徳留：カッツェは翻弄され続けてますから、可哀想ですね（笑）。