“例の紐”でお馴染み『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ（ツー）』5つの見どころ

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』、通称『ダンまち』。

2015年4月にTVアニメ第1期が放送されて以来、2017年4月には『ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝』が放送。さらに2019年2月には『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ― オリオンの矢 ―』が公開されるなど、その人気はなおも上昇を続けています。

そんな『ダンまち』のTVアニメ第2期『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ（ツー）』が2019年7月12日より放送スタート！

そこで本記事では、『ダンまち』の見どころを改めてご紹介。これまでのシリーズを見たことがない人でも『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ（ツー）』を楽しめるよう、要点をおさらいしていきます。

1.剣と魔法でダンジョン攻略！　王道RPGのような世界観

物語の舞台である迷宮都市オラリオはその地下に壮大なダンジョンを保有しており、多くの冒険者がそれぞれの思いを胸に攻略に乗り込みます。

王道ファンタジーなこの世界には人間のほかに亜人やモンスター、そして神が存在しています。天界から下界に降りてきた神たちは、それぞれがファミリアと呼ばれる派閥を構成し、所属する眷族たちに神の恩恵を与えるのです。

しかし、新米冒険者である主人公ベル・クラネル（CV.松岡禎丞さん）は、どのファミリアからも門前払い。一方、公式サイトに“少々残念な神”と称されてしまっているヘスティア（CV.水瀬いのりさん）もまた、眷族が誰もいないひとりぼっち。そんなふたりが出会い、ふたりだけの“ヘスティア・ファミリア”を結成するのです。

▲ベル・クラネル（CV.松岡禎丞さん）

▲ヘスティア（CV.水瀬いのりさん）

ファミリアの構成員、つまりは主神・ヘスティアの眷族となったベルには、神の恩恵としてモンスターと戦うための力が与えられます。さらには使い手とともに成長していく自分だけの武器を手に入れ、ひょんなことから無詠唱の魔法を習得するなど、この手のジャンルが好きな人にはたまらない要素がてんこ盛りです！

2.ダンジョンでの出会いが主人公を急速に成長させる！

作品のタイトルにもなっている“出会い”。ベルが経験する数々の出会いのうち、もっとも重要な出会いのひとつが“剣姫”の二つ名を持つ第一級冒険者アイズ・ヴァレンシュタイン（CV.大西沙織さん）との出会いです。

▲アイズ・ヴァレンシュタイン（CV.大西沙織さん）

場所はもちろんダンジョン。新米冒険者では到底倒せない高レベルモンスター・ミノタウロスに追われるベル。必死に逃げ込んだ通路は行き止まり、恐怖で足がすくんだベルはその場にへたり込んでしまいます。そんな絶体絶命のピンチを救ったのが、アイズでした。ミノタウロスを瞬く間に切り捨て、「大丈夫ですか？」と首をかしげる彼女の姿に、ベルはいろいろな意味で憧れを抱きます。

この衝撃的な出会いは、ベルに大きな影響を与えます。そのひとつが、アビリティ“憧憬一途（リアリス・フレーゼ）”の発現。その効果は、懸想（おもい）が続く限り、懸想の丈に従って著しい成長をもたらすというものでした。その後、アイズ自らが稽古をつけてくれたこともあり、ベルは急激に成長していきます。

TVアニメ第1期ではアイズへの憧れがベルを大きく成長させましたが、第2期ではどんな出会いをし、どのような成長を見せてくれるのか。新たに登場するキャラクターにも注目したいところです。

3.息つく暇もない緊迫した戦闘シーン

ダンジョンに欠かせないものといえば、やはりモンスターとの戦闘。『ダンまち』では、戦闘シーンの描写にとくに注力されています。

『ダンまち』の戦闘シーンを語るうえで外せないのが、TVアニメ第1期8話「英雄願望 (アルゴノゥト)」でのベルとミノタウロスの戦いです。1話と同じくベルのピンチにアイズが颯爽と駆けつけますが、ベルは男としてのプライドを持ってこの助けを拒否。ひとりでミノタウロスと戦います。

このシチュエーションだけでかなり激アツな展開ですが、それだけには留まりません。飛び散る血しぶきや汗、興奮したミノタウロスが垂らす涎などが細かに描かれています。また映像だけでなく、ミノタウロスの一撃の重さをひしひしと感じさせる剣戟の音や、戦闘の静と動に合わせて緩急をしっかり表現するBGMなど、音にもかなりのこだわりが感じられます。

ぜひこのシーンだけでも見てほしいと思えるくらい、ガッシリと引き込まれる大迫力の戦闘です。第2期ではどんな戦闘シーンが見られるのか、期待が膨らみます。

4.ベルを取り合う!?　個性的な女性キャラクターたちとの関係性にも注目

『ダンまち』を見たことがない方でも、ヘスティアのイラストと、その胸の下にかかっている青い紐は知っている方が多いのではないでしょうか。テレビアニメ第1期の放送時期には“例の紐”として大きな話題となりました。

キャラクターそれぞれに魅力があるのはもちろんのこと、ベルを中心としたキャラクターどうしの関係性も本作の見どころのひとつです。

おもに、ベルのことを純粋に愛してやまないヘスティアと、そんなヘスティアに神として畏敬の念を抱くベルの微妙なすれ違いが中心になっています。

ベルの憧れの対象であるアイズはもちろん、ベルに救われたことをきっかけに好意を抱くようになったリリルカ・アーデ（CV.内田真礼さん）や、ベルを気遣って毎日お弁当を作っているシル・フローヴァ（CV.石上静香さん）などなど、ベルのことを気にかける女性キャラクターは数多く、ヘスティアの不安の種は尽きません。

▲リリルカ・アーデ（CV.内田真礼さん）

5.新キャラクター登場で新たな波乱の予感

かねてより公開されている『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ（ツー）』ティザーPVでは、数々の新キャラクターの姿が見られます。

とくに、サンジョウノ・春姫（CV.千菅春香さん）は、ベルといかにも何かありげな演出がされています。これはヘスティアの不安の種がまたひとつ増えそうな予感……！

▲サンジョウノ・春姫（CV.千菅春香さん）

また、“ベルを狙う太陽神”という物騒な紹介をされているアポロン（CV.逢坂良太さん）を始め、新たに登場するアポロン・ファミリアの面々が、どのようにストーリーに関わってくるのかにも要注目です。

以上、5つの要素をご紹介しました。『ダンまち』は、ファンタジーの王道を行く世界観で、とくにゲーム的な要素が取り入れられた作品です。ゲームが大好きな人はもちろんのこと、かわいいキャラクターに臨場感あふれる戦闘シーン、徐々に成長していく主人公の英雄譚など、さまざまな人の心に触れるとっかかりがたくさん用意されています。

これまでのシリーズをご覧になっている方は言わずもがな、そうでない方もここまで読んでいただけたのなら、きっと放送も楽しんでいただけるはずです。7月12日の第1話放送を楽しみにしていてください。あわよくば、それまでにTVアニメ第1期のご視聴を！

[文／竹内信哉]

『TVアニメダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ（ツー）』作品情報

7月12日よりTOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、BS11ほかで放送予定

イントロダクション

その街には多くの神々が住まい、その街の中心には地中奥深く――深淵へと至る『ダンジョン』が存在する。その街の名は迷宮都市オラリオ。

女神ヘスティアと冒険者ベル・クラネルは、相も変わらず主神とたったひとりの眷族という最小構成。だが、世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたベルには、これまでにないほどの視線が注がれ始めていた――

迷宮・出逢い、そして冒険――

これは再び綴られ始めた、――少年が歩み、女神が記す【眷族の物語（ファミリア・ミィス】――

キャスト

ベル・クラネル：松岡禎丞
ヘスティア：水瀬いのり
リリルカ・アーデ：内田真礼
ヴェルフ・クロッゾ：細谷佳正
ヤマト・命：赤﨑千夏
リュー・リオン：早見沙織
アイズ・ヴァレンシュタイン：大西沙織
アイシャ・ベルカ：渡辺明乃
サンジョウノ・春姫：千菅春香
ダフネ・ラウロス：小若和郁那
カサンドラ・イリオン：真野あゆみ
ヒュアキントス・クリオ：KENN
アポロン：逢坂良太

公式サイト
公式Twitter(@danmachi_anime)