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劇団シャイニング from うた☆プリ『エヴリィBuddy!』」公演レポート

「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『エヴリィBuddy!』」公演レポート! スリリングなステージに魅了される!

舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『エヴリィBuddy!』」が梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで大盛況だった大阪公演を経て、東京公演は2019年10月17日(木)から21日(月)まで品川プリンスホテル ステラボールにて上演されました。

ゲーム、アニメと幅広く展開されている『うたの☆プリンスさまっ♪』が、“劇団”をテーマに展開する舞台公演プロジェクト「劇団シャイニング」。

第1弾『天下無敵の忍び道』、第2弾『マスカレイドミラージュ』、第3弾『JOKER TRAP』は好評のうちに幕を閉じ、そして2018年9月、「シアターシャイニング」シリーズが第1弾『ポラリス』を皮切りにスタート。第2弾『Pirates of the Frontier』を経て、第3弾『エヴリィBuddy!』が、このたび上演されました。

本作の脚本・演出は『JOKER TRAP』でも脚本・演出を務めた毛利亘宏さん。『エヴリィBuddy!』のメインキャラクターのレイジを『マスカレイドミラージュ』でレイジーを演じた染谷俊之さんが、ショウを『天下無敵の忍び道』で翔ノ助を演じた植田圭輔さんが演じています。

2人に加え、今作のオリジナルキャラクターとして、カズキ役で椎名鯛造さん、ナカツガワ役で窪寺昭さん、サイオンジ役で唐橋充さんが「劇団シャイニング」シリーズ再登場。また、ナオミチ役に斎藤直紀さん、クガヤマ役に阿瀬川健太さんが参加。

本稿では正義を追い求める男たちの熱くスリリングな本編と、本編終了後の「劇団シャイニング」シリーズ恒例のメインキャスト達によるレビュー(歌唱)コーナー、東京公演の初日に行われた囲み取材でのレイジ役の染谷俊之さんとショウ役の植田圭輔さんの様子もお届けします♪

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◆劇シャイ『エヴリィ Buddy!』ビジュアル撮影レポート&メインキャストインタビュー

二人はバディになれるのか?

本作『エヴリィBuddy!』のテーマは“刑事”。とある警察署の刑事課を舞台に、レイジとショウ、2人を中心としたストーリーが展開されます。

舞台上に突然、数人の悪者たちが飛び出してくると、客席間や舞台上をウロウロ。不穏な気配がただよう中、かがやき警察署のマスコットキャラクター『ピースくん』が登場!

客席みんなで声を合わせてピースくんに声援を送るというヒーローショーのような楽しいオープニング演出となっていました。

場面が変わると、署内を思わせるデスクやソファーが配置され、両脇に階段と立体的な舞台セットが。

夢と希望を胸に、憧れの刑事課に配属された新人刑事のショウ。尊敬している父親のような刑事になることを目指し、バディを持つことに憧れ、正義と平和を愛する気持ちを素直に表現するその表情は明るくキュート!

ちょっとナルシストなキャリア組の同僚・ナオミチや、ショウの父の同僚でもあり良き理解者でもある上司・ナカツガワなど個性的な面々の署内。そんななか配属早々、バディになるように命じられたのは、理想とはかけ離れたやる気のない先輩・レイジでした。

勤務時間中にサボって昼寝しているわりに、すでに自分の仕事は終えているなど実力があることは判明。ただ、真っ直ぐなショウの熱い態度をからかうなど、どこかつかみどころのないレイジ。

憧れていた理想のバディ像とかけ離れた不真面目なレイジに反発するショウでしたが、経験を積み、とにかくバディとして馴染もうと直球でレイジにアプローチ!

しかし『バディは持たない主義』と冷たく突き放し拒否するレイジに、理由が分からないショウは困惑。二人の関係はギクシャクしたままで噛み合いません。

そんな時ショウは、レイジが頑なにバディを持つことを拒否する原因となった事件のことを上司のナカツガワから聞き衝撃を受けます。

レイジには、かつては公私ともに信頼し合っていた元バディ・カズキがいたこと。

そしてサイオンジという凶悪犯罪者を捕らえる際、カズキが自分の目の前で命を落としたことから“自分の不手際のせい”と思い込み、過去の自分が許せないままでいるレイジの内面を知るショウ。

つかみどころのない態度で、心の傷を上手く隠していたレイジの壮絶な過去を知り、改めてレイジのバディとして認められたいと決意をしたショウは、レイジに心を開いてもらおうと全力で向き合います。

寄り添ってくれるナカツガワの温かいアドバイスや、ショウの純粋な思いを受けてだんだん心を開いていくように見えるレイジの姿は、切なさに溢れていました。

そんなある日、突然警察官が誘拐される事件が発生します。サイトに投稿された動画には、謎のメッセージが表示され、それはかつてレイジが元バディのカズキとともに逮捕したサイオンジを彷彿とさせるもの。凍りつく刑事課。

サイオンジは“理由のある殺人”と言い放ち、自身の犯罪に倒錯した“美しい正義”という信念を持つ人物ですが、その犯罪を狂信的に支持するクガヤマという男も現れるなど、容疑はあちこちに散らばります。

何者かが動き出していることを感じる刑事課の面々。そんななかまた新たな事件が起こり、レイジとショウの周りには不穏な気配が立ちこめます。次々と明かされる衝撃の真実、そしていったい犯人は誰なのか。クライマックスは驚きの連続です!

キュート&セクシーなレビュータイム

心の繋がりや、正義とは何か、など胸を打たれる本作ですが、ガンアクションや高低差のあるセット、手数の多いダイナミックなアクションシーンは大迫力!刑事ものならではのスリリングな場面も大きな見どころのひとつとなっていました。

そして本編のあとは「劇団シャイニング」シリーズ恒例のメインキャストによるレビュー(歌唱)コーナーへ。それぞれのイメージカラーを使用したスタイリッシュなポリスハット&ジャケットスタイル姿のレイジとショウに客席からは大歓声が。

スリルに溢れた本編のあとは、ブラックスーツのダンサー達をバックにしたがえて華やかなレビューがくり広げられ、舞台上はキラキラとした空気でいっぱい!

キュートに弾けて明るく、艶やかにウィンクを飛ばしてセクシーに、と楽曲、ダンスともに本作のレビューも会場中のハートを撃ち抜き、劇団シャイニングならではの魅力を思いきり楽しめる内容となっていました。

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