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TVアニメ『リゼロ』MYTH&ROIDが感じた作品の魅力

TVアニメ『リゼロ』MYTH & ROID歌うEDテーマ、難易度が高い発注に独特の取り組みで挑戦!

アニメイトタイムズにて掲載中の「Re:ゼロから始める取材生活」。本企画はTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、リゼロ) 声優陣テーマソング担当アーティスト特別インタビューを連続で掲載していく企画となっています。

その第6回となる今回は、EDテーマ「STYX HELIX (ステュクスへリクス)」を担当するアーティスト、MYTH & ROID (ミスアンドロイド) ! ボーカル・Mayuさんプロデューサー・ Tom-H@ckさんへ、5月25日(水)リリースのNEWシングルの話題を中心に、『リゼロ』の印象やお気に入りキャラクター、そして前回登場の鈴木このみさんからいただいたリレー質問にお答えいただきました。
 

目次

魅力的な「死に戻り」の設定、ギャップとサプライズの連続がヒットの秘密!



――『Re:ゼロから始める異世界生活』を原作やTVアニメでご覧になった感想は?

ボーカル・Mayuさん(以下、Mayu):まず死に戻りという設定にすごく惹かれました。死に戻りをした後、死ぬ瞬間の恐怖は体に残っているのに、スバル君しか覚えていないのもキツいですよね。あとスバル君が大好きなエミリアちゃんや他のキャラたちと過ごす平穏な時間から、いきなり生命の危機や死に戻りが起きた時のコントラストが大きいですね。だから感情を揺さぶられるし、スバル君に感情移入してしまうんでしょうね。何かが起こりそうなのはわかるから毎回、ハラハラ、ドキドキしちゃいます。

プロデューサー・Tom-H@ckさん(以下、Tom-H@ck):この作品がこれほど人の心をつかむのは2つのポイントがあると思っています。1つはギャップ、もう1つはサプライズ。平穏な日常よりもダークなほう、死に戻りやグロテスクさに比重が大きくて、毎回サプライズがあって視聴者をひきつけていくというお話の構成が素晴らしいですね。
 
――スバルに対しての印象と魅力を感じるところは?

Mayu:普通のちょっとオタクな男の子かと思いきや、まっすぐで優しい子で。温かい心を持っているからこそ人のために一生懸命頑張れるし、焦りや死への恐怖にむしばまれたり、葛藤するんですよね。だからこそ死に戻りの設定も響いてくるんだと思います。あと、いきなり召喚された異世界への適応能力の高さにも感心しました。優しいから他の人とすぐに接したり、助けてくれる人とも巡り会えて。彼の必死さも素敵だなと思います。

Tom-H@ck:現実世界にはいないタイプのキャラですよね。彼のように世の中をシニカルに見ていたり、まわりくどい説明をしたりする人はいるかもしれないけど、あそこまで気もまわって、他の人のことも考えられる人はいないと思う。だから主人公として異彩を放っている気がするし、間違いなく魅力的で共感できると思います。エミリアへあんなに想いを伝えているのに本人に伝わらないもどかしさも男性ならわかるのでは? 女性からしたら面倒くさく思えるかもしれないけど(笑)。


Mayuさんにとって衝撃的だった5話のED後

――ここまでご覧になった中で印象的なシーンは?

Mayu:死に戻りがあるからこそ日常シーンが印象的に見えるのと、衝撃という意味で印象的に見えるシーンがあって。衝撃という意味では5話で私たちのED曲が流れた後ですね。これまでは死ぬ瞬間はエルザにやられたり、トンチンカンに刺されたりと原因がわかっていたけど、5話では理由がまったくわからないまま、体に異常が起きて。誰が何をしたんだろう? と目に見えない恐怖を突きつけたという意味で印象に残っています。
 
Tom-H@ck:僕は1話ですね。小説ではキャラのセリフ以外は文章になっていますが、映像になった時、どんな演出、音楽が付いて、カメラワークになるのかが大切で、楽曲で言えば作曲した曲をアレンジする作業に似ているかなと。この作品は小説を読んだ時に感じた雰囲気の匂いと違うものを確かに感じたのが1話で、改めて素晴らしい作品だなと思わせてくれました。


2人のお気に入りのキャラは?

――お気に入りのキャラを教えてください。

Mayu:エミリアちゃんが素敵だなと思います。私も彼女と同じようにおせっかい焼きなので親近感が湧いて。ただロズワール邸に入ってから、レムちゃんやラムちゃん、ベアトリスちゃんなど魅力的なキャラが出てきて、甲乙付けがたいんですけど(笑)、今はエミリアちゃんが一番好きです。

Tom-H@ck:エルザですね。現実世界にああいう人がいたら大好きになっちゃいます。狂気的なキャラが出る作品が昔から好きなんでしょうね。映画『セブン』とか。ああいう狂気じみた中に魅力を持っているキャラに惹かれます。
――もしスバルと同じルグニカ王国へ召喚されてしまったとしたら、最初にどんな行動をしますか?

Mayu:端っこのほうに行って隠れます。街を散策したり、状況を把握するより前に1人になって考えたい。私、小心者なので(笑)。

Tom-H@ck:僕は手に力を入れて、魔法を使えるか確かめますね。ファンタジー世界の定説にならって(笑)。


毎回、曲の使われ方が違うEDに驚き!?

――ご自身が歌う「STYX HELIX (ステュクス ヘリクス)」が流れたED映像をご覧になった感想は?

Mayu:EDでの使われ方にすごく感動しました。1~5話まで同じ使い方をされたことが一度もなくて。1話では映画のエンドロールのように使われて、2話では使い方が同じでもピアノのイントロが違っていたり。聴いた方が何か不吉なことが起きる、または起こっちゃったと感じてほしいと思って歌っていましたが、曲単体から更に効果が増長されて、作品と融合しているような使い方をしてくださっているのが印象的でした。曲自体も物語の一部になっているようで、5話では曲の後にやっぱり不吉なことが起こって。すごいなと思いました。

Tom-H@ck:僕も楽曲を、今回のような使い方をされるのは初めてで。作る段階から何種類も作ってほしいというオーダーはあったのでいろいろな使われ方をされるとは思っていました。セリフにかぶっていたりなど意外とちゃんと流れている回がなくて、ちゃんと流れたのは5話だけという状況なのに、発売前の視聴者の皆さんからの評判は結構いいみたいで。まだちゃんと聴けていなくても作品にマッチしていれば、皆さんは感じ取ってくれるんだなと勉強になりました。


「STYX HELIX」は予想外のミディアム曲。難易度が高い発注に独特の取り組みで挑戦!

――「STYX HELIX」を初めて聴いた時の印象は?

Mayu:今までのシングル2曲が、タイアップ作品に登場するキャラの心が強かったので、楽曲もハードで強いものになっていました。今回もそうなるんじゃないかなと思っていたら、予想外のミディアムテンポの落ち着いた曲だったので驚きました。でも作品の世界観と歌詞を合わせて聴いてみると、やるせなさやせつなさという気持ちがフォーカスされていて納得できました。


――Tom-H@ckさんはどうしてこのような楽曲にしようと思われたのでしょうか?

Tom-H@ck:例えばすごく激しい曲、あるいは静かなバラードでいい曲を作ってほしいというオーダーは作りやすいんです。でもミディアムテンポで、盛り上がってもいなくて、いいメロディも書いてほしい、というのは一番難易度が高いんです! そこに作品の世界観とMayuの声や魅力も落とし込まなきゃいけないし、すごく悩みました。

ここで初めて話しますが、この曲を作る時にやったことは、60インチのテレビに『リゼロ』の原作の絵を映し出して、「STYX HELIX」を流して、EDがどんな映像になるのかわからないけど、その絵を見ながら曲を聴いて鳥肌が立ったら勝ちだなと。「STYX HELIX」を作曲する時はそれをやり続けて、メロディを変更し続けました。まる3日間ほど。Mayuが「物語の中の楽曲みたい!」と言っていたけど、「実はこっちも狙ってたんだよ」といつかインタビューで言おうと思ってました(笑)。


――初めて聴いた時、イントロのピアノの神秘的な調べやしっとりした英語の歌詞パートなど、ホラーやサスペンスの映画の最後にエンドロールと一緒に流れる曲みたいだなと思いました。神秘的で、激しい曲調じゃないのに情熱的なところがあったり、最後に余韻を感じたり、不思議な楽曲で。

宣伝担当:渡邊政治監督もアニメというよりサスペンスドラマや映画っぽく作ろうと意識して制作されているので、EDテーマの「STYX HELIX」、OP曲の「Redo」、劇中音楽もその方向に近づけているからマッチ度が高いのかなと仰っていました。

Tom-H@ck:うまくハマっているのはすごいですね。


歌詞はエミリアが死に戻りするスバルを遠くで見ていたとしたら、のイメージ

――ちなみに曲名を考えたのもTom-H@ckさんですか?

Tom-H@ck:音楽プロデューサーの若林さんです。僕、音楽プロデューサー、MYTH & ROIDの楽曲の作詞を担当するhotaruの三人でレコーディング中に相談して。

音楽プロデューサー・若林豪さん(以下、若林):元々はスバルが生まれ変わりを繰り返すのは仏教的な輪廻の概念につながる部分もあるよねと。らせんというキーワードが浮かんで、「HELIX」につながりました。あと1ワード欲しいよねと言うことで、三途の川や冥土をつかさどるギリシア神話の女神を意味する「STYX」を組み合わせてみました。

宣伝担当:告知をする声優さんたちが泣いていますよ。「ステュクス ヘリクス」は言い難くて。

Tom-H@ck:僕たち的には共演した時に、それがネタになるので話がしやすくなるんですよね(笑)。


――歌詞の中に“Restart”が何度も出てくるところや“芽生えた想いまで~こんなに呆気なく消えてしまう”など『リゼロ』らしいですね。

Tom-H@ck:スバルが死に戻りした時でも、エミリアが遠くで見ていたらこういうことを思うだろうなと。MYTH & ROIDで曲を作る時、毎回どのキャラの気持ちを歌おうという部分はありますが、実はそうじゃなくても楽しめるようにしていて、今回も視点を変えると恋愛的な見方もできるようになっています。死に戻りを恋愛に例えれば、好きだけど嫌い、だけど好きを繰り返す感じで、特に2番ではそれがすごく表現されていて。“甘い香り放つ~誘われ囚われ”、“なぜ抗えもせず また溺れてしまうの”とか。

Mayu:この曲の歌詞ってスバルだけじゃなく、自分に照らし合わせられるんですよね。聴く人によっては遠くから見つめるのはエミリアじゃなく、身近な大切な人だったり。


絶妙な日本語詞と英語詞のバランス。こだわった歌い方にも注目!



――英語の歌詞が多いところも想像を膨らませたり、考える余地を与えてくれるのでいいですね。

Mayu:これでも日本語の量が増えたほうなんです(笑)。

Tom-H@ck:何でこうなるかというと、AメロとBメロのメロディ数が少ないんです。だから聴いた時はだいたい日本語に聴こえるけど、歌詞を見たら英語が多いねとなるんです。毎回、日本語を増やしてくれとよく言われていて、この歌詞を見せたら「英語多いじゃん」と言われるので説明しているんです(笑)。サビが一番、音数が多いので。


――まるでトリックのような(笑)。

Mayu:だからAメロもぽつぽつ歌うようにしていて、聴く人に日本語が断片的に入ってくるようにしています。その結果、聴く人は取りたいワードを聴くと思うんです。例えば1番の“狂った時計 刻む命 こぼれてく記憶の砂”の2行でも、聴く人によって“狂った時計”で死に戻りを想像する人がいれば“刻む命”だったり、“こぼれてく記憶の砂”で感じる人がいると思うし。そして日本語は英語と違ってダイレクトに響くところなので気に入っています。


――なるほど! レコーディングでは細かいディレクションもあったんでしょうか?

Tom-H@ck:ありましたね。強弱の部分とか。感情的に行きやすいところもあるので、強く歌わずに抑えたうえで魅力的に聴かせる歌い方を追求しました。


アレンジ面でもTom-H@ck流の仕掛けが!?

――サビも感情的な歌い方ではないのに揺さぶられるんですよ。

Tom-H@ck:実は今回、ボーカルの上で鳴っている「う~あ~」や「あ~」というボーカルラインをすごく大きくしているんです。そっちがメロディなんじゃないのというくらい大きい音量で出ているんです。ヒット曲の要素を僕なりに分析した時、聴く人は主メロだけで聴いてはいないんだなって。おっしゃっていただいた不思議な感覚や浮遊感はまさに「う~あ~」で構成されていて、アレがないだけで別の曲になっちゃうんです。主メロやコード感だけでいい曲もあるけど、リスナーの皆さんはアレンジや工夫の部分もしっかり聴いてくれていると実感できました。


――今までに聴いたことがない、新たな地平と出会えた感動がありました。今までのお話以外で注目してほしい点や聴きどころは?

Tom-H@ck:曲作りを依頼される時、ライブとかの事を考えるとフェードアウトで終われないからフェードアウトしないでほしいとよく言われるんです。特にキャラソンとか。でも今回はフェードアウトできたんです(笑)。昔からフェードアウトの曲って好きで、また聴きたくなるじゃないですか? それに今回のコンセプトに間違いなく合うので、そこも注目して聴いてほしいです。

Mayu:私もAメロはポツポツ歌っているけど、サビではつなげるように歌ったり、いろいろなニュアンスで歌っているからこそ出る余韻を楽しんでいただきたいです。英語詞の余韻から日本語詞へ、Aメロの余韻からサビへと、余韻が余韻を呼ぶような。だからこそフェードアウトもしっくりくると思うし、フルサイズだと更に感じる雰囲気や世界観が広がると思うのでぜひフルで聴いてほしいです。


カップリング曲「STRAIGHT BET」は挿入歌に。しかし表題曲と対照的な雰囲気



――「STYX HELIX」のカップリング曲「STRAIGHT BET」ですが、これまでのシングルが表題曲と対照的な曲をカップリング曲に持ってきたように、まったく違ったアッパーな曲調の曲ですね。

Tom-H@ck:実は『リゼロ』の劇中歌として使うという発注をもらっていて。リード曲に求められるようなパンチや勢いはないけど、映像と一緒に見た時には高揚感があるという、職人的な意識で作った曲かもしれません。

Mayu:歌詞もこれまでないタイプで、今まではガッツリと感情を歌っていたけど、この曲は歌詞の中に物語性も感じるような。曲名そのままですけど、賭けに出るとか動き出す、変化を付けるというものを感じる歌詞になっています。


――人生は常に選択を求められる賭けであり、またギャンブルをしている時の狂気みたいなものも感じました。

Tom-H@ck:スバルが初めて“自分の意志”で死に戻りをするシーンで使われる曲としてオーダーをもらったんです。作詞担当のhotaruと、シーンにもMYTH & ROIDにも合う歌詞って何だろうと相談して、やっぱり“賭け”かなと。スバルもいつも死に戻りできるなんて確信のない中での行動するわけだし、ルーレットという要素もMYTH & ROIDっぽいかなと。


――Mayuさんの歌い方や声色も表題曲とまったく違うので別人かと思う人もいるのでは?

Mayu:確かに「STYX HELIX」とは違いますね。曲調もアッパーだし、賭けに出るという意志も強いから強めに聴こえるけど、意外と強く歌っている部分は少なくて。むしろ強さを出すために引いていたりと、スバルのように私自身も駆け引きをしているような感覚でいました。1stシングルのカップリング曲「The first ending」も弱い歌い方だけどそれとも違って。弱くも強くもないという微妙なニュアンスを感じ取ってもらえたらうれしいです。作品のシーンで初めて聴いた方は、フルで聴いてあのシーンを思い出してもらったり、単体で聴いて自分が勝負に出る時の焦りや緊張感、決意などを感じてもらえるのもいいなと思います。

Tom-H@ck:この時点ではまだ映像を見られてはいませんが、僕自身もどんな映像で、どんな聴こえ方をするのか楽しみです。ぜひアニメで感じて、曲だけを聴いて感じてと何度も楽しんでいただけたらいいですね。


浮遊感のある不思議なMVもジャケットも含めてすべてが『リゼロ』にリンク

――「STYX HELIX」のMVは外国人の女の子が走っているシーンが印象的で、お二人の登場シーンも不可思議な雰囲気をかもし出しています。

Tom-H@ck:外国人の存在感はすごいですね(笑)。さまよっていた少女が光に触れるとリンゴが浮遊するベッドに戻って、というシーンがループする映像に、僕らの演奏シーンが入って。

Mayu:『リゼロ』のキーになる死に戻りをMVでも表現しています。私たち以外の人に出演してもらったのも初めてなんですが、すごくストーリー性を出せました。MV自体も1つの物語になっていて、映像が曲を引き立たせるだけでなく、曲が映像を引き立たせているのが新しい試みになったかなと思います。死に戻りを繰り返す女の子にどんな結末が待っているのか、フルで見てほしいです。

Tom-H@ck:撮影の日は風が強くて大変でした。せっかくモヤを撮ろうと煙を用意したのに風で流れちゃって(笑)。でもいい雰囲気の映像が撮れたと思います。




――あとジャケット写真の意味も気になります。

Mayu:ジャケットのイメージを考えた時、生と死を表現したいと。シンボリックなものが欲しくて、生花を束ねた花束の中に銀色の花も混ざっているんです。そして亡くなった方に花を手向けますが、それにふさわしくないような逆さ持ちにして。ちなみにあの腕は私です(笑)。それを下から光を照らしているんです。また曲名の文字も記号っぽくして。繰り返される生と死、そしてミステリアスさ、曲や作品のイメージなどあの1枚で表現できたんじゃないかなと思います。


楽曲を発表するたびに違う表情でサプライズと刺激を与える音楽を届けたい



――今後、MYTH & ROIDとしてこんな音楽をしたい、こんな活動をしたいという展望と今後のご予定を教えてください。

Tom-H@ck:やりたいことはいっぱいあるけど、まずは『リゼロ』で認知度を上げたい(笑)。聴いてもらったらトリコにできる自信はあるから、とりあえず触れてもらえる機会を増やしたいですね。

Mayu:皆さんにいい刺激と衝撃を与えられるような音楽活動ができたらいいなと思っています。楽曲を発表するたびに違う表情を見せるけど、一貫したものや芯はある、そんなところが私たちの魅力だと思うので、「STYX HELIX」で興味を持ってくださったら1stシングルと2ndシングルも聴いてほしいです。Tomさんがサウンドもかなり凝って作っているのでインストを聴いても新しい発見があると思うし。今後アルバムを出せたら楽しいだろうなとワクワクしています。


2人がゼロから始めたいことは意外に手近なところに接点が!?

――作品名にちなんで、今、ゼロから始めたいことや挑戦してみたいことはありますか?

Tom-H@ck:純愛をしたいです(笑)。

Mayu:えっ!? 今から?

Tom-H@ck:そう気持ちをリセットして。僕、多趣味なんですよね。しかも、どれも極めたくて。釣りとかアウトドアとか。

宣伝担当:鈴木このみさんが釣りをやりたいと言っていたので、3人で行ってみたらどうですか?

Tom-H@ck:じゃあ機会があれば皆さんと(笑)。何か新しいことやりたいなあ……あっ、サバゲーやりたい! 若林さん、やってますよね?

宣伝担当:うちの会社でも有志でやっているのでよろしければ。

Mayu:私はTomさんと正反対で、無趣味なんですよ…。あっ、色や香りの勉強をしてみたいですね。この色の組み合わせは落ち着くとか、気持ちが高ぶるとか。心に直接作用するものは、ジャケット写真や衣装など自分の役立ちそうなので。


OP曲担当の鈴木このみさんからの質問に、個性が見える回答!?



――当連載ではリレー質問企画を行っています。前回登場の鈴木このみさんからの質問です。まずTom-H@ckさんには「どうやったら緊張しなくなりますか? 私、緊張するタイプで本番前になるとお腹が痛くなっちゃうんです。Tom-H@ckさんとは以前、控室が一緒になったことがあって。私が「緊張する! どうしよう!」とわたわたしていたけど、Tomさんは落ち着いてて。ぜひ緊張しなくなるコツを教えてください」。

Tom-H@ck:生まれ持った才能なので無理です(笑)。僕はほぼほぼ緊張しないタイプで、緊張してもステージに立った瞬間、大丈夫になる人なので。こればかりは運動神経みたいなものなのでどうしようもないです。自分の力で頑張ってください。応援してます(笑)。


――続いてはMayuさんへ。「ずっと仲良くさせていただいていて、一緒にご飯を食べに行ったり、お買い物に行ったりしているので、プライベートでよくお話しするんですけど、歌っている時と普段のギャップが激しくて。おしゃべりするまではクールな女王様系なキャラだと思っていました。常にアゴが上を向いてるみたいな(笑)。だから最初にお話しした時はビックリしました。自分のことをギャグ製造マシーンって言ってて。なので、何でそんなにおもしろいことがポンポン出てくるのか、知りたいです」。

Mayu:こちらこそいつもお世話になってます。おもしろいと思ってもらえていたのならうれしいです。私は自分で笑いを取りに行かなきゃいけないという状況下で生きてきたので(笑)。女子校育ちというところも大きいのかも。終礼前に他のクラスに入っていってやるだけやって帰るとか日常茶飯事だったので(笑)。それが染み付いているというのもあるかもしれませんが、更にこのみちゃんが話しやすいから私の地の部分が出やすいんですよね。


――あと「私がライブなどで使える、鉄板のギャグを作ってください」というお願いも。

Mayu:ああ、鉄板のギャグですね。

Tom-H@ck:そんなに簡単に(笑)。


――でも関西人の鈴木さんがおもしろいとお墨付きのMayuさんですから。

Tom-H@ck:そうか!?

Mayu:考えて、何個かこのみちゃんに提出してみます。

宣伝担当:「リゼロ」で同じステージに立つ機会があったら、やってもらいましょう! 反応もそこでわかるし。

Mayu:いいですね!


――Tom-H@ckさん、不安そうな表情ですけど?

Tom-H@ck:慣れっこなので見守るだけです(笑)。


<次ページ:次回登場の小林裕介さんと高橋李依さんへ質問!>

(C) 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
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