音楽
Run Girls, Run!1stアルバムへの軌跡と現在地|インタビュー

『Run Girls, Run!』1stアルバム『Run Girls, World!』への軌跡と現在地|インタビュー

『プリティーシリーズ』と『RGR』

――2018年は『スライドライド』のリリースに続き、『キラッとプリ☆チャン』の放送がスタートした年でもありますね。

林:私にとって『キラッとプリ☆チャン』はターニングポイントと言ってもいいくらいの作品だと思います。今、いろんなイベントや番組に出ることができているのも、『プリ☆チャン』のお陰ですし。

それに『プリ☆チャン』がスタートしたタイミングで上京もしたので。そういった意味でも、私の人生そのものが変わった時だなって思います。

厚木:私は声優になれたら『プリティーシリーズ』に携わりたいと思っていて。声優として作品に参加できたり、『RGR』として主題歌を歌うことができたのが本当に嬉しかったです。

『キラッとプリ☆チャン』OPテーマ『キラッとスタート』の裏側をインタビュー
※2018年のエイプリルフール企画のから派生した『RGR』のセルフインタビュー企画。メンバーならではの切り口がユニークでいい取材となっています。
 

――声優としての夢が叶った瞬間?

厚木:そうですね。私、オーディションの時から青葉りんかちゃんを演じたいと思っていたので。役が決まった時は言葉にならないくらい嬉しくて。こんなに自分に合うキャラクターがいるんだって思ったくらいでした。これからも沢山の役を演じたいと思っているんですけど、とても大切なキャラクターになりましたね。

――それは素晴らしいことですね。

厚木:今は、小さな子どもたちが『プリ☆チャン』を楽しんでいる様子を見るたびに、私自身が夢を追いかける側から夢を届ける側になったんだなって思うんです。ちょうど、『キラッとスタート』のタイミングくらいかな。本当に意識から変わった時期ですね。

――夢を見せる側になった側になった、と。森嶋さんは当時を振り返ってみていかがですか?

森嶋:『ガーリー・エアフォース』や『プリ☆チャン』で主題歌を歌わせていただく機会が増えた時期ですよね。声優として作品に出演している分、楽曲の表現については色々と課題があった印象があります。

――『ガーリー・エアフォース』の『Break the Blue!!』は非常にカッコいいサウンドに仕上がっていましたね。

森嶋:そうですね。私自身は可愛い楽曲の方が好みではあるんですけど、カッコいい曲の方が歌いやすいんですよ。そうした方向性に気づくことができたのも、『Break the Blue!!』のタイミングくらいだったので。本当に役柄含めて新しい自分の可能性を見つけられたなって思います。


『RGR』TVアニメ『ガーリー・エアフォース』のOPテーマ『Break the Blue!!』インタビュー
※森嶋優花さんが初センターに立つという3人の新しい可能性を魅せた『Break the Blue!!』。アフタートークで語っていた森嶋さんが写真集を出すという目標が叶う日が楽しみです。
 

――ちなみに、この時期で想い出に残っている大失敗を厚木さんの方からお聞かせいただきたいのですが、何か思いつくものはありますか?

厚木:え!? 大失敗はありすぎちゃって逆に何を言えばいいのか悩みますね(笑)。2018〜2019年くらいだと……。タイムリーな感じなんですけど、先日『プリ☆チャン キラッとセレクション セレクション2「ふみだせば花ひらく!」』が放送されたじゃないですか。

――はい。拝見しました。

厚木:本当に恥ずかしいんですけど、全然上手く演じられなくてブースで泣き出すっていう……。今思うとありえないなと思うんですけどね(笑)。

林:『プリ☆チャン』は全員一回は……ね。

森嶋:そうだね……。

――なるほど。当時ってアフレコ収録自体の経験が浅い時期でしたものね。林さんは当時を振り返って思いつくエピソードはありますか?

林:そうですね……。『AnimeJapan2018』が浮かびました。

厚木:(ハッとした表情をして)うふふ。

林:当時の私たちからすると『キラッとスタート』って最高に難易度が高い楽曲だったんですよ。それで、本番前日に残って練習していて。そしたら、あっちゃんが泣き出して(笑)。

厚木:うふふ(笑)。パフォーマンスのリハをやった時に全然納得のいくものができなくって。初披露だし、プロとしてちゃんとやらなくちゃいけないのは当然ですよね。その時、「完璧にやらなきゃ!でも、完璧になんてできない!」みたいな気持ちになっちゃって。

今思えば、完璧さだけを追求したパフォーマンスって求められていなかったんですよね。デビュー当初のフレッシュさや私たちらしさがしっかりとお客さんに伝わるほうが大切だと思うので。という前フリがあって、その後に……なんだよね?

林:そう! あっちゃんが泣き出しちゃって。「完璧さを求めつつ、もっと頑張ろう!」って気を持ち直したんですけど。その後にMCの話になったんですよ。

森嶋:(完全に思い出した表情)あはは! あれだ(笑)。

林:MCで『RGR』のことを知ってもらおう!と思ったら急に私が切羽詰まっちゃって。そしたら、急に涙が出てきたんですよ。

――え!?

林:びっくりしますよね。「全然面白いこと言えない!」って言いながらわんわん泣いちゃって。今思えばどうしてこんなことになってるの?って感じなんですけど(笑)。

――だって、ステージイベントのMCなので、ほぼ自己紹介がメインですよね(笑)。

林:そうなんですよ。そもそも求められてないんですよね。別に面白いギャグをやってくださいとかそういう場でもないですし。それなのに、面白いことを言わなくちゃ“切られる”って勝手に勘違いしてテンパってました(笑)。

あっちゃんが「大丈夫だよ?」って慰めてくれてるのに「(面白いネタが)できてないから!」って返しちゃったし。半ギレで泣いちゃってたよ。あの時はゴメンね。

厚木:大丈夫だよ(笑)。

――お披露目イベントの前日夜に起こった事件ですが、ここまでリーダーの名前が全く出ていません……。森嶋さんは一体何を?

森嶋:私は次の日の本番直前30分前に泣きました!

――!?

森嶋:前日のリハの時は耐えていたんですよ。むしろ涙の一つもなかったくらい。なのに、一番大事な当日の本番直前に泣いちゃうという。

――メイクさん大変じゃないですか。

森嶋:本当にそうですよ(笑)。

厚木:びっくりしてたよね〜。当日って『プリ☆チャン』と『RGR』のステージがあったんですけど、もっちーは『プリ☆チャン』のステージの前から泣いてたんだよね。『RGR』のステージはまだ先なのに。

森嶋:そうそう(笑)。

厚木:私とはやまるは新曲を初披露するプレッシャーで泣いちゃったんですけど、もっちーは『スライドライド』の入りが歌えないから泣いちゃったんだよね?

林:そうだ! あの時、スランプに入っちゃってたんだよね。

森嶋:よく覚えてたね……。そうなのよ。『スライドライド』の歌い出しが全然できなかったんだよ(ドヤッ)。

林・厚木:(笑)

森嶋:今では克服してるけど。多分ね『AnimeJapan』っていう大きなイベントに出ることのプレッシャーがあったんだと思う。

林:リハでステージに立った時にお客さんが入っていないからこそ分かる会場の広さはあるよね。

厚木:圧倒されちゃってたよね。

RGR!の可愛さがギュっと詰まった新曲「キラッとスタート」をライブ初披露【AJ2018】
※こちらが話題に上がった『AnimeJapan2018』のステージイベント。裏側でそんなエピソードがあったとはつゆ知らず原稿を書いていました。
 

――そんな裏側があったのですね。では、ちょっと時間を進めて2019年の夏にいってみましょう。『Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!』が開催されました。

林:2周年ライブから私たちの担当カラーが決まったんですよね。この時から、より3人それぞれの立ち位置がハッキリしてきた気がします。この時は、セトリやグッズまで色々自分たちでアイデアを出し合ったりして。改めて、もっと自分たちで動いていくべきなんだなって思ったステージでしたね。

厚木:それまではライブを一生懸命やることだけに精一杯で。でも、『Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!』を通じて3人のユニゾン、コーラスの一体感や楽曲の表現についての話し合いまでできたんだよね。この時のライブはすごく印象に残ってるなぁ。

「Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!」夜公演レポ
※超満員札止めの会場でとにかく熱気が凄かった。昼・夜公演共に大きく盛り上がった印象が残っています。
 

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