実写映画『弱虫ペダル』公開記念W小野田坂道インタビュー｜永瀬廉さん、山下大輝さんがお互いの演技やキャラクター・作品共通の魅力を語る！

アニメソングを歌って坂道の原動力を実感♪

――お2人は同じ役を演じられているということで、それぞれご自身が感じる小野田坂道の魅力、キャラクターについて教えてください。

永瀬：うらやましい部分でもあるのですが、坂道くんは意図せず、愛されるキャラクターですよね。

人を惹き付ける不思議な魅力や、役割を与えられた時に強さを発揮するところなど、実力以上のものを毎回、限界を越えて出してくる部分が一番の魅力だと思います。
山下：本当にその通りだと思いますし、とにかく期待以上に頑張ってしまうところを応援したくなる魅力が、この子ならではだと思います。

正直、そこまで頑張らなくても……と思うくらい、心配してしまうくらい頑張ってしまう。
ということは、すごく目が離せない存在につながっているんじゃないかなと思います。

永瀬：（首を縦に振って強く同意）。

山下：金城さんも言っていましたが、坂道はレースを重ねる度に意外性を見せてくれる、「そんなことまでしちゃうの!?」という驚きをいつも届けてくれるので、演じていて勇気づけられるところもありました。

毎回、すごくパワーを秘めた子だなと感じさせてくれるところが、好きなところでもあり、魅力でもあると思います。

――劇中にも出てくるアニメソングは、重要な場面で坂道に力を与えてくれる歌ですよね。今回、永瀬さんも歌われたということで感想を教えてください。

永瀬：実は歌っていたら……すこし複雑な気持ちになったのですが、「カッコよすぎるよ」、「もっと坂道くんっぽくして」と三木監督からディレクションをいただきました。

自分ではかなり崩して歌っているつもりでしたが「もっと坂道くんらしく」と言われて……意外と上手にできなかったんですよね。

――自然と、歌っていてもカッコよくなってしまうんですね。

永瀬：と言われそうかなと思ったので、自分から話すのは嫌だったんです（苦笑）。

一同：（笑）。

永瀬：意外と大変でした。歌っているシーンもたくさんあるのですが、なんか照れますね。

山下：NGになったバージョンも聴いてみたいですよね（笑）。

永瀬：アニメと映画では、曲のメロディなど少し違うらしいですよ。

山下：そうなんですか？　すごく気になる～！

――山下さんは疲れた演技をしながら歌う難しさがあったと思いますが、永瀬さんは実際に自転車をこぎながら歌うのはどうでしたか？

山下：歌えるものなんですか？

永瀬：厳しい状況でも自転車を漕ぎながら坂道が歌っているというシーンは本当に大変でしたが、息切れしながら、完璧に歌う必要がなかったこともあったので「無理」という程ではなかったですね。

山下：そうなんですね。

――山下さんが歌われた時はいかがですか？

山下：実際は歌いながら山道を登れるものなのかとか、いろいろ思いながら歌っていました。

坂道は笑って楽しそうに登れているし、むしろこれが原動力だよなという気持ちで、この曲を歌いながら抜いていくパワーもあって。

永瀬：実際、収録していると楽しくなってきて、本当にスピードが上がっていった感じでした。

山下：ブーストされてる（笑）。

永瀬：この歌は素晴らしいです！

一同：（笑）。