『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season：スバル役 小林裕介さん×オットー役 天﨑滉平さんが第2期1クール目を総括｜インタビュー後編

『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作：長月達平／KADOKAWA刊)の2nd seasonの前半戦も遂にラスト！　『リゼロ』のキャストはこの2nd seasonをどのように感じ、演じているのか？　アニメイトタイムズでは連続インタビュー企画をお送りしてきました。

最終回となる第8弾はスバル役の小林裕介さんとオットー役の天﨑 滉平さんの対談を前後編に分けて、お届けしていますが、今回はその後編です。衝撃の38話「泣きたくなる声」を振り返りつつ、2nd season後半への意気込みを語っていただきました！

スバルが本当の気持ちがわかり、死に戻りの頼らない方向へと変わった転機になった38話

――先日放送された38話(2nd season13話)の「泣きたくなる声」を振り返ってください。

スバル役 小林裕介さん(以下、小林)：今までスバルを一番苦しめていた元凶と相対することになりましまね。クールの後半になって、死に戻りを利用してやろうと思ってから、感情が薄くなってきているなと感じていたんです。それこそ36話「死の味」でロズワールから「取返しがつくものと君は思っていないか」と指摘された通り、怒っているし、悲しんでいるけど、心のどこかで死に戻ればいいと考えているのだとしたら、演じる上でどうしたらいいんだろうと迷っていました。

しかし今回サテラから「あなたが死んでしまうと悲しむ人がいることを忘れないで」と言われたことで、本当は死にたくないんだとはっきり自覚して。スバルの想いがまたリセットされたことで、ここから戦い方もガラっと変わってくると思います。

あとスバルはエキドナではなく、サテラの手を取りましたが、「俺が必ずお前を救ってみせる」という言葉がなぜ出てきたのか？　そしてサテラも「いつか必ず私のことを殺しにきてね」という言葉が出てきたのか？　きっと2人にだけ通じた何かがあって。今まで恐怖の対象だったものが救わなければいけない対象になって。複雑すぎて処理に困るというのが正直な感想で。そして最後にすべてを持っていくオットーですよ(笑)。

スバルを殴って、「友達の前でカッコつけるのなんてやめちまいなよ。ナツキ・スバル」のひと言で2nd seasonの前半が終わるという……最初の20分くらいの俺の苦悩を最後の数分で全部持っていかれました！

オットー役 天﨑 滉平さん(以下、天﨑)：そんなことないですよ！　

小林：でも転機となる回だったなと思います！

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衝撃的なラストシーンのほか、天﨑さんにとって印象深かったもう1つのシーンとは!?

――衝撃的なラストシーンで、「これで終わるのか!?」と思った人も多いのでは？

天﨑：あのシーンで2nd seasonの前半が終わることを知ったのは収録直前くらいで、長月(達平)先生から「すごいシーンで終わりますよ。頑張ってください」と告げられて、「ウソ！」とすごくビックリしました。原作を読んだ時から「このシーンが来たらすごく気合を入れなくては」と思っていたけど、そこに前半戦の締めくくりというのも乗っかって……。

32話「ユージン」の時にスバルから友達だと認められて嬉しさはあったものの、スバルはオットーに全然頼ろうとしないんですよね。もちろんスバルが100%頼れない理由はあるけど、オットーはそれを知らないので、何で頼ってくれないんだというモヤモヤや怒りが最後に爆発して。こんな終わり方をして、皆さんは気になると思いますが、既に僕らはその先も収録しているので……とんでもないことが起こることは間違いありません。

あと言霊の加護によって、パトラッシュと話すシーンがあって。今までも物語の中でオットーはやっていたことだったけど、僕にとってはオットーが初めて動物の声で話すシーンだったので、すごく考えました。きっとここで出したものが今後、オットーが動物の声を出す時の基準になると思ったので。見てくださった方はどう感じられたのか、知りたいです。

小林：似すぎていて、どっちがしゃべっているのか、絵が動いていなかったらわからなかったよ。

天﨑：元々、パトラッシュの声があったので、参考にしつつ、ちゃんと会話しているように聞こえたらいいなと思ってやったので、嬉しいです。

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