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冬アニメ『バック・アロウ』5つの見どころを紹介

谷口悟朗監督×中島かずきさんの超強力タッグが送る完全新作! TVアニメ『バック・アロウ』5つの見どころを紹介

3.壁に囲まれた世界「リンガリンド」には謎がいっぱい。壁の外には何があるのか?

本作の舞台となるのは、「壁」に囲まれた世界であるリンガリンド。リンガリンドを囲む壁は神のような存在として崇められてそこで暮らす人々も独自の価値観をもっており、壁の外には何も存在しないと信じられています。

本作の主人公であるバック・アロウは、その存在しないはずの“壁の外”からやってきた人間。

リンガリンドには、「知」こそ人の誇りであると考えるリュート卿和国と、「武」こそ人の誉れであると考えるレッカ凱帝国という、対照的な2つの大国が存在しており、2国のどちらにも属さない、辺境のエッジャ村にバック・アロウがやってきたことで、本作の物語は幕を上げます。

バック・アロウは壁の外の世界を目指すのですが、イレギュラーな彼の存在をめぐり、リュートとレッカの2つの大国も動き出すことになります。

なぜ壁によって囲まれているのか、人々の間で知られる、天から降ってくる宝「ラクホウ」の存在など、リンガリンドは何かと謎が多い世界。

中島さんがシリーズ構成を手掛けた『天元突破グレンラガン』では、獣人の支配によって人類が地下に追い込まれるという、ディストピア的な世界観が描かれたのですが、中盤でその構造が実は地球を守るためであったという衝撃のどんでん返しが用意されていました。

謎が多い本作の世界観にも、驚きの真実が隠されているのではないかと期待が膨らみます。

4.記憶喪失の主人公、バック・アロウを中心に、魅力的なキャラクターが多数登場

個性的なキャラクターが多数登場することも、本作の大きな魅力の1つ。

前述の通り、本作の主人公であるバック・アロウは、壁の外からリンガリンドにやってきた存在ですが、彼自身は記憶の大半を失っており、自分の名前すら覚えていません。

なぜ彼は壁の外から来たのか、彼自身は何者なのかなど、リンガリンドの世界観と同様に、バック・アロウ自身も不明な部分が多く、ミステリアスなキャラクターとなっています。

その一方でバック・アロウは、公開されているPVを見るに、正義感が強く、困っている人は放っておけない熱血漢で、「こいつならなんとかしてくれそう」と思える、頼もしい存在でもありそうです。

谷口監督は『コードギアス』のルルーシュや、『ガン×ソード』のヴァンなど、人気の高い主人公を多数生み出していますし、中島さんも『天元突破グレンラガン』のシモンとカミナ、『プロメア』のガロなど、アツいキャラクターを魅力的に描くことに定評があり、バック・アロウも非常に魅力的なキャラクターとなるのは間違いありません。

5.ブライハイトは、信念が実体化したロボット! 個性的な能力と迫力のメカアクションにも注目

これまで、多数のロボットアニメをヒットさせてきた谷口監督と中島さんですが、本作にも「ブライハイト」と呼ばれるロボットが登場します。

ただし、このブライハイトは『機動戦士ガンダム』や、『マジンガーZ』などと異なり、人間が作ったロボットではなく、バインドワッパーという腕輪を装着した人間の信念を具現化したもので、変身ヒーローと巨大ロボットの中間にあたるような描き方がされています。

さらにブライハイトは、「その人間の信念に関連して様々な形状になることも特徴。

キャラクター達がどんな信念をもち、それがどうブライハイトに反映されるかかが自然と楽しみになる作りなのも、本作ならではの要素と言えます。

そんなブライハイトのデザインを担当した天神英貴さんは、『機動戦士ガンダム』や『マクロス』シリーズなどのプラモデルのボックスアートを中心に活躍、『ナイツアンドマジック』や『スーパーロボット大戦T』でのデザインも手掛けた、メカニック系に長けたデザイナー。

本作のブライハイトは、機械とも有機物とも異なる、かなり独自性の強いデザインがなされており、ロボットアニメファンにとって必見です。

また制作を担当するスタジオヴォルンは、『からくりサーカス』や『うしおととら』など、アクション面で定評のある新鋭のスタジオでもあります。ブライハイト同士の迫力の戦闘アクションにも期待大です。

超豪華なスタッフ陣が手掛ける、期待の新作オリジナルアニメ『バック・アロウ』。すでに連続2クールでの放送が決定しており、かなり気合の入った作品として制作されていることが伺えます。まもなく始まるバック・アロウ達の旅路を、是非その目で見届けていただきたいです。

[文/米澤崇史]

 

TVアニメ『バック・アロウ』作品情報


 

放送情報

2021年1月8日(金)24:00 から TOKYO MX ほかにて放送開始
■TOKYO MX・群馬テレビ・とちぎテレビ・BS11
1月8日より毎週金曜 24:00~

■ABC テレビ
1月9日より毎週土曜 26:30~

■AT-X
1月11日より毎週月曜 21:00~
 

配信情報

■ABEMA
1月8日より毎週金曜 24:00~(地上波同時配信)

■dアニメストア/dアニメストア ニコニコ支店/dアニメストア for Prime Video/GYAO!/Amazon プライム・ビデオ/ニコニコチャンネル/バンダイチャンネル/Hulu/J:COM メガパック/TELASA/TSUTAYA TV/Video Market/DMM.com/music.jp/FOD/ひかり TV/U-NEXT/アニメ放題
1月11日より毎週月曜 12:00

■ニコニコ生放送
1月11日より毎週月曜 23:30~
 

あらすじ

リンガリンド。その地は、壁に囲まれた世界。

壁がその地を覆い、守り、育み、育てた。壁は神――それがその大地、リンガリンドの根幹である。

ある日、リンガリンド辺境の地「エッジャ村」に謎の男「バック・アロウ」が現れる。

アロウは記憶を失っているが、自分が「〝壁の外〟からやってきた」ことだけはわかると言う。

記憶を取り戻すために壁の外を目指すアロウだったが次第に、自身をめぐる争いに巻き込まれていく――
 

 

スタッフ

監督:谷口悟朗
シリーズ構成・全話脚本:中島かずき
キャラクター原案:大高忍
キャラクターデザイン・総作画監督:菅野利之
ブライハイトデザイン:天神英貴
CGアクションスーパーバイザー:山根理宏
音楽:田中公平
CG制作:ダイナモピクチャーズ
撮影:チップチューン
背景:スタジオワイエス
アニメーション制作:スタジオヴォルン
 

主題歌

オープニングテーマ:LiSA「dawn」
エンディングテーマ:斉藤朱夏「セカイノハテ」
 

キャスト

バック・アロウ:梶裕貴
アタリー・アリエル:洲崎綾
エルシャ・リーン:小澤亜李
ビット・ナミタル:小野賢章
カイ・ロウダン:置鮎龍太郎
シュウ・ビ:杉田智和
レン・シン:潘めぐみ
フィーネ・フォルテ:小清水亜美
プラーク・コンラート:小松未可子
バーク・リーン:河本邦弘
ソーラ・アシン:関智一
アニー:上田麗奈
ジム:松本沙羅
トム:永瀬アンナ
サム:長縄まりあ
ゼツ・ダイダン:堀内賢雄
テイ・ホウワ:三宅健太
バイ・トウアツ:稲田徹
ゴウ・ザンガ:檜山修之
 
公式サイト
公式ツイッター(@backarrow_info)

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