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鈴木崚汰&総合Pたちが語る『AnimeJapan 2021』の魅力とオンライン開催への想い

鈴木崚汰さんと総合プロデューサー2人が語る『AnimeJapan 2021』の魅力とオンライン開催への想い

1日3800円という破格のチケット!

鈴木:開催に踏み切っていただいてすごく嬉しいです。ただ、オンラインということで、どう変わっていくんだろう、と。以前からメインステージなどは何個か配信でやっていたものもあったので、なんとなく想像はつきますが、ほかにどんなことが変わるのかがすごく気になっています。

寺田:一言でいうと、「開かれた場所にする」ということ、オープンになるということですかね。

結果論ですけど、以前から一部は配信されていたんですよね。地方の方や現場に行かなくても視聴できましたが、それって本当に一部で。大部分は一切観れない、会場に来てナンボのイベントだったのは確かなんです。

それをなるべく全部ネットに上げよう、拡散しよう、というのが今回の成長と考えていて。それが前提にありますね。

鈴木:ライブ配信で全ステージを中継する、ということでしょうか。録画ではなく?

寺田:アーカイブも残すつもりです。一日で観放題なんですよ!(記者を見て)これ、太字にしておいてください(笑)。

鈴木:でも凄いですね。太っ腹。

寺田:全部で30強のステージがあるのですが、それが2日合計で観放題になるんですね。そうやって考えるとけっこう安いほうだと思います。更に2日間通しチケットもご用意しており、300円お得な7300円という設定にしています。

鈴木:破格です。

寺田:普通のイベントだと、4000円くらいで2時間半くらいの枠を観ていただく感じで。うちも含め(笑)。

中嶋:それに比べると本当に安い!

鈴木:換算すると1ステージ200円とかですもんね。

中嶋:リアルタイムで観ていただくのももちろん、閉場後はアーカイブもどんどん上げていきますので、2日間寝ずに観ていただければ(笑)、全ステージ網羅できると思います。

寺田:テレビで言うザッピングですよね。なんでも観れるようにする、というのがオープンな手法かつ、一番分かりやすいと思います。

鈴木:改めて考えるとすごく豪華ですよね。初回から本当に飛ばしてますね。

中嶋:そうですね。「リアルで来ている人とオンラインの人の差をなくしたい」みたいな意見がこうなったきっかけだと思います。

現地の人だけが体験できる、オンラインの人だけが体験できる。そういった要素は極力排除したいな、と思っていて。じゃあオンラインでやるなら、リアルでやってることはぜんぶ観れるようにしたいと。

寺田:金額設定は、配信というスタイルが広まったタイミングでもあったので、やっぱりなんとなく各社さんの金額感があって、それを参考にしていますね。

中嶋:でも各社口を揃えるように「これお得だよね」と言ってます。

2021のテーマは「繋ぐ」

鈴木:そうだ、今年のテーマについてもお聞きしたいです。

寺田:中嶋さんと委員会がスタートした最初に今年のテーマを話していたんです。5周年ごろから毎年ひとことテーマを付けるような流れになっちゃって。6年目が「ロック」、去年が令和の「和」に掛けて「和」だったんです。

今年は8年目で、この8を横にして「∞」がしっくりくるなと。それともうひとつ、今年はチャレンジの年、正解が分からないからこそ、つなげる年だと。そこで「繋ぐ」をテーマにしました。

言い方は良くないかもしれないですけど「礎」というか、今年やったことを来年、再来年続けていこう、というのは最初の骨子を決めるに当たって決めたことですね。

世界でもなかなかないイベントというか、こんなにメーカーやスタジオ、関係者が集まっているイベントはほかにはないと思うので、なくしちゃいけないな、と。今後につなげるためにも、今年やることを糧にして、来年以降も“続けて”いくことが大事なのかな、と思います。

中嶋:たとえば、今年はオンライン画面を見ている形になりますけど、数年後はVRのヘッドセットを付けてバーチャルで体験いただく、みたいに形になっているかもしれませんし、コロナとは関係なくオンラインというものは続けていくべき内容だと思っています。

特に今年は『鬼滅の刃』のブームで、下の年代はもちろん、上の年代の方もアニメに注目してくれた年だと個人的には感じていて。それだけアニメには力があると思いますし、オンラインを継続していくことで、リアルの会場には来れないおじいちゃん、おばあちゃんも来てくれるような時代になったら嬉しいですよね。

寺田:そういう手段になっていくためにも、今年があるのかな、と。ある意味で今年が基準になってくれたらというか。たぶん装いがガラッと変わると思うんですよ。いつもならワチャワチャしていて、前日夜12時まで施工が終わんないブースがあったり、みたいな(笑)。

鈴木:裏話だ(笑)。

寺田:あはは(笑)。当日も朝、目が血走った宣伝担当が走り回ってるとか。ああいう現場は好きなんですけど、たぶん今年は違うんだろうな、と。

それはそれでいいと思うんですよね。成功するところもあれば、失敗するところも絶対あって、それを来年以降につなげていくことが大事なのかな、と思います。

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