Netflixオリジナルアニメシリーズ『天空侵犯』新崎九遠役 関根明良さん×スナイパー仮面役 梅原裕一郎さん対談｜地上波ではできない表現やバトルも心もよく動くアニメ

高層ビル群を舞台に、生き残り、兄と再会するために襲い来る様々な仮面と戦う女子高生、遊理たちの姿を描いたサバイバル・アクションアニメ『天空侵犯』(原作：三浦追儺さん、漫画：大羽隆廣さん)が現在、Netflixにて全世界独占配信中！
※隆は「生」の上に「一」

個性的なキャラクターたちによって繰り広げられる過激なバトルや表現はNetflixならでは。 “領域”と呼ばれる世界の謎が次々と解き明かされていくストーリー展開にも注目が集まり、早くも話題になっている作品です。

注目度が上がり続ける今、新崎九遠役の関根明良さんとスナイパー仮面役の梅原裕一郎さんというキーキャラクターを演じる2人の対談をお届けします！

グロテスクさもありながらポップやギャグもあり、謎を解いていく楽しさがある作品

――作品に初めて触れたときの第一印象、また原作や資料等をご覧になった感想をお聞かせください。

新崎九遠役 関根明良さん(以下、関根)：オーディションを受ける時に初めて原作を拝見しましたが、「血がいっぱいで、しかも飛び散ってるなぁ（…）」というのが第一印象でした(笑)。確かにグロいですが、謎が解き明かされていく過程が楽しくて、気が付いたらどんどん読み進めていましたね。九遠ちゃんはお気に入りのキャラクターだったので、演じることが決まった際は嬉しかったです。

スナイパー仮面役 梅原裕一郎さん(以下、梅原)：スナイパー仮面のお話をいただいて、資料や原作を読ませていただきましたが、僕も関根さんと同じく血がすごいなと(笑)。そしてグロテスクな部分もありつつ、ポップさやギャグもあって。また何の前情報もないまま、いきなり物語が始まって、少しずつ謎が明らかになっていくところがおもしろいなと思いました。

――緊張と緩和のギャップが激しい作品ですよね。

梅原：主人公の遊理が切迫した状況なのに、のんきな部分があったり。

関根：そのうえ、かなりブラコンな性格！お兄ちゃん愛があふれ過ぎていてすごいですよね(笑)。

梅原：そんな緩急も魅力的でおもしろい作品だなと思います。

お嬢様だけど芯が太い九遠とクールに見えるが中身は年相応のスナイパー仮面

――ご自身が演じられているキャラクターの印象とご自身との相違点をお聞かせください。まず関根さんが演じる九遠の印象を。

関根：“お嬢様”という第一印象なのですが、何気に芯が太くて、大物感があるなと。もし私がこの世界に飛ばされてしまったら、きっと立ちすくむだけになってしまうと思うんです。なので、自分から仮面に話しかけにいく彼女とはまったく違うと思います(笑)。

――生死をかけた殺伐とした世界の中で1人、おっとりしていて異質な存在にも見えますね。

関根：ぽやぽやしていて緊迫感はゼロと言ってもいいかもしれません。演じる時も、たかたまさひろ監督から「何も怖がらないでください」と言われましたね。

――では梅原さんが演じるスナイパー仮面の印象は？

梅原：顔が見えず、最初は敵のような登場の仕方だったので、「この人は悪者なのかな？」と思いました。でも回が進むごとにお話にも深く絡んできて、徐々に記憶も取り戻し、人となりもわかってきたらカッコつけているだけだったという(笑)。

実は高所恐怖症だったり、本当の姿は年相応で等身大なんだなと。僕も人からよく「動揺しないね」と言われますが、実際はハラハラドキドキしていることが多いので、そこは似ているかも。スナイパー仮面も実はモノローグで動揺している様子が結構見えたりするので、そういったところは似ているかなと思います。