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『ARIA The BENEDIZIONE』OP&EDテーマを歌う牧野由依インタビュー

『ARIA The BENEDIZIONE』OP&EDテーマを歌う牧野由依さんインタビュー|『ARIA』シリーズに抱く感謝と想い

2021年12月3日(金)より、全国ロードショーとなる『ARIA』アニメシリーズ最新作にて最終章の『ARIA The BENEDIZIONE(アリア ザ ベネディツィオーネ)』。同TVアニメシリーズのOPや挿入歌を歌い続けてきた牧野由依さんが、本作ではOP・EDの両方を担当しています。

OPテーマ「エスペーロ」、EDテーマ「ウンディーネ~2021 edizione~」が収録されたCD『エスペーロ』は、劇場公開に先駆け、12月1日に発売となりました。

アニメイトタイムズでは、このたび収録を終えた牧野さんにインタビューを敢行。牧野さんが抱く『ARIA』シリーズの思い出や、かつてご自身が歌った「ウンディーネ」新録の感想など、『ARIA』に向けた様々な想いを語っていただきました。

楽曲の試聴はコチラから

皆さんに「おめでとう」「おかえり」と言ってもらえてうれしかった

──『ARIA』シリーズ最新作にして最終章となる『ARIA The BENEDIZIONE』にて主題歌を担当されることになりました。ご自身としても久しぶりに「ARIA」シリーズにかかわることになりますが、まずは今回のお話が決まっての感想をお聞かせください。

牧野由依さん(以下、牧野):「まさか歌わせていただけるとは思っていなかった」というのが正直な感想です。『ARIA』シリーズはTVアニメの三部作でオープニングテーマや挿入歌を歌わせていただいていましたが、そこから巣立っていった感が自分的にはあったので、すごくうれしいという気持ちと、驚きと、あとは周りの方に受け入れてもらえるのだろうかという不安もあったりして。うれしいんですけど複雑な、一言では言い表せないような感情になりました。

──複雑な思いになるのは、それだけ『ARIA』シリーズへの思い入れが強いからということでしょうか?

牧野:私の2ndシングルが最初のTVシリーズのオープニングテーマだった「ウンディーネ」なので、アーティスト牧野由依として生きてきたこの15、6年の間、ずっと『ARIA』で歌わせていただいた歌と一緒に歩んできていることになります。私の歌手人生で欠かせない存在というか、その存在の大きさは時間が経ってからも感じます。

──今回の劇場版の主題歌を牧野さんが担当されると発表になったときはどんな反響がありましたか?

牧野:すごく楽しみにしてくださる方が多かったですね。周りの方も温かくて、「おかえり」と言ってくださったりして。私自身は去年の4月くらいにこのお話をいただいて、やっぱりうれしいことだから、いつも応援してくださっている方にはすぐ伝えたいという気持ちがずっとあるなかで、しばらく黙っていないといけなかったという(笑)。なので「やっと伝えられた」という喜びがあって、それを皆さんに「おめでとう」と言ってもらえたり、「どんな曲か楽しみ」みたいな期待のお声をいただけたりしたのはすごくうれしかったです。

──「おかえり」とか「おめでとう」という言葉をもらえると、それだけで泣いてしまいそうですよね。

牧野:私も初めてマネージャーから話を聞いたときに、その場で号泣しましたから。「監督も『ぜひ歌ってください』と言ってくださっているみたいなので……」と言われて「本当ですか!?」って。すごくびっくりしましたね。

──楽曲をもらったときの、最初の印象はいかがでしたか?

牧野:オープニングテーマの「エスペーロ」に関しては、窪田ミナさんの曲を歌わせていただくのも久しぶりだったので、帰ってきた感というか、すごく懐かしい感じもありました。『ARIA』で窪田ミナさんの曲というと2008年の「スピラーレ」以来になりますね。なので、素直にうれしかったですし、その後に「難しいなあ……」と(笑)。

──やっぱり難しさはあるんですね。

牧野:窪田ミナさんの曲はすごく美しくて、私も大好きなんですけど、「このメロディーを歌うときにオケでその音が鳴りますか?」というのがたまに鳴っていたりとか、メロディーの音がバックのコード楽器の中になかったりとかするので、そこがいつも楽しくもあり、難しさを感じるところでもあり。その感覚自体もすごく久しぶりだったので、聴いていてワクワクしちゃって、何回も聴いていました。

──歌う側としてはご苦労があるようですが、聴いている側としてはとても心地よくて。

牧野:そう言っていただけると安心なんですけど、楽しく歌えるようになるまでには要所要所で工夫していかないといけないことがあるので、それは昔から変わらないなという感じがしましたね。

──歌詞も今回がシリーズ最新作にして最終章ということを踏まえて聴くとエモい気持ちになるというか、いろいろな思いが込められているはずなので「エモい」という言葉で済ませていいのかなという気もしますが……。

牧野:でも「エモい」がいちばん適している言葉だと思いますよ。私も特に2番とかは、いつも泣きそうになりながら歌の練習をしていましたから。1番はわりとフラットに歌えたんですけど、1サビ辺りでいろんなことが走馬灯のようによみがえってきて、2番がエモ散らかしているというか(笑)、そんな感じに思えてしまって。

──たしかに思い出を振り返るような歌詞ですからね。

牧野:そこで振り返りすぎると自分が歌えなくなるなと思って、語り部みたいな気持ちで優しく歌っていきたいなというアプローチにしようかなと、そのときに思いました。

──感情を入れ込みすぎないことが大事ということですね。

牧野:押しつけがましく歌っちゃいそうで。でも『ARIA』の曲は今までもそういうところがあったなと、あとから振り返って思い出しました。どちらかというと主観ではなくて、いろんな状況だったり心情だったり、自分以外のところのものをしっかりと汲んで伝えるというか、大事なことは「決して自分が主人公ではない」というところですかね。

──エンディングテーマは「ウンディーネ」を新録した「ウンディーネ~ 2021 edizione ~」になっているということで。

牧野:「ウンディーネ~ 2021 edizione ~」はオケをまったく新しいバージョンで録っているんですけど、その音源データをいただいたときに、入っていた仮歌が「ウンディーネ」をリリースした2005年当時の私の声だったんですよ。2005年の私と、今録ったばかりの演奏が合体している状態のデモだったんですけど、それがすごくうれしくて、何とも言えない気持ちでした。言葉にするのは難しいんですけど、「これを超えて、いいものを作りたいな」という気持ちにも駆り立てられて。

──昔の自分がライバルみたいな感じですね。

牧野:それを皆さんにも聴いていただいているし、何回も聴いていると歌い方とか耳に残っていくじゃないですか。なので、大事なものをなくさずに、それでも時を経て自分が得てきたものは表現できたらいいなあというところで「ウンディーネ」は歌いたいなと、そのとき思いました。本当に難しいことですけどね。私がレコーディングで「ウンディーネ」を歌うのは15年ぶりらしいんですよ。そんなに経っていると思わなくて、私も大人になっちゃったんだなと(笑)。その衝撃もすごかったですね。

──そもそも「ウンディーネ」を新録すると聞いたときはどう思われましたか?

牧野:これもやっぱり「歌っていいんですか!?」という感じですね。劇場版のエンディングで「ウンディーネ」を使うというのであれば、当時のものをそのまま使っていただくのがおそらくベストなんだろうなというなかで、「新しいもので」と言っていただけたということは「何か変わっているものがあってもいいよ」と言われているような感じもして。自分の中でも、この「ウンディーネ」という曲を歌うにあたって必要で大事にしないといけないことはあるけれども、前の歌い方のコピーになるのもよくないだろうなと。やっぱりデビューしてからのこの16年という時間のなかで何度も歌ってきて、いろんな方に聴いていただいて、きっと変わってきたものもあると思うし、よくなってきたこともたくさんあるだろうというところにちょっと自信をもって、そのまま今の自分で、素直な気持ちで歌わせていただきました。

──作品のなかでキャラクターが成長してきたように、歌も成長してきたと。

牧野:いや、でも、これはもう聴いていただくまではドキドキがありますね(笑)。

──ぜひ劇場で流れてくる歌を聴いてほしいというところでしょうか?

牧野:先日、試写を見させていただいたときに、「ウンディーネ」が流れてきた瞬間にもう私はダメでした(笑)。涙が止まらない感じで、私の斜め前の席に西村ちなみさん(アリア社長役)がいらっしゃって、ちなみさんも同じタイミングで涙を抑えられていましたね。劇場で映画をご覧いただく方にもまっさらな気持ちで、身を預けて見ていただいて、思いのままに涙を流していただけたらと思います。

デビュー当初は毎日ずっとふわふわした感じでした

──今回はせっかくの機会ですので、2005年に「ウンディーネ」をリリースされた当時の思い出やエピソードもお聞かせいただければと思います。

牧野:私のデビューシングル「アムリタ」(『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』エンディング主題歌)が2005年8月18日にリリースされて、8月末にリリースイベントをしているんですけど、そのリリイベが舞浜であったときに「新曲です」と言って「ウンディーネ」を歌ったんですね。なので、「ウンディーネ」は舞浜の潮風を感じながら歌ったという印象がとても強くて、その潮風がすごく気持ちよく、自分のなかでアニメーションの世界観とリンクしているように感じたんです。作品と歌が1枚の絵になる瞬間って、こういう気持ちなんだなって。

あとはデビューが決まったときに「8月に『ツバサ』の劇場版の主題歌でデビューします。その後10月にTVアニメの主題歌がほぼ9割がた決まりそうです」みたいな状態でお話をうかがっていて、そんなシンデレラストーリーみたいなことが自分の身に起こるとは思っていなかったので、その期間は毎日ずっとふわふわした感じでした。でも、自分の技術が明らかに追いついていないのはわかっているので、壁にぶち当たったりもして。それと、当時ラジオをやらせていただいていたんですけど、発売日を皆さんにお伝えするときに使っていた語呂合わせがこの16年間ずっと残り続けています。「豆腐が一番、ウンディーネ」って。10月21日だったんですけど(笑)。

──そこから16年後にまた「ウンディーネ」を歌う未来が来るとは、その当時はさすがに想像していませんでしたよね?

牧野:まったく! 歌を続けていられるとも思っていなかったですね。当時、大学生だったので、自分の将来というよりもまず目の前にあることを、言い方はよくないですけど処理していくという。そういうなかで、お仕事という感覚は当時からあったとは思いますが、今考えると足りていないところはたくさんあったなと。あと、もしかしたら今回の歌に出ているといいなと思っているのですが……、私もだいぶ丸くなりました(笑)。

──デビュー当時の牧野さんともよくお仕事させていただいていましたが、そんなにトゲトゲしていた印象はありませんけれど……。

牧野:もともと気質的に気が強いので、一生懸命になればなるほど尖っていたと思うんですよね。そういう当時はなかったような自然に出る優しさみたいなものが、今もあるかどうかはわからないけれど、歌に乗っているんじゃないかなと自分で自分に期待しています。

──「ウンディーネ」の後もシリーズ第2作『ARIA The NATURAL』の「ユーフォリア」、第3作『ARIA The ORIGINATION』の「スピラーレ」などを歌われています。

牧野:「ユーフォリア」はレコーディングのときに歌い出しの「窓から~」の「ま」の音から当てていくのがすごく難しくて、それをすごく覚えています。要はレコーディングするときに「歌う前に声を出してはいけないんじゃないか」とか、当時の自分は勝手にルールを作っている部分があったんですけど、そのときに「音が取りにくいんだったら、その前に声を出していていいよ」と言われて少し気持ちの余裕が出てきたというか、いろんなところに目を向けられるようになったんですね。

私は本当に素人の状態で歌の世界に飛び込んでしまったので、レコーディングとか現場を踏ませていただきながらいろんなことを覚えていって、ただがむしゃらにやっていたところから少しずつ技術的なこととかも吸収できるようになっていったのがちょうど「ユーフォリア」くらいの時期だったかなと。「スピラーレ」は、歌詞がちょっとせつないんですよね。これでシリーズも最後で、本当に終わっちゃうんだなあ……という寂しさを歌から漠然と感じていたというか。

──「エスペーロ」でも寂しさを感じられましたか?

牧野:いや、それがないんですよ。ずっと不思議な気持ちなんですけど、自分がハッピーだからなのかな?とも思ったりして。「エスペーロ」は明日が楽しみになるというか、それこそ『ARIA』的な考え方なのかもしれないですけど、未来とかっていう長いスパンではなくて、今が続いていくことが奇跡というか、欲張らない幸せというか、そういう温かい気持ちになれる、キラキラとした曲だなと思っています。

──「明日が楽しみ」とか「今が続いていくことが奇跡」とか、まさに『ARIA』に出てくるセリフのなかにもありそうな、いい言葉ですね。

牧野:『ARIA』は名言がいっぱいありすぎますからね。今回の予告でもさっそく好きな言葉がありまして、「持たざる者に与えられた武器はただひとつ、あきらめない力だけだ」という。あれが刺さって、速攻で携帯にメモりました(笑)。たぶん「あきらめない力だけだ」っていうのが今の自分の状況ともいろいろ重なって、これも10代のときと変わった点だと思うんですけど、言葉の重みの感じ方が違うなって。『ARIA』の色あせない魅力というのはその部分だと思っていて、いつの時代に見てもちゃんと刺さっていくというのが本当にすごい作品なんだなと、今回改めて実感しましたね。

──【YUI盤】にはもう1曲、「きみの鳥は歌える」という曲が収録されます。こちらの聴きどころを教えてください。

牧野:これは一言で言うと、牧野由依として新しい扉を開いたなという感じがする曲になりました。こういう楽曲にチャレンジしたことって、あまりなかった気がするんですよね。

──歌詞も大人っぽい感じがありますよね。

牧野:この曲は「再会」がテーマというか、ポイントにしていただきたいというお話を最初にさせていただきました。こうやって『ARIA』という作品に私が再会できたということもあるので、それがこのシングルを通して感じられるといいなと思って。そのうえであまり色恋がにおわない感じというか、でも大人っぽいビターな感じが欲しいです、とお願いしたんです。歌い方としても一本芯の通った部分とか、自分自身の中にある我の強さとか(笑)、そういう牧野由依としての人間性を織り交ぜながら歌った感じです。

──また、この曲は弾き語りを想定した曲ということで、伴奏のピアノも牧野さんご自身が演奏されていて。

牧野:ピアノは結構、頑張りました(笑)。「ジャズっぽい響きがあるとうれしいです」とアレンジのリクエストをお伝えしたんですけど、弾くのは難しかったですね。「あ、なるほど。サビでこんなにピアノ動きます?」っていう。でも、ピアノと歌だけで成立しているので、ピアノがとても心地よくて、弾いていても楽しくて。その楽しさみたいなものは乗せていいよというふうにディレクションでもいただいたので、のびのびと楽しく弾かせてもらっています。

──ジャケット写真やアーティスト写真も「『ARIA』といえば……!」というものになっていますね。

牧野:ジャケットが公開されたときに、皆さん「このゴンドラ、持ち込んだのかな?」とかおっしゃっていましたね。撮影したのは意外と波がある日で、船の上に立つというのが体幹トレーニングみたいでした(笑)。デザイナーさんが「ウンディーネ」のときからお世話になっている山田章吾さんという方で、山田さんとも久しぶりにお仕事させていただいて、打ち合わせのときにも話が盛り上がっちゃって、なかなか本題に入らないという(笑)。「ウンディーネ」の頃は人見知りもあって大人の方に対してお話をさせていただくというのもあまり出来なかったんですけど、今はもう人見知りも直ったので、いろんな方とコミュニケーションを取りながら、ジャケットものびのびと気持ちよく撮っていただきました。

──白い衣装も素敵です。

牧野:『ARIA』の歌のジャケットは白っぽい衣装が多いかもしれないですね。透明感はいつも大事にしていただいたような気がします。たぶん今回の劇場版のイメージカラーとも合わせているのかな? 赤がちょっと夕暮れ感みたいなものを出していますね。遠目に見ると「ウンディーネ」のジャケットともどことなく雰囲気が似ているところがあって、オススメとしては「ウンディーネ」「ユーフォリア」「スピラーレ」「エスペーロ」とジャケットを並べて見ていただきたいなと。私は並べます(笑)。感慨深いものがあると思います。

──牧野さんの成長の軌跡をぜひご覧いただきたいということですね。

牧野:私は今35歳ですけど、大学生から30代半ばって、人生のなかでいちばん変化のある時期だと思うんですね。自分自身を振り返ってみても、大学に入学してすぐから、卒業してお仕事だけで食べていかないといけないというシビアな時期も経験し、結婚し、これから出産もするので、そういう大事なターニングポイントのときに『ARIA』という作品がずっといてくれる状態というのが、すごく幸せだなと思っています。

──牧野さんご自身が幸せだと思われるのと同じように、今回また牧野さんの歌声が聴けてうれしいという『ARIA』ファンも多いと思います。改めて、ファンの方へのメッセージをお願いします。

牧野:12月3日から公開される『ARIA The BENEDIZIONE』が本当に素晴らしい作品でして、映像もきれいですし、そのなかで今回歌わせていただいた楽曲をすごく素敵に使っていただいています。私個人としては歌わせていただく前に複雑な気持ちだったり、驚きだったり、うれしさだったり、いろいろありましたけど、映像と合わせて、すべてが本当に素敵なものになっているので、一度と言わず何回も見に行きたくなっちゃうと思うんですよね。なので、皆さんも己の気持ちに素直になって、何度もご覧いただけたらなと思います。

また、「ウンディーネ」という曲は河井英里さんに作詞をしていただいていて、今はもう英里さんにお会いすることはできないですけど、届くといいなと思ってレコーディングのときに歌っていました。英里さんだけじゃなくて、いろんな方の心のどこかに必ず残るような、そういう曲に新しいバージョンの「ウンディーネ」がなったらいいなと思っているので、ぜひ劇場で聴いて帰ってください。そして、自分の心に抗わずに涙を流してください。

CD情報

発売日:発売中
価格:ARIA盤……1,320円(税込)、YUI盤……1,540円(税込)

<収録内容>
ARIA盤
1.エスペーロ 作詞:松浦有希/作曲・編曲:窪田ミナ
2.ウンディーネ~ 2021 edizione 作詞:河井英里/作曲・編曲:窪田ミナ
3.エスペーロ c inema ver.
4.エスペーロ without YUI 5. ウンディーネ~ 2021 edizione without YUI

YUI盤
1.エスペーロ 作詞:松浦有希/作曲・編曲:窪田ミナ
2.ウンディーネ~ 2021 edizione 作詞:河井英里/作曲・編曲:窪田ミナ
3.きみの鳥は歌える 作詞:岩里祐穂 作曲:大田原侑樹 ピアノアレンジ:川田瑠夏
ほか、各曲のwithout YUIも含む全6トラック収録。

アニメイト特典

ARIA盤

L判ブロマイド(アニメイラスト)

L判ブロマイド(アニメイラスト)

YUI盤

L判ブロマイド(アーティスト写真)(複製サイン&コメント入り)

L判ブロマイド(アーティスト写真)(複製サイン&コメント入り)

発売記念YouTube LIVE特番が開催!

『ARIA The BENEDIZIONE』作品情報

イントロダクション

未来形ヒーリングストーリー蒼のカーテンコール《最終章》へーー

『あまんちゅ!』の作者としても知られる天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。

単行本累計465万部、関連書籍累計82万部が発行された本作は、2005年に『ARIA The ANIMATION』としてアニメ化。

その後も、2006年に『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年に『The ORIGINATION』が制作され、原作コミックの雰囲気そのままの優しい世界が数多くのファンを魅了しました。

そして、TVアニメの1stシーズンから10年目の2015年には『ARIA The AVVENIRE』、15年目の2020年には『ARIA The CREPUSCOLO』と、メモリアルイヤーを祝福するかのように新作が公開。「蒼のカーテンコール」と銘打たれ再び動き出した奇跡の刻は、ファンの想いという“願いの種”の芽吹きによって、3つの物語を生み出すに至りました。

その最終章となるのが、姫屋のメンバーを中心に描かれる完全新作アニメーション『ARIA The BENEDIZIONE』。

天野こずえ描き下ろしの原作をもとに、前作と同じく総監督・脚本:佐藤順一、監督:名取孝浩、アニメーション制作: J.C. STAFFの布陣で制作されます。

水の惑星を舞台に紡がれてきた、過去・現在・未来を繋ぐ想いの軌跡ーーそのフィナーレを、ぜひ劇場で見届けてください。

あらすじ

長い冬を迎えたネオ・ヴェネツィア。寒空の下、合同練習をしていたアイ、あずさ、アーニャの3人は、いつもと様子が違う晃の後をつけたのをきっかけに水先案内人ミュージアムを訪れることになりました。

出迎えた館長の明日香は、姫屋の伝説的なウンディーネとして知られる晃の大先輩。二人は姫屋の創業時から大切に乗り継がれてきた1艘のゴンドラの継承者でもあるのですが、晃の話によると、次の乗り手として期待される藍華にはその気がないというのです。

納得がいかないあずさは、どうしてなのか理由を探ろうとするのですが……。

スタッフ

原作:天野こずえ「ARIA」(ブレイドコミックス/マッグガーデン刊)
総監督・脚本:佐藤順一
監督:名取孝浩
キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子
美術監督:氣賀澤 佐知子(スタジオユニ)
色彩設計:木村美保
撮影監督:間中秀典
音楽:Choro Club feat. Senoo 
OPテーマ:「エスペーロ」牧野由依
EDテーマ:「ウンディーネ~2021 edizione~」牧野由依
音楽制作:フライングドッグ
音響制作:楽音舎
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:松竹
配給:松竹ODS事業室

キャスト

藍華・S・グランチェスタ:斎藤千和
晃・E・フェラーリ:皆川純子
あずさ・B・マクラーレン:中原麻衣
水無灯里:葉月絵理乃
アリシア・フローレンス:大原さやか
愛野アイ:水橋かおり
アリア社長:西村ちなみ
アリス・キャロル:広橋涼
アテナ・グローリィ:佐藤利奈
アーニャ・ドストエフスカヤ:茅野愛衣
出雲 暁:野島裕史
アルバート・ピット:渡辺明乃
愛麗・S・グランチェスタ:平松晶子
明日香・R・バッジオ:島本須美

 
公式サイト
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