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『タモリ倶楽部』上坂すみれがゲスト出演【番組レポート】

『タモリ倶楽部』に上坂すみれさんがゲスト出演! アニメ背景のプロが、渾身の一枚や悲しき日常を吐露!? “3秒しか使われない”悲しい宿命に上坂さんは……?【番組レポート】

2021年12月10日放送の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)に、アニメを支える“背景さん"たちが集結! 

声優の上坂すみれさん、最近朝ドラでアニメーター役を熱演した麒麟の川島さんとともに、アニメを支える“背景さん"たちの仕事、悲しき日常に迫りました。

渾身の背景! しかし、放送では3秒だけ……

スタジオでは、アニメにおける背景の重要さをタモリさんに力説する上坂さんと川島さん。タモリさんは『千と千尋の神隠し』を挙げ、建物の描き込みが印象深いと語ります。また上坂さんは、アフレコ中はキャラクターの表情を見ることに集中しがちで、背景にはあまり目が行っていないのだとか。今回はそんな慣れ親しんだようで、詳しくは知らない背景の世界を、その道のプロをゲストに解き明かします。

ゲストとして、背景専門会社「Bamboo」より背景一筋のベテラン・竹田悠介さん、ふたり目は同じく背景専門会社の「スタジオ・イースター」より美大卒の前田有紀さん、最後はアニメ制作会社「ジェー・シー・スタッフ」より孤高の背景マニアだという黒田友範さんが登場。早速、ゲスト陣がこれまでに手掛けた背景が紹介されることに。

竹田さんは映画『泣きたい私は猫をかぶる』より、猫だけが住む島「猫島」のカット。ファンタジー感ある一枚でありながらも、足場の組み方がリアルであったりと、ほかのゲストも絶賛しました。

前田さんは『ブラック クローバー』より、魔神の骸骨が目を引く霧がかった村。物語冒頭に登場するカットということで、今後の期待や不安を霧で演出したのだとか。

ちなみに、この背景についてコメントを求められた上坂さんは、『ブラック クローバー』のオーディションに落ちたとボソリ。しかし、今回のような形で携わることが嬉しいと笑顔を見せました。

黒田さんは『とある魔術の禁書目録』でおなじみの、JR立川駅をモチーフにしている学園都市。実在する街にオリジナル要素を加えた一枚に、タモリさんは興味津々に背景を眺めていました。

改めて背景さんの仕事内容について深堀りしていくと、様々な工程があるアニメ制作において背景は非常に重要な役割であることが明らかに。アニメ1話に対して200〜300枚の背景が必要になるそうで、平均5〜10名のスタッフが携わっていると説明されます。

そしてVTRでは「ジェー・シー・スタッフ」に潜入したカメラが黒田さんの作業風景に密着。早速、作業道具にフォーカスが当たりますが、そこに鉛筆やブラシはありません。それもそのはず、現在はペンタブを用いたデジタル作画が主流だそう。多彩なブラシを使って様々な質感を表現できたり、素材を複製することができたりと、作業効率が良いのだと黒田さんは語りました。

番組はそんな黒田さんにオリジナル背景をオーダーしていたそう。気になるそのイメージは「テレビ朝日の屋上から見えるセントラルパークの風景」で、スタジオのタモリさんたちにお披露目すると、広大な一枚に一同圧巻といった様子を見せました。

そんな背景さんたちの凄さが伝わったところで、今度は「背景さんの悲しき日常」について。最初に竹田さんは、周囲に背景の仕事をしていると言っても中々伝わらず、微妙な反応が返ってくるのだとか。加えて、アニメを作っているなら「キャラクターを描いて」というリクエストにも応えられないことがあると切ない表情を見せました。

前田さんは1日かけて描き上げた背景が、放送では3秒しか使われていなかったという切実な叫び。しかし、それは日常茶飯事で、尺の調整で短くされがちだという話も。これに対して上坂さんは「私たちが早く喋れば……」と笑いを誘いました。

最後に黒田さんは、リアルな風景を見ていると修正したくなるという、もはや職業病とも言える悩みが。番組ではそのほかにも、背景さんならではのこだわりや裏話、お気に入りの背景に関する話が飛び出しました。

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